善弘の言葉、今の政治にも通じますね。
作者からの返信
はい、今の政界も病んでおります (笑)
衆議院選挙が終わったばかりですが、どの政党が躍進しようが敗北しようが、あまり今後に期待の持てる状況、政治家の面子ではありませんね。
不祥事、失言は続くし、一向に反省している様子もない。
景気は悪くなる一方で、税金は高くなるばかり。
まさに「政治家の、政治家による、政治家のための政治」ですね。
だからこそ私たちは、せめて物語の中で理想の世界を描こうとするのかもしれません (^^;)
編集済
大陸の宗教はみんな仲間、仲良く善いことをしましょう……と説くところ、仏教では社会集団についての説教は大陸ほどわかりやす説かずに個人にのみ焦点を当てている……
八郎様に、どのような感覚を養ってくれるのか……わくわく
作者からの返信
法然上人は史実では為朝との接点は無いんですが、僅か6歳の年長なんです。
しかもこの当時、実際に比叡山の功徳院で修行しておられます。
だから本作では八郎が比叡山に送られ、善弘さん、後の法然上人と出会うことにしちゃいました。
どうしてもこの二人を会わせて、八郎に大きな影響を与える化学反応を起こしたかったので。
この後も法然さんは再々登場して、仏教絡み以外にも八郎に影響を与えたり、援けてくれたりします。
ちょっとネタバレでした。
ちなみに私は浄土宗の信者でも、他の何か特定の宗教の信者でもありません。
天上界ですら極楽とは違うのですね
お寺などにある地獄絵図を見て怖いなと思いましたが
八郎もまた地獄に行くことを少し恐れを感じたようにも見えました
だから人間界や天上界に行ける方法にこだわったのかと…
そして唯一それを示す書物が害のようなものなのですね
作者からの返信
八郎の気持ちは恐れというよりは興味でしょうね。
なにしろこの時点ではまだ9歳の子供ですから、死を自分のこととして現実味を持って考えるにはちょっと若すぎるのでは?
善弘との会話でも、特に「地獄」にこだわってはいませんし。
仏教でいう六道と極楽浄土の関係については本文に書いた通りですが、なぜ往生要集が「(善弘の言う)害」なのかは、次話をお楽しみに (^_^)
こんばんは。
のりのりの様のレビューから参りました、豆ははこと申します。
『往生要集』の講義が始まるのはとても素晴らしいと思いました。
八郎に、摂理や学問を尊ぶ気持ちがきちんとあるのことが伝わってきます。
作者からの返信
いらっしゃいませ (^_^)
なるほど、のりのりの様のレビューからですか。
効果絶大ですね。
実は史実では為朝が比叡山にという記録は無いんですが、ほぼ同世代の法然上人にどうしても会わせたくて、そういう流れにしてみました。
で、法然上人といえば日本の浄土教の実質的開祖であり、となればそれに先立つ往生要集との関係・違いには触れない訳にはいきませんよね。
仏教は関係なしにも、本作では法然さんはこの後も八郎の兄弟子として、最後まで活躍なさいます。
お楽しみに。
六道輪廻、後何万回繰り返すでしょうか。お釈迦様のように解脱は難しい。阿弥陀様が迎えにこられるころ、地球自体が終わってしまうかも。・・・と僕は思ってしまいます。
作者からの返信
私の知人が言っておりましたが、生きている人間で誰も死んだ経験のある人はいませんから。
死んだ後に何があるかは誰にも分からない。
輪廻転生があるかどうかもわからないし、極楽浄土が存在するとしても、往生してそこに行くことが本当に幸福なのかどうかも分からない。
私は仏教の信者でもないし、大学はミッション系で、随分とキリスト教哲学や倫理学の授業も受けましたが、結局はキリスト教の信者でもありません。
宗教なんて、苦しみに足掻く人間の心が、救いを求めて強引に作り出したものだろうと思っております。
実存神学なんて代物も勉強してみたものの、結局は「神は存在する」って信念が前提になっており、全てをそこに「こじつけて」いきますから、自分の疑問に対する満足な答えは得られませんでしたね。
だから、数話先に八郎に「この末世において、なぜ神仏は苦しむ者を救い、悪しき者に天罰を下さないのだ」とか「そうか、神仏が存在するかどうかなど関係ない」といったことを言わせております。
でも、クリスマスはお祝いするし、お正月には初詣に行きますけどね (笑)
もうすぐ、そういうことの連続する季節だなあ。
楽しみですね。
自分の誕生日は12月だし、年末年始は大好きです 😄