概要
真昼の公園で行き会った歳上女性の嘘。五月の純不純文学
受験生の私は熱で早退し、高校の司書教諭である女性を公園で見かけた。晴天にも関わらず「雨が降っている」と携帯電話で嘘を話す彼女を訝かしむ。
そして十年後、地元に戻った私は、彼女が語った「雨」の意味を知る。
そして十年後、地元に戻った私は、彼女が語った「雨」の意味を知る。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!切ない雨音と色々と。
直接このお囃子と関わりがあるかはわかりませんが、自分は雨の音が結構好きなんです。
どこかに出掛けなければならない時や、仕事がある時以外は、、、。
雨音を聞くとどこか落ち着く。そしてちょっぴり切なくなることも事実です。
雨に期待を裏切られたことの方が多いはずなのに。
この物語では、その時代ごとの風景や人物で、ヒロインの心情を上手く描かれています。
題材である藤の花も、物語の哀愁を引き立てる。
晴れた日の雨音は、さぞかし綺麗な音なのでしょうね。
綺麗だけでなく、色々な物が詰まって、センチメンタルな気持ちにもさせてくれそうです。
素敵な物語をありがとうございました。
にぎた