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すべてのエピソードへの応援コメント

  • 第29話 妻を娶る?への応援コメント

    時葉みたいなヒロイン凄く好きです……最高です!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私もこのような気の強い、はっきりとした女性は大好きです。
    でも周りには、おとなしい女性が好きっていう男性や、女はおとなしくあるべきって言う年配の女性が多いんですよね。
    困ったものです (^^;)

  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    玉藻さまの男を虜にする傾国ぶりがたまりませぬ。囲っていくばくもせずの懐妊に為義さまが訝るのも無理はありませんね💦 多くを語らぬ玉藻さまですが、本当に為義さまとの子供なのか私も気になります。この時代の家督争いは熾烈そうだからなあ…(^-^;

    複雑な思いを抱えながらも玉藻さまに参ってしまっている為義さまの心情、好きです。とはいえ玉藻さま、本当に何者…。

    作者からの返信

    玉藻の正体はキャッチコピーや「あらすじ」に帰した通りアレなんです。
    で、これもあらすじに書いた通りラスボス!
    ですから、まさしく「傾国」の美女でしょう。
    さあ、これから玉藻と八郎がどうなるのか。
    乞う御期待です😊

    編集済
  • 第2話 斬撃の後への応援コメント

    初めまして! 企画から参りましたイオリと申します。

    「鬼切」の異称を持つ太刀の持ち主と鬼女とも噂される美しくも妖しい白拍子との邂逅、これからあでやかな展開も待ち受けていそうで楽しみです。文体も遠い時代を感じさせて、分かりやすいながら丁寧な言葉遣いだなと思いました。
    白拍子の舞の描写が艶やかで…! 華のある男まさりな妖女なのが伝わってきます。

    和尚さんの脅すように見せかけて恩を売るやり方、巧みですね…。

    作者からの返信

    いらっしゃいませ。

    平安期は日本のいろいろな時代の中でも、ひときわ華やかさと妖しさを感じさせる時代ですよね。
    本作の主人公である源八郎為朝は(冒頭の時点ではまだ生まれてませんけど・笑)武将ですが、戦いひとつ取っても、後の時代のような凄惨一辺倒ではない、絵巻物のような美しさと潔さを感じさせます。
    でも、その一方で、和尚さんに代表されるような現実的な権謀術数のドロドロも……

    その辺のところを感じ取っていただいて嬉しいです。
    ごゆっくりお楽しみください (^_^)

  • 第7話 傅役・重季への応援コメント

    一見、重季の厳しさは無慈悲にも思えますが、実は八郎の成長を見据えた深い愛情の現れ。鍛錬を通じて変化していく八郎の姿に、彼がやがて源氏の未来を背負う精神的支柱となっていく姿を思い浮かべると、感動せずにはいられませんでした。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    仰る通り、重季はこれから生涯通じて愛情を持って八郎を導き、股肱の臣として仕えます。
    なにしろ両親がアレですから、ひとりぐらいは愛情を持って八郎に接してくれる人がいないとですね。

    だって、そうじゃないと八郎はどんどん歪んだ性格になっちゃう。
    グレてしまって直らない主人公の物語なんて、書きたくもないし、皆さんも読みたくもないでしょう?(笑)

    重季が一押しの読者様が多くって作者もびっくりしているぐらいです。
    でも、これからどんどん兄弟子、仲間など、八郎に影響を与える人々が登場しますよ。
    そういった信頼関係を経て、八郎がどの様に成長していくか、乞う御期待です😊

  • そう言えば、この時代は男女の格差はそれほど大きくなかったんでしたっけ?

    女性でも男性に負けずに活躍しているのを見ると、爽快な気分になりますね。

    あと奪われた財物も忘れられずにきっちり返還されることになったので良かったです。

    作者からの返信

    天皇家の荘園が内親王に譲られることもあったし、これは少し後になりますが、鎌倉時代の武士の家では女性の相続権も認められていたそうです。
    ですから、例えば室町や江戸期よりは女性の権利も大きかったでしょう。

    でも、平安期には女性の天皇は出ていないし、摂政、関白、大臣などの役職に就くのはやはり男性だけですから、政治レベルでの女性の社会進出は皆無です。
    権力を持ったとしても、愛妾として裏から操るとか、家庭内のことを仕切るとか、そんなものです。
    大身の武家も似たようなもので、女性が大きな発言力を持ったという例はあまり聞きませんね(もう少し後の時代になると、巴御前のような女武者は登場しますが)

    でも、商家や庶民の家ではそんなことは言っておられません。
    この時代も、それから後の時代もずっと、女性は夫の貴重な協力者であり、重要な労働力だったでしょう。

    財物の返還については、八郎は戦に夢中で忘れていましたけど (笑)

    編集済
  • 八郎に対する、民の支持率は何れ爆上がりでしょう。
    これが政治、これがまつりごとですよね。
    「斬罪」きびしいですが、抑止になります。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私自身は「管理」って、するのもされるのも好きじゃないんですけど、「人を傷つけるな」「略奪するな」「婦女を弄ぶな」の3つだけは厳しく徹底しないとねぇ。
    特に戦の後ですし、治安の悪い平安時代ですから (^_^)

  • 第30話 海を渡るへの応援コメント

    以前、NHKで中村吉右衛門さん演じた武蔵坊弁慶は絶品でした。ドラマの中でも鬼若って言ってたような気がしてました。
    当たったのでニンマリ。
    これから先も楽しみです。
    特段、考察家ではありません。

    作者からの返信

    いえいえ、考察家なんて思ってはおりません (笑)
    「鬼若」の名をそのまま登場させたのは、弁慶の伝承を尊重したかったのと、気付く方には気付いて頂きたかったからですので。

    ドラマ「武蔵坊弁慶」は私もDVDで全話観ました。
    さすがは歌舞伎で弁慶を得意とする吉右衛門さんだけあって、凄く弁慶らしくって良かったですよね。
    今でもあの弁慶のイメージは頭の中にあって、この作品を書く時にも少し影響を与えてるかもしれません。

    弁慶は実は生年不詳で、実在さえも疑われている人物なんです。
    「平家物語」には、ほんの少ししか記述が無くて、鎌倉幕府の公式の歴史書と言える「吾妻鏡」には全く出てきません。
    だから今に残る弁慶にまつわる話やイメージは「義経記」や「弁慶物語」など、後世に書かれた物語文学に基づくものばかり。
    ほとんどファンタジー世界の住民です。
    ただ、実在したとしたら、義経よりは結構年上であることは間違いありません。

    ですから本作では八郎と同世代に設定してみました。
    加えて時葉は信西館のエピソードで明かした通り義経の母の「常盤御前」(史実では為朝の1歳上)ですから、この2人が重要登場人物として、この先も八郎にどう絡んでいくのか、活躍を乞う御期待です😊

    編集済
  • 拝読致しました。
    やあ、八郎さんもうろたえることがあるんだなぁ、と思ってしまいました(^^;)
    風紀が上に立つ者の一存というのも困ったものですが、だからこそ公正にして峻厳な規律というのは貴重なんですよね。
    民が信じられないのも無理はない、と思ってしまいます。
    これで財産を返還して、逆に自発的に軍資金を献金してくれれば良いのですが。
    為朝さん陣営で、商人勢を除いて経理に明るいのはどなたであろうか...

    作者からの返信

    うっ!
    八郎だけじゃなくて、作者もうろたえたりして (^^;)
    軍資金の献金とか、経理に明るい人物とか、鋭いところを突きますねえ。
    それは次話以降のお楽しみということで……

    八郎はですね、幼い頃にあまり褒められたことがないから、褒められるとうろたえますよ。
    ちなみに私もそうです (笑)

    規律の件ですが、難しいですよね。
    あの「義将」と言われる上杉謙信でさえ、関東出陣の際の兵たちの略奪は黙認していたそうですし。
    木曽義仲が急速に没落したのも兵の狼藉を抑えられず、京の民の信頼を失ったのが一因だとか。

    逆に織田信長の近畿経営は比較的上手くいきましたが、それは織田軍の軍規が思いのほか厳しく、乱暴狼藉、押し買い等を禁じ、違反した者は容赦なく処罰したのも寄与してのことだという話もあります。

    ですから本作では「斬罪」という最も厳しい罰を課すことにしました。
    漢の高祖・劉邦が秦の首都・咸陽に入城した際に布告したとされる有名な法三条よりも厳しいですよね。
    あちらは「罪の重さに応じて罰す」ですから (^_^)

    編集済
  • 第8話 父に挑むへの応援コメント

    八郎の器の大きさが逆に不気味です

    作者からの返信

    まあ、この時点では不気味に思われるのも無理のないところでしょうね。
    さあ、この不気味な子供が重季の薫陶、兄弟子や仲間、様々な人々との出会いを経て、どのような若武者に成長するか。
    乞う御期待です (^_^)

  • 第60話 鎮西王への応援コメント

    笑顔で暮らせる楽土、八郎さんらしい夢で、大きい。
    まずは鎮西統一! 絆の強い仲間がいる。姫も羨む仲間が。
    ワクワク感が半端ない。面白かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    この物語を書き始めた時から考えていたことなんですが、八郎にはありきたりの「天下統一」なんてものじゃなくて、もっと大きな自由な夢を持ってもらいたい。

    まずは縁のできた鎮西を統一し、武士だけではない、皆が笑顔で暮らせる国を創る、その後は大きな山場をひとつ経て実母・玉藻との決戦、それからは広大な天地に雄飛させて思う存分に活躍させてあげたいと思っています。

    ワクワクして頂いて、嬉しい限りです😊

  • 第17話 祇園闘乱への応援コメント

    無知な質問に丁寧な返信をして下さり、誠に有難うございました。
    歴史考証が素晴らしいですね。
    一体どれほどの参考文献を用いていらっしゃるのですか?

