概要
翡翠の玉には淫らに堕ちども翳らぬ魂の輝きがある。狼よ己が忠を尽くせ
(旧題 メス堕ち若君は堅物狼の×××が欲しくてたまらない)
人間と、獣の形質を色濃く残す獣人、爪牙(そうが)族。朝廷は東西に分断し、戦と平穏を幾度も繰り返している。
先の戦で若き武将を庇い、怪我により失明した爪牙族の大神十兵衛(おおがみじゅうべえ)は故郷で按摩をし、妻を亡くした寂しさを抱えながらも平穏に過ごしていた。
そんなある日、十兵衛の元へ珍しい客人が一人訪れる。ボロボロの姿で、都よりはるか北の爪牙の集落へたどり着いたその者こそ、先の戦で十兵衛が庇った若き武将、今生陛下の第四親王篤実雪政(あつみゆきなり)であった。
目の見えぬ十兵衛に篤実親王は、己の世話をしろと命じ気を失ってしまう。十兵衛はかつての主君の正体を隠しながら、生活を共にせねばならなくなり。
一方、離れた宿場町では旅人に宿
人間と、獣の形質を色濃く残す獣人、爪牙(そうが)族。朝廷は東西に分断し、戦と平穏を幾度も繰り返している。
先の戦で若き武将を庇い、怪我により失明した爪牙族の大神十兵衛(おおがみじゅうべえ)は故郷で按摩をし、妻を亡くした寂しさを抱えながらも平穏に過ごしていた。
そんなある日、十兵衛の元へ珍しい客人が一人訪れる。ボロボロの姿で、都よりはるか北の爪牙の集落へたどり着いたその者こそ、先の戦で十兵衛が庇った若き武将、今生陛下の第四親王篤実雪政(あつみゆきなり)であった。
目の見えぬ十兵衛に篤実親王は、己の世話をしろと命じ気を失ってしまう。十兵衛はかつての主君の正体を隠しながら、生活を共にせねばならなくなり。
一方、離れた宿場町では旅人に宿
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!BL好きは見ないと損っ! BL好きでない人も読む価値アリの麗筆っ!!
何と言っても本作は文章が素晴らしすぎますっ!
私の拙い言葉では表現しきれませんが、これほどの文章力を持つ作家はカクヨム内では多くありません。(断言)
僅かな動き・表現が繊細で、その上で冗長にならないように工夫がされています。情報量が多いのにストレスに感じず、脳裏に作中の情景が浮かんできますっ!
正直、ヘタな書籍作家さまよりよほど優れた文章力ですっ!!
物語の内容は、カクヨム規約のかなり際どいところを攻めていますが、あえて「良い」と言わせて頂きます。
文章と同じくキャラの心理も繊細で複雑なのですが、こちらも非常に分かりやすく共感もしやすいものとなっております。
主人公の十…続きを読む