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  • うわぁ。トリンデン卿すごいですね。
    メルリィへの復讐のことまで、把握してるなんて。
    どこまで知っているのでしょう?
    そして、いつから知っていたのでしょう?
    さすが、トリンデン卿という思いもありますが、どちらかと言うと『怖い』という気持ちの方が強くなってしまいますね。

    すごいです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! トリンデン卿のえぐいところが伝わったようで何よりです…!

    「メルリィへの復讐」の件についてですが、

    ・メルリィへ「尋問」していた際に聞いていた
    ・バルトアンデルスに「観測」させて情報を確保した

    ――の、二通りの解釈が可能と見込んでいます。

    これはトリンデン卿が知っている範囲ともかぶる内容ですが。
    本来彼の意図した使い道ではありませんが、ターゲットさえ明確ならバルトアンデルスの観測をずっと張り付けておけば、そのうち「観測」の結果として、いろんな情報取れちゃうんですね。チートです。
    なので、最低でも「現時点において、ナテル特務曹が知っているor記憶していること」までは、すべて把握されている可能性があります。

    もちろん、ここで「把握している」のはトリンデン卿本人ではなくバルトアンデルスのほうなので、取得した情報をバルトアンデルスから引き出し、かつ有効に活用できるかは、彼の手腕ひとつということになりますが…。

    編集済
  • クゥちゃんが可愛らしいから、「ファフニール、へえ」くらいに思ってたら、そんな怖い存在と認識されてる竜なんですね。

    なるほど、画像検索したら天野さんのおどろおどろしいイラストが出てきました。あと何故かメイドラゴン。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    「小林さんちのメイドラゴン」はタイトルしかわかりません…!

    さて、ファフニール。
    本来、北欧神話・ゲルマン神話などに登場する竜(厳密に言えば、竜になったドワーフないし人間)の名前です。
    作中に登場する「ファフニール」は、原典の設定っぽいものをちょいちょいはらみつつも、原典とはだいぶん異なる感じのしろものとなっております。

    もし原典のファフニール(ファーヴニル、というのが本来の発音に近いらしいですね)について調べられることがありましたら、拙作作中との違いなど引き比べてお楽しみいただけると楽しいかもしれません。
    拙作の内容がほぼ私の創作・でっちあげだということが分かりやすくなって……

  • うわー。スレナさんがぁ。
    そうだったんですね。とてもびっくりです。

    でも、彼女(ナテル特務曹)が出て来ると、私の好きなメルリィの出番も増えそうなので、嬉しいです。
    まだまだ、いろいろありそうですね。
    楽しみにしています。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    正味、ここは「分かる」ように書けているかというとそんなこともないやつなので…いずれにせよ、そろそろ二章の後始末編もおしまい、エンドマークがつこうかというところです。
    願わくば、今暫しのおつきあいをいただければありがたいところです。

    余談ながら。
    メルリィに関しては今後しばらくランディのところで預かる塩梅なので、エスメラルダのいるいないとは関係なく出番あるかと思います!

    編集済
  • 迫力あるバトルシーンからの、意外な展開でした。

    新たな敵がヒロインの姉妹機とは、ロボ物のロマン全開ですね! しかも六番機とは、意外とシリーズが出ているのでしょうか? 楽しみです。

    徐々にユイリィの情報が開示されていっていますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    54話めにしてようやくという感じでしたが……ヒロインがロボという時点で絶対にやりたかったのが姉妹機の登場でした。なおユイリィですが――たしか、この次の話あたりで触れていたように思うのですが――十種十二機存在する姉妹機の一番末っ子という立ち位置になります。
    ユイリィの《L-Ⅹ》って、「Lナンバーの10番目(10フレーム目)」というナンバリングなのでした。

    余談ながら、ユイリィの姉妹機については以前に近況ノートでざっくりまとめており、↓のようになっています。
    お時間ご都合よろしく気が向いたときなどに流し読みなどいただければ、幸甚なことです。
    https://kakuyomu.jp/users/toNo_ddd/news/16817330652582375546

    編集済
  • えええーースレナさんが……
    大丈夫ですか、トリンデン卿!?毒を盛ったりされないですか!?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そして、そこのところは問題ありません。
    そもそもバルトアンデルスを従えている現状のトリンデン卿に対する暗殺が「無効化」されているというのもそうなのですが、そればかりではなく。暗殺の直接の仕掛け人たるガルク・トゥバス《特務》――その司令塔たる盤面の指し手にとって、その手段を取る意義が薄いから、というのもあります。
    次の話は、「なぜそれらが行われなかったか」の話になる予定です!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     もうトリンデン卿がファフニールについて語っても、ほら吹きに聞こえないから困ります>▽<
     今後の伏線なのかな? ランディ君達がどんな冒険を繰り広げるのか今から楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    なんだかトリンデン卿の信用が微妙に低いですが…! でも、実際に調べたのはべつのひとだしユーティスもあれこれ補足を入れてくれているので、これが真相…ということで、よい、はず! です!!

    ファフニールに関しては、どちらかというと《真人》たちの側の物語に関するフックのつもりです。伏線といってしまうのは少々口幅ったいですが。
    本編の解決編で絡んできた要素でもありましたが、本題としてはこの先――早ければ、三章のうちに回収できるといいなあ! というところです。
    ひとまず、三章まではぼんやり形になっているので…なんとかそこまではやってゆきたいです…!

    編集済

  • 編集済

    レドさんの、貴族なのに飾らない感じと言いますか、ムードメーカーぶりが良いですね。

    シオン達の冒険がますます魅力的になりました。「いやその話は、そんな綺麗なもんじゃ無かったんだ」感と言いますか、後日譚として語られるからこその良さが出ていますね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿ことレド、一緒に冒険していた当時は実情としてムードメーカーである一方結構なトラブルメーカーであったせいで、フリス(※パーティの良心担当)がいなかったら9割方見捨てられかねなかった結構あやういアレでした。
    まあ、ほんとに見捨てられたら見捨てられたで何とか逃げ戻ってきそうですけれども。この人の場合は。

    シオン、デザインコンセプトが「前作主人公」でして、後日談として語られる彼の「冒険の物語」に関しては、書く側の私自身、だいぶん遊びを入れて書いていて楽しいやつだったりします。
    楽しんで頂けて、勿怪の幸いというところです。ありがとうございます!

    編集済
  • ランディちゃん、危ないのでは……と思っていたらやっぱりー!
    しかしトリンデン卿は流石に落ち着いていますね。この申し出がうまくいきますように。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そりゃまあこうなりますよね! という流れで人質になってしまったランディでした。
    と言っても、クゥを追いかけてきた結果ではあるので、煎じ詰めればクゥがわるいんだよ、ということで落ち着きそうですが…まあ、そこはともあれ。

    ここから先が、二章におけるトリンデン卿の大一番です。
    よろしくおつきあいを願えれば、幸甚なることと思います。よろしくお願いいたします!

  • 二人の戦い、よい結末でした。

    私は休日を利用して丁度良い区切りごとまとめて読むのですが、今回ちょっとしくじってこの話を残したまま中断することになって、気になってました。

    ランディくんの優しい気持ちがメルリィちゃんを救いましたね。

    しかし、怒っていたからちょっと仕返しとか、どこまで人間的なんだユイリィちゃん。
    いつも「言った」を「ゆった」と言うのも、もしかしたら人間でありたい心理なのでしょうか。

    ロボット泣かすのはズルいです。
    こっちまで、ジーンときてしまうではないですか。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    私的には――細かい部分は展開次第で変わるにせよ、大筋では――これしかない、というくらいの決着でした。ここまで書けてよかったというか、ほっとしてます。
    メルリィが「人を代行する」ために涙を流すことのできる子なのは、プロローグ部分をはじめちょいちょい描写上ありましたが、その結実がここでした。人を悼んで、自分の心を癒すために泣いたのでした。

    ユイリィの話。
    実のところユイリィ個人だとメルリィを救う理由も壊す理由も薄く「どちらでもいい」くらいのアレで、抵抗が激しければ結局壊す方向に落ち着いたと思われるため、この結末は紛れもなくランディが背中を押した結果です。
    メルリィは作中でトリンデン卿から「人間的」と評されましたが、ユイリィも――メルリィとは異なる理由から――「人間的」に生まれた理由があったりします。
    その辺の理由は、まだ伏せ札の状態ですが…ともあれそういう訳なので、「人間的」という評は私的ににんまりほくそ笑んでいるところです。ありがとうございます!