    作者からの返信

    とりたてて参考文献と呼べるものは無いですね。
    私、怠け者ですから (^^;)

    物語の大筋に関しては、ずっと以前から読んできた数々の本とかに基づく考証が殆どです。
    そうじゃないと自分の中でまだこなれてなくて、物語世界で自然に活用することが出来ないんです。
    最近になって調べて知った事とかは、どうしても只のウンチクっぽくなっちゃうから (笑)

    少しでも記憶の怪しいものや細部に関しては、一応は昔の本を引っ張り出してきたり、ネットで複数の信頼できるサイトで情報を確認したりはしてますね。

    時代考証を褒めて頂くことは多いんですが、裏を明かせばそんなものです (笑)

    編集済
  • 第2話 斬撃の後への応援コメント

    日本の仏教が「葬式仏教」と言われ、妻帯もすることから、
    他の国の仏教から異端の仏教だと言われているのは知っておりましたが、
    この時代も、仏教徒が「葬式はお手の物」だったのでしょうか?
    無知ですみません。お恥ずかしい限りです。

    ちなみに小生は茨木童子のお膝元(?)の茨木市に住んでいたことがあり、
    とても懐かしかったです。

    作者からの返信

    皇室や高位の公家、有力な武家においては仏式の葬儀が既に行われていたのでは?
    なにしろ、この時代から見て遥か昔の持統天皇崩御の時から、その遺骸は日本の仏式の「火葬」で葬られておりますから。

    また、これは後々に本作でも取り上げる逸話ですが、藤原道長がその死に際して、自ら建立した法成寺の阿弥陀堂に入り、そこにある阿弥陀如来像の手と自分の手を五色の糸で繋いで亡くなったという話もあります。

    それから、この時代より僅かに後になりますが、本作にも登場する法然上人の弟子である親鸞上人が「自分は父母の孝養のために念仏したことはない」、つまり死んだ父母の往生を祈るために念仏などするのは間違っている、ということを言っているのは有名な話です。
    これなどは仰る「葬式仏教」の否定ですが、逆に言えば当時、既にそれほどに人の死や葬礼と仏教が結びついていた証拠と言えるのではないでしょうか。

    現在と形は異なっていたかもしれませんが、庶民においても(余程の貧民は別にして)、何らかの仏式の弔い・葬式は行われていたでしょうね。

    長文失礼。問いにお答えするためですので、ご了承下さい (^^;)

    編集済
  • 第9話 江口の翁への応援コメント

    面白い。
    設定が練り込まれているおかげで、話に惹き込まれる。作品フォローします!
    引き続き活動を応援しています☺️

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この物語の序盤は特に、何かに憑かれたみたいに一気に書き上げたんですが、たぶん今までに自分の中に蓄積されたものが一気に出てきたんでしょうね。
    これから暫く八郎の成長譚、それからは戦いに次ぐ戦い、大活躍です。
    どうか末永くお付き合いください (^_^)

  • 第1話 異形の白拍子への応援コメント

    Evelyn様

     はじめまして。美しい文章に惚れ惚れとしながら読ませていただきました。

    >長い両手が肩を軸に大きく軽やかに上へ下へ、右へ左へ、ひらひらと宙をただよう様は、さながら蝶の妖あやかしだ。

     特に上の舞のシーン。目の前に指先が見えるようでした。
     ゆっくりとになってしまいますが、続きも楽しみにお伺いします。

    作者からの返信

    こちらこそ、はじめまして。
    「美しい文章に惚れ惚れ」とか言って頂いて、恐縮しきりです (^^;)
    ご指摘の舞のシーンは、本当に私に何かが降りてきたように、ごく自然に出てきたもので、もしかして私って憑依型の作者なのかな?

    とにかく、ごゆっくり楽しんで頂けたら幸いです。

  • 第5話 頼長卿への応援コメント

    子供の喧嘩でここまで圧倒的な展開を見せる八郎の姿に、単なる一族の問題に留まらぬ何か大きな運命の伏線を感じました。

    作者からの返信

    まあ八郎はつまり為朝さんですから。
    本作では敢えて取り上げませんでしたが、僅か4歳で牛車をひっくり返したという逸話を持つお方です。
    しかも4歳は数え年なので、満なら3歳 (笑)

    でも大きな運命の伏線というのは、その通りです。
    さあ、この並外れた暴れん坊のお子ちゃまに、何が起こって、どう育つのか。
    乞う御期待です (^_^)

  • 第2話 斬撃の後への応援コメント

    こんばんは!

    為義さんの前のめりな所が純粋で可愛らしく、それに対して、和尚は俗物感を感じました。
    でも、昔のお寺様は色々怪しい所があっただろなと思います。
    それが今回出ていて、凄くリアルに感じました。

    作者からの返信

    当時も、その後の時代も、お寺は相当に俗化してますからね。
    権力との癒着、大規模な僧院においては武力の所持、隠れて色欲にまみれる僧も結構な割合でいたようです。

    あ、でも、先々には高潔な清僧も登場して主人公の八郎(まだ生まれてませんけど・笑)を導いてくれますよ。
    その人はなんと、たぶん皆さんご存知の史上に名高いあの名僧です。

    さあ、それはともあれ、為義と白拍子の間はどうなるのか?
    次話のお楽しみです (^_^)

    編集済
  • 第58話 宣言(後編)への応援コメント

    素晴らしい宣言でしたが、武士の世にこれを成就するのがどれほどの困難か計り知れませんね。でも八郎ならと思わせるほどに真っ直ぐ成長されましたね。

    作者からの返信

    物語の中ですし、八郎ですから、このぐらいの理想は持ってもらわないと (^_^)

    仰る通り、あのひねくれた子供が、ここまで真っ直ぐに成長してくれました。
    これも重季や仲間、応援してくださる読者の皆様のおかげです。
    常々感謝しております <m(__)m>

    編集済
  • 第7話 傅役・重季への応援コメント

    八郎はただものではないようですね

    作者からの返信

    はい、只者ではないです。
    なにしろあの為朝ですから。
    でも本作では史実や「弓張月」の為朝さんより、ずっと理知的で、かつスケールの大きな男に育ちます。
    お楽しみに😊

  • 第56話 大宰府を奪取すへの応援コメント

    立場は主従ですが、まるで親子のような八郎と重季のやり取りに感動しました😭

    作者からの返信

    なんと言っても親が両方ともアレですから、重季は八郎にとって父親みたいなものです。
    ひょっとすると、普通の親よりもずっと八郎のことを愛し、援けてくれているかも。
    かけがえのない元傅役であり、現在は近習、そして軍師です。

    ただねえ、もう30代なかばなのに、まだ独身なんですよ。
    早く良いお嫁さんを見つけてあげなければ (^^;)

  • 第1話 異形の白拍子への応援コメント

    拙作に応援いただきありがとうございます。
    拝見したところ、好みの作風でしたので読ませていただきました。

    異形の白拍子を軸に興味深い展開を見せる第一話ですね。


    特に六尺という破格の長身で、赤みがかった髪と翡翠色の瞳を持つ異形の白拍子の描写が鮮やかです。胡人の血を引くという設定も相まって、神秘的な魅力が伝わってきました。

    舞の描写も秀逸で、特に最後の「神々に仇なす鬼女か、それとも浄土にまします仏に向けて、衆生のために救いを願う堕ちた天女か」という表現。好きです!

    歴史小説としての考証も丁寧で、かつ妖しくも美しい和の要素が際立っていて、続きが非常に楽しみな作品だと感じました。

    作者からの返信

    丁寧な応援コメント、ありがとうございます。
    この第1話から第6話あたりまでは、我ながら何かが自分に降りて来たんじゃないかと思うぐらい一気に書き上げた所で(後で随分と推敲や細部の修正はしましたけど)、でも、玉藻の舞の描写には結構苦労しましたね。
    それを褒めて頂いて嬉しい限りです。

    どうかごゆっくりお楽しみください。

  • 第37話 王昇受難への応援コメント

    名馬は出てくるだけでも燃えますね。呂布、関羽の赤兎馬、前田慶次の松風、ガンダルフの飛陰。八郎の月影の活躍にも期待です。

    作者からの返信

    武将に名馬は付き物ですよね。
    でも、為朝には愛馬との逸話が無いんです。
    たぶん、身体が大きすぎて、当時の小柄な日本馬では耐えられなかったのでは。

    そこで本作では、義朝爺様が宋から苦心して輸入したという設定で、汗血馬のモデルとなったというアハルテケという馬種を登場させました。
    中央アジア原産で、スピードと耐久力に優れ、それに加えて凄く美しい馬です。
    原産国では「黄金の馬」と呼ばれて国の誇りになっているとか。
    ネットで検索すると写真も見れますよ (^_^)

  • 第60話 鎮西王への応援コメント

     あれ、追いついちゃった。おもしろい話はこれだけが難点ですね。続きにうずうずしてしまう。それで自分で書いたりするわけなんでしょうけど。 大いなる人物は、自分の代で終えることのできる夢はみないそうですね。八郎君のスケールの大きさを感じます。

    作者からの返信

    おお、この短期間で最新話まで読んで頂いたんですね。
    感謝感激です!

    八郎はねえ、子供の頃にもチラッと言わせましたが、大きいことが大好きなんです。
    それに権力欲なんて下衆なものもないし。
    だから「鎮西の王」にも、ありきたりの「天下統一」にも興味はありません。

    取りあえず縁のできた鎮西が「皆が笑って暮らせる国」になったのを見届けたら、後は玉藻との対決、それを終えればもっと広い天地に雄飛させてあげたいと思っています。

    でも取りあえずは鎮西制覇ですね。
    今現在はちょっと内政モードに入ってますが、すぐにまた大小の戦が始まって、八郎の戦いは続きます。
    お楽しみに😊

    編集済
  • 第56話 大宰府を奪取すへの応援コメント

    重季だけが自分を護り導いてくれた 苦しい時に側にいてくれる人は大事にしてください。

    作者からの返信

    本当にそうですね。
    自分が苦しい時に側にいてくれた人は一生のあいだ大切にしなくては。
    実生活でもそう思います……

  • 第12話 源太が産着への応援コメント

    こんにちは!お初にお目にかかります。

    八郎ヤンチャすぎですね笑。でも今昔限らず子供ってこんなものですかねえ…

    作者からの返信

    こちらこそ、初めまして。
    というか、拙作を既にフォローして頂いているので、私としてはあんまり「初めて」という感じはしないんですが (^_^)

    八郎ですが、源氏の重宝である「源太が産着」を両断したんですから、「子供のヤンチャ」では済まないのでは (^^;)
    次話では大騒ぎ、ついには八郎の生死に関わる騒動になります。

    このエピソードは私の創作ですが、伝承によると為朝は僅か4歳で牛車をひっくり返したとか。
    ヤンチャですねえ。

    ごゆっくり本作を楽しんで頂けたら幸いです😊

    編集済

  • 編集済

    第1話 異形の白拍子への応援コメント

    江口の白拍子、女優の菜々緒さんかな???

