目指すべきは、、、妖怪?
35歳になった頃、かなり落ち込んだ。今ならまだまだ若いと思えるのだが、当時の私は四捨五入すると40なんだという事実に喪失感に似た衝撃を感じていた。
しかし、40歳間近になった頃には開き直り目指すべき状態を決めた。
「よし、どうせなら素敵な40歳代を目指そう」と一人で呟いた。
次の50歳代は可愛いを目標にした。達成度は考えないことにして、とりあえずの目標を持つことは楽しい。
そして、アラ還となったこの数年の間もどのような60歳代を目指そうかと思いを馳せていたが全く想像できずにいた。
だが、先日友人とその内容についての会話をしていたら共通の知人の話題が上った。その御婦人は私よりも一回り以上年配の美人さんなのだけれど、知り合った20年以上前から外見がほぼ変わらずに若々しい。その御婦人を見てある人が言ったそうだ。「妖怪みたい」だと。
その話を聞いて思わず頷いた。確かに私もそのご婦人を目の前にしてその言葉が頭をよぎったことがある。もちろん、口には出さなかったけれど。
「目指すべきは妖怪」私と友人は声を揃えて言った。
しかしながら、妖怪とは外見だけでなく世渡りなども含めいろいろと奥深いかもと、あとで思った。
う~ん、これからは妖怪のような60歳代を目指そう。
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