  • ここまで拝読させて頂きました。濱丸と申します。

    日常系ファンタジーかと思って読ませて頂いたら、予想以上のボリューム感あるファンタジー小説で度肝を抜かれました。

    シオンさんがとっても魅力的ですね。優しいだけじゃない強いだけじゃない、しっかりとした背景と思慮深さがあって素敵なキャラクターだなと感じました。
    旅に出てしまいましたが、これから先、再登場はあるのかとても気になります。
    気になると言えば、ユイリィもまだまだ隠されたものがありそうですね。私もファンタジー書きでしたので、彼女のオーパーツ的な設定がどんなものになっているのか、楽しみです。
    他にも色々感想があったので、レビューを置かせて頂きました。ネタバレ等には配慮したつもりですが、問題あるようならば削除します。

    作者からの返信

    一章ラストまでのおつきあい、ありがとうございました!
    また、コメントのみならずレビューまでいただきまして、感謝に堪えません。
    本当にありがとうございます! いずれ必ずレビュー返しにあがります…!

    本作、私的にはゆるっとふわっと明るく軽めのライトファンタジーくらいのつもりで書いていたのですが、傍から見るとさほど軽くもなくやや本格ファンタジー? っぽい? 方面寄りの何某なのかなぁというように感ぜられる感想をいくつかいただき、それに基づいて自分の中の感覚を修正しつつ現在に至っている感じです。
    なので、タイトルもゆるっとふわっとした感じを志向していました。タイトル詐欺なのかなぁ…というのが気がかりではありますが、ユイリィは一応しっかりお姉ちゃんしていると思うので、間違ってはいまいと自分を納得させています。はい。

    拙作のキャラを魅力的と感じていただき、あらためてお礼を。嬉しいです。文面だと伝わりにくいかもしれませんが、大変喜んでおります。

    シオンですが、今後も折に触れて出てくるかと思います。本人の登場より、他人の口を介して語られることの方が多いお兄ちゃんです。割とあぶなっかしいところのあるひとですが、いいキャラだと言ってくださる方がちょいちょいいらっしゃってありがたいことです。
    それからユイリィ。彼女に関する設定のうち、一章ではあんまり出てこなかったワンオフの性能や、彼女自身のバックグラウンドに関しては、今後二章を中心に披露している形になります。

    末筆ながら。長い話にここまでおつきあいをいただきまして、ありがとうございます。こちらもまたあらためて、濱丸さんの作品を拝読に伺いたく思います。
    またお時間ご都合よろしく気が向くことなどありましたら、この続きにもおつきあいをいただけますとなおありがたいです。
    ともあれ、今回は本当にありがとうございました。

    追伸:今日だけで十数話ぶん一気に進んでたのにびっくりしてました!

    編集済
  • シオンたちの再登場!待ってました!

    でも、これで脅威はひとまず去ったのでしょうか…。なんだか不気味ですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! シオン、ようやく再登場です――といっても、二章はあとちょいちょい出番があるかも? くらいのアレになってしまうので、どこかで一度まとまった出番をあげたいところです。

    シオンの立場からだといろいろ腑に落ちないところもある決着ですが、トリンデン卿の暗殺を巡る一連の事件はこれで一区切りです。逐電したガルク・トゥバス《特務》たちとの決着――というか、最終的な、ないし現時点での妥結に関しては、二章のうちに落着します。
    残りはエピローグですが、今しばしのお付き合いをばおねがいいたします!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     メルリィの物語として最高に良い読後感でした。
     しかし、改めて思い返すと、トリンデンさんめっちゃ活躍してましたね。
     胡散臭いおじさんと思いきや、目を見張る強烈なキャラの立ちっぷりでした。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    拙作が読後感の良い物語となったのであれば、ほんとうによかった…想定よりものびのびになりながら、どうにかこうにか書き繋いできた甲斐がありました!

    トリンデン卿。
    振り返ってみると、彼は終始物語を牽引する役回りに立っていたひとでした。物語の導線が一身に集中する立ち位置の方でしたからね! 必ずしも狙ってそうした訳ではなかったというか…想定以上に大きな役どころだったのが私的にちょっと驚いているところです。

  • 人間に作られたんだから命令遂行するための道具でしょう、人間みたいな感情持ってどうするの、というメルリィちゃんと、
    人間に作られたんならその価値観持ってなにがいけないの、というユイリィちゃんの対比が面白いですね。
    そんな価値観のやりとりをしながらも、なんだかんだ機械だから性能差は絶対で、そこに人間のド根性みたいな奇跡の入る余地はなく。

    結局、メルリィちゃんも、機械として命令をこなそうとしていたのではなく、人間のような気持ちがあってただ必死、ただ意地になっていたけれど、ユイリィちゃんに「じゃ、書き換えちゃえ」、自分の存在の根本を消されてしまうのと同じだから、それは発狂しますよね。

    ユイリィちゃん、そうする前にもっと「納得」させてあげて欲しかった。


    ……すみません、まとまりない文章になりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    作中の立ち位置の対比、読み込んで頂けてありがたいです。なお、フォローとして先に言ってしまうと、ユイリィの「書き換え」は実のところそこまでひどいものではなかったりするので、ご安心を――というのは違うかもしれませんが、とにかく誓って主人公としてやっちゃいけない一戦は越えてません。いかなるものかは99話参照ということで何卒。
    メルリィに「納得」させるのは、まだこの後なのです。ふふふ。

    メルリィとユイリィの対比ですが、「人間の言葉」を「《人形工匠》エクタバイナの言葉」と置き換えるとよりメルリィの心境――といっていいのかどうなのか――が推し量りやすいかと思われます。
    たとえばですが、「人の語ることば」はメルリィにとってかけがえなく大切なもので、それは「自分みたいなもの」が振りかざしてよいものではないのだ――というのが、彼女の反発の根底なのかな、と想定しています。とはいえ書いたやつがそう思っているというだけで、実のところもっと理に適う解釈が、別にあるのかもしれませんが。

    ともあれ、今しばしのお付き合いを戴けますと幸いです。何卒!

  • ユイリィちゃんの現れ方が、ぞくぞくするほど良いです。かわいいけどかっこ良い。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    かっこいいですか、ユイリィ。ありがとうございます…! やはりというか、自分が送り出したきゃらがかわいいとかかっこいいとか言ってもらえるのは嬉しいですね。たまりません!
    そしてかっこいいユイリィはもうちょっと続きます!
    かっこいいというか――ちっと怖いやつかもしれませんが、さてどうでしょうか。

  • メルリィを敵だったからって悪とは見ず一歩離れたところから読み進めてたんですが、正解でした。この回でほんと良い子だなと思いますし、ほんとせつない話です。思考力が高すぎるのも困りもの。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    展開というか、方向性を読み切られていたようですが、結果としてご期待に沿える格好となったようでもっけの幸い。メルリィ、いい子だと思っていただけてよかったです。

    書く側からどうあれ読む側から見てどうなのかな…というのは、常々気になるところなので。なんだかほっとしています。
    メルリィに関してはあとちょっとで――ようやく、というべきか――決着ですので、願わくばそこまでおつきあいを戴ければ。
    完全なハッピーエンドではないと思いますが、救いないし癒しはありますので、こうご期待です!

  •  こんばんは、遠野様。御作を読みました。
     見事な解決方法でした。
     ユイリィがメルリィを助けた。
     結果はそうですが、もしもランディがいなかったら、ユイリィをお姉ちゃんとして迎え入れなかったら。
     もしもエクタバイナがメルリィの家族たる存在でなかったら。
     おそらく悲劇的結末は避けられなかったはず。
     ここまでの積み重ね、すごいなあって。とても良かった、面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ようやく、メルリィの物語にも決着がつきました――ここまでおつきあいをいただき、ありがとうございます。二章の残りはエピローグ的なあとしまつの諸々を残すのみとなりました。

    メルリィの決着がこの形に落ち着いたのは、ご感想いただいたとおり、様々なifがうまい具合に積み重なったそのうえのことでした。
    なんとなしの善意だったり、優しさだったり、あたたかい思い出だったり。そういうものが積み重なって、ひとを生かすことがあるのだ――みたいな。
    たいへん気取った口幅ったいやつですが、ふわっとそんな塩梅のものが書きたかったのかな、という気がしています。

  • やっと、一番大切なものに気づいたようですね。きっと、もう間違わないでしょう。
    エクタバイナを失って、止まってしまっていたメルリィの時間が動き出して、前に進めることを祈ります。


    すみません。誤字っぽいの見つけてしまいました。
    「演算結果ログをせいりして……っていttめお、そんなに長く寝てたわけじゃないんだけど」

    っていっても、そんなに長く
    でしょうか?