    為義、豪放磊落!! 良いキャラクター。
    しかし、こりゃ、源家が平家に遅れをとるのも、無理からぬでしょうか?
    脳ミソ・超・筋肉派ですな!ww

    はじめまして!
    お作、読ませていただきました。
    面白いです!
    他にも読みかけの作品があり、やや遅めになりますが、続けて読ませていただきます。

    作者からの返信

    あはは、菜々緒さんですか😄
    少しイメージありますね。背は高いし悪女っぽいし。
    でも、玉藻はこの時点では、もっと若いですけどね(菜々緒さん、失礼<m(__)m>)

    源氏は頼朝を除いて脳筋の印象は確かにありますよね。
    その中でも為朝は特に……
    でも、本作の八郎為朝は、あーなって、こーなって、だいぶ違う感じに育つと思いますよ。

    ごゆっくり楽しんで頂ければ幸いです (^_^)

  • 第54話 決着への応援コメント

    八郎と月影のコンビ強すぎますね😆
    まさに威風堂々といった様子でした!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    「威風堂々」とは嬉しいお言葉!
    これからも、しっかり活躍させます🤣

  • 第37話 王昇受難への応援コメント

    八郎さんは、お爺様の隔世遺伝、波長があってる。
    本当は戦いなど好きじゃないですよね。いつの時代も、刃のうえに平和があるのかも。そして、波長が会う馬との出会い。これからの展開が楽しみです😊

    作者からの返信

    隔世遺伝はありますね。
    現実世界でも、祖父とは性格など似ていて上手くいくけど、父親は全然違って、むやみに息子に厳しかったり疎んじたりという話はよく聞きます。

    義親爺様は歳が歳ですから、当初の予定では早々に御退場願うはずだったんですが、今となっては本作に欠かせない、八郎を信頼しつつも導くキャラになってしまいました。
    嬉しい誤算です。

    そして月影も、八郎の生涯の愛馬として大活躍します。
    実は為朝には武将としては珍しく愛馬との逸話が無いんです。
    おそらく当時の小柄な日本馬では、為朝の巨体(2メートル10センチとも言われています)に耐えられなかったんじゃないかと。
    そこで本作では、中国で言う「汗血馬」のモデルになったとも言われる中央アジア原産の「アハルテケ」っていう馬種を、宋との貿易も営む義親が苦心して輸入したという設定で登場させました。
    スピードも耐久力も優れた馬です。
    原産国では「黄金の馬」と呼ばれ、国民の誇りとなっているそうです。
    ネットで検索すると画像が見れますよ。
    本当に綺麗な馬です (^_^)

  • 第60話 鎮西王への応援コメント

     うわぁ、本当ですねぇ。

     八郎さんにとって、鎮西の統治なんて小さいことだったんですね。夢が広がるなぁ。

    作者からの返信

    あ、本当にそこまで読んで下さったんですね。
    なんだか急かしたみたいで申し訳ないです <m(__)m>

    そのエピソードでの八郎の発言は、この作品を書き始めた最初から考えていた内容なんです。
    だって、最近のWEB小説の歴史・時代ものって戦国時代に転生して「天下統一」っていうのが定番じゃないですか (笑)
    だから転生なし、舞台も戦国時代ではなくて平安最末期、でも主人公の大活躍と男気あり (笑)
    そして八郎の目指すのも「天下統一」なんてありきたりのものではなくて、もっと自由に羽ばたける広大な天地!

    でもその前に、まずは鎮西制覇ですね。
    大宰府との戦も終わり、これから領地の経営、中九州や南九州の武将との折衝、戦いと大忙しです。
    それが終わったら、八郎の日本での活躍の最終局面に……
    乞う御期待です😊

  • 第58話 宣言(後編)への応援コメント

     清々しい宣言でした。

     本当にこんな国が作れて、維持できれば良いですねぇ。そうならないのが人の世で、面白い所でもあるのですが。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実はこの宣言の後にはもっと驚く続きがあって、それは次の次のエピソードで明らかになります。
    いや、決して早く読めって急かしてる訳じゃありませんよ (笑)
    まあ、ゆっくりとお楽しみに (^^;)


  • 編集済

     矢の雨、想像するだけで寒気がします。矢と槍がホントは主役なんでしょうね。刀を抜くのは最後の方、切羽詰まった時かも。

    作者からの返信

    この頃の戦は、まず矢合わせ。
    矢が尽きてから初めて太刀打ちに入っていたようですね。
    それも槍は殆ど存在しないで、太刀か薙刀です。
    古代には槍や鉾が用いられていたようですが(日本書紀にも天武天皇が槍を…… という記述があります。この「槍」が後代の槍と同一の物だったかは疑問がありますが)、武士の時代に入ってからそれはなく、槍が再び登場するのは集団戦が主になる南北朝期に入ってからです。
    馬上の武将が主に槍を用いるのはもっと後、戦国期ですね。

    日本の武器や防具の変遷は一部では「ガラパゴス」(笑) とも言われていて、他国では主流である槍や弩が長いあいだ使われていないんです。
    そういえば盾も使わないし。
    きっと「武士」という存在が特殊だったからでしょう。
    ヨーロッパの「騎士」ともちょっと違うし。
    面白いですね (^_^)

  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    う~ん、おもしろい!

    史実とフィクションの織り交ぜ具合がいいですね。

    江口の遊女の正体があやかしというのも、確かに鎮西八郎の母親ならばあり得るかもとワクワクします!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    最近流行の「転生」「戦国時代」「天下統一」は供給過多なので、敢えてそれらを避けて書いてみたら、こうなりました。
    玉藻前のモデルとの説のある美福門院(保元の乱、平治の乱の一因を作ったと言われる方ですね)は、調べてみるとちょうど為朝の母親ぐらいの年齢なんです。
    それがこの物語を書こうと思ったきっかけですね。

    これからも史実をベースにしながらも様々なフィクションの事件が起き、記録では為朝と接点のない歴史上の有名人が重要な登場人物として何人も八郎と絡んだり、あーなって、こーなって……

    ゆっくり楽しんで頂けたら幸いです (^_^)

  • 第60話 鎮西王への応援コメント

    ところが当の八郎は日ノ本の王どころか、鎮西の王などにも興味がないという。

    そのような男に王の称号などは邪魔なだけだ。鎮西王など小さい小さい。日ノ本全体の王も同様じゃ。つまらんつまらん


    八郎、本当に器が大きいです!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    最近のWEB小説の歴史ものって、「転生」「戦国時代」「天下統一」ばっかりなんで、作者としては、八郎にはちょっと違った、もっと大きな目標を持った人物になって欲しかったんですね。

    この物語を書き始めた時からの構想だったんですが、やっとそれが言える段階にまで達しました。
    あ~、ここまで長かったぁ😊

  • 第59話 天満宮への応援コメント

    東風を「こち」と読むのがいいですね(*´-`)

    作者からの返信

    「東風」の「東」という漢字の読み方は、語源である「ひむかち」が省略され「かち」となり、それが「こち」に変化したという説がある。 そこから「東風」の読みは「こちかぜ」となり、これがさらに省略され最終的に「こち」へと変化したと言われている。

    だそうです。
    いや、ネット情報そのままなんですけどね (^^;)

  •  玉藻にとって、八郎君は身からでたもの。それが今、一番の目標になってきているのだろうか。では、そもそもの目標は?謎が深まる。傾国か。それが無上の喜びなのかなぁ。では傾国していく過程も楽しむのだろうか?

    作者からの返信

    玉藻はキャッチやあらすじで明らかにしている通り、大陸において多くの国々を滅ぼした「九尾の狐」の化身ですから、この2つ前のエピソードで述べた通り、人々の苦しみを目的とし、糧とする「魔」なんです。
    だからそのために為政者を操って世を乱します。
    で、今はその目的のために自らが生んだ八郎が邪魔になってきたので、始末しようとしています。

    でも、じゃあ、そもそも何故ゆえ八郎を産んだの? ということになると、これは玉藻と八郎の関係、玉藻という存在の根幹に関わる問題なので、今はまだナイショです。
    それは物語のクライマックスで明らかになりますので、それまでは楽しみにお待ちください、ということで…… (^^;)

  • 第6話 玉藻前への応援コメント

    安倍晴明の名前がでてテンションあがりました

    作者からの返信

    登場したのは晴明ではなくて、子孫の陰陽師ですけどね。
    しかも名前が出てくるだけで、すぐにお亡くなりになってしまいました (^^;)
    でも、この方の息子さんも有名な陰陽師で、いずれ八郎とタッグを組んで、ラスボス退治に活躍する予定です。

  • 第49話 白蛇団への応援コメント

    やばい、白縫姫手強い、時葉さんと双璧をなすのか?八郎君、いずれ難局に立たされる予感。

    作者からの返信

    はい、手強いです (笑)

    白縫姫はなんといっても「弓張月」では為朝にとって運命の女性ですから。
    夫を陥れた仇の首を刎ねたり、海神の怒りを治める為に海に身を投げたり(ヤマトタケルと弟橘媛の話とそっくり! 昔はそれでもパクリとは言われなかったんですね・笑)、その後も霊となって、命を失った琉球の王女の身体に乗り移って為朝を援けるという烈女です。

    時葉がもし史実通りの常盤御前で、いわゆる「薄幸の美女」だったら到底太刀打ちできないでしょうね。
    でも、本作の時葉は全然違うキャラですから、いい勝負になるんじゃないでしょうか (笑)

    この二人の間で八郎はねえ…… どうなるんでしょう (^^;)

