応援コメント

第10話 清盛と出会う」への応援コメント

  • ついに平清盛公登場ですね。
    史実から推察するに彼は度量の大きい大政治という印象なので、この作品内でのキャラクター性には納得です。

    作者からの返信

    仰る通り、私も清盛は度量の大きい人物だと思いますので、このように描いてみました。
    しかも海が似合う開放的なイメージがありますね。
    納得して頂けたようで嬉しい限りです。
    今後も重要な場面で再々登場しますので、お楽しみに😊

  • 確かに、清盛はこのくらい懐が深そうですね。

    作者からの返信

    はい、仰る通り清盛公は懐の深い方だと思います。
    大輪田泊に港を開いて日宋貿易に乗り出すような、当時の武士では考えられない開明的なところもあるし、自分の部下の極めて身分の低い者に対しても思いやりがあったという逸話もあるし。

    典型的な「悪人」のイメージが強いのは、あれは「平家物語」や「吾妻鏡」の影響が大きいようです。
    でも「平家物語」は物語文学なので、仏教でいう「因果応報」を強調するために実際以上に清盛を悪く描いてますし、「吾妻鏡」はいわば鎌倉幕府の公式歴史書なので、その意図は推して知るべしですね。

    ということで、清盛好きの私としては、この後も重要な場面で清盛を登場させますので、乞う御期待です😊

    編集済
  • うーん、めっちゃ面白い!

    文章はすごくビシっとしてるのにグイグイ読めてしまう。

    一文ごとのリズムがいいからでしょうね、羨ましいセンス!

    清盛公はカッコよくて松山ケンイチ味もあって魅力的です。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    文章のリズムは、ある程度は意識してるかな。
    私、音楽好きなので、その影響があるかもしれませんね。

    清盛公は一般的には悪人のイメージですが、私はちょっと違った印象を持ってるので、こんな風に描いてみました。
    松山ケンイチさんの大河ドラマは見てないんですが(連れ合いが、テレビドラマ大好きの癖に歴史ものには興味がないので・笑)写真は何枚か目にしたことがあって、その雰囲気が頭に残っていたかもですね。
    とにかく気に入って頂けたなら嬉しい限りです😊

  • 八郎の初めて見る海への感動や、清盛の圧倒的な存在感と八郎の堂々たる態度が対照的で、また広大な海と大陸への夢が八郎の心に刻まれる様子は、未来への伏線としても魅力的です。おかげで物語のスケールが広がりました。

    これぞ、大河ドラマ!て感じで胸熱です‼︎

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    意識した訳ではないんですが、確かに大河的ですね。
    八郎為朝の誕生から半生を描く物語なので、自然にそうなっちゃうのかなあ。

    広大な海と大陸への夢が未来への伏線とは!
    鋭いですねえ (^^;)
    そこは最後のお楽しみということで。
    それまでにあれもこれも、とんでもない事件が多々起こります。

    ちなみに最新話では鎮西を京都の朝廷の支配から逃れた独立国にするべく奮戦中です。
    ごゆっくりお楽しみ頂けたら幸いです😊

  • 海!天竺!西遊記……のストーリーはこの時代にも伝わっていたのでしょうか

    作者からの返信

    西遊記は唐の時代を背景にしていますから、本作よりずっと昔のことになりますが、物語の成立自体は明代と言われているので、この時代の日本に伝わっていた筈はないですね。
    ただ、天竺(インド)という国の名は様々な中国の文献や商人などの話で日本に伝わっていたと考えられます。
    中国の商人は後漢の時代には既に様々な国々と交易を行い、遠くローマ帝国にまで出向いて商いを行っていたと言われている程ですから。
    実際、奈良の正倉院にはシルクロードを経て伝わったと判断されるペルシャの壺などが残っています。
    また、吉備真備など、遣唐使として唐に渡り、その後に帰国した人々も多いですから、それらの人々がある程度は世界の地理に関する知識をもたらしたでしょう。
    中国の近国である天竺のことぐらいは、日本でも多少の知識階級ならば当然に知っていたでしょうね。

    追記)迂闊にも仏教のことを失念していました。
    様々な仏典において開祖である釈迦如来が天竺の生まれであることは明らかです。
    ならば多くの人々が、もしかすると民衆の一部でさえ天竺の名は知っていたのではないでしょうか。
    ほら、この時代の僅か後になりますが、「因果応報」という仏教の思想を根底とすると言われる「平家物語」の冒頭にも「祇園精舎の鐘の声」ってあるじゃないですか。
    この「祇園精舎」とは古代インドのコーサラ国にあったと言われていますから。

