確かにこの状況で、彼らが塩やまして味噌を持っているはずもないですね。
あまりにもひどい状況、なのにたくましく生きている(あるいはたくましい子しか生き延びられない)ことに複雑な気持ちになりつつも、時葉や鬼若らがとても魅力的です。
そして、鬼若、牛若丸のお兄さん? でも世代違うし……と調べてしまったら、あの人でしたか!
作者からの返信
そう、あの人です (^_^)
生年不詳なんですが、いろんな状況から考えて為朝と同年配とも考えられるので、御登場頂きました。
吾妻鏡とかの信頼できる史書には殆ど記録が無くて、今に伝わる伝承は全て「義経記」などの物語文学に基づくものばかりなんです。
だから自由に描いていいかなと (^^;)
もともと比叡山で修行していたのが乱暴が過ぎて追い出されたと言われてるんですね。
それで山麓に住む浮浪児の仲間に入ったことにしちゃいました。
実は時葉も牛若丸と関係の深いある女性です。
それが誰なのかは、もう少し先のエピソードで明らかになります😊
"別にふざけてなどおらぬが、腹が立ったなら謝ろう。俺はいつもこんな調子なのだ。よく兄弟子にも注意されるが、なかなか治らん。自分でも持て余しておる"
勢いすこ
作者からの返信
勢いありますかね。
むしろ飄々としてません?
拝読致しました。
なんというか、虚飾を取り払った生身の人間関係、みたいで良いですね(^^)
ところどころに無礼がありつつも、互いに労り気を遣うのが感じられ、無礼が無礼でなくなる。
為朝さんも、まあ大概なところはありましたが、既に余裕というか貫禄をも感じさせるような。
活躍が期待されます(・∀・)
ところで、いまさらかもですが、
「よほど自身があるとみえ」
誤字ではないかと、ご確認ください。
作者からの返信
あ、おっしゃる通り誤字です!
私、自分でも推敲マニアじゃないかと思うぐらい何度も読み返して、推敲したり細かな変更を加えたりするんですが、それでもこういう事があるんですねえ (^^;)
早速に訂正します。
特に最近は第1話から、あらためて改行や表現の見直しに没頭(?)してるんですけど、これは気付きませんでした。
指摘して頂いて、ありがとうございます。
八郎については、この辺は少年期の最後に差し掛かっているところで、もうすぐ元服、それから大きな事件が次々に起こります。
ここまで地味な成長譚にお付き合い頂きましたが、さあ、これからが大活躍(大暴れ?)の本番です。
お楽しみに 😄
「自分でも持て余しておる」
八郎さん、そうなんですね……。
鬼若との勝負、面白かったです!
作者からの返信
八郎はまだ十代に入ったばかりの子供なのに、生意気な台詞を言わせちゃいました (^^;)
まあ、当時の人々は今よりもずっと早熟だったと言いますから、どうかお許しを。
「鬼若」という名前で気付かれる読者さんもおられるようですが、この人もまた義経絡みの有名な人物です。
後の名前は「べ……」
前回の時葉のモデルは史実では八郎より1歳年長、鬼若も様々な状況から考えて大体同年代と思われます。
二人とも八郎と共に大活躍してもらいますが、史実での義経との関係性は、終盤のある大きな事件で収拾をつけるつもりです。
でもその後、クライマックスで颯爽と再登場したりします (^^;)
これは登場人物の史実を知っているとニヤリとしてしまう、熱い展開…!
作者からの返信
鬼若という名前でお察しになったのですね。
はい、その通りでございます (^_^)
さて、史実では全く為朝と接点のない人物が、これからどう活躍していくのか、乞うご期待です 😄
これは、いい郎党になりそうな少年……。義経にとっての弁慶のような関係が期待されますね。二人とも(将来)荒武者が過ぎて敵が可哀そうになる(迫真)
作者からの返信
実は鬼若の正体は、おっしゃる通り、かの有名な…… ゴホッ、ゲフンゲフン 。
歴史には疎いのですが、読んでいて楽しいです。八郎のこの風格よ。とても子どもとは思えない。正直、惚れる。
作者からの返信
ありがとうございます。
「歴史には疎いけれど」「歴史ものは普段あまり読まないけれど」……「でも読みやすい」「面白い」「楽しい」と言ってくださる方が多くって、嬉しい限りです。
このあたりまでが(あと2・3話ですね)八郎の少年時代の成長物語で、それからは波乱万丈、大暴れの連続ですが、その中でも八郎はどんどん成長します。
乞う御期待です😊