  • 第48話 白縫姫への応援コメント

    傾国の魔ですか。

    作者からの返信

    典型的な傾国の魔ですね。
    九尾の狐は殷の妲己、周の褒姒、天竺の摩竭陀国の王子である斑足太子の妃・華陽夫人として為政者をそそのかし、暴虐の限りを尽くした後、日本に帰る吉備真備の遣唐船に少女「若藻」として乗り込み、日本に渡って来たとされています。
    その辺のところはマンガ「うしおととら」にもチラッと描いてあったかな。
    あの作品の「白面の者」って、九尾の狐でしたからね (^_^)

    編集済
  • 第60話 鎮西王への応援コメント

     ゆっくり読み進めてきましたが、ついに最新話に追いつきました。「史実」という素材を使いつつ、「異聞」ならではの味付けで極上の一品となったこの作品、まだまだ堪能したいと思います。無理のないペースで、頑張ってください!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    まだまだ中盤を少し過ぎたところですから、これから終盤、クライマックスに向けてお楽しみ満載、乞う御期待です。

    掲載のペースは幸い、最近はだいたい2日ほどで執筆したものを、その後4~5日かけて見直し、推敲、週末に投稿で安定してきました。
    このペースでゆっくり頑張ります。
    毎日のように投稿される方も居られるようですが、私にはそんなことはとてもできないので、「量より質」を目指します (^_^)

  • 第60話 鎮西王への応援コメント

     国を傾け滅ぼした玉藻前の息子が国づくりに興味を持つという所が、何とも不思議で興味深いなと思いました。
     そして大陸を目指すのも、母の来歴とも関連がある気もしています。

    作者からの返信

    仰る通り、「国づくり」という、玉藻とは逆の道を歩むことになりました。
    そしてこれもまた仰る通り、大陸からやって来た玉藻とは逆に、八郎は広い大地を求めて大陸を目指します。
    実は作者も前々から感じていた不思議な因縁で、それを代弁して下さって、ありがとうございます。

    とにかく八郎には、狭い日本で「天下統一」とかの小さなラストで終わって欲しくないですね。
    この作品を書き始めた時からの既定路線で、最後は日本を飛び出して広大な天地で活躍させてやりたいと思います😄

    編集済
  • 第60話 鎮西王への応援コメント

    この時代に民主主義の思想を持てる八郎……。きっと途方もなく常識外れな事なんでしょうね!
    武力に強いだけでなく、スティーブ・ジョブズやエジソン並の大天才に思えてきました……。

    作者からの返信

    この時代よりずっと以前に、ギリシャのアテネ周辺や古代ローマでは民主制や共和制と言われる政治形態が成立してますからね。
    中国でも西周の時代の一時期、暴君が追放されて有力諸侯が合議で政治を行ったという説もあります。

    ですから、日本でもそういう発想を持つ人間がいたとしても全くの不思議ではないかと。
    ましてや八郎は比叡山という環境で精神的に成長しましたから、血縁を第一とする武士や公家とは違う、国の統治を王や皇帝などに頼らず、むしろ否定する発想が出てくるのは然るべきではないでしょうか。

    まあ、当時の人々からしたら常識外れなことは間違いありませんね。
    なにしろ現代人である作者が創り出した理想の人物ですから (笑)

    編集済
  • 第60話 鎮西王への応援コメント

    拝読致しました。
    この考え方を、一所懸命だとか、悪党だとかと言い募っている人々に理解させるのは難しいでしょうね(^^;)
    武だけでなく、政においてもナパーム弾の如き強烈な一撃をお見舞いしそうです。
    白縫さんは、あるいはその本家は、これをどういう風に受け入れて行くのか。
    将来に根付かないと公言している英雄にどう対して行くのか。
    鎮西の明日もなかなか荒れ模様になりそうかな……??

    作者からの返信

    はい、全く仰る通りでございます (笑)
    八郎は現代人である作者が、この時代にこんな人いたら面白いだろうな~、日本の歴史も変わったんじゃないかな~、なんて思って創り上げた自由奔放なキャラクターですから。
    当時の人々からしたら、こんな考え方はひたすらビックリ仰天でしょうね (^^;)

    まあ、鎮西統一までは自分の仕事だって言ってますからね、その先の夢はまだ内緒にして、まずは鎮西制覇へと皆を引っ張っていくんじゃないでしょうか。
    その先は乞う御期待ということで。

    最近のWEB小説の歴史ものって「戦国時代」「転生」「天下統一」ばっかりじゃないですか。
    八郎はもちろん転生者でもなく、戦国期の人物でもありませんが、目指すのも「天下統一」「日本の覇者」なんてありきたりで小さなものじゃなくて、もっと自由に、大きく生きて欲しい…… というのが作者の願いです😊

    編集済

  • 編集済

    第42話 夜襲への応援コメント

    九州弁ほどよい感じですね
    実家の様な安心感(´▽`*)
    戦場の緊迫感と突破からの疾走感
    緩急お見事です

    出身は……🍠置いてけってことでどうか一つ!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実はそんなに緩急を計算して描いた訳じゃないけど、自然にそうなっちゃいました。

    九州弁で「実家のような安心感」って、もしかして九州の御出身なんですか?
    土地の感じを出すために松浦党の面々には九州弁を使わせてますけど、難しいですね。
    あまり方言がきついと読者さんに理解できないし。
    地方を舞台にしたドラマの脚本家さんの苦労が少し理解できた感じです (^^;)

  • 第5話 頼長卿への応援コメント

    この時代はDNA鑑定もないですから、疑い始めたら拡大していきますよね……、玉藻の態度も普通ではありません

    作者からの返信

    あはは、DNA 鑑定とは!
    書いている時はその世界観にどっぷりと浸ってるんで、考えてもみませんでした (^_^)

    玉藻は何といっても正体が「アレ」ですから、普通の女性とは言動が全然違います。
    しかもこれから…… 先々をお楽しみに😊

  • 第47話 火振りの儀への応援コメント

    信西入道の討手ならば勿怪の幸い 確かに普通はこの発想はないな。

    作者からの返信

    まあ、時葉ですからね。
    ふつうの女性なら、とてもそんな風には考えないでしょう。
    度胸が据わってるというか怖いもの知らずというか (^_^)

    編集済
  • 第45話 戟と弩への応援コメント

    ははは、そんな事ではないかと思っておりました。 周りに理解者が多いですね。八郎君、素直だから読みやすいのか

    作者からの返信

    戦術以外はストレートな性格だから、そうかもですね。
    ちなみに作者も、駆け引きは面倒くさいので、極力ストレートに生きております。
    でもそうすると、駆け引き大好きな人からは逆に「内心では何を考えてるのか」「心が読めない」とか疑われたり警戒されたり (^^;)

  • 第27話 勘当への応援コメント

    なんと、時葉さんのすがすがしいこと
    なんと、八郎さんのどうどうとしたこと
    勘当も、八郎は好機と捉えた様子。
    そして、お母さんがいたよ爆弾……面白かったです。

    作者からの返信

    この場面を、あらためて考えてみると

    八郎は「勘当? おお、望むところだ。これでやっと自由になれるぞ」
    時葉はもうすっかり八郎に…… ♡
    重季は懸命に八郎を庇う。
    為義は家を守ることに必死で、「勘当」で何とかなるかと思ったところに玉藻のことを聞いてびっくり仰天。

    四者四様ですねえ (笑)
    この四人の気持ちがしっかり描写できたかな?

  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    ドラマチックでありながらもどこか運命の残酷さを感じさせる展開が魅力的ですね。為義の懊悩と玉藻の毅然とした態度の対比が、二人のキャラクター性を際立たせていますね。特に、玉藻の「この子は私がこの手で育てたい」という言葉が、未来の予感を漂わせつつも母としての芯の強さを表現していて胸に響きました。物語の中にある時代の空気感が、情景描写を通じて鮮やかに伝わってきました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    実は今ちょうど悠鬼よう子様の作品を読ませて頂いて戻ってきたところで、そこにこのコメントを頂いて、偶然にびっくりしました (^_^)

    為義はねえ、最初は男らしいところもあったんですが、どんどん情けなくなっていって、まあ年甲斐もなく玉藻に惚れ込んでしまった弱みといいますか。
    玉藻は玉藻で、それこそ巨大な秘密を抱えてますんで「この子は自分の手で育てたい」という台詞には二重の意味がありまして、ひとつはもうすぐ明らかになりますが、もうひとつは玉藻の正体の根幹に関わる部分なので、こればかりはサービスでネタバレする訳にもいかず…… クライマックスまで秘密です (^^;)

    時代の空気感が出てますか。
    そう思って頂けたなら嬉しい限りです。

  • 第45話 戟と弩への応援コメント

    確か人間の首って5キロくらいあるんじゃなかったでしたっけ?
    いくら武者といえど荷物にはなるんでしょうね。

    作者からの返信

    そうです。とても重いらしいです。
    あんなものを腰にぶら下げて戦っていたら明らかに戦闘力が下がります。
    そこで分捕切捨です。
    実際には南北朝期の高師直が発案したらしいんですが、本作では八郎がそれに先駆けて、という事にしちゃいました。
    純粋な歴史小説ではなくて、あくまで「伝奇小説」ですから (^_^)

  • 第8話 父に挑むへの応援コメント

    孫子は自分好きで和訳を読みました。
    政の最後の手段として、勝つために行うことを纏めたものが紀元前に書かれたと言うだけでも驚きです。
    聞けば近世でもナポレオンやマッカーサーも愛読していたとか。用兵に関わるものにとっては大事ものと理解してたんでしょう。
    日本は昭和の初期まで連戦連勝していたので上層部が本質を見誤ってしまったのが残念です。
    ですが、雌雄を決すべく大国に挑んだのですから日本人として誇れると思います。
    現代は科学技術が進み、力を誇示するだけでそう言ったものがあまり必要ない世の中になってるような気がします。
    さびしい限りです。

    作者からの返信

    古い兵書としては日本にも「闘戦経」というものがありますね。
    孫子の「兵は詭道なり」とした思想を日本の国風に合致しない、知略ばかりに頼れば裏目に出るとした考え方を基に精神面を説くものです。
    まあ一理はありますが、公家である大江家によって著されたせいか権威主義的で、「武士は皇室、公卿などの権威に従うべきもの」とする考え方が強いんです。
    だから、本作のこの先の展開にそぐわず、取り上げませんでした。