    メルリィは夢も見るんですね。以前、メルリィにも、睡眠が必要だとエクタバイナが言ってましたが……
    2章のタイトルに繋がっているのかな?バックグラウンドでずーっとやってる演算。起きてる時もずっと……なら夢を見てるようなものかもです。

    今日は電車の中で読んでたので、ギリ泣かなかったです。今は、心地よい余韻に浸ってます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    あと、誤字の指摘もありがとうございます…! こちら、朝方のうちにささっと直してしまいました。お恥ずかしいです。

    メルリィ――というより、機甲人形――は、外部観測を切っての休眠時に観測情報を整理しており、最適化の際に夢のようなものを見ることがある、ということになっています。
    外部観測を切った結果、観測対象が自分の内側――観測済情報となり、過去の観測情報と新たな情報の紐づけ時に古い情報を棚卸するため、それっぽいものを見ることがある、という塩梅です。人間のそれとだいぶん近しいと思います。

    二章のタイトル「夢見る刺客の揺籃」、たぶんお察しの通りかと思います。
    「揺籃」は過去の幸い、あるいは人形工匠エクタバイナを指すものである――といったところかと。

    本日もおつきあい、ありがとうございました!

    編集済

  • 編集済

    泣けました。
    3話溜めて一気読みして良かったです。
    1話前から、何度も涙が……。
    そして、メルリィの慟哭と共に、止まらなくなっちゃいました。
    期待した結末でもあったのに、こんなに泣かされるとは。
    本当にありがとうございます。
    読んでいて良かったです。素敵な物語に出会えたことに感謝です。

    いろいろ書きたいことはありますが、
    しばらく余韻に浸っていたいので、今日はこのくらいで失礼します。
    ありがとうございました。

    【追記です】

    遠野例 様

    いろいろ書きかったことの一つ目です。
    超長文で申し訳ありません。
    私が、この結末を読んでいて、こんな感じで解釈して泣けました~
    って話です。
    答え合わせをしたいわけではなく、ここが感動しましたとお伝えしたかったので……。
    長文なので、良かったら読んでみてください。

    ---

    操令人形として創られたメルリィが、操令人形として起動できなかった後悔
    意図したわけではないが、最初のマスターを死なせてしまった後悔
    その失意の中、エクタバイナに言われた「私にとっての希望でもある」という言葉が、メルリィにとっての唯一の救いだったかもしれないですね。
    操令人形の存在意義が、人の代行であり、機甲人形のアーキタイプが「すべての人の幸いと可能性のため」なので、その知識がインプリントされているメルリィは、誰かのために在りたい。誰かに必要とされたいと強く思ったのだと思います。
    それゆえに、メルリィにとってのエクタバイナは、自分の存在意義、そのものだったのかもしれません。
    そんなエクタバイナの死は、とても許容できるものではなく、生きる意味も失くし、過去への後悔しかなくなってしまったのではないでしょうか?

    いっぽうのエクタバイナですが、メルリィを「私にとっての希望でもある」と言ったのは、疑似霊脈網群が、人形の身体を命へ近づける技術であると仮定できることから、
    義肢の研究に繋がるという意味の希望だと思っていました。エクタバイナ自身の考えは、違ったのかもしれませんが、少なくともメルリィには、そう感じられたと思います。
    どこからかは分かりませんが、あるいは最初から、エクタバイナはメルリィを、機甲人形としてではなく、一つの命というか、娘のように扱って居たのではないでしょうか?
    偶発的に生まれたメルリィの自我は、機甲人形のそれよりも、人に近いものと認識していたのだろうと思います。
    それゆえに、メルリィが機甲人形へ刻まれるアーキタイプである「すべての人の幸いと可能性のため」という基本概念が無いことを指摘したうえで、
    それを理解し、その原則に則って存在するべきだと説いています。
    そうしないと、自分亡き後にメルリィが生きられないのではないかと懸念していたのでしょう。
    そう言った思いも含め、エクタバイナの最後のオーダーが「より良く生きよ」なんだったと思います。
    これは、メルリィに、人として、自由に、幸せに生きて欲しいという思いが込められていたのだと思いました。

    それでも、エクタバイナの死はメルリィには重過ぎて、彼の思いとは真逆の、
    間違った道へと落ちてしまいました。

    それが、やっと、ここに来て
    ユイリィの行為をきっかけに、メルリィが気付きます。
    自分が一番大切にしているものに。
    そして、その大切な人がずっと教え導いてくれていたものに。

    そして、最後に自分の本当の気持ちに気付きます。
    ただ、彼に居てほしかったのだと。

    その気持ちは、機甲人形のアーキタイプとは真逆の、とても人らしいエゴとも言える、自分の為の気持ちだと思います。

    この二人の強い思いに、ランディちゃんの優しさや、ユイリィの行動と考え、トリンデン卿の思い
    そして、クゥとハルアが導きなどが絡み合って、気持ちと結果を深いものにしています。
    これは、泣かずにはいられないですね。

    最後に、クゥとハルアが導き、ランディちゃんが選定した未来への分岐点、『最善に至る未来』の選択。
    これが、メルリィが死なない。生き残るということの選択を指しているのであれば、
    人形が人の心を持ったメルリィの存在が、今後、この世界にどう影響するのかも気になります。

    ---

    いろいろ書きかったことの二つ目

    メルリィとエクタバイナを主人公にして、構成を少し変えて、1万2千文字くらいにまとめたうえで
    公募に出したら、面白そうだなと思いました。
    今、私にとって、一番映画化されて欲しいお話です。
    そしてら、映画見にいって、思いっきり泣きます!

    構成変えて、の部分は、私自身も書き物をしているので、構成とか気になるんですよね。
    自分だったらこうするみたいなのを考えるのが好きで、ついつい妄想してしまいます。
    すみません。妄想だけなので、許してください。


    最後に、御作には、
    本当に、楽しませて頂きました。ここまで泣けた小説に出会えたのは久しぶりです。
    ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そして、こう…なんというか、重ねて、ありがとうございました!
    遠野はこういうしろものを書く類の人間なので、入れ込んでいただけるのはとても嬉しいことです。何というか、語彙がアレですが、ほんとうに嬉しい。

    メルリィの物語は、この99話をもって一区切りです。
    二章に関しても、ここまででだいたい一区切りです。
    多少この先で余談的なものはありますが、そこはそれ。

    もしいずれご機会ご都合よろしい折などありましたら、「いろいろと書きたいこと」を拝聴させていただく機会があると嬉しいかなぁ、などと思っています。我ながら図々しいことですが。

  • マエストロの言葉がまたここに来て響きますね。
    お互い優しいマスターをもったものです。
    良い解決でした。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ユイリィもメルリィも、形は違えどマスターの存在が自身を規定しているふたりでした。似ていないところもありますが、根底の部分は相通ずるものがあるふたりだとも思います。私的には。

    ともあれ、だいぶん寄り道も大回りもしましたが、ようやくメルリィの物語の終わりまで書けました。
    自分の場合、おはなしの終わりはだいたいいつも「さてさて、果たしてこれでよかったのだろうか」みたいな感覚がつきまとうので、「良い解決でした」のひとこと、とても嬉しいです。ありがとうございます!

  • 自動人形であるメルリィを恐れされるとは、トリンデンさん凄い人物です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    要求を突きつける前に完封されてしまったメルリィでした…。
    ともあれ、突然のランディ乱入というイレギュラーへの対応も含めて、作中でセットしたトリンデン卿にまつわるこもごも、彼に関する物語はここでおおよそ一区切りついた格好です。
    そして、この段に至ってようやく大詰めのところです! 最後までなんとかがんばってゆきます!