    編集済
  • 清盛様がとてもカッコよくて素敵ですね、私もとても嬉しくなりました。
    この辺りの時代には疎いのですが楽しく読ませていただいております^^

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    私も清盛さんは大好きです。
    世間一般では悪人のイメージで語られていますが、知れば知る程、あれには「平家物語」の物語としての構成上とか、その後に天下を取った鎌倉幕府の情報操作とか、いろんな事情があるようです。
    逆に開明的な政治家であるとか目下の者にも優しい人物であったとかいう近年の評価もありますよね。

    楽しんで頂けているなら作者として嬉しい限りです (^_^)

  • 清盛の明るい描写にニコニコしました。開放的で明るいイメージがあるので、こういった料理のされ方は嬉しいです。
    それにしても重季どのが好人物ですね。

    作者からの返信

    清盛さんは「平家物語」や「吾妻鏡」のせいで典型的な悪人に思われがちですが、あれはウソですよね。
    前者はあくまで「因果応報」を強調するために物語の構成上、清盛を実際以上に悪辣に描いてるし、後者は鎌倉幕府の公式歴史書みたいなものですから、情報操作が当たり前で、清盛を善人に描くはずがない。

    福原の都を拓いて積極的に日宋貿易に乗り出したりという、源氏にはない開明的なところもあるし、身分の低い部下にさえも思いやりのある優しい人だったっていう当時の記録も残ってるし。

    という訳で、本作では極めて闊達で颯爽とした人物として清盛さんに登場して貰いました。
    今後も重要な場面で再々お出まし願うことになります (^_^)

    重季は好人物です!
    八郎はなにしろ親が両方とも「アレ」ですから、幼い頃から、せめて一人は愛情を注いでくれる人が居ないと歪んだ性格になっちゃう。
    主人公が最初からグレちゃって直らない物語って読む気になりますか?
    私はなりません (笑)
    そういう意味で、重季はこの物語の超重要人物、準主役かな 😊

  • 若き日の平清盛、武士らしく勇ましそうですね。

    私の中での清盛の印象は悪の親玉的な感じだったので、全く違う人物像に新鮮な気持ちになりました。

    作者からの返信

    清盛は平家物語と吾妻鏡のせいで、悪人の印象が一般的ですが、私はちょっと違うんじゃないかと思ってます。

    平家物語は根本に因果応報の思想が流れてますから、平家が滅んだのは横暴の報いだということで、平家全体、特に清盛を悪人として描いてます。
    また、その方が善と悪を対立させるドラマとして成立し易いですものね。
    吾妻鏡は、その後に勝者となった鎌倉幕府の歴史書ですから、当然に自分たちを正当化する訳で、その平家に関する記述が全面的に信用できるかどうかは推して知るべしです。

    もし本当に全くの悪人だったら、いくら継母の「死んだ息子に似ているから」という強い願いがあっても平治の乱の後で頼朝を流刑なんかでは済ませず、絶対に斬っていたでしょう。
    そうしたら、その後の平家の滅亡の歴史も大きく変わってくる訳で……

    日宋貿易を積極的に推し進めるとかの開明的なところもあったし、身分の低い部下に対しても思いやりのある人だったっていう当時の記録も残ってます。

    ということで、清盛好きの私としては通説と違って、こんな風に清盛を描いてみました。
    今後も重要な場面で再々登場しますので、乞う御期待です (^^♪

  • 松山ケンイチさんの溌剌とした清盛公を思い出しました!

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    あのドラマは観ていないんですが(連れ合いが歴史ドラマや小説に興味が無いもので・笑)、視聴率が低かったり、様々な批判はあったものの、一部では非常に高く評価されていて、「大河ドラマ史上の最高傑作」という声もあるようですね。
    画像は何枚か見たことがあって、そのイメージが頭の中に残っていたかもしれません。
    颯爽、溌剌と思って頂けるなら嬉しいです。

    実は私、世間の「悪人」という評価に反対で、清盛好きなもので (笑)
    これからも重要な場面で再々登場しますので、ご期待ください 😄

  • "清盛は膝を曲げて姿勢を低くし、八郎の顔をまじまじと覗き込んだ"
    頭の中ではっきり顔もイメージできて、すき。平易な文に見えるけれど、そう描けるようになるのは簡単ではない……!