    孫子の説くところは現代でも、軍事面以外でも(企業戦略など)通用するところが多いですよね。
    もっとも私はリアルの世界では、「謀」は面倒くさいし、「勝ち負け」ばかりに拘りたくないので、あまり参考にして行動はしておりませんけど (^^;)

    編集済
  • 第22話 元服への応援コメント

    正義感の強い、綺麗な目をしたジャイアン 八郎。
    しかも、人の腹の内を見抜く力がすごいぞ 八郎。

    なんか、大人になった気がします。
    いただいた宝剣がよくお似合い。
    元服の名前は、親や兄弟から一文字もらうんですね。
    源八朗為朝、よい名でござる。

    作者からの返信

    「ジャイアン」!「ござる」!
    あはは、笑わせてもらいました。

    確かに史実や伝承での為朝は豪放一辺倒で、ジャイアンのイメージに近いですね。
    でも本作ではちょっと違って、理知的なところが出てきてしまいました。
    執筆開始当初の予定ではそこまで考えていなかったんですが、嬉しい誤算かな (^_^)
    やっぱり親がアレですから、子供は単純にグレるか、逆に考え深くなっちゃいますよね。
    そうするとこの変遷は、九尾の狐の息子として設定した時に、作者も無意識のうちに既に決まっていたのかも。

    それはそうと、やっと八郎の少年期の成長譚が終わって大人になりました。
    さあこれから大活躍のはじまりです!
    でも、まだ12歳。これからも戦いの中でどんどん成長します。
    お楽しみに (^_^)

    編集済
  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    この時代は子だくさんで、跡継ぎ争いとか当たり前でしたよね。妊娠したのが自分の子かと疑うのはなんとも悲しいですね

    作者からの返信

    本当に子沢山。
    史実では為義には八郎の下にも子供がいます。
    中でも有名なのは源新宮十郎行家ですね。
    後の源平合戦において各地に以仁王の令旨を持って回り、源氏反撃のきっかけに一助した人ですが、後は頼朝と義仲の間でウロウロし、義仲敗死後は義経に接近して、最後は頼朝に討たれちゃう。
    扇動者としてや権謀術数には長けていたけど、戦には弱かった、この人が名前で分かる通り、なんと10男!
    はあ~😓

    そんな為義ですが、この時もう40代なかばで、当時としては初老です。
    いっぽう玉藻はまだ10代末ですから、爺さんになりかけた為義が嫉妬し、若い、しかも白拍子である玉藻を疑ったという、悲しいけれども、当時ではありがちな話ではないでしょうか (^^;)

  • 第38話 月影への応援コメント

     一兵卒の件ですが、特に他意はありません。兵たるもの、ひとりひとりがそう考えるべきということと考えていました。

    作者からの返信

    なるほど。
    「兵のひとりひとりが」「一兵卒に至るまでが」っていう意味だったんですね。
    了解しました (^_^)

  • 第1話 異形の白拍子への応援コメント

    こんばんは!

    この度は応援を頂き、心より感謝いたします。

    為義さん、男気がありそうで良いですね。
    みゃーの、男前センサーがビンビン反応しております。
    みゃー、そんな所をつい見て感想を書いてしまうので、いや、そんな物語じゃ無いと、不快に思われたら申し訳ありません。

    そして、謎の白拍子様と何もかも超えて是非恋に発展して頂きたいと、みゃー、心弾んでおります
    (⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

    そして、いにしえを感じるたおやかな文なのに、本当にスラスラ読めて感動いたしました。
    本当に素敵です!


    作者からの返信

    あらあら、今ちょうど、また御作を読ませて頂いて帰って来たところです。
    偶然ですねぇ 😄

    為義は、男気があるのかなあ?
    ここから微妙に変化していくかも。
    多分その男気センサーは、この後に生まれてくる主人公の八郎や、その他の人物にもっと反応するかもです。

    謎の白拍子はねえ、あらすじやキャッチに書いた通り「アレ」ですから、普通の恋にはなりません(キッパリ!)(^^;)

    これからの展開に乞う御期待です。
    あ、それから、文体を褒めて頂いて、ありがとうございます。
    感謝感激です。

  • 第37話 王昇受難への応援コメント

    面白い。全てお前の好きにせい これ最高評価ですな 爺様の

    作者からの返信

    義親爺様は父親の為義とは違って、八郎の良き理解者です。
    現実でもよくありますよね。
    隔世遺伝って言うか、父親とは全く性格が違って折り合いの悪い息子が、御祖父さんとはよく似ていて、性格が合ったりする。

    義親爺様と八郎の間は、そんな関係として描いてみました。
    両者とも剛勇無双、権威権力嫌いで、することなすこと破天荒 😄

  • 第36話 祭りの後への応援コメント

    何かを生み出すことをせぬ浮草よ。だからその恩を返すため、すなわち民を守るために戦う  これが一兵卒の心得ですね。

    作者からの返信

    え?
    一兵卒だけではなくて、将も含めた全ての武士の心得として書いたつもりですけど……

  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    ガチの歴史小説、良いですね。
    あまり人が扱わないもの、自分の目指すところです。

    作者からの返信

    「歴史小説」というか、史実の大きな流れは押さえながら、随所に創作を落とし込んだ、いわゆる伝奇小説ですけどね。
    そもそも、玉藻前が出てくるところからして「歴史」ではないですし (笑)

    ただ、最近流行の「転生」や「タイムスリップ」は排除しました。
    それらの要素が絡むと簡単に知識チートが可能になって、よくある物語と一緒になってしまうので。

    おまけに源為朝には信頼できる事実の記録があまり残っていないんです。
    知られているのは若くして鎮西を束ねたこと、保元の乱での活躍、伊豆大島に流刑になってからのことぐらいですね。
    後は大蛇退治とか、人間離れした強弓での活躍、琉球に渡って王朝の始祖になったとか、荒唐無稽な伝承ばかりです。

    本作では、そういった伝承や史実はある程度参考にしながら、滝沢馬琴作「椿説弓張月」とも違う、全くオリジナルな物語を創作してみました。
    為朝とは同世代でありながらも、実際には接触のなかった人物を、重要な役柄で絡ませてみたり、記録にはない事件を発生させてみたり、八郎為朝の人間像自体が一般に信じられているような豪放磊落一辺倒ではなかったり……
    アイディアを思いつくのと書くのに疲れます (^^;)
    でも、楽しいですけどね。

    あまり人が扱わないものを目指すのは、私も一緒です。
    ひねくれ者なのかな 😄

    編集済
  • 第3話 懸想への応援コメント

    玉藻御前とはあの有名な!

    作者からの返信

    そうです、有名な九尾の狐の化身です。
    キャッチフレーズやあらすじに書いた通り、この女性が八郎為朝を産む訳です。
    まあ、私の完全な創作ですけど、玉藻前のモデルと言われる鳥羽上皇の后・美福門院が、ちょうど為朝の母親ぐらいの年齢なので、そう設定してみました。

    これを思いついたのが本作を書いたきっかけですね。
    もっとも、その後はどんどん作者の予想もしなかった方向に話は進んでますけど (^^;)

  • 第2話 斬撃の後への応援コメント

    鬼切って、渡辺綱の刀ですよね。彼にちなんで、わたなべさんは節分の豆まきしなくてもよいという逸話が好きです。

    作者からの返信

    そうそう、渡辺綱が茨木童子の腕を斬った太刀です。
    河内源氏に代々の重宝として伝わり、その後は北条氏に、途中のいろいろを経て最上氏のものとなり、現在は重要文化財として北野天満宮にある太刀が髭切、別名鬼切と言われています。

    渡辺さんは節分の豆まきをしないで良いという話は初めて知りました。
    面白いですね 😊

  • 第1話 異形の白拍子への応援コメント

    すごい文体ですね。圧倒されてしまいます。ライトノベルの枠を超えていますね。

    作者からの返信

    ありがとうございます、って言うべきなのかな?
    まあ、ライトノベル云々は意識しておりませんので。
    特に第1話は時代感を出すために、ちょっと古文調にしたところもありますね (^_^)

  • 第11話 義朝と対峙すへの応援コメント

    義朝かっこいい〜!!と源氏ミーハーとして痺れました。

    作者からの返信

    清盛さんだけじゃなくて、義朝もお好きなんですね。
    心が広い! かくいう私もそうですけど (笑)
    義朝は武勇を謳われただけではなく、当時の武士としては相当に理知的な、時勢の読める優れた人物ですよね。

    それが保元の乱の勝利あたりから変になっちゃう。
    あれはやっぱり父親や弟たちを自ら処刑する羽目に陥ったこと、それが原因で周りから白い目で見られたこと、それから乱後に与えられた官位が思ったよりも低かったこととかが原因なんでしょうね。
    藤原信西や後白河天皇の権謀術数の犠牲になった人だなあ。

    なんて同情しながら、この先を描いていくことになりそうです。
    源氏ミーハーの方々のためには、八郎為朝が史実や「弓張月」以上の大活躍をしますので、そこに乞う御期待です 😄

  • 第10話 清盛と出会うへの応援コメント

    清盛の明るい描写にニコニコしました。開放的で明るいイメージがあるので、こういった料理のされ方は嬉しいです。
    それにしても重季どのが好人物ですね。

    作者からの返信

    清盛さんは「平家物語」や「吾妻鏡」のせいで典型的な悪人に思われがちですが、あれはウソですよね。
    前者はあくまで「因果応報」を強調するために物語の構成上、清盛を実際以上に悪辣に描いてるし、後者は鎌倉幕府の公式歴史書みたいなものですから、情報操作が当たり前で、清盛を善人に描くはずがない。

    福原の都を拓いて積極的に日宋貿易に乗り出したりという、源氏にはない開明的なところもあるし、身分の低い部下にさえも思いやりのある優しい人だったっていう当時の記録も残ってるし。

    という訳で、本作では極めて闊達で颯爽とした人物として清盛さんに登場して貰いました。
    今後も重要な場面で再々お出まし願うことになります (^_^)

    重季は好人物です!
    八郎はなにしろ親が両方とも「アレ」ですから、幼い頃から、せめて一人は愛情を注いでくれる人が居ないと歪んだ性格になっちゃう。
    主人公が最初からグレちゃって直らない物語って読む気になりますか?
    私はなりません (笑)
    そういう意味で、重季はこの物語の超重要人物、準主役かな 😊