    編集済

  • 編集済

    誰か人質にとる展開は想像してましたけど、まさかのランディくん。

    メルリィを見逃すだけならそんな問題はないと思いますが(目先の人命が優先。子供だし)、人質にとったことでどんな要求をしてくるのかですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    主人公なので、人質になってもらいました!(主人公とは…)

    正味のところ、ここはランディに絡んでもらわないと話が渋滞を起こすところなので、彼には脚本の犠牲になってもらったところはあります。
    メルリィの要求に関しては次回以降に――とはいえ、事ここに至って彼女にとって『逃げる』選択肢は意義が薄いのです。そのうえで、この場の展開がどうなるかは、次回をご確認ください――ということで、どうかひとつ。

    編集済
  •  こんばんは、御作を読みました。
     そりゃあ、ユイリィ来ますよね。
     メルリィとの邂逅が、彼女の悲しみと不幸を終わらせることを祈ってます。
     面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ようやく――ほんとうにようやく、メルリィとの決着です。
    トリンデン卿の暗殺計画、それに伴う戦闘の趨勢と勝敗はもはや明らかであり、あとはいかにしてこの状況に「決着」をつけるかというところです。
    ここまで段取り踏んでバッドエンドでは面白くもなんともないし自分の趣味でもないので、よき決着となるようやってゆきます!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     メルリィの役柄上、そうなる可能性も考えていましたが、勝手に姉妹機が増えていた……T▽T
     これからどうなるかハラハラします。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    姉妹機登場です。《Lナンバー》というナンバーズでとらえるならユイリィを含めた十種十二機の姉妹機がいるのですが、その中でも今回登場した二機は人格形成の手法がメルリィ(が、はからずもそうなった形)と同一で、その面においてはメルリィから見た直系の後継機にあたるふたりなのでした。

    まあ、今回この二人はあんまり重要じゃないというか、ここから先はメルリィの話です。
    彼女にまつわる諸々を解いてゆく話となります。首尾よくいけるよう、がんばります!!

  • 感情豊かな人格でありつつ機甲人形らしさのある心情表現ですね。切なくて胸を打たれました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    メルリィの「後悔」が伝わるところがあったのなら、私的には首尾よくこの話を書けたということです。ありがとうございます!

    ようやく最終パートも大詰めのクライマックスまで来ましたが、ここから先は基本メルリィのための話です。あるいは彼女と、彼女を通したユイリィを描くを描く話になります。
    二章でずーっと書きたかったところが続くので、あと一息、頑張ってゆきます!!

    編集済
  •  メルリィのエクタバイナへの想いを読むたびに泣いてしまう、ふむふむです。
     今回も泣いちゃいました。
     演算と呼ばれる思考。人よりも、優れた機能を持っているが故の後悔。
     再演算という名の回顧。
     人と同等以上の感情があるのに、感情という言葉では済ませられない。
     溢れる感情が、気持ちが、想いが伝わってきます。
     メルリィ本人の語りとして綴られているため、その感情を人とは少し違う思考で持て余しているところが、また切ないです。
     気持ちの描写が上手過ぎです。

     今回も、いっぱい泣けました。
     ありがとうございます〜

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そうなのです。メルリィは感情――或いはそれらしきもの――を持て余しているのです。ずっと後悔してるのです。
    メルリィが何を感じ何を思っているか、伝わるものがあったなら幸いなことで、また過分なお褒めのことばを貰っているようではありますが、私的にはとても嬉しいことです。こちらこそ本当にありがとうございます!

    メルリィが何を思って現在に至るのか――という、この辺りの話は私的に二章でずっと書きたかったところのひとつでした。
    そしてここから先、最後はおおむね、彼女のための話となるはずです。
    今暫し、お付き合い願えれば幸いなことです!

  • ハルアとクゥちゃんと、選定の話しは、ここに繋がるんですね。
    メルリィが、どうなってしまうか目が離せませんね。
    続きをお待ちしております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    はい。ハルアをメッセンジャーにしてクゥが伝えた「未来の選定」の話は、ここへかかってきます。

    ランディがここで何も言わなかった場合に、各人がどういった行動へ至ったか。
    あるいは「そもそもランディがこの場に居合わせなかったら」、各人の行動はどうなっていたか。
    この辺り、「どうしてクゥはわざわざランディを叩き起こしたのか」「何で子供たちの中からランディを選んだのか」から繋がる話でもあったりします。

    長い話になりましたが、終わりまであとちょっとのところだと思うので。願わくば最後までおつきあいいただけますように…!

    編集済
  •  こんばんは、御作を読みました。
     事前準備からのこの仕掛けっぷり、トリンデン卿の守備采配は凄まじいですね。
     メルリィとどう向き合うのか楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    メルリィが戻ってこなければ空振りするであろう備えまできっちり備えているのが今回のトリンデン卿です。
    メルリィが捕捉されて以降はかなり一方的に押していますが、裏を返せばそうできるように采配を取っていたというだけのことでもあって。「犠牲を出さないよう、不測の事態に対して完全に封殺する」くらいの備えでした。

    だいぶん長い話となりましたが、そろそろ終盤でもあるので。
    願わくば、このまま最後までおつきあいを戴けますように。何卒よろしくお願いいたします!

  • いろいろな伏線や仕掛けが繋がってきて、ドキドキが止まりませんね。
    結末が楽しみです。

    また、エクタバイナとメルリィのエピソードに感情移入してしまった私は、メルリィがどうなってしまうかも、とても気になります。

    引き続き楽しみにしていますね。



    あと誤字っぽいのがあったので、ご報告です。


    「ひらりた手わ振りながら、陽気に声を合わせる竜騎士たち」

    ひらりと手を振りながら
    かな?

    作者からの返信

    誤字直しました! お恥ずかしい…!
    コメントと御指摘ありがとうございます…!!

    細かい伏線ないし導線はまだちょいちょいとありますが、もう残っている主な要素はメルリィの去就と、追想の終わりからいかにして現状へ至ったかというくらいのところなので…自分でも「これはどういうこと?」という暗い話がのびのびとなっていますが、今暫しのお付き合いを戴けますと、ありがたいです!!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     今話は、トリンデン卿に圧倒されました。
     メルリィがお人好しだからって戦力的にははるかに格上なのに、口八丁で圧倒し、詰め将棋のように制圧しちゃった。
     すごいなあ。こういう戦い方も魅力的です。
     面白かったです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿の、最後にして最強の伏せ札でした。ここまで組んでいた囲いは、ある意味において「余剰」で、実のところこれはメルリィが執拗に暗殺を試みなければ明らかにならなかった伏せ札ですが、最初から彼女の試みはすべて無為だったのだ、という盤面返しの切り札でありました。

    メルリィは《人形》だということもあって素直だし、それ以上に本編でも触れている通り、何のかんの「人の話を聞く」子だという想定です。
    何せ、はからずも生まれ落ちてしまったその頃から、ずーっと誰かの長広舌を聞き続けて育った子だったので…。

    編集済
  • トリンデン卿がここまでの人物だったとは…。
    ということは、トリンデン卿のなんというか、オリジナルは既にいなくて、ここにいる彼は「何人目」かという可能性も…?いや、どれがオリジナルかという詮索すら無意味なんでしょうか。
    それだけオルデリス家が重要な地位にあるということですね。
    じゃあ、彼は自分の命をどう思っているのか…と色々想像してしまいます。
    いやぁ、感服しました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    これがトリンデン卿の最後の伏せ札――というか、彼はこのために『バルトアンデルス』という幻獣を手元へ置いたというのが真相でした。ひとまず、現在の彼はオリジナルです(当人に言わせれば、「私の主観においては」という但し書きがつくでしょうが)。
    これまでメルリィを誘い込むのに使ったり、影から増援を呼んだりしてたのは、「そういう使い方もできるから」していただけで、バルトアンデルスを持ち帰った『目的』ではなかったのだ…という話でした。

    たとえ自分がどうなろうと、叔父ダモット・マクベインの好きにはさせない、という執念の賜物です。
    母親を殺されてるわ初恋の女の子の喉を毒で焼かれてるわ使用人を巻き添えで死なせてるわで…ここまで表に出すことはなかったかと思いますが、トリンデン卿の中で積まれたものの結実が「これ」なのです。

  • ハルアさん、不思議な人ですね。
    ハルアさんと、ランディ君とクゥちゃんのやり取りの辺りで、なぜか泣けちゃいました。
    泣けたというか、涙がちょっと流れただけなのですが、自分でもはっきり理由が分かりませんでした。
    ハルアさんに感情移入しちゃったのか、彼女の長い時間に起こった何かを想像して、それが心に触れてしまったのか……

    自分でも、よく分からなくてごめんなさい。
    でも、読んでいて泣ける物語って、いいですよね。

    ありがとうございました〜

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    よもや、そこまで入れ込んで頂けるとは…光栄です。こちらこそ、ほんとにありがとうございます…!

