八郎はただものではないようですね
作者からの返信
はい、只者ではないです。
なにしろあの為朝ですから。
でも本作では史実や「弓張月」の為朝さんより、ずっと理知的で、かつスケールの大きな男に育ちます。
お楽しみに😊
誰にも心許さず傲岸だった八郎が
『大丈夫か?』
と声をかけたことに、読んでる方も嬉しくなりました。
文章のリズムがとても好みで馴染みます。
作者からの返信
ありがとうございます。
当初の予定と違って(笑)、本作の特に序の前半は八郎の成長物語になってしまって、重季のことを気遣う部分はその最初のエピソードですね。
重季は今後も生涯に渡って八郎に誠心誠意仕えることになります。
モデルとなった人物は、滝沢馬琴著「椿説弓張月」では鎮西に渡ってすぐに豊後で雷に打たれて死んでいますし、「保元物語」では為朝の参謀役として活躍しますが、どちらにおいても為朝と同年配なんです。
本作では設定を変えまして、八郎の誠実な傅役として登場して貰いました。
今後いろいろな事件を経て、この二人の信頼関係と絆はどんどん強いものになっていきます。
ちなみに最新話あたりでは成長した(でもまだ13歳・笑)八郎の第一の側近、軍師として鎮西で大活躍中です。
お楽しみに (^_^)
Evelyn様、こんばんは😊
重季、八郎の性格と才能を見抜いていたんですね。
その期待を裏切ることなく見事に腕を磨いていき、ついには重季を倒すまでに!
重季が八郎を抱きしめるシーンは感動的でした。
作者からの返信
ありがとうございます。
でも八郎はまだ4歳。
当時は数え年なので、満ならまだ3歳です(!)
それでこの強さなんて「嘘?」と思われるかもしれませんが、実は一部の伝承では為朝は4歳で牛車をひっくり返したって言われてるんです。
だから、これからどんどん人間離れした、重季にも手に負えない強さになっていきます 😄
重季が八郎を抱きしめるシーンは、なにしろ八郎は親がアレですからねぇ……
誰か愛情を向けてくれる人がいないと可哀そうすぎて、だから正直言って我ながら照れくさいけれども、「ええい!」と思って描きました (^^;)
気に入って頂けたなら嬉しい限りです。
重季が八郎を抱きしめるシーン、とても良かったです(*´꒳`*)
作者からの返信
ありがとうございます。
なにしろ両親がアレなので、誰か愛情を向けてくれる人が居ないと可哀そうで……
照れながら描いてみました (^^;)
拝読致しました。
為朝さんの粗削りな様子、そして重季さんの親身な指導の様子が響きました。
このままではただの乱暴者になってしまいそうと思っていた点、このように身体を張って絆を深め過ちを糺してくれる人がいるというのは、ドラマとして素晴らしいですね(^^)
面白いです。
作者からの返信
ありがとうございます。
重季は八郎が初めて出会った味方と言える人ですが(なにしろ両親がアレなので)、これから兄弟子や仲間、生涯の恩人などが続々登場します。
で、その殆どが史実では為朝と接点のない歴史上の有名人です。
まあその辺のフィクションを発想するのが大変なこと (笑)
引き続き楽しんで読んで頂けたら幸いです (^_^)
重季さんは八郎を心身ともに導いてくれそうですね
重季さんのこの時代に詳しくないのでこの先が分からないのですが
楽しみに読み進めます
玉藻前は妖狐が人を愛してしまったと言うより
憎むために子を産んだような感じですね
そういうことを吹き込まれた八郎がひねくれるのも分かります
作者からの返信
重季は八郎の父や兄代わりであり、最高の理解者です。
この人をどう描くか、最近では過保護の爺みたいになって反省してます。
そのうち絶対に名誉回復させてあげようと!
玉藻はなんといっても九尾の狐ですから、誰かを愛することなんて無いでしょう。
実は「あやかし」なんてものではなく、人間世界の全てを滅ぼすことが目的の「魔」の最大たるものです。
でも、最後の最後には八郎の「母親」として描かれるかも。
あ、いや、まだそれは分からないですよ。
お忘れください (^^;)
一見、重季の厳しさは無慈悲にも思えますが、実は八郎の成長を見据えた深い愛情の現れ。鍛錬を通じて変化していく八郎の姿に、彼がやがて源氏の未来を背負う精神的支柱となっていく姿を思い浮かべると、感動せずにはいられませんでした。
作者からの返信
ありがとうございます。
仰る通り、重季はこれから生涯通じて愛情を持って八郎を導き、股肱の臣として仕えます。
なにしろ両親がアレですから、ひとりぐらいは愛情を持って八郎に接してくれる人がいないとですね。
だって、そうじゃないと八郎はどんどん歪んだ性格になっちゃう。
グレてしまって直らない主人公の物語なんて、書きたくもないし、皆さんも読みたくもないでしょう?(笑)
重季が一押しの読者様が多くって作者もびっくりしているぐらいです。
でも、これからどんどん兄弟子、仲間など、八郎に影響を与える人々が登場しますよ。
そういった信頼関係を経て、八郎がどの様に成長していくか、乞う御期待です😊