中途半端なエロは拷問だと知った俺ですが、木曜日の放課後はお祓いに行こうと思っています。
8人のチート級な協定の前に、俺の精神はおかしくなりそうだった。中途半端なエロは拷問。精神を病んでしまう。これではいけない。木曜日の放課後、俺はお祓いに行くことにした。
近所の有名な神社。子供の頃は毎日のように来ていた。懐かしい思い出だ。ここへ来るのは久し振り。前に来たのは先週の土曜日、5日振りってことになる。だから、今週の火曜日から新しい巫女がいるってことを知らなかった。
そういえば6歳くらいの頃、同い年の巫女さんがいた。といっても単なるレイヤーさんだったんだけどね。お祓いにと言ってまだ全くない胸を俺に押し付けてきた。今のまりえや葵がやってることは、あの頃のレイヤーさんと変わらない。
そのときに俺は確信した。レイヤーさんは将来絶対にちっぱいだって! ま、当たるか当たらないかを知ることはできないんだろうけど。
お祓いは5種類用意されていた。ファイヤー系・アクア系・ツリー系・マテリアル系・ガイア系だ。名前から察することができたのはファイヤー系とアクア系。他はさっぱり分からない。変なのだったらイヤだなぁ。
そこで、係の人に聞いてみた。対応してくれたのは、新しい巫女さんだった。見事過ぎる金髪ロングストレート、しかも爆乳!
「ツリー系のお祓いは木刀で100回の殴打です。悪魔払いに最適です」
聞いておいてよかった。100回殴打は厳しい。それに、悪魔払いは間に合っている。
「マテリアル系は鉄の刀で1回の斬です」
「ざん? 斬られるの!」
「はい。経ったの1回ですが。除霊に最適です」
除霊は必要かもしれない。けど、斬られるのはイヤ。イヤ過ぎる。
「ガイア系は3日間の生き埋めです。女神降臨にご利益があります」
それは魅力的! けど、冷静に考えて間に合わない。明日出発だもの。
「困ったなぁ。一応聞くけど、ファイヤー系って火の輪くぐりかな」
「いいえ。棺ごとガスバーナーで焼きます」
ムリムリムリムリ、ムリーッ! イリュージョンかよ。予想より過激! ご利益も平凡で、金運アップだそうだ。割りに合わない。
「アクア系しかなさそうだな。どんなのだっけ?」
「はい。落差2メートルの滝に打たれます。ご利益はラッキースケベ上昇です」
えっ、俺にぴったりじゃん。それだよそれ! 俺は2つ返事でアクア系に決めた。俺のために用意されたようなお祓いだもの!
「では、本当に滝行でよろしいのですね!」
「もちのろん」
「分かりました。では装束に着替えていただきます。着付けはサービスです」
なにっ! 俺は着付けを1人でできるんだけど、折角のサービス。お願いすることにした。着付けてくれるのは、受け付けてくれた新しい巫女さん。爆乳娘だっ! 楽しみでしかたがない。
ところが、困ったことに巫女さんは着付けの素人だった。正確にいうと男性の着付けを全く理解していなかった。だから、あーだこーだと言うけど、全部左右が逆だった。これなら自分でやったほうがマシ。俺は業を煮やして言った。
「あのー。この装束だと、こうしてこうしたほうが……。」
「えっ? そんな方法があったんですね。知りませんでした」
「そうなんです。これが和の美ですね」
「巫女服と巫女装束って、似て非なるものなんですね」
着付けなんて普通、若い女の子がするものじゃないし、しかたがない。巫女服は洋服と基本的な作りは一緒だからね。けど、どうして巫女服のはなしになったんだろう。ま、いっか。
気を取り直して、いざ、滝行! そのときに巫女さんが言った。
「では、まずは私が手本をお見せします!」
いやいやいや。ムリなさんなって。俺はノーサンキューって答えたんだけど、巫女さんが聞かない。どうやら汚名を返上したかったみたい。任せてみようか。
「ではでは。打たれさせていただきます」
はいはい。どうぞどうぞ。俺はしばらく様子を見ることにした。そうしたら、とんでもないことが起こった。滝に打たれる度に、巫女さんは嬌声を上げた。どうやら、滝の水が巫女さんの敏感なところにジャストミートしたみたい。
「はぁあ、うぅぅぅぅぅん。あっはぁん、んんっ!」
聞いてられないよ。俺は耳を塞いでさらに様子を見た。するとしばらくして巫女さんの表情が穏やかになった。よかったよかった。
と思ったのも束の間。巫女さんを見てびっくり。装束が水に濡れ透けている。そして、ピンクのブラジャーがくっきりと浮かび上がっていた。何という眼福! 何というラッキースケベ! 見事過ぎる。
俺は、さらに様子を見ることにした。
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