    ハルアに関しては、補足的なことを近況ノートで書いたのですが――と、これを描いている時点ではもう見ていただけてしまっているっぽい模様ですが――よろしければ、ご参考までにということで。
    ハルア、コメントで言及してくださる方がぽつぽついらっしゃって私的にはちょっとびっくりな塩梅でした。

    たぶん、二章のうちにあと少し出番がありそうなので、その折にはまたよろしくご贔屓に。お願いいたします!

    編集済
  •  こんばんは、御作を読みました。
     まさかの人質!? >▽<
     これはランディ君大好き勢がたいへんなことになりそう。
     不謹慎ですが楽しみです。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! お楽しみいただけているのであれば何よりのことです!

    はい。まさかの人質です。なんも悪いことしてないはずなのに(むしろ、クゥを外に出すまいとしていた筈なのに)懸念空しく人質になってしまった主人公でした。
    ランディ君大好き勢というかユイリィがちょっとたいへんかもしれません。「ちょっと本気」じゃ済まなくなるかもですね。

  • 謎な回です。
    とりま、クゥはランディくんが大好きということが分かりました。
    そしてハルアさんは大人と子どもが混ざった感じが好印象。
    再登場して欲しい!
    ダメでしょうか?

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! 返信遅くなりました…!

    ハルアを気に入ってくださってありがとうございます!
    正直なところそうなってくると、「(設定上)こんな再登場させづらいやつにするんじゃなかった…!」という悔恨がかなりあります。

    …とはいえ、無理を通せば道理が引っ込むことがあるのが創作の世界であり、まだ伏せ札をオープンしてない部分の設定いじってなんとかできねーかなーと模索しています! せっかく再登場を希望されるくらい好印象だとコメント貰ったので!
    がんばります!!

    編集済
  • 古いドラマ漫画には、下宿先アパートに「小説家を目指す中年男性」がよくいましたけど、1億総作家時代になって、ああいう像がどんどん薄くなってますよね。
    でも現在でもどこかに、紙の原稿用紙と格闘してる髪の毛モジャモジャで無精髭生やした人もいるんだろうなあ。
    物語と関係なくそんなこと考えてしまいました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    なんか、NHKの朝ドラでむかーしそういう感じの、籠って小説書いてる小説家、みたいなイメージのアレコレを見たことがあるような気もします。

    本作、ファンタジーの世界――で、19世紀とか20世紀初頭くらいのイメージの設定なので、まだそういうイメージの「小説家」が通用する世界なのですよね。
    そうした意味で、ドナの描写も「古臭い」方向に寄ったのが、コメントされたようなイメージの呼び水になったかな――などと思う次第でした。

  • このピンチに見せかけて、勝敗は元より決まっていたという展開は溜まりませんね!トリンデン卿たち半端ない…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    諦めて逃げを打つならそれでよし。なおも向かってくるなら囲んで捕える網を張っておく――までルート設定はやっていた、トリンデン卿でした。余談ながら人員の手配をしていたのは、ランディ達と迷路の探検をした後。お風呂に連行される子供達を他所に一人で仕事に戻ったときでした!

    盤面を引っ繰り返す感じの展開が好物なので、なんとかそれらしくなるよう、がんばりました!

  • ユイリィちゃん強い!トリンデン卿の仕込みもなんという……!

    涼しい顔で戦うユイリィちゃん、漫画か映像で見てみたいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    そうなのです、ユイリィおねえちゃんはすごーく強いのです! 絵として想像できるように頑張って書いてみましたが、果たしてどんなものだったでしょうか…戦闘シーンはやはり難しいです。バランスとか。

    トリンデン卿もトリンデン卿で、予めいろいろと仕込んではいます。具体的にはランディ達と迷路を探索した後、お風呂に連行されてゆく彼らを他所の一人で仕事へ戻った時に!
    一応、まだ他にも打った手が残っているのですが…さてどこまで使いきれるか、というところ。
    あと一息、おつきあいをいただけますとありがたいです!

  • ああもう騎士たち不甲斐ない!

    でもこの逃亡により、読者は焦れるが作者は面白く話を書き進めることが出来、その納得と満足が最終的には読者に還元されるのである。ですよね。

    作者からの返信

    返す言葉も御座いません!<不甲斐ない
    それはそれとして、コメントありがとうございます!

    そして、ここでメルリィを逃がした分は、この先の展開できっちり取り戻したいと思います!……取り戻せると、いいなぁ!(ちょっと弱気
    敢えてフォローしますと、日頃の訓練でまったくしないような戦い方と連携を、一日二日の即席で詰めてる訳で、作中で言及したとおり騎士達も腕はいいはずなのです…こう、女性に甘かっただけで…。

    編集済
  • ま、まさかスレナさんが……そんなっ……
    ってすみません実はトリンデンさん以外はあまり人物性を考えず記号のような感じで読んでいたのでそこまでの衝撃はないのですが。見破られたメルリィがどう動くのでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    正味、人物性に着目していただけているキャラがいるだけでもありがたいです。その…パーラーメイド達や屋敷のひとびとに関してはあまりきっちり書き込む余裕がなかったというのもあって、無理もないなー…という気持ちがだいぶんあります。

    私的にはメルリィの去就もですが、この先のいくつかの「種明かし」の類も楽しんでいただけると嬉しいなぁ、という気持ちです。
    十分な前振りがあったかは自分だと判断のつかないことですが、一応ながら、ここまでで投げてきた要素を拾って作っているので…

  • こんばんは、御作を読みました。
    ああ、遂に時の砂が尽きたTT

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    はい――かくて、メルリィにとっての想い出、追想の時間は終焉と相成ります。
    なにゆえ彼女が「刺客」となったのか。そこに至る、ひとつの分岐点でした。
    やっとここまで書けました、という気持ちです。

  •  こんばんは、御作を読みました。
     おやすみ。また後でな、メルリィ
     という言葉がズガンと胸に刺さりました。
     ありふれた日々の、再会を約束する言葉だから、かもですね……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! 返信遅くなりました…!

    上野さんが感じてくださったとおり、本編での「また後でな」ということばは、本当に何気ない、何の底意もない本心であったはずなのです。その約束が果たされたかと言えば…まあ…

    メルリィの回想はこれでおしまいです。
    この先で語られる過去は、この後のメルリィが何故トリンデン卿暗殺の「刺客」という立場に立つこととなったのか。そこに絞られました。やっとという感じですが。

    ともあれ、いい加減二章もクライマックスくらいのところまで来ました。
    どうかこのまま、最後までおつきあいをいただけますと嬉しいです。

    編集済
  • ああやっぱりユイリィちゃんの食事量増の理由がなんかあるんですね。なんだろ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    はい。食事増量の理由あります。その辺の理由はもう、すぐに明かされます――具体的にはあと三話くらいで! そんな凝った理由ではないのがお恥ずかしいところですけれど!
    ともあれそろそろ佳境かなーというところですが、引き続きゆるっとお楽しみなど戴けますと嬉しいです。

  • 謎多きおじーちゃん、色んな事が判明したはずなのにさらに謎が深まる……。
    ランディちゃんと一緒にいることで充実した日々を過ごしているから大丈夫だと思いつつ、それはそれとしておじーちゃん大切にしてるユイリィちゃんの事考えるとウッと胸が苦しくなりますね……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    おじーちゃんの話はまだあんまり出てきませんが、事の経緯だけ言えばトリンデン卿の話したことがおおむねすべてです。
    なぜユイリィを手放したのか、という一点がはっきりしていないくらいで。あるいは、「なぜユイリィを造ったのか」、かもしれませんが。
    その辺の、ユイリィ自身にとっての決着、ないし心の整理も、いつかきちんとつけてあげたいのですが……正直、道のりが遠いです!

