拝読致しました。
さすがは、後年船を矢で沈めるというナパーム弾の如き威力の弓勢。
門だって一発ですか(^_^;)
そして思い切りが良い。
良すぎる。
完全に後先を考えてませんな。
そして玉藻の前、何のために産んだのか。
違うな、獅子は千尋の……て奴かな?
己の後継の器か、試しているのか……(@_@;)
作者からの返信
弓の威力と迅速果敢さは為朝の戦いの一番の特徴ですから、「為朝伝」なら、それを描かない訳にはいきませんよね。
おっしゃる通り、これからどんどん威力を増していきます。
本作では「後年」ではなくて、近々に船も沈めますよ (^_^)
何のために産んだのか…… う! ついにその質問が来ましたか。
やっぱり疑問に思いますよね~ (笑)
それは玉藻の正体にも関わる謎なので、最後の最後に明らかにするつもりです。
だからまだナイショ。
でも、リアルな世界では、子供を殺してしまう母親っていますよね。
それも別に育児ノイローゼとかじゃなくて。
成人後だって、親が我が子を社会的に抹殺しようとしたり。
本当に、だったら最初から産まなきゃいいのに。
まあ、本作での玉藻の心情とは全く違いますけど (^^;)
想像の斜め上を行く矢の威力ですね!
常磐……!!
ではその息子のあの人も出るのでしょうか。
作者からの返信
伝説に残る為朝の矢の威力はこんなものではありません。
船を沈めるのはもちろん、5万人(!)の敵を一矢で倒したとか、伊豆大島から放った矢が80キロも離れた鎌倉の海岸に届いたとか……
さすがにそこまで荒唐無稽な話を書くつもりはありませんが、本作での八郎の矢も、これからどんどん威力を増していきます。
「あの人」は、さあどうでしょう?
その辺のところは終盤の大きな出来事とクライマックスに少し関係してきますねえ。
だからまだナイショです (^_^)
あ、そうそう。実は鬼若も(名前で既に推察しておられるかもしれませんが)「あの人」に深く関わる人物であることが数話先には明かされますよ。
お楽しみに。
なるほど、なるほど!(察した顔)
作者からの返信
「椿説弓張月」の冒頭では、為朝が父に連れられて行った崇徳院の御前で、誰が今代の弓の名手かについて述べた信西の説に異論を唱え、怒った彼の配下の弓を見事に避けてみせて恥をかかせたことで信西の恨みをかった、という風になっています。
史実に残っているところでは、為朝が鎮西に下ったのは「京での乱暴が過ぎて」ということだけ。
どちらかをなぞるのも芸がないので、後々にも繋がるこういう展開にしてみました。
流れに納得して頂けたようで嬉しいです (^_^)
わざわざ迎えに出てきたか。礼儀が行き届いておることよ この表現見習いたい。
こうくるかぁ、常盤御前登場か。ここで義朝さんと運命の出会いの予感?化粧もさせてるのは、その線アリか?楽しみですね。一気にスピード感が増した。だけどタイトルは舞え舞えカタツムリ さぁ来い!もあるんでしょうけど物足りぬ!早うせい!って感じもする。僕が小学生低学年の頃、今は亡き祖父(その時は病気で動けなかった)が初めて本屋に言いつけて買い求め、与えてくれたのが「源義経」でした。すぐ読んでしまった時のじいちゃんの笑顔は今でも。 僕が鎮西八郎ってところでクリックしたのもここに原点があるのかもしれません。九州の人間ですし。
作者からの返信
「わざわざ迎えに出てきたか~」は、八郎の余裕を表現したくて、そう書いてみました。
エピソードのタイトルが「舞え舞え蝸牛」なのは、玉藻は元は白拍子ですし、平安最末期の時代感を表すために敢えてそうした次第です。
「討ち入り!」とか「大暴れ!」とかにすれば、もっと迫力が出たんでしょうけどね (^^;)
この先も重要な場面で、有名な「戯れせんとや生まれけん」などの今様が出てくる予定です。
九州の方なんですね。
この後、八郎は信西の報復を恐れた為義に勘当されて鎮西に渡ります。
そこでは合戦に次ぐ合戦で大暴れです。
お楽しみに (^_^)