赤宮桜利の青春譚

20××年。中学3年生の赤宮桜利は帝都東京高校を受験するため父の知り合いである鷲宮風也のもとを訪れた。能力者が戦争に利用された時代を経て世界は平和に向かっているように思えたが、まだその時代の名残もあり子供の能力が悪用されないように日本では出生時に制限薬が打たれていたことから桜利は初めて自分の能力を風也との検査で知ることになる。

測定の結果は、「計測不能」の能力なしだった。

一度は、絶望した桜利であったが風也や同居人のネアの励ましもあり風也の指導を受け鍛錬を積むことを決意し、風也との特訓の日々が始まる。そして迎えた本番、最下位からのスタートを切った桜利は同じ受験生から別のルートがあると教わるが進んだ先の罠に引っかかり崖から突き落とされてしまった。
一命をとりとめた桜利は自分を助けてくれた試…続きを読む