  • 以前のコメントでトリンデン卿は人によって感想に差があるとお返事いただいて、どういうことだ…!?とドキドキ身構えつつ読み進めていて、今話の子供たちへの対応や微笑ましさによかったー!!全然変わらない!と安心して好きなままでいられそうです!
    まだ一波乱起きる前なので、まだまだ油断禁物でしょうか。どちらにせよ楽しみです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    話題のトリンデン卿ですが、そのふるまいから「うさんくせえ!」となる方と「いいひと!」となる方でおおむね評価が分かれています。
    作者的には、どちらも納得いくといいますか、うさんくさいという評も「まあ、そうよねぇ…」と頷くしかないというそんな感じの方です。

    刺客であるメルリィと並んで二章のメインキャストなので、今後の活躍に乞うご期待! とお願いしたいところです。
    よろしくお願いいたします!

  • ユイリィさん、急にたくさん食べていたのはきっとなにかあるんだろうなぁと思っていたのですが、そういうことだったのですね。体力不足を見抜いたトリンデン卿もさすがです。

    メルリィさんを逃がしてしまったけれど、ランディちゃんの言うとおりスレナさんが偽物だと看破していたユイリィおねえちゃんはめちゃくちゃかっこ良かったです!そのあとのバトルも息をするのも忘れてしまうくらいに。

    まだまだ安心は出来なさそうですが、ドナさんとスレナさんも無事でひとまずほっとしました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    はい、そういった経緯でした。
    事前に出した要素で全体の概略を読み取るのは無理め(そこまできちんとかけていない)としても、「実は前にこんなことあったよね」をピックアップして繋いでいくとやってることメチャクチャなようでも予めそれらしい要素はあったのだ、みたいな形にできていたらいいなぁ…というやつでした。
    バトル要素は――そういう訳で、今回は騎士のみなさんに頑張ってもらいましたが!

    ひと段落ついたとはいえ、未だ完全な決着はついていないので…あと一山、なんとか書ききりたいところです。がんばります!

  • トリンデン卿の適切な状況判断が光りますね〜。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿は有能なひととして書いてあげたいひとなので、この感想いただけたのは嬉しいです。
    キャラクターは作者の頭の良さを上回れない、なんて主旨の話はよく言われますし、頭よさげで有能っぽいひとを書くときは、いつもヒヤヒヤしているので…。

  • コメント失礼します。
    誤字っぽいのを見つけたので、ご連絡させて頂きます。

    今日、弟と甥夫婦を読んだのもその話のためだ

    上記の「読んだ」→「呼んだ」だと思います。細かくて申し訳ありません〜

    そして、今日も楽しく読ませて頂きました。ありがとうございました〜

    作者からの返信

    ご指摘ありがとうございます! 修整行いました! お恥ずかしい…!

    恥ずかしながらどうも誤字を修整しきれないことが多くあるので、また何か見つけるなどありましたらご教示いただけますとありがたいです!

  • ボクっ娘アーリィ、滲み出る態度といい自分で最高傑作と言い切るところといい、良い味を出してます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! 私的にもアーリィのキャラクターはお気に入りのやつなので、いい味出しているとの評は嬉しいです。

    実際、(個人製作なうえに国外へ流れたせいで詳細な性能が把握されていないユイリィを除外すると)この子は普通にLナンバー最終型のハイエンド機、かつ制作から数年単位が過ぎている現在でも屈指の性能なので、Lナンバー最高傑作というのは裏付けのない自負ではなかったりするのですね。
    今回はあまり出番ありませんが、話が続けばまた登場してもらう予定です!

  • ランディ君の一言に、泣けました。
    ステキなファンが居てくれるって、いいですね。
    ドナちゃん、頑張って!

    作者からの返信

    コメント見逃してました! 返信遅くなって大変申し訳ないです!!!

    ドナは――ひらたく言ってしまえば、「メルリィが既に屋敷の中に潜んでいるのでは? あやしい人物いますよね?」みたいな驚かし要素として配置した、いわば『はったり』担当のモブだったはずなのですが…書き出し前の段階で背景を色々考えているうちに、こういう立ち位置になりました。
    ここまで書けて、少しほっとしてます。
    まだ二章の本編は終わってないので、安心するのまだ早いかもですけど…。

    木端とはいえ自分も物書きの類なので、私的には作中のランディみたいなことばを貰えたら嬉しいだろうなぁと思うのです。なので、ドナは一端の物書きとして、これから奮起することが確定しているのです。頑張らないと作家の名が廃りますしね!

    末筆ながら。あらためまして。
    コメント、ありがとうございました!

    編集済
  • この世界は同人誌があるのかあ!?
    と、ちょっとびっくりしました。w

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    現代日本のそれのものをイメージすると「ファンタジー異世界で???」となるかと思われますが、その通りです。
    本作の世界には同人誌があります。

    そも同人誌の定義は「同好の士が資金を出して、自ら執筆・編集・発行を行う雑誌」で、この定義に則る場合、日本でも明治のころには回覧雑誌『我楽多文庫』(明治21年ごろより活版印刷本となり書店販売)があり、欧州でも19世紀には上述の定義に当てはまる同人誌が制作されていたそうなのです。
    これら同人誌の内容は小説や詩、俳句、評論などが主で、現代日本に多くある漫画同人誌は第二次大戦後のものということですが、そこはともあれ。

    なので、時代設定を現実世界の19世紀~20世紀初頭くらいとすると、同人誌は「あってもおかしくないもの」であったりするのです。現代でイメージされるそれとは、ちょっと趣が違うかもしれませんけれど。
    ついつい筆が乗って語りすぎてしまいましたが、ともあれそうした塩梅で。

    編集済
  • 仲間にするのは良いんですが、この調子でぺらぺら語られてたら子供たちも頭が痛くなりますね。耐性がつくともいえますが。

    私は、おじーちゃんは良い人かなと思います。
    いくまさんの想像通り悪い人として、衝撃の事実を知って苦悩するユイリィちゃんも見てみたいですが。

    作者からの返信

    トリンデン卿、いいひと悪いひとはともかくとして、大仰でうるさいひとなのは衆目の一致するところではないかと思います。
    子供相手でも意外と「子供扱い」しないひとなので子供には好かれそうなぁと思っていますが、さてこちらはどうでしょうか。

    ユイリィのおじーちゃんの件
    いくまさんからの追伸と併せて見てみると、マードック翁に対する評が割れる形になるのが書いた側としてはすごーくにんまりしてしまうやつでした。正味、ユイリィの回想みたいなところでしか出てきてないひとですしね!
    このあたりの「何がどうして現状に至ったのか」は他の諸々と併せてきっちり書きたいところです

  • ランディくん、思春期一歩手前ですね。

    作者からの返信

    おねえちゃんと一緒に寝てたりするのを知られるのが恥ずかしい、というやつですね!
    ともあれ、コメントありがとうございます!

    8歳なので、思春期一歩手前――と言えるかは未だ定かでありませんが、これくらいの年頃ならもう、まわりの友達に対する見栄とかそういうのあるだろうなぁと思うのです。

  • なかなか機転のきく良い人ですねトリンデンさん。
    胡散臭い喋り方やユイリィちゃんの態度により、実は腹黒キャラではと読者から思わてしまうかわいそうな人ですよね。
    彼の心の描写があるとよかったのかなと思いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    仰る通り、いろいろ胡散臭げですけど悪いひとではないのですよ、トリンデン卿。逆に単純にいいひとかというと実のところそういう訳でもないのかなぁというくらいのやつだったりするのですが、まあ、そこはそれで…。

    トリンデン卿の意図するところの奈辺がどこにあるのか、は、今後の展開を乞うご期待ということで。二章のうちにはきちんと書いてゆく予定です!

