概要
まずはクラス全員の裏アカを特定することにした。
これは、ささやかなチートを手に入れた少年ハッカーたちの、栄光と挫折の物語。
羽原紅子、16歳。誕生日に父親からSNSのバックドアツールを手に入れた彼女は、真っ先にクラス全員の裏アカをリストアップする。学校一の美少女も、クラスの頂点に立つ気に入らない女も、底辺で虐められる男子にも裏の顔がある。だが暴いた先には謎があり、おぞましい犯罪が渦巻いていた。
時は西暦2026年。世に氾濫するサイバーセキュリティ犯罪手段を用いて、謎と犯罪に立ち向かう紅子と仲間たち。ホワイトでもブラックでもない、大東京の少年探偵団――その名も東京グレイハッカーズ。
羽原紅子、16歳。誕生日に父親からSNSのバックドアツールを手に入れた彼女は、真っ先にクラス全員の裏アカをリストアップする。学校一の美少女も、クラスの頂点に立つ気に入らない女も、底辺で虐められる男子にも裏の顔がある。だが暴いた先には謎があり、おぞましい犯罪が渦巻いていた。
時は西暦2026年。世に氾濫するサイバーセキュリティ犯罪手段を用いて、謎と犯罪に立ち向かう紅子と仲間たち。ホワイトでもブラックでもない、大東京の少年探偵団――その名も東京グレイハッカーズ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!裏の顔を暴くグレーヒーロー登場。これは最高のサイバーエンタテイメントだ
ネットの闇。高度に発達したSNSツール。
主人公の女子高生はそんな世界に風穴を空けるツールを手に入れる。深淵にも近い人の裏側を覗いたとき、主人公が選んだ道とは?
文句なしに面白い。サイバーがテーマなのでかなり専門的な横文字が出てきますが、話の本筋はそこではなくヒューマンドラマ。横文字が苦手ならスルーしてもストーリーはしっかりわかります(勿論知ってるとより面白い)。
散りばめられた布石、センスの光る引き、そして圧巻の展開。
特に第二部の出来が素晴らしく、胸糞展開からのカタルシスは計算されつくされており、読んでいて気持ちが良かった。
一般文芸や文庫等が好きな人におすすめできる、高品質の小説で…続きを読む