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矢の雨、想像するだけで寒気がします。矢と槍がホントは主役なんでしょうね。刀を抜くのは最後の方、切羽詰まった時かも。
作者からの返信
この頃の戦は、まず矢合わせ。
矢が尽きてから初めて太刀打ちに入っていたようですね。
それも槍は殆ど存在しないで、太刀か薙刀です。
古代には槍や鉾が用いられていたようですが(日本書紀にも天武天皇が槍を…… という記述があります。この「槍」が後代の槍と同一の物だったかは疑問がありますが)、武士の時代に入ってからそれはなく、槍が再び登場するのは集団戦が主になる南北朝期に入ってからです。
馬上の武将が主に槍を用いるのはもっと後、戦国期ですね。
日本の武器や防具の変遷は一部では「ガラパゴス」(笑) とも言われていて、他国では主流である槍や弩が長いあいだ使われていないんです。
そういえば盾も使わないし。
きっと「武士」という存在が特殊だったからでしょう。
ヨーロッパの「騎士」ともちょっと違うし。
面白いですね (^_^)
>(どうだ! 殺す時は何も言わず黙って殺す。そうしておいて初めて己が功を短く誇る。名乗りとはこうするものぞ)
チェスト……ぼっけもん……
と頭の中に薩摩な人々の笑いがげははとがよぎりましたがそういえばここ九州でしたね(笑
為朝や弁慶は京より九州にいる方が合ってるのは間違いないb
作者からの返信
ああ、そうですね。
言われてみれば九州っぽいかな。
確かに為朝も弁慶も、狭い京の都より鎮西とか奥羽とか、自由な広い大地の方が似合うイメージはありますね。
弁慶は史実では九州には行ってませんけど (^^;)
ということで、本作の結末はどうなるか。
八郎が狭い日本でいつまでも満足する筈はありませんよね~
いつかは宋にも、その先の国々にも行ってみたいって再々言ってますし……
ちょっとネタバレでした 😓
拝読致しました。
弓による合戦の様子が迫真ですね(^^)
戦闘後の名乗りとか、首に興味も示さずにとっとと退いてしまう姿勢とか、海賊っぽい雰囲気が面白いです。
しかし、五百の弓兵による一斉射にも怯まないとは、敵さんもかなりの強者?
白縫さん加入による時葉さんの鬱憤がこの戦の中でどう爆発するのか、続きが楽しみです(^^;)
作者からの返信
ありがとうございます。
「迫真」とか言って頂いて感激です。
この頃の合戦は、代表者の名乗りの後は、まず矢合わせ、それから矢の尽きた頃合いで各々が一騎打ちっていう形が多かったみたいですが、おっしゃる通り松浦党は海賊ですから (^_^)
それに「戟と弩」の最後に書いた「分捕切捨」の徹底もありますから、こんな戦いになりました。
でも、鎮西の武者は荒くれ者揃いですので、弓兵の一斉射にも怯まず生き残った者は突進します。
さあ、これからが弩の威力と時葉の大活躍です。
白縫姫も登場したことだし、時葉の見せ場を作ってあげないとね。
なんだか女性アイドルユニットのプロデューサーになったような気持ちです (笑)
あの世界も、各人に歌やダンスの見せ場を作ってあげることに責任者は苦心するそうで…… (^^;)
集団戦の描写のディティールが凄くて、毎回ながら感心します。読むだけで両陣営の様子や思惑が伝わってくる描き方でお手本になります。
作者からの返信
ありがとうございます。
でも、お手本だなんてとんでもない。
まだまだ新米でございます😓