八郎さんは、お爺様の隔世遺伝、波長があってる。
本当は戦いなど好きじゃないですよね。いつの時代も、刃のうえに平和があるのかも。そして、波長が会う馬との出会い。これからの展開が楽しみです😊
作者からの返信
隔世遺伝はありますね。
現実世界でも、祖父とは性格など似ていて上手くいくけど、父親は全然違って、むやみに息子に厳しかったり疎んじたりという話はよく聞きます。
義親爺様は歳が歳ですから、当初の予定では早々に御退場願うはずだったんですが、今となっては本作に欠かせない、八郎を信頼しつつも導くキャラになってしまいました。
嬉しい誤算です。
そして月影も、八郎の生涯の愛馬として大活躍します。
実は為朝には武将としては珍しく愛馬との逸話が無いんです。
おそらく当時の小柄な日本馬では、為朝の巨体(2メートル10センチとも言われています)に耐えられなかったんじゃないかと。
そこで本作では、中国で言う「汗血馬」のモデルになったとも言われる中央アジア原産の「アハルテケ」っていう馬種を、宋との貿易も営む義親が苦心して輸入したという設定で登場させました。
スピードも耐久力も優れた馬です。
原産国では「黄金の馬」と呼ばれ、国民の誇りとなっているそうです。
ネットで検索すると画像が見れますよ。
本当に綺麗な馬です (^_^)
久しぶりに当作品を読み進めることとなりました。荒川です。
ずっと、読まずに放置してすみませんでした。
やはり中世ですから、馬は今でいう戦車みたいなものでしょうか。
私は東北の出身、それも奥州藤原氏の基盤である平泉の近くに住む者ですから、それに関連した歴史を調べてみたことがあります。
このエピソードにもあるように、奥州は馬の一大産地だったそうですね。最近になって知りました。
あと、奥州藤原氏の成立に源氏が関わっていたことも分かると「え? 源氏って東北に所縁のある一族なの?」なんて思ったり。
八幡太郎の義家さんだったかな。だったと思います、はい。
為朝くんとはどういう関係だったかしら? 忘れてしまった……。
ごめんなさい。自分語りになってしまいました。
要するに、今からこちらの作品をゆっくりと読み進めていきたいという表明をしたかっただけでございます。
上の方の駄文は無視してもらってかまいません。よろしくお願いします。
作者からの返信
「おかえりなさい」って言うべきなのかな。
いえいえ「すみません」なんてお謝りになる必要はないですよ。
小説なんて、時間のある時、気分の乗った時に読むものですから (^^;)
東北の御出身なんですね。
実を言うと私も、母が仙台の出身なんです。
平泉の近くならば、仙台のある宮城県からはお隣さんですね。
仰る通り、奥州は馬の一大産地です。
それも、当時の日本産としては大型の馬。
鎮西(九州)の馬は当時も今も比較的小柄なので、本作では宋から輸入した馬を八郎の愛馬に設定しました。
武将としてはめずらしく、為朝には愛馬との逸話が無いんです。
たぶん、身体が大きすぎて、当時の日本産の馬では耐えられなかったんじゃないかと。
それで本作では、中国で言う汗血馬のモデルという説もあるアハルテケっていう種に登場してもらいました。
サラブレッドにもその血が入っているという大型かつ耐久力にも優れた馬です。
これなら八郎の愛馬としても大丈夫 (^^♪
八幡太郎義家ですが、為朝つまり本作の八郎にとっては曽祖父にあたります。
父の頼義と共に前九年の役に勝利し、その後は清原氏の内部紛争である後三年の役に介入し武威を示したものの、朝廷からは私戦とみなされて恩賞は貰えず、でも私財を投じて皆の労苦に報いたために却って尊敬と信用を勝ち取り、後の坂東における源氏の隆盛の基礎を築いた方ですね。
でも、奥州は結局、前九年の役で敗れ刑死した藤原経清の子、つまり清原氏から藤原氏に復姓した清衡のものとなり、源氏はトンビに油揚げをさらわれた形になりますよね。
そのことがまた、ずっと後における源頼朝が藤原氏を討つ一因に……
はい、荒川馳夫様の自分語りが興味深くて、私もついつい乗ってしまいました (笑)
これからもよろしくお願いします。
拝読致しました。
じい様、まだ視野が直線的な為朝さんに、戦の俯瞰の方法を教えてくれるようで、良き師匠役になってくれていますね!
