応援コメント

第6話 玉藻前」への応援コメント

  • 企画から来ました。

    歴史関係は疎く、知識もないのであまり読む機会がなかったのですが、楽しめる上に勉強にもなってお得感を感じましたw

    やっぱりこういうのを書く時は調べたりするものでしょうか?
    私は調べれば調べるほど何が真実か分からなくなってしまうので学がある方が羨ましいです……

    作者からの返信

    「お得感」とは!
    感想コメントでは初めて聞く面白い表現に笑ってしまいました😊

    調べるのは、そうですねぇ……
    私の場合は、今までずっと自分の中に蓄積されてきたものを基盤に置いて書きますね。
    新たに「これを書こう」とか考えて、それから調べるっていうことは無いです。
    にわか仕込みの知識だと、物語が不自然になったり、底の浅いウンチクばっかりになってしまうような気がするので。
    でも、細部の確認は必要ですね。
    昔に読んだ本を引っ張り出してきたり、NET上で検索してみたり。

    何が真実かっていうのは人によって解釈が違ったり、時代によって見解が変化したりするので、突き詰めればきりがないかと。
    私も自分の見解で書いてます。
    特に本作は純粋な歴史ものというよりは伝奇ものですし。
    為朝っていう人は、あまり記録が残っていないんですよ。
    一矢で軍船を沈めたとか、大蛇を退治したとか、荒唐無稽な伝説ばかりは沢山ありますけど (^^;)
    そこでいっそのこと九尾の狐・玉藻の前の息子にしちゃって、歴史の大筋は押さえながらも、大部分は創作の世界で人物造形し、大活躍をさせることにした次第です。

    編集済
  • コメント失礼します。

    玉藻さんへの疑いが膨れ上がり、遂に手放してしまいましたか……!
    一度疑心暗鬼になるとだめですよね。
    もちろん、ご自身が置かれた現在の立場もあるのでしょうが。。。

    しかし齢3歳で成長っぷりも腕っぷしも凄いですね、八郎さん。
    これからどんなふうに成長していくのか、怖いような楽しみなような……です。

    作者からの返信

    まあ、今も昔も男性にはありがちな嫉妬と疑惑、そこに御家大事という当時の考え方も相まって、更には玉藻の正体は「アレ」ですから、恐怖にも駆られて為義は玉藻を手放してしまいました。
    さあ、昇殿した玉藻がこれからどう暗躍するのかが一つのお楽しみです。

    それから八郎に関してですが、為朝は伝承では4歳(しかも数え年)の時に牛車をひっくり返したそうで、本作では敢えてそのエピソードは取り上げませんでしたが、なにしろ一矢で軍船を沈めたとか、人間離れしたエピソード満載のお人です。
    ならば本作の八郎にも、幼くしてこのぐらいの成長ぶりは見せてもらわないと。

    これからもどんどん心身共に成長しますので、お楽しみに😊


  • 編集済

    平安時代のお話ということで、興味深くもとっつき難そうかな?と思いましたが、とても読み易い文章ですらすら読めました。
    為義の葛藤は理解できるし、玉藻はただただ不気味で妖しい存在ですねェ。

    作者からの返信

    冒頭は時代感を出すために、意識的に古文調にしたところがあるんですが、「読みやすい」と言ってくださる方が多くって、正直ホッとしてます。
    玉藻はねぇ、「あらすじ」に書いたように正体は「アレ」ですから、為義が葛藤するのも当然で、それどころか、この先は更に世を乱して……

    とにかく、ごゆっくり楽しんで頂けたら幸いです😊

    編集済
  • 疑わしいことばかりで人生ままならんって感じですね。
    重厚なのに読みやすくて夢中になりました。

    そして、★1000越えおめでとうございます!!

    作者からの返信

    まあ、権謀術数渦巻くような平安末期ですし、為義の相手は玉藻、そして玉藻の正体は「あらすじ」で書いたようにアレですから。
    そりゃあ「ままならん」でしょうね (笑)

    「読みやすい」と言ってくださる方が多くて嬉しい限りです。
    複雑な内容でも分かりやすく伝えるのが優れた文章だと、ずっと信じておりますので。

    ★1000超の件ですが、ありがとうございます。
    これも全て、愛読、応援、激励して支えてくださる皆さんのおかげです (^_^)

    編集済
  • 安倍晴明の名前がでてテンションあがりました

    作者からの返信

    登場したのは晴明ではなくて、子孫の陰陽師ですけどね。
    しかも名前が出てくるだけで、すぐにお亡くなりになってしまいました (^^;)
    でも、この方の息子さんも有名な陰陽師で、いずれ八郎とタッグを組んで、ラスボス退治に活躍する予定です。

  •  憶測が急に恐怖を呼んでくる。人の心とは。でも現実味のある心の移動の仕方。
    怖いのは玉藻前が、素直に従ったこと。普通の女性じゃ、やはりない。

    作者からの返信

    まあ、玉藻はなにしろ「アレ」ですから。
    為義もとうとうヤバいと思った訳で…… (^^;)

  • 言葉遣いや院の知識などが勉強になりすぎて、勝たん状態です(*´ω`*)!