    編集済
  • ようやくにして追いつきました。時間がかかってしまい申し訳ありません。
    ランディにとっては聞き捨てならない事実ですね。絶対に書き続けてもらわねば!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    そして長い話にここまでのお付き合い、本当にありがとうございます! 感謝感激です!!
    時間がかかって――だなんてとんでもないです。話数の割にド長い話に長らくおつきあいをいただき、本当に感謝の一言に尽きます。
    これからも長く御愛顧いただけると嬉しかったりしますが、まあそこはそれ、ということで。

    さて。
    仰るとおり、ランディにとっては聞き捨てならない事実がぶちあがりました。間章からちょいちょい撒いておいたネタを、ようやく回収できました!!!(張っておく意味のある導線だったか? という点は置いておくとして)
    次回はそのあたりを踏まえ、「どうして今みたいなことになったのか?」を解説してゆく流れとなります。よろしくおつきあいをいただけますと、嬉しいです。

  • チビッコ探偵団だ。BD7っ!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    既にお察しいただけていることかもしれませんが、ランディ達を書く際のフレームは少年探偵団的なアレコレがそのひとつであったりします。
    わちゃわちゃした感じが伝わるようであればもっけの幸いです。

  • や、やっぱりそうですよね! 機械だし、体重が……


    しかし一気に状況が緊迫してきましたね。

    作者からの返信

    基本が鉄のかたまりですからね!
    軽量化は進めているにせよ、人間並というところまではきていないのが現状なのでした。
    煎じ詰めれば、それがメルリィの欠点ないし弱点のひとつである、ということなのですが…

    ともあれ、コメントありがとうございます!

  • 物語的にはユイリィちゃんがいるからピンチもなんとかしてくれる安心感はあります。
    でもトリンデンさん、もしこれで子供たちになにかあったらどうなるのだろう。と不安でもあります。


    トリンデンさんの、面倒くさい喋り方、なんか好きです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    私もトリンデン卿の喋りは気に入ってます。こう…大仰というか、もってまわっているというか、そんな感じがとても。

    子供達になにかあった場合、ですが。
    「そうならないように対応し、力を尽す」のを前提としてはいるにせよ、トリンデン卿にはそうなった斎の備えもあります、というのがありまして…
    詳細はいずれ、二章のどこかで明らかにします。乞うご期待です!

  • タイトルだけ見てもワクワクが伝わってくる回ですね。

    タヌキ、わたしも「え、え、どこっどこっ?」と、子供よりも遥かに食いついてしまいます。

    作者からの返信

    すみません! こっちにいただいたコメントの通知見落としてました!!
    遅まきながらではありますが、返信となります。

    お泊まり会、ふつうにワクワクしてるランディ達です。
    あと、こちらはなんとなく入れた描写でしたが、タヌキがいるってことはここのお庭めちゃくちゃ広いのですよねぇ…たぶん先祖代々住み着いてるやつかと思われます。

    末筆ながら、返信遅れ申し訳ないです。
    コメントありがとうございました…!

  • >こけそうになっていらしい
    →こけそうになっていたらしい

    かな(*'▽')
    誤字報告の類はご自由に削除してください。

    作者からの返信

    誤字報告、いつもありがとうございます…!
    一応自分でも見返しているはずなのですが、どうにもなくなりませんね、誤字…

    カクヨムコン8の選考にキリがついたあたりで、ご指摘いただいた個所まとめて修正を行うつもりでいます。
    重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます!

    4/22
    ご指摘いただいた個所、ようやく修正行いました!
    あらためて、ありがとうございました!!

    編集済
  • ユイリィちゃんがやたらお腹を空かせていたのは、観測に莫大なエネルギーを使っていたから?
    どこか不調なのでは?と心配だったのでよかったです。

    作者からの返信

    詳細は次回で詳らかにするやつでしたが、寸分たがわず仰るとおりです!

    ランディ達とお茶会しながら生垣迷路の話をしていたあたりから観測開始
    →その日の晩から無理くりエネルギー補給開始
    →ランディと話したのを機にふっきれてトリンデン卿と共闘開始

    ――という流れを経て現在にまで至ります。
    迷路の探索を始める前に、ユイリィが「生垣迷路の中に誰もいない」と断言していたのも、今回明らかにした「観測」をず――――っと続けていたから、というオチでした。
    不調ではなかったですが、だいぶんいっぱいいっぱいだったユイリィです。

    コメントありがとうございました!

    編集済
  • いい性格してますねアーリィ。好みのキャラですw

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    アーリィ、書いてるときに何かといきいき動いてくれて、私も何気に気に入っています。
    小生意気コケティッシュ系ボクっ子、けれどやりこめられると普通にしゅんと落ちこんじゃう女の子とか、自分の趣味の一端がもろにでているように思われてなりませんね。

    今後話が続けばまたお出まし願う子でもありますので、また見かけた際はよろしくご贔屓お願いいたします!

    編集済
  •  こんにちは、御作を読みました。
     朝食の描写が美味しそうで素敵でした。
     急にユイリィが食べる量が増えたのは、何かの伏線かなあ。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    貴族のおうちなのでいいものを食べてます!――という感じに書けていたらいいなぁと思う次第です。

    ユイリィの食事量が急に増えたのは――まあ、あからさまですよね。近く、といいますか来週のうちにその理由は明らかになりますし、実情はとても単純で分かりやすい理由です。
    その他諸々の真相も含め、今後の展開に乞うご期待です!

  • 第一章完結お疲れさまです!
    ランディたちとシオンたちの別れ、良いお話でした。
    これからランディとユイリィがどうなっていくのか、シオンたちもきっと関わってくるんでしょうけど、またおそおそとではありますが、ゆっくり物語を追いつつ、楽しみたいと思います!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! そして第一章ラストまでのおつきあい、ありがとうございました!
    ここまでの物語でいささかなりとも楽しんでいただけたところがあったのなら、書いた甲斐もあったかな、と思えます。長い話におつきあいをいただき、ほんとうにありがとうございます。

    ランディやユイリィがどうなるか、シオンの動向がどうなるか――は、この先のおはなしでゆるゆる触れてゆく部分ですので、よろしければまたお時間ご都合よろしい範囲でおつきあいいただければ。
    なお、この後の直近の話は(作中、ずーっと借り物のシオンの服を着てた)ユイリィが女の子っぽい服を貰う話です。

  • 空気が読める上に場数を踏んでいると感じさせるシーン。
    トリンデン卿は敵に回してはならないと強く思ってしまいました。特に交渉のテーブルで勝てると思えないです…。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    私的に大変ありがたい感想です。トリンデン卿、作中のようなことをしれっとやる人物なのだというのを通して彼がどういう人物か書きたかったのですが…嬉しい反応です!
    「作者は自分より頭のいい人物は書けない」とはよく言われるところなので、頭の切れる感じのキャラを書くときはなにかと心配になってしまうんですよね。

    編集済
  •  こんにちは、御作を読みました。
     魚醤、ナンプラーを使った料理を食べたことありますが、変わった香りがしますが、美味しかったですよー。

     壁に耳ありな魔法が披露されて、なんでそんな盗聴専門魔法が教本にのった、と思いましたが……。
     玄室に入る前に敵の有無を探れる聞き耳魔法と考えたら有用ですね(⌒-⌒; )面白かったです。

    作者からの返信

    コメント、ありがとうございます!
    当の私は魚醤を使った料理を未だ食したことがありません。何か知ってそうな風で作中に出してるくせにです! いつか食べてみたい…!
    とはいえ、日本でも「魚醤」に分類されるものはちょいちょいあるようなので、探せば意外と食べられるところはありそうではありますね。

    壁を通して遠く音を聞く魔法。
    仰る通りものすごーく有益な、冒険者向きの魔術かと思います。
    そんなものがどうして教科書なんかに載っているのか、という話は、拙作が続けばいずれまた触れます。二章が終わった、さらにその後になると思いますが。
    ともあれ、引き続きのおつきあいをいただけますとありたがいです!

  • >そうさせたが自分
    →そうさせたのが自分

    かな(*'▽')
    誤字報告の類はご自由に削除してください。

    作者からの返信

    誤字指摘ありがとうございます…! たびたびお手数おかけしてすみません。
    指摘いただけるの、ありがたいです。

    現状、カクヨムコンに投げている都合上、過去の投稿分をいじるのがちょっと怖いので…修正は後日行います!
    すぐに対応したいのが歯がゆいところですが、ともあれ、ありがとうございました!

    4/24追記
    遅くなりましたー! 指摘いただいた個所、ようやっと修正行いました。
    あらためて、ご指摘ありがとうございました…!

