どこまでいっても自分は自分……のはず。

自分の容姿や性格、環境に不満があって、どうにかして変わりたい、と思う人ってたくさんいますよね。
むしろ、今の自分に満足できる人を探す方が難しい。

この物語の中では、少女は典型的な思想を持っていると思います。
変わりたい。でも怖い。どうしたら良いのか分からない。

そんな彼女に飛び込んできた、とある都市伝説。変わりたいと願う彼女にとっては、夢物語と躊躇するほどの余裕もなく、実際に変われたことの反響もあって、どんどんののめり込んで行っちゃいます。

そして最後。彼女は「変わりました」。

「変わりたい」と願う人たちにとって、その程度も人それぞれ。
どこまでが自分で、どこまで変わりたいのか。
底無し沼の欲望の先にあるのは、果たして自分なのでしょうか。


※この度は「お化け企画」に参加してくださり、誠にありがとうございました。