「ぼくらのクリスマス」

作者 草詩

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★★★ Excellent!!!

僕たちは「良い子」じゃないから、サンタさんは来ない。だったら、クリスマスをぶっ壊してやろう。
穏やかじゃありません。
ちょっとずつ、少しずつ、皆のクリスマスを掠め取って……
「僕たち」は、悪い子でしょうか?
少なくとも「僕」は、自分を悪い子だと思っています。
「悪い子」だから、サンタさんが来てくれないの?
「悪い子」は、幸せを夢見てはいけないの?
読み進むにつれて、胸が苦しくなってゆく。
どうして?
どうして。 
どうして!

どうぞ彼らに祝福を。
冬に咲く大きな花が、いつまでも輝きますように。

★★★ Excellent!!!

クリスマスは奇跡の夜なんかじゃない。
誰にでも訪れる温かい夜であってほしい。


ツリーのてっぺんのお星さまは誰の心にも輝いているもの。
輝いていてほしいもの。

読み終えたときにきっとあなたの心にも温かいお星さまが輝きます。

ハッピーメリークリスマスを皆さまに。
素敵なプレゼントストーリーです。



★★★ Excellent!!!

物騒な事を言う子供がいる!ってびっくり。
押し付けられた価値観に逆らうように抵抗してみるものの子供は子供。無情な力に打ち勝つてず……。だから持てる想いもあるのかな。
ドキドキ、ハラハラさせられる展開に果たして最後は……
クリスマスの一夜をお楽しみください。

★★★ Excellent!!!

クリスマスにサンタクロースが自分のところに来たことがない少女と少年。
社会から弾き出されてしまいそうなところで生きている健気な二人が、「クリスマスをぶっ潰そうぜ!」ととある計画(というか悪戯)を実行します。

「サンタクロースは良い子のところにしかこない」と言う少女スミですが、彼女は「良い子」ではなかったのか。
両親の愛に育まれ、何不自由なく暮らしている子ども達のような「良い子」ではないかもしれませんが、彼女たちはそれでも日々を一生懸命生きている。
二人で遊んでいるときは、子どもらしく素直に目を輝かせて楽しんでいる。
そんな健気な二人が「良い子」じゃないなんて、いったい誰が決めるのでしょう。

彼らのもとに、サンタクロースは幸せをもたらしてくれるのか。
とてもピュアで少し胸が痛くなる、けれどもきっと最後には心が温かくなる、そんな物語をお楽しみください。

★★★ Excellent!!!

 子供の気持ちを大切にしている視点が、そこかしこに感じられる優しい作品。
 童話チックに感じられるときも、そうではなく、少年モノにあるようなワクワクするようなタッチのときも、子供の気持ちを大切に描かれている。

 それが成長後の最終話でも感じられつつ幕が閉じる。

 心地良い読後感の残る作品です。
 

★★★ Excellent!!!

「クリスマスを滅ぼしてやろう 」
いつも公園で会う少女、スミが突然そう言った。そして「僕」はその誘いにのったのだが……。

幼い頃、まだ怖いもの知らずだった頃って突拍子も無いことを思いつくもの。友達とだったら何でもできちゃうんじゃないかとさえ思えてしまう。そんな頃のドキドキやワクワクを思い出させてくれました。

楽しいクリスマス、二人の上にも降ってきますように。

★★★ Excellent!!!

クリスマスをぶっ壊すために手を組んだ僕とスミ。でもいったいどうするのと思ったら……
クリスマスを喜ぶのではなく壊そうとする。これだけ書くとなんて子達だと思うかもしれませんが、気がついたら頑張れと二人を必死で応援していました。

ちょっとしたことでも大冒険になった子供時代。その頃に感じていた不思議なワクワク感がありました。