和団子

舞台は取り壊しが決まった廃墟。 勇敢な子供たちは、肝試しにいくことになりますが、そこには、、、。 ホラーならではの描写力と演出力で、最後まで怖がらせてもらえます。 振り向くのが…続きを読む

舞台は熱を出して寝込むヒロインの部屋。 語られる目線はお化け――なのでしょうか。 短編ながら、色んなことを想像させてくれるお話で、ヒロインの心を考えると胸が痛みます。 可愛ら…続きを読む

舞台は幼い頃に林間学校で訪れた古びた宿舎。 その宿舎にはなんとお化けが出るのだとか。 そんな噂話を姉から聞かされたヒロイン。半信半疑のまま進む集団生活は、ヒロインにとって噂話など…続きを読む

歪めたのは本当に夫婦関係だったのでしょうか。 『歪み』とはさまざまな解釈があって、それを巧みに表現された短編。 物理的なものから精神的なものまで、もしかしたら私たちも、一歩間違え…続きを読む

※前作を読んだ後に、こちらを拝読しました。 幼なじみが居なくなった。 小さい頃からずっと一緒で、いつしかお互いが異性として顔を合わせはじめたころに。 本作の主人公は、前作のと…続きを読む

海は、色んなことを想像させてくれます。 生命は海から誕生した、と知らない誰かが言っていますが、だからこそ、人は海に憧れ、挑むのでしょうか。 漂流した女性のアンドロイド。壊れかけ…続きを読む

平々凡々のサラリーマン。 しかし、彼は幽霊と暮らしていました。 それも、女子高生の。 最初は羨ましいと思っていましたが、幽霊の悲しい運命の前に、到底耐えきれないと次第に思い始めて…続きを読む

序盤、読んでいる最中は、タイトルの「飢え」の文字が恐ろしく思えておりましたが、実は……。

こういうアイディアが私にも欲しいです。

都市伝説のキャラクターたちが奮闘？する、まさに現代ホラーコメディ。

一話読むたびにそのアイディアに驚き、そして笑わせていただきました。

いつしか夢を見なくなった。
昔憧れていたヒーローから近所のお兄ちゃん。

その夢を昇華してあげるのが、物書きの一つの権利かもしれませんね。

お正月に初詣。 静かな街とは違い、境内は人や屋台で賑やか。だからでしょうか、それともやはり神聖な場所だからか、どこか非日常を感じてしまう。 主人公と目が合い、彼の後ろをかぽかぽと…続きを読む

幼なじみ？との再会。 しかし、カイくんは覚えていないどころか、雪女扱いをする。 かわいそう、、、と思っていましたが、ユーモア溢れる二人の会話についついニコリ。 ですが、物語はふと…続きを読む

そっか、あの子もこうやってここまでやってきたんだね。 この言葉がすごく印象に残っています。 360度見渡す草原。そこで見つけた大木という目標に向かい、少年は歩き、少女と出会う。 …続きを読む

女性への憧れは人外へ。 人道の壁とは、高いつもりで一度乗り越えかたを覚えてしまえば簡単です。 六郎太は女の生首を愛で、小心者から欲深い男となった。 本文中でもあったように、その後…続きを読む

一月の前に現れた謎の男、猪狩。 飄々たる猪狩は、巷で話題の「連続殺人事件」について語る。 これらの「接触」と、二人による事件の「推理」は一般ミステリではよくあるのですが、特筆すべき…続きを読む

法要のため、信州の温泉宿にやってきた家族たち。 旅館って非日常の癒しを感じる反面、寝静まった夜や、夕食前の宴会場なんかは寂しく思えちゃいますよね。 特に子どもは新しいことに敏感だか…続きを読む

目を離してはいけない。 単純なルールに思えて実は奥が深い。 作中でも描かれていましたが、人の往来や眠気、それらの障害が致命傷になります。 そしてオチ。オチはありました。 それも…続きを読む

