為義さん、赴いた先で略奪とか色々やっちゃってたのかしら(;´д`)
それは身から出た……。
玉藻さんからの恨みも、そのあたりで買っていたり??
とにかく、八郎は父(仮)の手を完全に離れた怪童として、三歳にして歩みだしたんですね。末恐ろしい((( ;゚Д゚)))
作者からの返信
そうです。いろんな乱暴狼藉をやらかしてます。
一般には為朝や義朝との対比上、地味だけれど好人物として描かれることの多い為義ですが、実像は全く違うようです。
身から出た…… 全くその通りです。
玉藻は関係ありませんけどね。
なにしろ彼女の正体は「アレ」ですから。
八郎はねえ…… まあ、これから事件続出です。
特に大きな事件が早速次のエピソードで起こります (^_^)
この時代はDNA鑑定もないですから、疑い始めたら拡大していきますよね……、玉藻の態度も普通ではありません
作者からの返信
あはは、DNA 鑑定とは!
書いている時はその世界観にどっぷりと浸ってるんで、考えてもみませんでした (^_^)
玉藻は何といっても正体が「アレ」ですから、普通の女性とは言動が全然違います。
しかもこれから…… 先々をお楽しみに😊
こんにちは。
為義は、治天の君である院の勘気を、なぜこれほどこうむってしまってるんでしょうねぇ……。
八郎も(父親からしてみれば)不気味な子だし、玉藻前も得体のしれないところがある。
妾よこせよ☆
そんな男の対面をつぶす無茶振りに、打開策がすぐに思いつかず。年をとったのか……、悲哀のある背中の為義でした。
作者からの返信
為義はいろいろな物語においては為朝や義朝との対比で、凡庸だけれども温和な好人物に描かれることが多いみたいです。
でも、調べていくと全然違うんですね。
数々の乱暴狼藉を繰り返しており、それで院の勘気を被り、検非違使を解任される羽目になった。
河内源氏の衰退には様々な原因がありますが、為義の行状もその一つでしょうね。
また、摂関家と結びついて勢力を伸ばした源家を院が嫌い、院政下においては平家を重用したという時代の流れもあるようです。
その辺の事情はこれまでに多少書いてきましたし、これから後にも出てきます。
八郎はなにしろ後の為朝だし、玉藻はなにしろ「アレ」ですから、これからああなってこうなって……
次回では早速、玉藻の昇殿に異を唱える人物が現れ、そのため事件が起こります(ネタバレ?)
それにしても、おっしゃる通り、「妾よこせよ」って本当に無茶振りですよね。
でも当時やずっと後の時代でもありがちな事だったみたいですね。
「妾」っていうのもどうかと思うけど、上に立つ者が臣下の想い者を差し出させるとか、嫌だなあ~ 😟
為義さん、官職クビになった後で5年も飯が食えるのは凄いな…。
と、いう“ソコ!?”という感想はさておき、八郎君清々しいくらいに兄をボコ殴りしてますね。
そして弓に初めて触れましたね。この時の八郎君の気持ちたるや、どんなモノだったんでしょう?当てれる様になってからは達成感で溢れていたのかもですね。
そして、遂に玉藻が宮中に…?!
これは荒れそうな予感ですね。
作者からの返信
為義は河内を中心に源家伝来の荘園を各地に所有していましたので、官を離れても経済的には恵まれていたようです。
矢を的に当てた八郎のこの時の気持ちは、やっぱり「ふん、ざまあみろ」かな。
それで本文に書いたような顛末に (^^;)
次回はとうとう玉藻の昇殿!
でも、その前にひと波乱が……
遅いスピードながら重厚な世界観に圧倒されつつ読み進めています。
最初に登場した時は常人離れして見えた為義ですがやはりそれでも人の子なのですね。そう思ってようやく感情移入できました。
しかし人の妻でさえ脅して自分の側女に、なんて事がまかり通る権謀術数渦巻く世界では八郎ぐらいの者でないとやはり渡り合えないのですかね……恐ろしいです。
作者からの返信
平安末期は、日本の他の時代と比べても、かなり権謀術数渦巻く時代だったんじゃないでしょうか。
それに、天皇家が倫理的にも乱れた時代。
江戸時代の一部の学者たちは、天皇家が徳を失ったので、武士に政権が移ったのだと書いているようです。
為朝は…… 渡り合えたのかなあ。
その辺は、もう少し後の為朝の成長過程にも出てきますし、終盤の保元の乱あたりでじっくり書く予定でおります。
これからもゆっくり楽しんで頂けたら幸いです (^_^)
企画から来ました。
セリフや地の文がカッコイイです。
こんなふうに表現すればよいのかと、とても勉強になります。
作者からの返信
「カッコイイ」とは、なんと(!)ありがとうございます。
でも、勉強・参考にするのは、おやめになった方がいいかもです。
「セリフ」は時代背景を考えたものなので、それはいいのですが、地の文は、実は私、英語が専門なので、その分野で言う「描出話法」、つまり登場人物の心の声とか発話を地の文で表現したものを、極めて「実験的」に多用しているんです。
自分でも苦労しております (^^;)
下手をすると誰が何を言っているのか考えているのか、ゴチャゴチャになってしまう可能性が。
もしかすると、「一人称なのか、三人称なのか?」なんていう、よくある批判が押し寄せてくるかもしれません。
これは皆様にもお願いしたいのですが、拙作にも、そういう箇所があれば、是非ご指摘下さいませ。
それは、とにかく!
お褒めの言葉、感謝感激、雨あられです 😄
こんばんは!
昔は、自分の妻や愛人が御身分の高い方に所望されたらお渡しするのが習いだし、逆に御身分の高い方がもう飽きた愛人を身分の下の者にお下がりとして妻や愛人として与えるのは普通だったから、頼長さんも何が悪いの?的なサラッと言ってるんだろうなと思いました。
玉藻さんにとっては為義さんは踏み台だった感じで、喜んで上皇様の側室に上がりそうですね。
上皇様と悪女、実に似合いますね。
作者からの返信
仰る通りなんですが、そこに思わぬ邪魔が入ったと思ったら、ある事件が起き、その事件はもしかして玉藻が…… というのが次話の流れです。
まさに為義は踏み台。
だったらなんで子供まで産んだんだ…… というのは、まだまだ先のクライマックスで明かされる秘密です (^^;)