    それはそうと、第2話では失礼いたしました……
    人に対して直接的な言葉だけで臨む方がいらっしゃるということを踏まえて、和尚の、遠回しな言い方、やり方、相手の様子を伺う、そうさせる意図について、そしてそれを察するやりとりのことでした……

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    映像的に明確にイメージできる描写って難しいですよね。
    自分で書いていて痛感します。
    でも本作には幸い、風景や人物がはっきりと思い浮かぶって言って下さる読者さんが多くって嬉しいです。

    第2話の件は、ああ、そういうことだったんですね。
    了解しました。スッキリです (^_^)

  • 勝者の歴史で悪物される敗者ですが、コレは‼️

    清盛くん元祖、傾奇者ですか?

    魅力的な人物像で先が楽しみです。

    作者からの返信

    仰る通り、傾奇者っぽく描いてみました。
    清盛はこれからも重要人物として再々登場いたします。
    通説のような単なる「悪役」ではなくて、魅力ある人物として表現できたらいいなあ、なんて思っております。

  • 平氏と言えばやはり清盛様ですね。
    悪人として書かれがちですが本当は温和で人情深い人だったり…。
    そんな清盛様ですが後々保元の乱で為朝と対立すると考えると…少し悲しいですね。

    作者からの返信

    私も全く同意見です。
    清盛といえば「平家物語」で創作された悪人のイメージが強いですが、実は開明的な政治家で、思いやりも深い人で……
    保元の乱では敵同士になりますが、為朝との直接対決を避けて、軍勢を別の門に回します。
    その辺を説得力のある、為朝は勿論、清盛も魅力ある人物として度量を感じさせるような描き方ができないものかと考えてます。
    あ、でも本作では、その前にも清盛と八郎が対峙し、あわや戦闘にって場面がありますよ。
    ネタバレでしたかね (^^;)
    お楽しみに。

  • 町の活気ある様子がよくわかりました

    清盛様傾奇いてらっしゃいますね
    平清盛は歴史人物でも好きですのでかっこいい描写にうれしくなりました
    八郎との出会い
    ますますおもしろくなりますね

    作者からの返信

    私、史上のいわゆる「悪人」と呼ばれる人々のことを調べて、「実は違うじゃないか!」と往々にして喜ぶ癖がありまして。
    中でも清盛は大好きな一人です。
    部下に優しく、当時の武士には珍しいぐらい賢くて経済的な先進性もあり…… 残念なのはただひとつ、「武士の世を造る」というグランドビジョンがなくて、藤原氏の真似をして公家化しちゃったことですかねえ 😓
    でもそれは、当時の状況を考えれば仕方のない一面でもありますよね。
    とにかく(!)、清盛さんはこの後も再々登場して頂きます。
    史実では、保元の乱の以前には為朝との接点はないんですけど (^^;)

    編集済
  • 平清盛もあつかったのですが、淀川!こんな感じで名前がついたのかと思うと感慨深いです!

    作者からの返信

    清盛は特に晩年にいろいろあって、悪人のように言われがちですが、剛毅で賢く、当時としては先進性もある人で、私は大好きです。
    なので、史実では保元の乱までは為朝とは接触がないんですけれど、本作では(勝手に!)再々御登場いただいてます (^^;)
    淀川は、そうなんです!
    場所によっていろいろと名前が変わって、最終的に「淀」川と呼ばれる由来は本文に書いた通りです。
    面白いですよね。

  • おおお!この時代に疎い私でも分かる乱世の雄、平清盛が出てきてテンション上がりまくりました!!
     豪胆な性格が分かる出で立ちと会話と立ち振る舞い、やはりライバルというのはこうだよなーって痺れます。

    作者からの返信

    清盛はいかにも悪人然として描かれることが多くって、それは多分、晩年に後白河法皇を幽閉したことや、その後に源氏が勝利してからの情報操作などが原因なんでしょうが、私は単なる悪人とはちょっと違うんじゃないかと思ってます。
    宋との貿易に熱心だったりという開明的なところもあるし、当時の文献には非常に思いやりのある、部下にも優しい人だったという記録もあるし。
    たぶん一族に対してもそうで、平家は清盛を中心に非常にまとまっていた感がありますよね。それほどの人物だった。
    だからこそ平家は壇ノ浦で皆が一緒に運命を共にしたけれど、勝った源氏はその後も身内の内紛が続いて、結局は三代で将軍の血筋が途絶えてしまったなんていう現象が起きたんじゃないかと。
    そういう印象もあって、こんな風に清盛を描いてみました。
    今後も再々登場予定です (^_^)

    編集済