第五王女シャーロットの貴族没落大作戦

この小説のジャンルは？　と問われれば答えるのがとても難しい。

胸踊るファンタジー？　知略を巡らす内政物？　美しさと切なさ溢れる王宮ロマンス？　本作はそのどれでもあり、どれでも無いと思う。あえて言うならば女性でありながら傑物である彼女の伝記である。

近代のヨーロッパ西洋諸国に似た異世界を舞台に、王族の定めとして、他国に嫁ぐ事が宿命づけられていた主人公シャーロットが、自らの意思で立ち、自国のみならず他国も引っかき回しながら、望みのために強く生きていく姿がいきいきと描かれている。

脇を固めるキャラクタたちも魅力的だ。物語世界ご実際に存在しているように、一人一人が生きている。そこには政治的な駆…続きを読む

一人選べと言われたら、頭を抱える。
でも、あえて選ぶなら。
あまりメグを推す。
察しの良い女性は素敵。
王女シャーロットの可愛くて賢いのは言うまでもなく。
読みすすめると、キャラの濃さだけでなく、設定の面白さや内政の諸々に惹かれていくので、読むべし。

とにかく主人公の王女が可愛いくて賢く強か！言葉の端々から「あ、この子めっちゃ賢いな？」っていうのが伝わってきます…将来が有望すぎる。
キャラクターもどれもすごく立っていて、私の推しはグラムくんとメグちゃんです！どちらもめっちゃいい子だし王女と仲良しで見てて可愛い…仲良く幸せであれ…。

スカッとするところもあり、読みやすい文章も相まってぐいぐい読み進められます！

これからの王女の快進撃、楽しみです！

もちろん賢いヒロインのお話なのですが、
このお話のおもしろさはそこだけではありません。
政治の話も分かりやすく書かれているし、
「先祖返り」が存在する世界もおもしろい。
何よりキャラクターが個性的です。わたしはグラム君が好きです！！！　
いま、第２４話。
これからおもしろくなりそうなところです！
続きがすごく気になります！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（417文字）