「サマーウォーズ」のような作品を書く、というのが高校生の時からの夢でした。

　暑い夏を舞台に、成長と人の温かさを描いて、最後はみんなで熱くなれる。そんな作品をずっと書きたかったのです。

　サマーウォーズの主題は「家族」でしたが、夏の「仕事」をテーマに、仕事の中でも青春を描くことができたら凄い作品になるんじゃないかと思ったのが「Blind Blue」の始まりでした。あとは、春休みにアドベンチャーワールドで素晴らしいイルカショーを見たのが今思えば大きかったのかもしれません。

　しかし何より大変だったのが、僕に知識が全く無いこと！

　イルカなんか触ったこともないし、何より僕、泳げないし。

　筆が止まることも多かった、僕にとっては最大の挑戦作となった「ぶらぶる」（この作品の略称です）。予想を超えて多くの方に読んでもらえて、反響もいただいて、何より「感動した」と言っていただけるのが何より幸せでした。

　長らくのご愛読、ありがとうございました！　次回作にもご期待ください！　心から皆様に感謝を込めて。

2018/01/14　旭晴人

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