花いちもんめ

作者 星都ハナス

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★★★ Excellent!!!

かってうれしい花いちもんめ
まけてくやしい花いちもんめ

欲しがられる人はいつも求められる。
そして、行ったり来たり。

歌と共に子供の情景が蘇りました。
そして「あれって如何したら終わるのだったろう…?」と疑問がふわりと過ぎります。
エンドレスに続くかに思える、花いちもんめの終え方、覚えていらっしゃいますか?

★★★ Excellent!!!

エピソードタイトルに並ぶ、ちょっと不思議な名詞の数々。
そのひとつひとつが、ある女性の思いを、丹念に、具体的に表現していきます。

丁寧に、余すことなく。やがて激しく、大胆に。

一編ごとの積み重ねが作り上げる、ひとつの大きなストーリー世界。
いったんつかまれば、この世界にどっぷりとはまり、抜け出せなくなってしまいます。

それほどの力を秘めた、世界観の素晴らしい詩編だと思います。

★★★ Excellent!!!

 恋、道ならぬ恋、きれいごとだけでは済まない世界の表現に、とても惹かれました。問いかけ系やお願い系の描写もたくさんありましたが、とても女性らしいと感じました。
 かつて向田邦子さんは、生前、「皆きれいごとばっかり。私はセックスが描きたいのよ」とどなたかに語ったと記憶しておりますが、そうした女性と男性のどろどろした世界を醒めた目で本当に描けるのは、結局は女性なのではないかなと、勝手に考えています。
 源氏物語だって、女性が描いたのです。
 星都さんの描く女性には、男性から見ると、かわいらしさや恨みつらみなども強く感じられますが、素直に描写されていると思います。
 詩や短歌や小説を読むことは、いわば疑似体験ですが、私は一気に48作品を読みました。それは短時間ですが、とても濃密な貴重な体験でした。
 ☆はたくさんつけました。
 星都さんの描く世界に私を連れて行ってくれて、本当にありがとうございました。                                                 羽音より