    作者からの返信

    いえいえ、私こそ不満な箇所が多くって変更したり、加筆した削ったりが頻繁です。
    なにしろ本格的な長編はまだ2作目の新人ですから (^^;)

  • 描写がしっかりとしているしふりがながあってわかりやすく面白いです。紙で読んで見たかったくらいですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    この先も楽しんで頂けたら幸いです (^_^)

  • こんにちは。

    こうして、玉藻から玉藻前になったのですね。
    なかなか、玉藻に話す気になれなかった為義が、話す気になったきっかけと、手放す気になったきっかけ。
    心の変遷が面白かったです。

    作者からの返信

    まあ、この物語の中ではですね。
    今に伝わる玉藻前の説話の中では全然違いますので、お間違えのないようにお願いします (^^;)

    心理描写は実は私、あんまりやったことがなくって、今まではどちらかというと行動や出来事中心で描いてたんですが、本作では特に序盤ではちょくちょくやってますね。
    物語の進行上そうなっちゃいました。
    自然で面白く思って頂けたならば幸いです。

  •  投稿ご苦労様です。

     随分と詳しく調べられてますね。感心します。

     以前、宋の歴史を調べていた時、官職の前に付く『権(=仮の)』の意味がつかめず、むしろ逆に捉えていたことを想い出したりしました。嫡流なのに権陰陽博士(陰陽博士より一段劣る)なのかと想っていたら、死んでしまいましたね。続きを読むのが楽しみです。

    作者からの返信

    安倍晴明自身が、天文博士にはなっていますが、陰陽寮を束ねる陰陽頭に就任することはなかったようです。
    当時は陰陽道といえば晴明の師匠筋にあたる賀茂氏の権威が高く、それに比べて安倍氏は後継ぎの早世や内紛が続いて衰勢にあったと言われています。
    実際に泰親も兄の政文が急死したため後継となり、庶流の兼時を後見として成長しましたが、後にはこの兼時一派と安倍氏の嫡流、氏の長者の地位をめぐって争っています。
    当時は能力よりも「家」代々の権威が重んじられる時代でしたし、上記のような事情もあって権陰陽博士の地位にとどまっていたのではないでしょうか。

    ちなみに本作では早々に退場頂きましたが、史実の泰親は長寿かつ相当に政治力のある人物で、70歳を越えてついに陰陽頭に任命されています(ただし、その後の陰陽頭はまた賀茂氏ですが)

    この泰親の息子が玉藻前の説話に名前の見える泰成です。
    彼には後に八郎と強力タッグを組んで玉藻前・九尾の狐退治に大いに活躍してもらう予定です。
    本人にしてみれば仇討ということになりますね。
    お楽しみに (^_^)

    編集済
  • 宮中の様子や陰陽師、勢力争いなどとてもリアルです。
    くわえて妖怪話も好きなので九尾の狐、玉藻前のお話はとても興味があります

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    九尾の狐・玉藻前のモデルとなったのは、保元の乱や平治の乱の一因を作った美福門院と言われており、為朝とはちょうど一世代の違いなんです。
    だったら、人間離れしたエピソードの多い為朝の母親を玉藻前にしてしまったら、と考えたのがこの物語を書き始めたきっかけです。
    平安期は陰陽師などの伝奇的要素も多く、絵画的にも魅力のある時代ですよね。
    ゆっくりと楽しんで頂けたら幸いです (^_^)

  • こんにちは
    自主企画へのご参加ありがとうございます。
    鎮西八郎為朝……いいキャラですよね。
    いずれミサイルみたいな強弓が
    うなるのを楽しみにしています。

    それにしても上手い。
    いかにも歴史小説なんだけれど
    読みづらくない。
    たいへん参考になりました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    はい。第33・34話あたりでは、弓で船をバリバリ沈めております 😄
    歴史小説って、読みづらいんですかね?
    私としては、歴史に題材を取ったものと現代ものとかの別なく、文章は全て読みやすさが大事かと。
    まあ、歴史ものはそれなりに時代の雰囲気とか重厚感とかは大切なんでしょうけどね。
    でも、本作は純粋な歴史ものではなくて、あくまで歴史的要素を背景にした「伝奇」と思って書いております。
    だって、「九尾の狐・玉藻前」とか、「それが源八郎為朝の母親だった」なんて設定からして、全然「歴史」じゃないですものね (^^;)

  • 歴史ものですが読みやすいですね!
    玉藻の纏う異質さや不気味さが好きですね。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    歴史ものって一般的に読みにくいんですかね (^^;)
    でも、本作は読みやすいと言って頂いて、ほっとしました。
    特に序盤は時代の雰囲気を出すために古文調にしたところも多々あるので。
    玉藻の正体はなにしろアレなので、異質さや不気味さを出すのに苦労するかなと思って書き出したら、意外なことにスイスイと楽しんで書けてしまって……
    何なんでしょうね。
    もしかして作者自身にもそういう素質がある?

