紀藤拓馬のもとへ都市伝説「呪いのプレゼント」が贈られてきた。彼の周りで次々と不幸が続くようになり、その話をオカルト研究部の久坂にするのだが……。魂贈(たまおくり)の風習にぞっとしました。久坂は最初単なる脇役かと思っていたのですが、すごい推理力に驚きました!人を呪わば穴二つ……まさにっ!
呪い箱を主軸に展開する不可思議な現象と伝承。それはまるで奈落の落とし穴のようで、底はいわゆる死を意味します。簡潔でいて、引き込んでくれる文章と展開も勉強になりました。願わくは、私のもとへ「呪いの箱」が来ないのとを祈っております。※この度は「お化け企画④」にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
呪いが強まってくる感じがドキドキしました。ミステリー要素が強く、短い中でもそう来るかと思わされて、楽しかったです。
とある相談、「呪いを解く為には箱の中身と同じ物を、贈り主に贈らなければならない」な〜んだ、簡単じゃん! 箱を"開け"て何が入ってるか見ればいいんでしょ?…………箱が…………開かない!そう、呪いを解きたくても、箱の開け方がわからない以上、呪い解きたくても解けない!この作品はホラーでありながら、ミステリーの要素が入っており、読者の好奇心をくすぐるユニークな仕上がりになっている!アイテムの使い方が上手い!ゴールは見えているのに、ゴールに至る段階が不透明。何とももどかしい!兎にも角にも、呪いって、怖いですね…………。
もっと見る