概要
ダビデ、ソロモン、ノア、パウロ。好きな所を独断と偏見で紹介します。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!あなたも聖書の中に推しが見つかるかも⁈ 世界一やさしい聖書の解説書
誰もが知る、永遠の大ベストセラーである聖書。
しかし最初のページを開くや、ひたすら人名がずらずら……
それで敬遠してしまった人、決して少なくないのではないでしょうか。
本作は、そんな聖書を楽しく易しく読み解く解説書です。
何と言っても、作者であるハナスさんの最推し「ダビデ」が如何に素敵かというところから入るので、「あっ、そんなノリでいいんだ?!」といきなり敷居が低いのが最高に良いです。
どんな偉人も聖人も、ハナスさんの手にかかれば丸裸。思わず笑ってしまう鋭いツッコミや、インタビュー形式のエピソードなども盛りだくさん。
みんな血の通った人間味のある人たちばかりで、辛い境遇に遭ったり悩み苦し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!旧約聖書と新約聖書の違い、わかりますか?わたしは知りませんでした
半年前に神父が主人公の小説を読んでいたら、いろいろと理解できず引っかかってもやもやってたことが多かった私
そんなときハナス様の『ダビデに恋して』に幸運にも出会いました
なぬっ?目から鱗とはこのことっ!
そしてこの『目から鱗』も聖書から引用したことわざだったりします
世界で最も信徒が多いキリスト教
その発端も布教の道のりも苦労の連続で、物語として楽しめるようにハナス様が手を変え品を変えて解説して下さります
韓国ドラマ『チャングムの誓い』を思い出したくらいの苦労の連続ですが、辛いはなしばかりでなく聖書の有名人を親しみやすいレベルまで引きずりおろして温かみを感じさせてくれます
ヨーロッパ文…続きを読む - ★★★ Excellent!!!この書は作者様から聖書の登場人物たちへの愛と感謝の心を込めた御手紙です
作者様独特の感性が聖書を紐解く世界です。
此処には後世の哲学・文学・絵画……あらゆる芸術に聖書が与えた影響の大きさが読み取れます。
聖書がイエス・キリスト以前・以降に分類された経緯。
そもそもイエスの先祖とは?
そんなルーツにも迫る書です。
預言者、裁き人、聖人……雲の上すぎて手の届かないイメージですが、皆、人間らしい喜怒哀楽を持っています。感謝の心、信仰の心を持つことで、救われる可能性。自分の心が揺らぎを発している時に不図、開いた聖書の言葉に救われることもあるでしょう。
砂上の楼閣
目からウロコ
豚に真珠
私たちに馴染み深い諺、格言のほとんどが聖書発であることを知りました。
堅苦し…続きを読む - ★★★ Excellent!!!笑って涙して教えられる、聖書愛にあふれた解説書
聖書初心者ですが、すぐに引き込まれました。とにかく語り口が絶妙に面白い。聖書は難しく近寄りがたいのではないかという先入観を第一話から取り払ってくれます。
章ごとに著者選りすぐりの預言者や使徒たちを取り上げ、その生涯をドラマチックに、かつ分かりやすく伝えてくれるので、物語として抵抗なく頭に入って来ます。
その手法も工夫されており、まったく飽きさせません。的を得たツッコミに笑い、身近な例え話に笑い、なんとインタビュー形式での会話まで登場するというサービス精神。
ここまで読みやすく分かりやすく語るには、聖書に対する相当の研究、理解、そして何より、この魅力を伝えたいという愛情がなければ成立しないで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!昔の人達って凄かったのね、ビックリですよ!
私は今まで聖書の存在は知っていましたが読んだことはありませんでした。
だって難しそうなんだもん。
でも『ダビデに恋して』は聖書のお話しに登場する色んな人達を紹介してくれるお話しでしたので、最後まで読み進めることが出来ました。
聖書に登場する有名な人物達は映画やアニメ、さらにはコミックだったりと、色んな作品に登場して来ているので名前だけは知っていましたが、実際はどんな人物だったのかは知りませんでした。
なのでワクワクしながら読み進めていました。
そして星都ハナスさんが色々と言葉を選びながら面白おかしく聖書の人物とその人にまつわるエピソードを紹介してくれていたので、ニヤニヤしながら読み進め…続きを読む - ★★★ Excellent!!!旧・新約聖書の世界が、わかりやすく書かれています。
星都さんの、わざと、ちょっとおふざけしたような口調で、旧約聖書・新約聖書の一部を紹介してくださっています。私たち日本人には、なじみがあるようでいて、なかなか実際に聖書を読むことはむつかしいと感じる方々が、結構大勢いらっしゃるのではないでしょうか? ちなみに私もその中の一人ですが、聖書を開いて(延々と続く人名を読むだけで断念していました)、また今度にしようとか、私日本人だからとか、さまざまな理由をつけて、拾い読みするくらいで途中であきらめていたのです。
しかしながら、何千年も前に、このような書物が実際にあったということは奇跡であり、私たちは皆敬意をもってこれらを読むべきなのではないでしょう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!心温まる優しいユーモアに乗せて。聖書が語る、人と神との壮大なロマン
聖書をまったく知らない人はいないと思います。
聖書の内容を紹介する書籍は数多くあり、壮大なスペクタクルとして映画化されたり、フィクションの素材としても頻繁に登場します。
私が大好きなクラシック音楽でも引っ張りだこです。
聖書に関する本は、昔から何度も読み返してきましたが、正直、登場人物が多すぎてこんがらがったり…。
本作は、そんな「中途半端な聖書知識」を整理するのに役立ちます。
何と言っても、作者の温かなお人柄が滲み出てくる、センス溢れるユーモアが素晴らしい!
「もう少し勉強してみたいんだけど…」という方、是非一度この作品を開いてみてください。
ユーモアとロマンの溢れる、何より作者の聖…続きを読む - ★★★ Excellent!!!頼もしい旅のなかま
エステルってこんなきりっとした強い女性だったんですね、、官能基(化学の話)なんていうから、五月みどりみたいな人かと思ってました。たとえが古くてごめんなさい。
古典文学は、手強い。
読めない漢字が多い。言葉遣いが難しくてストーリーが頭に入ってこない。長い。
課題図書のように無理矢理読まされた日にはトラウマだ。
そんな古典の西のラスボス「聖書」は、本当は面白い。
とんでもないサイコパスの連続に、想像の上を行く異世界を味わうこともできれば、偉大な英雄のしょうもないヘタレっぷりに爆笑することも、
レトリックの微塵もない文章の中に、数千年経っても変わらない人の心の優しさや強さ、貴さを見つけて愕然と…続きを読む