旧・新約聖書の世界が、わかりやすく書かれています。

 星都さんの、わざと、ちょっとおふざけしたような口調で、旧約聖書・新約聖書の一部を紹介してくださっています。私たち日本人には、なじみがあるようでいて、なかなか実際に聖書を読むことはむつかしいと感じる方々が、結構大勢いらっしゃるのではないでしょうか? ちなみに私もその中の一人ですが、聖書を開いて(延々と続く人名を読むだけで断念していました)、また今度にしようとか、私日本人だからとか、さまざまな理由をつけて、拾い読みするくらいで途中であきらめていたのです。
 しかしながら、何千年も前に、このような書物が実際にあったということは奇跡であり、私たちは皆敬意をもってこれらを読むべきなのではないでしょうか?
 さらにちなみに、私はクリスチャンではありません。どこの宗教にも入信してはおりません。けれども、ここには何かの真実が書かれており、神の愛が書かれています。どれだけの人々たちが命を懸け、これらを守り、世界に広めようとしたのか、どれだけの犠牲がそこに生まれたのか、われわれ人間の、大昔からつづけている愚かな行為や、いつまでたってもなくならない争いなど、21世紀に有る私たちも、聖書を読んで、自らを省みるべきなのではないでしょうか?
 世界の多くの芸術作品のなかにも、この聖書の物語、これらの聖書の言葉は隠されており、知識として学ぶところからでもいいから、読むといいと思います。
 で、星都さんのこのお話、面白い入門編です(*´▽`*)。生真面目になるのではなく、冗談も伴いながら(笑)、お話が進み、どのようなことが聖書に書かれているのか、どのような登場人物たちがいるのか、その一部がよく判ります。
 そういえば聖書にでてくる人たちって、冗談を言わないですよね? それは謎ですが、星都さんのお話は冗談満載ですから、楽しんで、これを読めると思います。
 ぜひぜひご一読を!        

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