概要
何者かが彼女をつけまわし、危機が間近に迫る。
そのときあらわれたのは……
そして母たちの秘密とは?
一話2000文字前後。
※ 「性描写有り」としました。煽情的な描写はありませんが、登場人物のセリフにときどき下ネタが入りますので、ストレートな表現に、ぎょっとされるかもしれません。ご了承くださいませ。
※ ジャンルは「ミステリー」としましたが、実態は「サスペンス」に近いです。こちらもご了承くださいませ。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!おっさんの美学
僕が好きなおっさんと言えば、やはり映画『LEON』の殺し屋さんだ。可愛げがあって、ときに格好良い。本作のおっさんは、うーん、可愛げはないかも…。しかし、ジャン・レノ演じるレオンに通ずるものがやはりある。そしてそれこそが「おっさん」の美学なんじゃないかと、僕は思ったわけである。
自分の価値なんて、ボロ雑巾ほどにも認めちゃいない。守ると誓った存在に対し、全てを投げ出すことが無類の喜び。
そこにヒロイズムなどは微塵もなくて、培った知識経験を出し尽くしたいという欲求のまま突っ走る我が儘ぶり。当然、ヒロインの話など聞いちゃいない。
暑苦しくて無神経で、「ちょっとは話を聞いてよっ!」とイライラさせら…続きを読む - ★★★ Excellent!!!青春✕ハードボイルドの絶妙な味わい
主人公の少女末葉に訪れた悲しい出来事。
パワフルかつちょっぴり強引な母の死から、怪しげなおっさんとの遭遇、母の遺した秘密、オカルト的な謎の組織との関わり……。
あれよあれよと言う間に、予想を超えた展開に、ぐいぐい引っ張られて行きます!
主人公末葉とおっさんのキャラクターがすごくいいんです!
アウトロー的な中年と年少者との組み合わせは、『シェーン』や『グロリア』といった往年の名作映画を彷彿とさせます。
その一方、下ネタを平気で口にするおっさんの適度な下品さと、現代っ子らしくどこかクールで、緊迫感溢れるシーンでも心のツッコミ入れまくるヒロインのやり取りがいい具合に脱力感を生み、独特の味わいとなっ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!『こんなにカッコよく下ネタしゃべるおっさんになりたい』
女子高生の主人公の前に突然現れたのが、知らないおっさん。母親がなくなって傷心中のところに、いきなり襲撃事件があって、そこに登場したのがこのおっさんこと『吾妻』さん。
このおっさんがいい人なんだか悪い人なんだか、カッコいいのかガサツなのか、とにかくとらえどころがなくて魅力的です。作者さんはアウトローな男の書き方が特にうまいと思いますが、今回の吾妻さんも大人の男からにじみ出る変なエロスを醸し出してくれてます。
しかも今回のおっさんはとにかく会話に下ネタを巧みに混ぜ込んできます。その連射に主人公も辟易してますが、そんなこともお構いなし。そんなところがまた妙にかっこいいんです。
という…続きを読む - ★★★ Excellent!!!そのおっさん、訳ありにつき
シリアス&ハードボイルド、にどこか成りきらない、程よい抜け感のある作品です。
主人公・末葉(うれは)の前には、ストレートに解かせてはもらえない回りくどい難題が……後のことは心配いらないと言い残し、死してなお存在感抜群の母の面影と、おっさんの頑なな謎の行動原理。そしてフリーメイソンとは。
世代の違いというよりも、生きた時代の違いを偲ぶ機会は、この先の未来にもちゃんとあるだろうか、と個人的には祖父や恩師を思い出す回想もありました。
母の仕込みも、物語の設計も、もちろん読み応えも抜群です。終始一貫、シリアスには成りきらないけれど……答えに辿り着くまでの過程の絶妙なところに山場があり、ストンと…続きを読む