呪い箱を主軸に展開する不可思議な現象と伝承。 それはまるで奈落の落とし穴のようで、底はいわゆる死を意味します。 簡潔でいて、引き込んでくれる文章と展開も勉強になりました。 願…続きを読む

二人が迷い混んだセカイは、死の国かそれとも夢の国なのか。 桐の祠で行った儀式は、二人を未知の世界へと連れていく。 そこで出会った少女――八千代と、奇妙な現象。記憶の改竄。 中盤…続きを読む

素っ裸になるのは、一つの手段であって、目的は突拍子も無いことをすること。 非常識。意外性。そうすることで、たちの悪い霊だとか、ストーカーだとかを追い払う。要は自分が被害に合っている…続きを読む

社会人一年目の主人公が手を出してしまったのは、墨ありの人たちの女性だった！ 関西弁の人情味溢れるアニキさん。 ひょんなことから、お好み焼きをアニキさんのために焼くことに。 美味け…続きを読む

流星群を見に行こう。 高校の卒業旅行で沖縄のとある島に向かった男女６人は、本来のツアーとは違った行程で、目的の島までやってきます。 海で囲まれた小さな島。あるものは生い茂った密…続きを読む

小説、ドラマ、映画――その他諸々の物語って、０から全てを作ります。 特に小説は文字だけで、そのお陰で読者それぞれの理想的な解釈が生まれますよね。 この物語の中では、神様と呼ばれる…続きを読む

結晶が魅せる、たった五分間の想い。 幻想的でメルヘンな数秒でも、削り続ければいいつかは無くなってしまう。 想いを聞きたい、知りたくても、終わってしまう切なさは計り知れませんよね。…続きを読む

独立した五話の物語は、すべてを通すと繋がりが見えてきます。 幼少期や学生時代に起きた不思議な体験。それらがまとまって、読み終える頃には一本の線として、物語を繋げてくれる。 付き…続きを読む

魅力的なキャラクターが光るお話です。 地球から転生した人。異世界を望んで新たな人生を歩もうとしても、運命を左右するのは最後は自分。 何をするのか。何がしたいのか。 謳歌するキャ…続きを読む

自分の容姿や性格、環境に不満があって、どうにかして変わりたい、と思う人ってたくさんいますよね。 むしろ、今の自分に満足できる人を探す方が難しい。 この物語の中では、少女は典型的な…続きを読む

現在の地球では、今でも戦争が起きてます。 大勢の人が死んで、大勢の人が悲しむ。でも、称えられるのは少人数ですよね。 世界の平和のため、己の命さえも惜しまない覚悟を持ったベティ。こ…続きを読む

高校生になって、外見だけ背伸びした幼馴染のギャル子。 一本の傘に入って帰る雨の日は、まさに青春そのものですよね。 スースーする辛いハッカ飴の味はもう慣れてしまった――。 その言…続きを読む

月明かりに照らされた丘の上――。 綺麗に照らされたその少女の姿が幻想的でした。 自分好みな世界観ということもあって、最後まで一字一句楽しませて頂きました。 綺麗すぎる少女の正体と…続きを読む

早熟な青い春の青春は、時に微笑み、時に怒り、時に悲しみ、そして忘れられる。 この物語の登場人物たちは、ある意味大きな事件のお陰で大人の階段を登れたのではないでしょうか。 たとえ、…続きを読む

直接このお囃子と関わりがあるかはわかりませんが、自分は雨の音が結構好きなんです。 どこかに出掛けなければならない時や、仕事がある時以外は、、、。 雨音を聞くとどこか落ち着く。そし…続きを読む

この物語を読んで、本当にたくさん勉強させて頂きました。 視線や妖怪の肯定・否定。 なるほど。確かにそうかもしれない、と。 ストーリー展開についても楽しませて貰いました。 二人の…続きを読む

