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- ★★★ Excellent!!!御伽噺の主役達が紡ぐ幻想奇譚
主人公は不思議な国のアリス。でもこの物語の主人公はただのアリスではありません。ポケットからトランプを取り出し一瞬でトランプの兵隊たちを召喚し、巨大な処刑斧を片手で軽々とふるう。全てのアリスの物語シリーズが統合された――最強の"異世界アリス"です!!
『薔薇が咲くのに首から下はいらないわ』
ゆうに100を超えるゴブリン(ドライアド寄生体)のボスである"赤薔薇のドライアド"相手に、巨大な処刑人の大斧を片手で振るい軽く首を刎ねる。
『鬼、赦すまじ……すべからく、滅ぶべし!』
アリスの戦友の"桃太郎"はゴブリンを見るやいなや自身の物語の"子鬼"を思い出し血潮に酔う狂戦士バーサーカー以上に激し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!御伽噺のキャラクターがお送りする、魅力的な異世界ファンタジー!
設定、表現、展開、全てにおいてとても魅力的な作品です。
あっという間に世界に引き込まれてしまい、いつの間にか読み終わっています。
キャラクターの組み合わせが面白いです。
“アリス”と“桃太郎”が話すだけでも魅力を感じますが、会話のテンポや内容が良くて、もっと魅力を感じます。
アリスの言葉使いはお嬢様風で、桃太郎は古風な日本語。異文化が混ざっているのに、なんの違和感も感じず、馴染みます。
2人とも、譲れない軸というものがあって、そこにも魅力があります。
展開も素晴らしいです。
最初は丁寧に世界観を説明していて、段々と深く掘っていく感じなので、わかりやすく置いていかれることもありません。
ハ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!なろう系を揶揄するのならばこの作品を読んでからにしろ!
異世界転生を扱った小説のなかで、個人的におもしろい作品に出会ったことがなかったのですが、こんなに挑戦的な異世界転生があるなんて!
目からウロコです!!!
自分の世界がいかに狭かったかということを思い知らされました
元ネタに関して、知ってるようで知らないので……私には分からないところが多いかとは思うのですが、それにしても、どうしてこんな発想ができるのだろうと、斬新さに驚くばかり……
しかも、語彙が恐ろしく華麗。
イメージも、字面の見た目も、音も、私好みすぎて、一気読みしてしまいました。
初めて朗読したい作品に出会ったかもしれません!
なろう系を意識されて書かれた、挑戦的な意欲作だと思…続きを読む