羽音 彰麿

　とても美しくすばらしい自然と、禁忌とされているわけではありませんが、そのような世界に足を踏み入れてしまった者の、ある瞬間が、延々と描かれています。ここに書かれていない戦いや、おそ…続きを読む

　ここまで生真面目に、ある意味馬鹿げたような目的のために、妄想をたくましくする少年たちを描くというのも、いかにも少年らしく、また恋愛、それも片思いにおいて誰もが経験する、突拍子もな…続きを読む

「記憶の扉」が、特に好きですが、このつきのさんの詩集には、生についてのさまざまな苦い思いが淡々とつづられているようにも見え、同時に生きてゆく意志が強調されています。 　そのような生…続きを読む

　とある、誰もが向かわざるを得ない目的地への旅の途上が、ワンシーンで、ある乗り物の中で、描かれています。 　登場人物も可能な限り少なくしてあり、その旅の途中では、たとえどのような者…続きを読む

　うさぎさん、はじめまして。世吉と云います。 　うさぎさんは見つめ、感じ、考えている方ですね？ 　そしてとても若いけれども、ときにはっとするほど、鋭いことを発信したりもされています…続きを読む

　星都さんの、わざと、ちょっとおふざけしたような口調で、旧約聖書・新約聖書の一部を紹介してくださっています。私たち日本人には、なじみがあるようでいて、なかなか実際に聖書を読むことは…続きを読む

　第２７話の「ただ　泡沫の存在は刹那の輝きを見せる」。その一言に尽きるように思います。ここまで一気に拝読させていただきました。 　決して私には真似できない世界、その世界の表現力、描…続きを読む

　期待も希望も優しさも、それが実際に持っているのは、とても短い時間かもしれません。けれども相対的には、いつまでも続く膨大な時間を含んでいるのかもしれないのです。 　まだアップされた…続きを読む

　圧倒的なまでの、読者に対する、吸引力。ストーリーを短く簡略化するだけでなく、そこから思い切り読者の想像力を引き出してゆく、凝縮する手法！！！ 　ものすごく、勉強に、なりました！！…続きを読む

　読み進めるにつれて、どこまでも、どこまでも、人間のウソ、社会のウソ、読者のウソを、深い闇に覆いながら、暴いて、心を深くえぐっていきます。 　ファンタジーなのに、過剰なまでのリアリ…続きを読む

　特に解説は必要ないように思います。ただ、ぜひご一読を。私の場合は、そこいらじゅうにとげを出そうとしていた、そのとげが、抜けた気がします。

　むつかしい議論をして出した答えなどより、素朴な直観から出た答えの方が正しかったりする場合って、あると思うのですが、月澄さんの作品にでてくる人のように、感謝を大事にする気持ちって、…続きを読む

　ななくささんの、詩の方から読み始めてしまったため、余計なレヴューを書いてしまいました。すみません。 　タイトルにもあるような状況、１６歳くらいの高校生たちの微妙な関係性が、巧みに…続きを読む

　ななくささんの情景描写は、ずっと読書をしてきた人だとわかる、巧みさがあると思います。 　ななくささんの好きな音、好きな形、好きな色、好きな詩、好きなリズム、好きな光、好きな光景、…続きを読む

しかし、これは詩集ではありませんね

日々前へと進んでゆく日常生活。過去へと遡ってゆく追憶。 ある人を探し求めるショートストーリー。 なかなか出逢えないからくりが、日常のなかでほどけ、解ける。 …続きを読む

ちょっとした些細な言葉１つから、険悪な関係になってしまったふたりの子供たち。 それでも本当は、友達がほしい、仲良くしたい、仲間はずれにされたくない、、、。 矛盾だ…続きを読む

この度は拙作をここまで読み込んでいただきまして、誠にありがとうございました。 素朴な作品から、7～8バージョン書いて作った詩です。 作者としてはけっこう気に入…続きを読む

