同じカエル様でしょうか。バッタ様までも。

 このエッセイで以前お伝えしたのですが、家の中で埃を纏うカエル様にお会いした約一週間後、ガレージの柱に巻きつけた緩衝材に下半身を埋めるカエル様をお見かけし驚きました。

 そこから更に一週間経ったかどうかの頃のことです。

 カエル様の件を面白かったのでお盆で帰省した娘にも伝えておりました。その娘が私の車を運転したあとに言いました。

 「カエル様居ったよ。運転席の窓のところに」

 「えっ、雨蛙かな。大きさはどうだった」

 「う~ん、雨蛙。小さかったけど」

 「もしかして同一人物、いや、同じカエル様かな」

 「それは、わからんけど」

 はい。確かに同じカエル様かどうかなんて見分けは付きませんとも。

 でも、私としては、同じカエル様であって欲しい。何だか、そこに拘ってしまいます。どうせならと。

 そんな思いをした翌日のこと。

 サンルームに干した洗濯物を取り入れていた時、頭に何か付いたようなこそばゆい気がしました。手で払うと逆の手に握っていたバスタオルに何かがとまりました。

 見ると青いバッタ様でした。

 一応網戸はあるのですが、カメムシやクモなどはお構いなしによくお越しになります。

 ですが、バッタ様は初めてのことで驚きました。もちろん、お外にはおられますよ。自然豊かですから。でもねえ、わざわざサンルームにお入りにならなくてもと思うわけですよ。


 最近は何だかいろいろとご縁があるようで。

 まあ、ラッキーということにしておきます。

 良いことがありますように。

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