応援コメント

第27話 勘当」への応援コメント


  • 編集済

    崇徳院と信西たちの対立も、ここから始まったのか……

    追記: ごめんなさい、誤解を招く書き方でしたね。このお話での崇徳院たちという意味でした!

    作者からの返信

    いえいえ、八郎の信西館への殴り込みは、あくまで私の創作ですから (^^;)

    実際には崇徳院と信西との対立は、信西の2人目の妻が雅仁親王(後の後白河天皇)の乳母であったこと、崇徳院を疎んじていた鳥羽法皇の信任を得たことなど、諸々の事情があったようです。

    為朝が勘当されたのも、史実では「京での乱暴が過ぎたから」とあるだけ。
    滝沢馬琴作「椿説弓張月」では、「今の世の弓の名人は誰か」ということに関して、崇徳院の面前で為朝が信西に反論し、続いて実技でも見事な腕前を披露して信西に恥をかかせたため、それを危惧した父の為義が為朝に鎮西に行くように命じたという筋書きになっています。

    どちらも面白くないので、こんな事件を設けてみた次第です。
    本作は大筋においては史実に則っていますが、途中の事件に関しては殆どが私の創作ですのでお間違いのないように (笑)
    なにしろ為朝っていう人は「保元物語」や「平家物語」以外にあまり記録が残っていないんですよ。
    人間離れした怪しげな伝説だけは沢山残ってますけど。
    だから却って自由に描けるっていう側面もありますけどね。
    そもそも「九尾の狐・玉藻前の息子だった」っていう設定自体、伝承とも史実とも異なりますし😊

    追記への返信)もしかしてそうかとは思いましたが、念のため書いておいた次第です。
    稀に創作の箇所を史実と思われる方もおられるもので。
    「ごめんなさい」なんて気を遣わせて、却って悪かったですね。
    こちらこそ、ごめんなさい。

    編集済
  • さて日本三大妖怪最後の一角白面金毛九尾狐の動乱が動き出すかな?

    作者からの返信

    既に動いてます。
    崇徳天皇の譲位の件や祇園闘乱に対する鳥羽法皇の強硬な対応とかね。
    そして八郎を亡き者にしようとしたこの事件ですが、まあ、この辺はまだまだ玉藻の企みの序盤です。
    ピークはやっぱり保元の乱と平治の乱でしょう。
    さあ、その時に、そして乱の後に八郎がどう動くか?
    乞う御期待です。

  • なんと、時葉さんのすがすがしいこと
    なんと、八郎さんのどうどうとしたこと
    勘当も、八郎は好機と捉えた様子。
    そして、お母さんがいたよ爆弾……面白かったです。

    作者からの返信

    この場面を、あらためて考えてみると

    八郎は「勘当? おお、望むところだ。これでやっと自由になれるぞ」
    時葉はもうすっかり八郎に…… ♡
    重季は懸命に八郎を庇う。
    為義は家を守ることに必死で、「勘当」で何とかなるかと思ったところに玉藻のことを聞いてびっくり仰天。

    四者四様ですねえ (笑)
    この四人の気持ちがしっかり描写できたかな?

  • 一体全体、なんという真似をしでかしてくれたのか おお、この表現、今までの人生で一番しっくりくる使われ方です。自分のあずかり知らぬところでやられちゃあ言いたくなるよな。 死穢しえと祟たたりを恐れたから 汚れの思想、古来から日本特有の思想ですかね?西洋にはなさそう。さて、八郎さん、応対の悪いところとの契約が切れてこれからフリーですね!

    作者からの返信

    「応対の悪いところとの契約が切れて」には、ちょっと笑わせてもらいました。

    そう、いよいよフリーです。
    比叡山までのいわば「序章」が終わって、まずは信西館へ討ち入り、そしてこれから本格的な活躍が始まります。
    今まで八郎の成長譚に付き合って頂いてありがとうございました。
    もうすぐアクション、バトル全開です (^_^)

  • 為義さん振り回されてますね。

    読み手の立場だと

    何の非もない息子を権力者(信西入道)に目を付けられるからという理由で不当に勘当した

    となるわけですが本人からすると

    自分の知らないところで息子と権力者(信西入道)が揉めてしまい、相手から恨まれる羽目になったので、被害を最小限にするために仕方なく勘当することにした

    という感じになるわけですから、玉藻や義朝が事件に関わっていることも考えるとちょっと同情してしまいます。

    作者からの返信

    実はこのエピソードに関しては為義に同情される方が多いんです。
    皆さん西様と同じように感じられているようです。
    同じ事件でも関係者の視点によって解釈が変わってきますから、為義の立場にからすれば、仰る通りだと思います。
    三人称視点の小説では、八郎と為義、その両者の視点に立って描写しなければいけない訳で、そうしないと独りよがりの、読者の反感をかう物語になってしまう。
    難しいけれど面白いところですね。
    後の判断は読者に任せるということで……

    ちなみにこの事件は(この事件も?)全く私の創作で、為朝が勘当されたのは史実では単に「京での乱暴が過ぎたから」、弓張月では「当代の弓の巧者について信西と口論等になり恥をかかせたから」ということになっています。
    なんだかな~
    ということで、こういう流れにしてみました (^^♪

    編集済
  • 拝読致しました。
    為義さんと重季さんが激論を交わしている間、為朝さんは「何をつまらんことでぐだぐだ言っているのだろうなあ」とか考えていたのかと想像しながら読んでました(^_^;)
    豪傑ぶっていてもタダの人である為義さん、いやそら仕方ないですわ、と肩を叩きたくなってしまうような。
    でもこれで為朝さんにとっては解き放たれたような形になるでしょうから、自由です!
    為朝さんにとっては、自由こそがぴったり似合いそう(^^)

    作者からの返信

    そうです。
    作中にも書いた通り、八郎にとっては「むしろ望むところ」でございます (^_^)
    これでやっと源家のしがらみから解放されて自由に!
    さあ、これから本格的な大活躍(大暴れ?)の始まりです。
    お楽しみに 😄

    編集済

  • 編集済

    とうとう、勘当、この日がきましたね。

    「そは一体、如何なることぞ。
    この騒動に、どう関わっておるのだ。」
    為義さん〜。あなたの元妻、首謀者ですから。あなたを殺してもかまわないって名言してましたよ〜。

    作者からの返信

    ホント、為義に教えてあげたいですよね (笑)
    でも八郎はそんなことはもはやどうでもいいみたいです。
    だからこそ為義にも言わなかったんでしょう。

    さあ、新天地での活躍の始まり始まり~!

  • 色々なヒトたちが生き残るためには、勘当がスマートな方法に思えました。

    義朝兄者がダメになっちゃったぶん、為義が源家のええと、、、、棟梁? 頭領? 親玉?……ええと、ボス! ボスらしい判断をしているΣ(゚Д゚)

    作者からの返信

    実際は、ただ乱暴が過ぎたので九州に追放されただけらしいですけどね (笑)
    それでは面白くないので、こんな話にしてみました。
    一部には、義朝を関東に下して源氏の勢力拡大を図ったのと同じ理由で為朝を九州に、という解釈もあるようです。
    でも、仮にそうだとしても、義朝も為朝も、為義の思い通りには扱えなかった訳ですが 😓

  • 為義の気持ちもわかってしまうw

    作者からの返信

    最初は為義をもっと毒親的に激怒・狼狽させるつもりだったのが、書いているうちにこうなっちゃいました。
    どうしたんでしょうね (笑)