  • 編集済

    第13話 処断への応援コメント

    なんとかお話についていけそうです。
    多分、読者を置き去りにせず、わかりやすい描写と、テンポの良さのおかげだと思います。引き続き、学びながら楽しんでいこうと思います。

    追記
    お星さま頂いていたんですね。すごい嬉しいです。ありがとうございました😭

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    「読者を置き去りにせず、わかりやすい描写と、テンポの良さ」なんて、最高の賛辞です。
    ちょっと舞い上げってしまいそう (笑)
    「難しい内容でも、なるべくわかりやすく、シンプルに書くこと」と「テンポやリズムの良さ」は常々一番に心がけているところで、そう言って頂いて嬉しさの極みです 😂

    「学ぶ」とかとんでもない。
    あくまで史実を基にした伝奇小説ですから、ところどころ「ふ~ん、そうなんだ」と思いながら物語自体を楽しんで頂ければ幸いです。

    追記に対する返信)いえいえ、お星さまは気になさらずに。面白いと思ったからこちらが勝手に★★★をつけただけですから。
    こちらこそ、★★★をありがとうございました (^_^)

    編集済
  • 第7話 傅役・重季への応援コメント

    誰にも心許さず傲岸だった八郎が
    『大丈夫か?』
    と声をかけたことに、読んでる方も嬉しくなりました。

    文章のリズムがとても好みで馴染みます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    当初の予定と違って(笑)、本作の特に序の前半は八郎の成長物語になってしまって、重季のことを気遣う部分はその最初のエピソードですね。
    重季は今後も生涯に渡って八郎に誠心誠意仕えることになります。

    モデルとなった人物は、滝沢馬琴著「椿説弓張月」では鎮西に渡ってすぐに豊後で雷に打たれて死んでいますし、「保元物語」では為朝の参謀役として活躍しますが、どちらにおいても為朝と同年配なんです。
    本作では設定を変えまして、八郎の誠実な傅役として登場して貰いました。

    今後いろいろな事件を経て、この二人の信頼関係と絆はどんどん強いものになっていきます。
    ちなみに最新話あたりでは成長した(でもまだ13歳・笑)八郎の第一の側近、軍師として鎮西で大活躍中です。
    お楽しみに (^_^)

  • 第12話 源太が産着への応援コメント

    コメント失礼します。
    立派な体格でも、中身はまだまだ子供ですね。
    加減がわからない分、こんな事になるのですね。

    大事な鎧、どうなるんだろう。アニメならゲンコツで済むのに……

    作者からの返信

    はい、まだ数え歳で8歳、満なら7歳ですから、しっかり子供です。

    鎧はですね、どうなるのかなぁ?(笑)
    史実では平治の乱の際に頼朝が着用し、敗れて都落ちの途上に脱ぎ捨てて、そのまま行方不明になっています。
    歴史と違うじゃないか、と思われた方は、この事件の後に修復されたと考えて頂いて…… (^^;)

    ちなみに源太産着がどのような甲冑だったかは多少は記録に残っておりまして、本文での描写はそれらを参考にしたものです。
    ネットで検索すれば復元したコピーの画像が沢山みつかりますよ 😊

  • 第35話 舜天丸への応援コメント

    義親に命じられるまでもなく ここに八郎の前のめりが見てとれますね。 昔、上司に伊予の出の方がおられました。偏諱も持っておられましたよ。ちなみにウチの妻は因島村上さんです。

    作者からの返信

    はい、八郎にとっては初めての本格的な合戦なので、仰る通り前のめりでございます (^_^)
    この後の合戦では、だんだんと落ち着いて参りますので、お楽しみに。

    身近に伊予や因島の方が居られるんですね。
    本作では「敵」に設定してしまい失礼しました。
    でも根っからの「悪役」という訳ではないので、御容赦ください <m(__)m>

  • 第34話 壇ノ浦への応援コメント

    まだ相手の姿を目視したばかり これ、後の世のアウトレンジ戦法の基本的なとこでしょうか。八郎の矢はさながら大和の大砲的要素を垣間見た!

    作者からの返信

    為朝には伊豆大島の陸上から放った一矢で300人(500人という説もあり)乗りの軍船を沈めたという伝説がありますからね。
    まさに大砲のような威力です。
    もっとも、「当時の日本にはそんな大勢が乗れる船なんか存在しないだろ!」っていうツッコミもありますけど (^^;)

    本作の描写は、そんな為朝伝説は参考にしながらも、これでもそれなりにリアリティーを持たせたつもりです (笑)


  • 編集済

    第33話 瀬戸内水軍襲来への応援コメント

    魚鱗って、後ろから狙われたら弱いかも。義親さん、ある意味理想形? 彦島かぁ、関門海峡を東から西へ、玄界灘に抜けると六連島のところから思い切り流されるんですよ。若いころビビりました。

    作者からの返信

    この頃の戦は正面からぶつかり合うのが基本ですからね。
    背後や側面から襲いかかられる恐れがあるなら、方円の陣とか、それなりの陣形を取るでしょうけど。
    特に今回は互いの領海の境界線での海戦ですから、背後から打ち掛かられる恐れは無いのでは?

    まあ、義親が唐船を戦闘に置いたのは、その戦闘力に自信があったのと、それから何といっても義親自身の豪気な性格が理由でしょう (^^;)

    追伸)関門海峡には私も行ったことがありますが、潮の流れの速さにビックリしました。
    本作での海戦の時期は実は源平の壇ノ浦の合戦と同時期に設定しており、潮の流れの変化もそれに合わせて描きました。
    まあ、壇ノ浦の合戦自体が、潮流の変化が勝敗を決定した訳ではないって説もありますけど。

    編集済
  • 第38話 月影への応援コメント

    月影、賢い!
    やっぱり名将には名馬が似合いますね!
    ラオウと黒王みたいな😆

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ラオウに黒王、前田慶次に松風(国王にそっくりですけど・笑)、項羽に騅、呂布や関羽に赤兎馬、上杉謙信に放生月毛、などなど、名将には名馬が付き物ですよね。
    でも、残念ながら為朝には愛馬との逸話が無いんです。
    たぶん身体が大きすぎて、当時の日本の小柄な馬ではそれに長時間は耐えられなかったのではないかと……

    そこで本作では中国で言う汗血馬のモデルになったと言われる、中央アジアのアハルテケという馬種に登場願いました。
    最も古い馬種のひとつと言われながら、体格も大型で、スピードもあり耐久力に優れた馬だそうです。
    見た目も美しく、原産地であるトルクメニスタンでは「黄金の馬」と呼ばれて国の誇りだそうです。

    八郎の相棒として活躍させますから、お楽しみに (^_^)

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  • 第1話 異形の白拍子への応援コメント

    コメント失礼します。

    この時代は美形の噂を聞けば、妻にも妾にも出来る。
    この荒々しさ、人さらいの勢いですね。

    立ち振る舞いも、踊りもそつなく熟す才色兼備の「白拍子」がなびくのでしょうか。
    人なら妻に、鬼の女なら迷わず切る。
    どちらも男の手柄というわけですね。
    「タイプじゃないし、おじさんだし ちょ~うけるんだけど!」
    今なら、こう言われるかも知れません。面白かったです。

    作者からの返信

    白拍子は謡や舞などの芸事を披露するだけではなくて、遊女としての側面もありますから。
    著名な例だけでも、祇園女御、祇王、仏御前、静御前、亀菊など、皇族や公卿、有力な武士などの側女になった人は多いです。
    記録に残っていないケースも入れれば、相当な数になるでしょうね。

    ただ、本作の玉藻の場合、正体は「アレ」ですから、為義の愛妾になったとしても、本当の目的はその先にある訳で…… そのあたりは段々と明らかになります。
    お楽しみに! というところですね (^_^)

  • 第30話 海を渡るへの応援コメント

     あ、こういう絡みかた? 義経に肩入れする理由がここに。

    作者からの返信

    別に「肩入れ」ではないですが (笑)
    鬼若は実は弁慶でした。
    弁慶さんは生年不詳(非実在説もあり)なんですが、状況からして為朝と同年代とも考えられます。
    ちなみに時葉のモデルである義経の母・常盤御前は為朝の一歳上です。
    そこでこの二人を為朝に絡ませてみることにした次第です。

    この先も存分に活躍させて、終盤の大きな事件、その後のクライマックスで史実との折合いは付けるつもりです。
    お楽しみに 😊

    追伸)あ、もしかして弁慶が義経に「肩入れ」っていう意味でしょうか?
    もしそうならば、仰る通りですね (^^;)

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  • 第29話 妻を娶る?への応援コメント

    「そんなもの、好きおうた二人が一緒になるだけのことじゃろう」

    「そうはいかん。互いに相応しい両家が誼を結び、しかるべき手順を踏んでだな」

     これ、ひと昔前の親子の会話ですね。重季さんにお嫁さん連れてきてあげてください。

    作者からの返信

    そうなんです。
    重季は、このとき30代なかばですが、まだ独身!
    八郎のことで頭が一杯で、お嫁さんを貰っていないんです。
    早く誰かいい人を見つけてあげなければ。
    そうすると、最新話の時点で適当な女性は…… あの人しかいないかなあ (^_^)

  • 第28話 旅立ちへの応援コメント

    急遽、自領を弟に委ねて為義に暇いとまを請い、八郎の供を申し出たのである。 ああ良い人だ。

    作者からの返信

    はい、いい人です。
    重季のモデルになった人物は「弓張月」では豊後に渡ってすぐに雷に打たれて死んでしまいますし、「保元物語」では為朝二十四騎の一人で参謀役ですが、どちらも為朝と同年配なんです。

    それを本作では随分と年上にして、傅役、近習にしてしまいました。
    この先も生涯を通して為朝に付き従う予定です。

    ただねえ、もういい歳なのに独身なのがねえ。
    八郎の世話に忙しくて結婚できていないんです。
    そろそろ、いいお嫁さんを見つけてあげなければ (^_^)

  • 第33話 瀬戸内水軍襲来への応援コメント

    アシタカ以上の威力がありそうですね😅

    作者からの返信

    アシタカって、「もののけ姫」のアシタカでしょうか?
    確かにあの弓矢も、呪いの力か何かで相手の首や腕を吹き飛ばすほどの威力がありましたね。
    でも本作の八郎はなにしろ為朝ですから。

    伝説によればウン百人乗りの軍船を一矢で沈めたとか、伊豆大島から放った矢が80km以上離れた鎌倉の海岸に届いたとか、極めつけは肥前においての戦いで一矢で5万人の敵を撃退し、その矢の刺さった跡が湖だったか池だったかになって残っているとか!