戦という非常への心構えまで教えてくれるメンターとしての役割まで。
ただ戦闘が巧いいくさ人から、人を使い望ましい未来を導ける将への昇華させてくれそうな予感がします。
海戦に継ぐ市街戦、はたして為朝さんはどのように成長してゆくか、楽しみです(^^)
作者からの返信
義親爺様はなにしろ年齢が年齢ですから、当初は早めに御退場頂くつもりだったんですが、書いているうちに思いのほか気に入っちゃって、今では準主役的なキャラにまでなろうとしているところです (^^;)
今週末投稿予定の最新話では、なんと爺様考案の新兵器まで登場させるお茶目な活躍を見せたりして (笑)
どうもこのままラストまで生き残って、もしかするとその後も長生きする設定になりそうな……
さて、海戦の後は大宰府を襲撃、その後は大蛇退治を経て唐津での大決戦という、戦いに次ぐ戦いの展開です(ネタバレ?)
勿論その中で、仰る通り八郎の成長ぶりが見れますよ。
お楽しみに 😄
名馬キターーーー!!
これで更なる活躍ですね! 当然気性難で乗る相手を選ぶタイプかな?
誤字報告です。
「王昇宅を守り、かつ大宰府の奴ばらの」⇒「奴らの」
作者からの返信
気性難ねえ、どうしようかなあ。
最初はそのつもりだったんですけど、モデルにしたアハルテケっていう種類の馬が、実は温和で賢いらしいんですよ。
それに、もうひとつモデルがいまして、それは十年ぐらい前まで我が家で飼っていた犬!
アイリッシュ・セッターっていう細身で長毛の大型犬種だったんですが、コイツがやんちゃで、でも攻撃性は全くなくって人好きで、散歩や獣医さんに連れて行くときとか、よく「あ、馬だ!」なんて言われてました (笑)
しかも、本気で走らせると、長距離ならボルゾイ種とどっちがっていうくらい、まさしく馬なみに足が速いんです。
書いていると、どうしてもその犬とのことが思い出されて、これが投影されると、ありがちな気性難にはならないかも。
「奴ばら」に関しては歴史・時代小説ではよく使われる表現で(古語ですね)、時代感と、ここでは特に相手に対する少し侮蔑的な怒りのニュアンスを出すために故意にそうしたんですが、誤字と勘違いされるなら、他の箇所と同じ「奴ら」にした方がいいのかなあ…… どうしましょう。悩みます 😓
愛馬登場良いですね! 日の本の武者はやはり騎馬でなくちゃ締まらない!
作者からの返信
ありがとうございます。
日の本では例えば上杉謙信に放生月毛あり、前田慶次に松風あり(これは創作かな?)ですものね。
大陸でも項羽には愛馬・騅が、呂布や関羽には赤兎馬がいますから。
実は、為朝には愛馬との逸話がないんです。
身体が大きすぎて、それに耐え得る馬が当時の日本にはいなかったのかな?
それで、汗血馬のモデルとも言われるアハルテケ種の馬をモチーフに登場させてみました。
ずっとこれが書きたくて「うずうず」してたんです。
でも、物語の進行上「まだまだ」って我慢してました (笑)
やっと登場させることができてスッキリ満足です (^_^)
名馬は出てくるだけでも燃えますね。呂布、関羽の赤兎馬、前田慶次の松風、ガンダルフの飛陰。八郎の月影の活躍にも期待です。
作者からの返信
武将に名馬は付き物ですよね。
でも、為朝には愛馬との逸話が無いんです。
たぶん、身体が大きすぎて、当時の小柄な日本馬では耐えられなかったのでは。
そこで本作では、義朝爺様が宋から苦心して輸入したという設定で、汗血馬のモデルとなったというアハルテケという馬種を登場させました。
中央アジア原産で、スピードと耐久力に優れ、それに加えて凄く美しい馬です。
原産国では「黄金の馬」と呼ばれて国の誇りになっているとか。
ネットで検索すると写真も見れますよ (^_^)