異世界御伽噺

彁はるこ

　昔々。

　いいえ――つい最近。また。

　神様（作者）はひどく退屈していました。

　退屈していた神様（作者）はある日とても素晴らしい（厄介な面倒）こと（ごと）を思いつきました。

『そうだ。この世界（物語）の住人を別の世界（物語）に混ぜてみよう』

　神様（作者）はさっそく他の神様（作者）に（を）頼んで（脅して）、他の世界（物語）に自分の世界（物語）の住人を向かわせ（放り込み）ました。

『さあさあ、愛しい住人（玩具）達。愉快な物語を紡ぎなさい』

　偉大な（狂った）神様（作者）に選ばれ（弄ばれ）――――異世界御伽噺（おとぎばなし）。

　皆様（読者）の拍手を頂いて、はじまりはじまり。

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