    まあ、どれも伝説ですけどね (笑)
    さすがに本作では、そこまで荒唐無稽の描写をするつもりはありませんけど、やっぱり為朝といえば史上最強の強弓で知られた武者ですから。
    ジブリとは桁違いに強力です (^^;)

  • 第27話 勘当への応援コメント

    一体全体、なんという真似をしでかしてくれたのか おお、この表現、今までの人生で一番しっくりくる使われ方です。自分のあずかり知らぬところでやられちゃあ言いたくなるよな。 死穢しえと祟たたりを恐れたから 汚れの思想、古来から日本特有の思想ですかね?西洋にはなさそう。さて、八郎さん、応対の悪いところとの契約が切れてこれからフリーですね!

    作者からの返信

    「応対の悪いところとの契約が切れて」には、ちょっと笑わせてもらいました。

    そう、いよいよフリーです。
    比叡山までのいわば「序章」が終わって、まずは信西館へ討ち入り、そしてこれから本格的な活躍が始まります。
    今まで八郎の成長譚に付き合って頂いてありがとうございました。
    もうすぐアクション、バトル全開です (^_^)

  • 第26話 玉藻ふたたび への応援コメント

    白い狐の目を想像しました。こわー。

    作者からの返信

    確かに、そういう表現の仕方もありますね。
    でもそれは、玉藻が九尾の狐の本性を現すクライマックスでのお楽しみということで 😊

  • 第25話 舞え舞え蝸牛への応援コメント

    わざわざ迎えに出てきたか。礼儀が行き届いておることよ この表現見習いたい。
    こうくるかぁ、常盤御前登場か。ここで義朝さんと運命の出会いの予感?化粧もさせてるのは、その線アリか?楽しみですね。一気にスピード感が増した。だけどタイトルは舞え舞えカタツムリ さぁ来い!もあるんでしょうけど物足りぬ!早うせい!って感じもする。僕が小学生低学年の頃、今は亡き祖父(その時は病気で動けなかった)が初めて本屋に言いつけて買い求め、与えてくれたのが「源義経」でした。すぐ読んでしまった時のじいちゃんの笑顔は今でも。 僕が鎮西八郎ってところでクリックしたのもここに原点があるのかもしれません。九州の人間ですし。

    作者からの返信

    「わざわざ迎えに出てきたか~」は、八郎の余裕を表現したくて、そう書いてみました。

    エピソードのタイトルが「舞え舞え蝸牛」なのは、玉藻は元は白拍子ですし、平安最末期の時代感を表すために敢えてそうした次第です。
    「討ち入り!」とか「大暴れ!」とかにすれば、もっと迫力が出たんでしょうけどね (^^;)
    この先も重要な場面で、有名な「戯れせんとや生まれけん」などの今様が出てくる予定です。

    九州の方なんですね。
    この後、八郎は信西の報復を恐れた為義に勘当されて鎮西に渡ります。
    そこでは合戦に次ぐ合戦で大暴れです。
    お楽しみに (^_^)

  • 第24話 信西入道への応援コメント

    ここで討ち取ってしまいなさい 親に恵まれないですな。親ガチャ失敗・・・ではないのに。

    作者からの返信

    私も実生活で親ガチャ失敗(?)したので、ついついその経験が、自分が書く物語にも出てしまうようです。
    いやあ、子供の頃から理不尽な扱いを受けて、あげくは大人になってからも社会的に抹殺されそうになりましたからね。
    アレは酷かった 😓

    でもなんとか乗り越えて、元気でやってます。
    だから八郎も親に恵まれないことなんてなんのその、フフンんのフンです (笑)

  • 第59話 天満宮への応援コメント

    大宰府といったらやっぱり太宰府天満宮ですね。

    崇徳天皇や平将門と並んで三大怨霊の一人に数えられる菅原道真公は、果たして為朝に力を貸してくれるのでしょうか。

    もしもこの参拝で道真公が降臨して為朝に味方したなら京の朝廷は大慌てでしょうね。

    作者からの返信

    いやあ、ちょっと前に健磐龍命を白縫姫に降臨させたばかりなんで、そこまでは考えていませんでした。
    でも、そうなったら凄いなあ。確かに京の朝廷は大慌て。
    生前の崇徳上皇は既に登場してるし、ついでに平将門の霊も登場させたりして。
    日本三大怨霊揃い踏み、検討してみます (笑)

    実は今推敲中、来週末に投稿予定の最新話に、怨霊としての道真と将門のことが、八郎の台詞の中にチラッと出てきます (^^;)

  • 第22話 元服への応援コメント

    その意気や良し! これ若者には最高の応援ですね。源八郎為朝さん来たねぇ。

    作者からの返信

    本作では崇徳院と八郎は史実よりも「弓張月」よりもずっと深い、お互いを思いやる関係になりそうです。

    それと、元服後の名前の件ですが、昔は特に目上の人に関しては諱(いみな)で呼ぶことはなかったみたいです。
    だから本当は歴史もので「信長様」って家臣や目下の者が呼び掛けるのは奇妙で、若い頃なら「三郎様」、ある程度の時期からは「上総介様」、家臣ならば「お館様」とか「殿」でなくてはならない。
    理由を詳しく説明すると長い文化論になるのでそれは避けますが、要するに諱で呼ぶのは親でもない限り凄く失礼なことだったみたいですね。

    だから例えば坂本龍馬も諱の「直柔(なおなり)」ではなくて、通称の「龍馬」で知られてます。
    たぶん、親族やごく近い関係の人以外は「直柔」なんて諱は知らなかったんじゃないかな。

    そういう訳で本作でも、少なくとも八郎については、作中での呼びかけはもちろん、地の文でも「為朝」ではなく「八郎」で通すことにしました (^_^)

  • 第21話 鵜丸への応援コメント

    傾国のナインテールがお母さんと知る。話の出所が出所だから100%確実な驚愕の事実。

    作者からの返信

    一瞬、「ナインテール」って何だろうと思ったんですけど、ああ「アレ」かあ (^^♪
    でも、まだまだ玉藻は大妖の本性を表してませんけどね。
    話が進めば進むほど、どんどん悪辣になっていきます。
    で、その玉藻に八郎がどう対していくのか、今後の展開をお楽しみに(今回はネタバレ無しです😊)

  • 第28話 旅立ちへの応援コメント

    Evelyn様、こんにちは😊

    なんと、時葉さんからのストレートな求婚。
    果たして八郎さんは如何に?

    作者からの返信

    まあ求婚というか、一方的な宣言ですね (^^;)

    でもねえ……
    八郎自身はまだまだ「嫁」なんて考えてませんし、時葉のモデルは有名な「あの武将」のお母さんですから。
    八郎と結婚なんてことになった「あの武将」も生まれてこないことになるし、そうすると源平合戦の結末はどうなるんでしょう?
    そのあたりは、まだまだ先のお楽しみです 😄

  • 第54話 決着への応援コメント

    新兵器に戦術に、最後は一騎打ち!
    見事な戦いでした。

    あと最後に敵の宗頼やその本隊がちょっとだけ活躍したのも、強敵感が出ていて良かったです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    ここは物語中盤の山場ですから、描くのに苦心しました。
    仰る通り、新兵器に新戦術、最後は一騎打ちと、考えられる限り盛り沢山にしましたが、楽しんでもらえたようで嬉しいです 😄

    敵はもう少し活躍させても良かったかな。
    でも、主人公が剛勇無双で有名な為朝ですからねえ。
    あまり接戦にしちゃうと為朝の人間離れした強さが薄れちゃうし、難しいところです (^^;)

  • 第30話 海を渡るへの応援コメント

    弁慶に薙刀…鬼に金棒みたいな😆

    作者からの返信

    はい、八郎に弓、弁慶に薙刀の強力なコンビが形成されました。
    でも八郎は鎮西で、薙刀よりも強力な近接戦用の武器を手に入れますけど…… それは先々のお楽しみということで 😄

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  • 第19話 鬼若への応援コメント

     頼朝さんは幼名ななんでしたっけ?鬼がついたような

    作者からの返信

    鬼武者という幼名がよく知られていますが、鬼武丸という記録もあるようです。
    昔の名前にはこういう風に「鬼」とかの、おどろおどろしいものが意外と多いですね。
    たぶん現代人の抱くイメージとは少し違って、強さや力、人間離れした能力の象徴的なところもあったんじゃないでしょうか。
    「鬼のように強く育って欲しい」とかいう願いを込めて名付けたんだと思います。

    ちなみに、時代は少し下って室町初期になりますが、猿楽、能の大成者として有名な世阿弥の幼名も「鬼夜叉」という凄い名前です。

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    第18話 時葉への応援コメント

    うん、尻に敷かれる予感と仲間が増える予感。俺の境遇など気楽なものだ、僕もそう思う時があります。戦国の世の人達は気が付けば刃物をもった人達が首狙ってくるし、じいちゃん婆ちゃんの頃は空から爆弾降ってきた。僕のなやみなど、気楽なものだ。
     ああそれから、ウチも一番上の兄ちゃんが大学受験です。親としてできることは少ないですけど、どうかベストを尽くせるよう気を揉む日々です。

    作者からの返信

    尻に敷かれる予感 (笑)
    当たらずとも遠からずですね。
    少し先に、そんな風なエピソードがちょっとありますよ。

    「受験」っていうことは、近況ノートを読まれたんですね。
    そう、ウチの娘が来年、高校受験なんです。
    おいなり新九郎様のところは大学受験。
    驚きです。そんな歳の息子さんが居られるんですか。
    ずっと年下の方かと勝手に思い込んでました (^^;)
    文章の感じがお若いですね。

