概要
批評=批判のスタンスの先輩、体育会系並みの実力主義な部の雰囲気、そして同期はまさかのネッ友だったーー!?
激動の3年間を綴ったノンフィクションをあなたに。
※実話ですので、主人公のぼくを含むさまざまな人物にヘイトが向くでしょう。それでも、この小説を読んで生まれた攻撃的な感情はぼく以外には向けないようにお願いします。お前も最低なやつだな! はまあ確かに納得できるので大丈夫です。笑
【スペシャルサンクス】
T師、いつもモチベをくれるIさん、ぼくらがネッ友だと知れるきっかけをくれたJさん、その他Twitterの全てのフォロワー
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!彼が大学の文芸部なのかぁ……
文芸部を作品内に出したかったのでその研究で読み始めました。この作品に出てくるのは飽くまでも作者が体験した文芸部の姿でしかないのですけど、それでもこう言う文芸部のあるのだなと大変参考になりましたね。
一人の想像で作り上げたものではない現実の出来事。だからこそ予想もつかないしリアリティがあって良かったです。夢中になって読みましたもの。読み終えた後に感じたのは、いい作品を読ませてくださりありがとうございましたと言う感謝の気持ちですね。
作品に文芸部を出したい人は、この作品を読んで参考にするといいですよ。色々なヒントが散りばめられていますから。 - ★★★ Excellent!!!事実は小説より奇なり
登場人物の性格の濃さ、方言を含んだ発言のリアリティ、大袈裟な描写はないけれど表皮一枚下の激情をたしかに感じる心理描写。
文芸部に所属していたことはないのですが、主人公と一体化するような読み味であり、また「文芸部とは、大学とはこんな雰囲気なのか」といった未知の世界を味わえる部分もあり、徹頭徹尾飽きることなく、とても楽しく読ませて頂きました。
中盤までは問題児な先輩方との戦いの日々や心の葛藤が描かれていて、ハラハラドキドキしながら読み進めたのですが、後半の穏やかな文芸部で、自身の問題と向き合っていく主人公の静かな姿勢が、一番心に残りました。最後の小説とあとがきは、本当に「よかった……よかったね…続きを読む - ★★★ Excellent!!!胃薬片手に過去を偲ぼう
大学で文芸部に入部してから退部するまでの三年間を濃密に描いたエッセイ。
仲間たちとの出会い、先輩たちとのぶつかり合い、その果ての”革命”……まさに「激動」の文芸部ライフでした。胃をキリキリさせながら最後まで読みました。
自分が文芸部に所属していたとき、他の大学の文芸部の活動風景を知る機会なんてありませんでしたし、それが普通だと思っていました。他大学の活動を見学しに飛び込んでいく行動力……とても驚かされました。過去の自分に足りなかったもののひとつです。あと、あんな田舎までご足労いただき恐縮です。
合間合間に挟まれる小説は、それを書いた経緯や書いているときの心情、そして部内での評価ま…続きを読む - ★★ Very Good!!原石同士がぶつかり合い 若々しい火花が散る
学生時代の文芸部を振り返る作品として上梓された本作は、筆者の恐怖と葛藤と戦意とが荒々しく表現されている。
拝読しながら、私も高校時代の自分を思い出し、気恥ずかしさと共に青年期に持っていた自分の姿が蘇ってきた。
それは摩耗した今の自分から見れば笑い話である。
しかし、悔しさを握りしめ過ぎて歳を取った私の目には、宵闇に咲く花火のように鮮やかで羨望として映るものである。
誰しもが通る道であるだけに心へすとんと収まるのだが、それはそうした心情を活写できる筆者の技量に裏打ちされている。
それと同時に、個人的にはこれをもう十年先に見詰め直した作品を読んでみたいという興味からレビューを書かせていただいた…続きを読む