    編集済
  • 玉藻前と言えば、大妖怪九尾の狐で有名ですね。
    下手に手を出すと命が危うい気がします……。

    作者からの返信

    個人の命が危ういどころか、王朝が滅びますよね。
    でも、為義も鳥羽上皇も、この時点では玉藻の正体を知りませんから (^^;)
    それが分かるのは、ずっとずっと先のことです。

  • レビューを見て参りました。
    雰囲気のある語りが良いですね。前知識はありませんが、はらはらしながら楽しませてもらっています。

    作者からの返信

    いえいえ、前知識なんて不要ですから、どんどん読み進めて頂ければ嬉しいです。
    時代背景など、必要なことは最低限、物語の中で述べるようにしておりますので。
    「雰囲気のある語り」や「はらはらしながら楽しませてもらっています」とか、お褒めの言葉、ありがとうございます。

  • ファンタジーばかり読んでいたので、こういうのも新鮮でいいですね。
    独特な雰囲気でこれからも楽しめそうです。
    また後に続いて読んでみます!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私も実はファンタジー読みで、実際、以前からその路線のものも書いているのですが、今回はちょっと毛色の違う作品に挑んでみました。
    楽しんで頂けているなら幸いです。

  • 子どもの頃、椿説弓張月の子供用の訳本を読んでいた頃を思い出し、ワクワクします。

    日本は源義経の出現で初めてアイドルを得たという説がありますが、初めて得たヒーローは源為朝の出現だたという雰囲気がありますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    義経が日本で初めてのアイドルだという説は、私も確か司馬遼太郎さんのエッセイで読んだ気がします。
    で、為朝が初めてのヒーローっていうのは、言われてみれば確かにそうかもな~と思いました。
    書き始めた時は、そこまで考えていなかったので (笑)

    義経も為朝をリスペクトしていた節もありますよね。
    本当は義朝の八男なのに、為朝に遠慮して九郎と称したとか、屋島の合戦での弓流しの逸話とか。

    本作を書き進めていく上で、あらためて気の引き締まる思いです。

    編集済
  • 物語が動き始めましたね。
    為義と八郎、そして玉藻はどうなってしまうのでしょうか。

    作者からの返信

    どうなるんでしょう?
    作者にもさっぱり (笑)
    後はキャラ自身が動いてくれるまま、ですかね。

  • 玉藻なんとかって、安倍晴明でもでてくるよな〜、でも、ちょっと時代がずれてるよな〜?(歴史うろ覚え)と思って読んでました。

    もう、いろんなお話がごっちゃになってきて、妲妃とか?

    玉藻……怖すぎます(^_^;)シツレイシマシタ

    作者からの返信

    玉藻前のモデルは美福門院と言われており、鳥羽法皇の后であり近衛天皇の生母、保元の乱や平治の乱の一因を作った方ですから、ちょうどこの時代ですね。
    説話には安倍晴明が出てくることもありますが、おっしゃるとおり、それはやはり時代がすこしずれていて、晴明のネームバリューゆえの誤解でしょう。(晴明のお母さまが狐だという伝説もありますが、それはまた別のお話)
    「御伽草子」や「絵本三国妖婦伝」などでは登場するのは晴明の子孫の泰成です。
    この方のお父様が本作に登場した泰親で(早々に退場なされましたが)、息子の泰成は後々重要な役どころで登場予定です。
    周の褒娰や、殷を崩壊させた妲己、天竺の摩竭陀国を滅ぼした華陽夫人も九尾の狐の化身と言われており、それがある時代に日本に渡ってきたのが玉藻前の前身…… おっと、これ以上はネタバレになりますね。

    編集済

  • 編集済

    玉藻の名で安倍晴明を連想していましたが、やはりきましたかー
    玉藻前ということはあのヤバイアレですね(ΦωΦ)ワクワク

    作者からの返信

    はい、やはりきました。
    おっしゃる通り、ヤバいアレです (笑)
    安倍晴明だったらもっと盛り上がったんでしょうが、ちょっと時代が違うので、そのご子孫にご登場願いました。
    後々、息子さんが八郎とタッグを組んで仇討に頑張る予定です。

    為朝と玉藻前って、説話では接点がないけど、ほとんど同時代なんですよね。
    それで母親と息子にしちゃった次第です。

    編集済
  • 堪能しました!
    さすがにEvelynさんの描く歴史背景の物語は面白いです。

    続きも楽しみにしていますね!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    本格的な歴史ものを発表するのは初めてなので、お褒め頂いてホッとしました。
    しばらくは毎日更新の予定なので、ご愛読下されば幸いです。