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  • 第17話 祇園闘乱への応援コメント

     僕は不動明王と聞くと政宗さんのあのセリフが自動脳内再生されます。

    作者からの返信

    あ、元ネタがバレた!(笑)
    「火炎を背負い、髪は逆立った怖ろしい姿でありながら、大日如来の化身であって、内には大慈悲を秘めるというではないか。これぞ正しき武士の手本とすべき仏である」っていう部分は政宗さんの幼き頃の逸話がモデルです。
    あまりにこの場面にぴったりなので、政宗さんの数百年前に八郎に言わせてしまいました。
    まあ、あくまで史実からの拝借であって、誰かの作品から頂いた訳ではないですから、決して盗作などではないということで御容赦ください (^^;)

    編集済
  • 第16話 観想念仏への応援コメント

    欲、想い 僕のテーマでもあります。しかしこの知識量だと、厚みがあるなぁ。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    厚みがありますか?
    自分ではまだまだ薄いんじゃないか、もっと勉強して書き直す必要があるんじゃないかとも思うんですが。
    まあしかし、今の私の正直な気持ちとしてはこんなところです (^^;)

  • 第15話 往生要集への応援コメント

    六道輪廻、後何万回繰り返すでしょうか。お釈迦様のように解脱は難しい。阿弥陀様が迎えにこられるころ、地球自体が終わってしまうかも。・・・と僕は思ってしまいます。

    作者からの返信

    私の知人が言っておりましたが、生きている人間で誰も死んだ経験のある人はいませんから。
    死んだ後に何があるかは誰にも分からない。
    輪廻転生があるかどうかもわからないし、極楽浄土が存在するとしても、往生してそこに行くことが本当に幸福なのかどうかも分からない。

    私は仏教の信者でもないし、大学はミッション系で、随分とキリスト教哲学や倫理学の授業も受けましたが、結局はキリスト教の信者でもありません。
    宗教なんて、苦しみに足掻く人間の心が、救いを求めて強引に作り出したものだろうと思っております。
    実存神学なんて代物も勉強してみたものの、結局は「神は存在する」って信念が前提になっており、全てをそこに「こじつけて」いきますから、自分の疑問に対する満足な答えは得られませんでしたね。

    だから、数話先に八郎に「この末世において、なぜ神仏は苦しむ者を救い、悪しき者に天罰を下さないのだ」とか「そうか、神仏が存在するかどうかなど関係ない」といったことを言わせております。

    でも、クリスマスはお祝いするし、お正月には初詣に行きますけどね (笑)
    もうすぐ、そういうことの連続する季節だなあ。
    楽しみですね。
    自分の誕生日は12月だし、年末年始は大好きです 😄

    編集済
  • 第14話 功徳院への応援コメント

     やはり、縁だわ。成長の構成の仕方が丁寧ですね。 いいなあ

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    法然上人は史実では為朝との接点は無いんですが、為朝の6歳年長で、実際にこの時、比叡山の功徳院で修行をしておられるんです。
    そこで、八郎が源太が産着を両断したせいで比叡に追放され、そこで若き日の法然上人と出会うという流れにしてみました。
    どうしてもこの二人を出会わせて、八郎に与える影響、変化を見てみたかったもので。

    主人公や登場人物の成長を描けるのは長編を書く醍醐味ですよね。
    この作品を書き進めていって、あらためて実感しました。
    この後も、八郎に大きな影響を与える人物や仲間が続々と登場します。
    だから、このあたりは八郎の成長をゆっくりと描く「序」の段階の一部です。
    そんな中で八郎は成長を遂げ、後は急転直下、戦いに次ぐ戦い。
    そして最後は…… お楽しみに (^_^)

    編集済
  • 第13話 処断への応援コメント

     恐怖は肝心なところをを見えなくする。これは良いことを聞きました。器量の問題でしょうが。親ならたまにありますもんね。でも八郎はレベルとラベルが違う!

    作者からの返信

    仰る通り、特に父親の場合、自分の器量を超えた息子を疎んで辛く当たってしまうことは多々ありますものね。
    私も随分とそんなケースを目にしました。
    でも、出る杭は討たれても、杭によってはまた出る!
    親に疎まれる事なんかは気にしない、八郎はそんな少年です (^_^)


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    第12話 源太が産着への応援コメント

    現存しない源太産着、まさかこういう失われ方をするとは。捨てちゃうんじゃないんだ。タイトルのとこでは、源太産着キターと言って右手を挙げておりました。

    作者からの返信

    源太が産着は史実では、平治の乱において頼朝が身につけて、敗れて京から落ちのびる際に脱ぎ捨て、そのまま行方知れずになったとされています。
    現存しない鎧なので、八郎に一刀両断されるという形で登場させてみました。
    作中における甲冑の描写に関しては伝承に基づいています。

    「失われ方が史実と違うじゃないか」と思われる方は、その後に修復されたとでも考えて頂いて…… (笑)

  • 第11話 義朝と対峙すへの応援コメント

    文弱の若君と見なす この点で信長はどうだったのかなとフト思いました。お傅役の考え方の差。比べてはいけないんですけど。また一人の力で生き抜くことを貫く性か。小気味良し。 ここに、為義と義朝の心持の差があっていい感じ。

    作者からの返信

    まあ八郎はこの時点ではまだ幼いですからね。
    信長の事績が明らかになるのは主に10代の若者になってからですから、比較はできないかと。
    それに信長の場合は傅役がどうこうというよりは、自分の判断で敢えて奇矯な行動をして、それを懸念した傅役が諌止したと言われていますから、八郎と重季の関係とは随分違います。

    義朝に関してですが、やはり為義に疎まれて、長男なのに京に置かないで関東に下されてますから(関東における源氏の勢力を伸ばすため、為義がわざと…… という説もあります)、そんな自分の立場と八郎を重ね合わせて共感を抱いた訳です。

    でも、この義朝が後々には八郎の強力な敵となってしまうんですが、そこには玉藻の妖しい力と策謀が…… なんて、またまたネタバレでした (^^;)

  • 久しぶりに出てきた玉藻、一気にラスボス感が増してますね。
    そして彼女の陰謀でとてつもない戦乱が引き起こされると。

    そう考えると玉藻はまさに魔王ですね。

    作者からの返信

    はい、仰る通り魔王でありラスボスです。
    この後、玉藻の策動によって京の都を舞台に続けて大きな戦乱が……
    八郎がそれにどう巻き込まれ、最後は玉藻とどのように対するのか、乞う御期待です 😄

    編集済
  • 第9話 江口の翁への応援コメント

    やっぱり人の縁ですなぁ。

    作者からの返信

    そうですね。
    悪縁があれば良縁もある。
    でも、不幸な生まれ方をした八郎ですが、重季を始めとして、この江口の翁、それからこの先、いろいろな人物との良き出会いがあって、その中で精神的に成長していきます。
    お楽しみに (^_^)

  • 第8話 父に挑むへの応援コメント

     やはり、根本に玉藻前に対する恐怖があるのですね。

    作者からの返信

    あります!
    それから、その息子である八郎の才に対する恐怖も。
    そのあたりは、もう少し先になって、ある事件の後に為義自身が告白します(ネタバレ?)

  • 第7話 傅役・重季への応援コメント

     お傅役の人となりの描きかたが丁寧ですね。そこでゆっくり八郎の成長が積みあがってくる。落ち着いている。ぼくにないもの。

    作者からの返信

    重季は生涯通じて八郎に付き従う重要な登場人物ですから、この人に関してはやはり、じっくりと描かないと。
    これからいろんな事件があって、二人の絆はいっそう深まっていきます。
    両親があの調子なんで、重季みたいな愛情と良識ある人物が傍にいないと、まだお子ちゃまの八郎はグレてしまいますよね (笑)

  • 第6話 玉藻前への応援コメント

     憶測が急に恐怖を呼んでくる。人の心とは。でも現実味のある心の移動の仕方。
    怖いのは玉藻前が、素直に従ったこと。普通の女性じゃ、やはりない。

    作者からの返信

    まあ、玉藻はなにしろ「アレ」ですから。
    為義もとうとうヤバいと思った訳で…… (^^;)

  • 第5話 頼長卿への応援コメント

    しかし、こ奴は違う。この一言に尽きる。

    作者からの返信

    主人公ですから (笑)
    他の登場人物と一緒じゃ面白くありませんよね。
    でも、ここでの「違う」は、お察しのように決していい意味ではありませんけど (^^;)

  • 第4話 八郎誕生への応援コメント

    ありがとうございます。ただ、安易に擬音を用いていたことで、自分の中で手抜きがあったと思ったのです。読者のみなさんに真心を尽くしてないと。大分たくさん作っちゃいましたが。それはそうと、生まれたばかりの赤ちゃんの顔が整っている。ここで玉藻前の神秘性を感じました。母親の力が影響してるんですね。

    作者からの返信

    決して深い意図は無くて擬音語・擬態語について述べただけでしたが、それが何かの気付きのきっかけとなったのなら、私としても嬉しい限りです。
    確かに読者の皆さんに、それから一文一文に真心を尽くすのは大事ですよね。
    疲れますけど、ホント (^^;)
    でも、それが嫌なら文章なんて書かなきゃいいんで (笑)

    赤ん坊の顔ですが、仰る通り、なにしろ母親が母親ですから。
    それに為朝は数え歳の4歳(満なら3歳)で牛車をひっくり返したっていう伝説をお持ちの方ですし、生まれた時も大人びていたのではないかと。
    それと、ウチの娘が生まれた時のことも少し思い出しながら書いたかな (笑)
    親が言うのもなんですが、生まれた時から赤ん坊らしくない、大人びた顔をしてたんですよ。
    見舞客の皆さんに、よく驚かれました (^_^)

    編集済
  • 第3話 懸想への応援コメント

    ああ、いいこと教えてもらいました。そうか、擬音と格、うん、自分のは少し抑えてみようかと考えました。僕は書くときに気持ちのムラやブレが多いんでしょう。ありがとうございます。

    作者からの返信

    どういたしまして。
    でも文章は結局のところ個人の好みによるものですから、擬音語や擬態語に関する意見も、あくまで私も含む「その人の」感じ方です。
    あまりお気になさらずに、書いている自分にとってのベストを目指されたら良いと思います