菖蒲の花って綺麗ですよね。 実は、御作品を読んだ日のお昼頃、自分も菖蒲をテーマにしたお話を考えていたところで、作中の裕貴ではないですが、なんだかタイムリーな気がして、反面ドキリと…続きを読む

常川は本当に子どもを殺したのか。水本はあの時何を見たのか。 あの子はどうして呼ばれないと入れなかったのか。 どれも想像の域しかないけれど、ただ一つ、常川は子どもを殺し、子ども恒川…続きを読む

人に見せるための「仮面」は誰しもが持っています。 顔を全部覆う分厚いもの。目や鼻だけを隠す小さなもの。素顔そっくりのもの。 人によってそれぞれ違いはあるけれど、世の中の皆は必ず持っ…続きを読む

他の方々も多く述べられていらっしゃいますが、描写の仕方がシンプルなのに印象的で、シンプルだからこそ、読者それぞれの好きなように世界観を想像させてくれる。 言うのは簡単ですが、実際…続きを読む

この作品の面白いところは、悪魔の行動や言葉の他にも、作品のメッセージと申しますか、ただ「不法投棄は止めましょう」ではとどまらないところだと思いました。 神様の思惑と合致する。 …続きを読む

物語の臨場感が、セリフや文字から伝わる演出に驚きました。

テンポの良い展開のおかげですらすらと読むことができ、タイトルの意味が分かったときの感動は大きかったです。

クリスマスは、昔の思い出であっても綺麗に飾り付けてくれるんですね。 二人が今までどのような環境で、どのような人たちと成長してきたのか。 無事、再会できて良かった。 スミの変わり…続きを読む

和風ファンタジーの魅力的な雰囲気を感じました。 舞台、ストーリー、そしてキャラクターと、和風ならではの良さ、設定が組み込まれていたと思います。 最後、主人公凛紅の行動には、「熱…続きを読む

さてさて、今回はまさしく夏休み回でしたね。 今はすっかり冬ですが、だからこそ夏の暖かな(暑い)日々を思い出したくなります。 幻想的なロケーションなのに、テンションはいつもと変わ…続きを読む

登場人物たちの一人称視点で進む物語。 日誌による活動報告を交換ノート形式で進んでいきます。 文章にも人物の個性が出ていて分かりやすいです。 物語の展開に関係ない細部も楽しむこと…続きを読む

僕の家にも一匹の山猫がいます。 お腹が空くと上目遣いで見つめてきたり、遊んでほしい時はすりすりと寄ってきたりするのに、きゅうにぷい、とどこかへ行ってしまう。 気まぐれな我が家の…続きを読む

格安で借りれた家。 快適な暮らしぶりは羨ましかった。 後半までは……。 魔物の正体が、もし、万が一僕の想像する「アレ」と似ているものならば、どれほど安い値を言われても僕は住めませ…続きを読む

ショートショートの作品のなかでは無駄な物はなく、一話一話で新たな発見があります。 四話目を読んだとき、「こうでなくては！」と手を叩きました。 定番となり、むしろ避けたがる「どん…続きを読む

それぞれの話は、作者様が出会われた恐怖体験なのだと思います。 だからこそ、日常に潜む恐怖と申しますか、もしかしたら僕も知らぬ間に同じ体験をしてしまうのではないかと、余計に怖くなり…続きを読む

朝、鏡越しに十円ハゲを見つけてしまう。 中学生の、しかも女子となると多きなショックですよね。 これを隠し、改善しようと試みるも、その日に限って色々な出来事が起こってしまう。 …続きを読む

はじめはただの思い出話かな？ など考えていると、どうも様子が可笑しい。 怪奇小説らしく、徐々に分かってくる真相と、反してさらに濁っていく不気味な雰囲気。 子供達の特徴も個性があ…続きを読む

シュールなギャグのお手本のようなお話です。 一人称目線でかたられて、次第にその正体とオチが分かってくる。 人は一人では生きられませんから、出会いは必ずありますし、当然別れもあり…続きを読む