概要
夜はそっと招く、その深い闇の底へと。
仄昏い闇は深淵を覗こうとしたものをそっと招く。
いつの間にか魅せられ絡めとられ墜ちていく。
夜の帳に包まれながら。
そんな、” 夜ヲ想ウ、ウタ ”
いつの間にか魅せられ絡めとられ墜ちていく。
夜の帳に包まれながら。
そんな、” 夜ヲ想ウ、ウタ ”
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!正邪などでは測れぬ、深淵の世界
タイトルからしてものすごく好みです。つきのさんは、詩だけではなく、短編作家としての資質も十分にお持ちだと思います。
夜ヲ想う、ウタ。ここにあるものは、正義や邪悪などと言った尺度では測れぬ、とても濃ゆい、深淵の話です。発想もいちいち、素晴らしい。
つきのさんは、半分を光の中で過ごし、半分を冥界で過ごす、デーメーテールのような方なのかもしれません。つきのさんの中には、ブラックボックスがあるのではないでしょうか? それが何かは、つきのさんご自身にしかわからない。私たち読者は、そのごく一部を、つきのさんの作品を読むという形で、伝えられているわけです。
作者と読者という関係性、この連作を読む者…続きを読む