事実は人の数だけあります。情報がどこからどのように入ったのか、誰に聞いたのか、噂や断定的な批判など。真実は１つかも知れませんが、事実は真実ではありませんし、真実を知る者など、…続きを読む

　あえてこんなむつかしい題材に挑戦する勇気、私にはありません。かなり発想もストーリーもすっ飛んではいます。もっと細やかな心理描写や情景描写もあってもよかったかもしれません、と勝手に…続きを読む

　恋、道ならぬ恋、きれいごとだけでは済まない世界の表現に、とても惹かれました。問いかけ系やお願い系の描写もたくさんありましたが、とても女性らしいと感じました。 　かつて向田邦子さん…続きを読む

こんなほんわりした関係性、いいですね～。お相手のかたがたとえちょっとだけs(佐渡島？笑)だとしても。
ずっと二人で支えあっていってくださいませ～

いいですね！ 彁さんの魅力がたっぷりこの物語の世界から、広がります❗ 物語の連続性と非連続性、或いは奇妙さを、どのように、どの部分でバラけさせ、また整合して行くの…続きを読む

　いわゆるラノベ系の現代ファンタジーということになるのでしょうか？ 　この物語の主人公たちと同世代の方々には、特に面白く感じられる内容だと思います。名前の付け方も独特でいいし、ちょ…続きを読む

まだ序盤みたいなので、これからが楽しみなのですが、主人公、会長はじめ、副会長も他の皆さんも、キャラ設定が面白いです。主人公が持つ謎、会長の謎、謎だらけでもありますし、それはこの物語…続きを読む

　つきのさんの、お歳に合わせた日常が描かれていますが、苦い感情も、甘い感情も、つきのさんの中にある、少女性がよく表れているような気がします。 　男性でも、子供の部分がいつまでも、そ…続きを読む

　タイトルからしてものすごく好みです。つきのさんは、詩だけではなく、短編作家としての資質も十分にお持ちだと思います。 　夜ヲ想う、ウタ。ここにあるものは、正義や邪悪などと言った尺度…続きを読む

初めは私がおじさんなので、ヲタ用語を解せずに読むのに苦労しましたが、読み進めると共に、これはぜんぜんそういうマニアックな小説じゃありませんでした。 むしろオーソドックスな…続きを読む

　やさしさ、苦い気持ち、憧れ・・・。 　@poet65さんの世界を表すならば、おそらく一冊の本では足りないでしょう。 　その世界をつぶさに見つめ、表現する・・・。とてもお辛い時に良…続きを読む

社会からの強制分離や通過儀礼、そして成長は、古今東西の神話、伝説等で繰り返し取り上げられてきたものです。 ここにもそれがあります！ 主人公たちの闘いに、思わず胸が熱く…続きを読む

作者さんも言っている通り、どろどろの三角関係の物語です。政治的陰謀や竜族、竜の心臓を持たないものの心情や半死人、人間たちの愚かさや戦いもあり、さらに意想外な展開、ハラハラドキ…続きを読む

彁さんの詩の方でもコメントさせていただきましたが、ルイス・キャロルと宮沢賢治とエドガー・アラン・ポオ、さらには寺山修司を混ぜ合わせたかのような独創的な世界観と、そこに、彁さん独自の…続きを読む

マザーグースと不思議の国のアリスと宮沢賢治とエドガー・アラン・ポオを混ぜ合わせたかのような、そこに彁さんの調味料がさらに効いています・・・。中毒性あり、です。

とある里に育ち、成人の儀を前にした主人公の話から物語は始まります。驚くような運命に翻弄されて行く中でも、強い意志と知性と、彼女を守る男性たちによって、話は予期せぬ展開に・・・…続きを読む

つきのさんの詩には、それこそ月を見ているときのような、憧れやせつなさや優しい気持ち、さらには苦い気持ちから冗談の楽しさからありとある感情がたくさん詰まっているような気がします。 　…続きを読む