女子高生である「私」が引っ越した先。そこは曰く付きの部屋でした。隣に住む先輩にいつも公園に居るニート男。そして部屋で感じる妙な気配。冒頭の襲われる場面からラストまで、要所に散りばめられた伏線やミスリードなど、ミステリー要素も豊富です。部屋で起こる怪奇現象の描写も恐ろしく、私たちの日常に潜む身近な恐怖のようで読んでいていて鳥肌が立つこともしばしばありました。まさに本格的なホラーミステリー作品。皆さまもぜひお読みになられてくださいね。