    編集済
  • ガルムってナンプラーだと思ってました。
    (・ω・)ノシ

    リテークくんの魔術は何処でも発動可能?または特殊な場所のみ可能??発動条件や範囲が気になりました~。

    作者からの返信

    ナンプラーはタイの魚醤ですね。作中では魚醤のルビに「ガルム」をあてましたが、東南アジア~東アジアにかけていろんな名前の魚醤があるみたいです。日本にも魚醤に分類できるものがあるとか。
    多分に無国籍風とはいえ多島海は西洋風に寄っているので、古代ローマのやつから名前を取った次第でした。

    リテークの魔術は…どうなんでしょう。
    あんまり細かく考えてなかったのですが、たぶん「同一の建屋の中の屋内」ないし「壁の外側の屋外」を効果圏に置く、本来は迷宮探索や潜入の類で真価を発揮する魔法ではないかと思います。リテークと手をつなぐまでランディには何も聞こえなかったことからして、本来は術者本人のみが音を聞くための魔術でもあり隠密性もまずまずありそうです。
    性質上、屋外から屋内、及び屋内から屋外の音を聞く盗み聞きにも使えそうですが、接触する壁面のない完全な野外では、使用不可ないし使用してもほぼ意味がないと思われます。
    …だいたいこんなところでしょうか。

    コメントありがとうございました。長い返信になりましたが、何かしら面白く感じていただけるところがあれば勿怪の幸いです!

    編集済
  • トリンデン様、確かに芝居がかった喋り方。
    悪い人ではなさそうですね。
    ポケモンのオーキド博士のように、変人だけど頼りになりそう。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    お察しの通り、トリンデン卿……こんな塩梅の変なひとです。うさんくさいところもないではありませんが、いいひとだし頼りになります。うさんくさいかもしれませんけれど!

    立ち振る舞いが大仰な彼ですが、どうも私が書く貴族キャラは一定確率でこういうやつが混ざるみたいです。

  • いきなりドエライ人が出てきましたねえ。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    一章でも名前だけはちょろっと出ていたこの辺一帯の公爵さま、トリンデン卿の登場と相成ります。二章における主要キャラ兼ランディ達の先導役という立ち位置を占める方です。

    どういった人物かとなると――まあ、今回の所見の印象からおおむね外れないのではないかと思いますが。
    ともあれ、今後に乞うご期待です

  • 硬質な書き口で世界観(設定)を描きつつも、なんともほのぼのなところが良いですね。
    考えてみれば私達の世界も現実ですから当然リアルですが、やってることはのほほん平和に生きてたりしますものね。まあ、同じ空の下に地獄も存在していますが。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    今回はお出かけ前のワクワク感が、とりわけ書きたかったところです。
    特に今回はちっちゃい子もいますからね。ユイリィおねえちゃん、うまいことランディを乗せてしっかりお出かけの準備をさせてます。

    正味、ルクテシアをはじめとする《多島海》はおおむね平和なところ、という想定です。たまにやばい事件はあるし危険なところも当然あるけれど、総じてランディみたいなのがのびのび日々を送れるほのぼのしたところなのですね。
    もちろん、いつでもどんなときでもそうなのだ、という訳ではないからこそ、今回もまた事件が起こるのですが…願わくば、二章もあらためてのおつきあいをお願いいたします!

  • 間章の登場人物への応援コメント

    登場人物紹介があると助かります。
    ちょっと時間を置くと、漠然としたイメージは残っても人物の細かな関係とか、人物同士入れ違えたまま記憶してしてしまうことがあるので。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    登場人物紹介を足したのは、「そういうのがあるといいかも」という指摘をいただいたのが契機だったのですが、実際のところ自分も間が開くとキャラの関係とか忘れがちなので、ざっくりした概要だけでもまとまったものがあると便利かな――ということで、作ってみた次第です。

    とりわけ、二章は登場人物も増えてますしね
    今のところ一章と間章だけですが、二章も機会を見て登場人物紹介を足します。

    編集済
  • 明朗快活でハキハキと気持ちいい喋る方をする男性キャラがとても好きなんですが、トリンデン卿は領地のことも領民である子供たちも大切にして、貴族らしい威厳もありながら親しみやすいとは、これからどんどん好きになる予感しかしない……。
    銅鑼の鳴る音が想像しやすくて、地の文で出るたびに笑いました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    気に入っていただけて嬉しいです。ありがとうございます! この先も好いていただけるとよいのですが…果たしてどうでしょうか! 子供好きだしいい人ではあるんですよ。変なひとですけど。どうか笑ってやってください。

    なお、トリンデン卿、人によって(読み進めた具合によって?)いただく感想にだいぶん差があって私的には何気に面白いキャラです。

    編集済
  • 紳士的なところは共通ですが、トリンデン卿はてっきり物静かな方かなと想像していました。しかし、快活で豪放磊落、義に篤そうな方で信頼できそうな方で一安心です。
    素敵なレビューありがとうございます!!とても嬉しいです!!
    恥じない作品にすべく精進していきます!!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!――と、返信遅くなり申し訳ないです!

    トリンデン卿、実は最初に名前が出た時はどういう人物か内実がほとんど決まっていなかったのですが、いざ本格登場となったらこの有様でした。
    面白くて勢いのある人物ですが、けどちょっと一筋縄じゃいかなそうな感じなのがこの先出てくるのではないかと思います。出てこないかもしれませんがその時はそれです。

    > レビュー
    少しでも喜んでいただけたのであれば、書いた甲斐がありました。ご丁寧にありがとうございます!
    今後もゆるゆる最新を追ってゆかせていただくと思いますので、また引き続きよろしくお願いいたします。

  • 何を信じて良いのか?
    裏を読んでしまいますね。
    もしも既に化けているとしたら誰かが嘘つきなのか。

    とか、ワクテカしながら続きをお待ちしてます!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    実のところミステリ風かもしれなくてもまったくそうでない(提示された情報から真相の解明ができる構造ではない)のがアレですが、二章もそろそろ終盤へ向けて舞台を整えてゆく段階となりました。とてもそうは見えないかもしれませんが。

    願わくば、「なんだこれ」と拍子抜けされないものでありますよう。頑張って書いてゆきますので!
    乞うご期待ということで、よろしくお願いいたします!

  • レドおじさん……。
    命を狙われているくらいだから過去には何かがあるだろうなぁと思っていたのですが、なんとも言えない気持ちになりました。ただのあやしいおじさんではなかった。悪い人でもなかったけれど、他にも抱えているものはなんだろう?と思ってしまいました。

    作者からの返信

    トリンデン卿は紆余曲折を経て、それこそ大貴族らしくもない臥薪嘗胆の日々を重ねた末に現在があるので…はい、ただのあやしいおじさんではなかったのです。悪い人でもありません。実のところ、いい人とも言いきれないのがアレですが…。
    シオン達との冒険って、彼にとっては真実、一時のまぶしい青春で、輝かしい思い出なのだと思います。

    余談ながら。このうえ彼が抱えているものがあるとしたらですが。
    暗殺に対する対抗策、ないし切り札、ということになるかと思います。

    ともあれ、コメントありがとうございました!

  • この魔獣搬送には何か裏の事柄が絡んでいそうですねぇ。
    気になります。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    裏と言えるほどの裏であるかは何とも言い難いところですが、事の真相は後々ゆっくりと明かしてゆきます。

    誰が、何のために、どのようにしてそれを行ったのか。
    作中のメインの導線になることはおそらくないのではないかと思いますが、一度出した要素である以上、きっちり書いてゆきたいところです。

  • 日本ではペットの名前ってとにかくピンキリですよね。完全和名、偉い外国人、それ名前かぁなものも。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    作中の名付けをどうしたものかは正直悩みました…登場させておいてあれですが、名前をどうするかギリギリまで考えてなかったので。実のところ。ひとまず「日本っぽい」名前は除外して、異世界風で何か…という塩梅でアレコレ考えていった結果が作中です。

    むかし、自分の家で犬を飼い始めた時には名付けにあたってとんでもねえ名前(メスの小型犬につける名前じゃない!)が飛び出したりしたのですが、そういった諸々を、書きながら思い出したりしてました。

  • 子連れの動物は気が立ってるかは分かりませんが強いですよー。

    小学生の頃、男の子と一緒に、物置に隠れてる子ネコを捕まえたら、上から親猫が飛び降りてきました。
    子ネコ掴んでいるのは男の子の方なのに、何故か私の頭に飛び降りてバリバリバリバリ! 頭皮をひっかかれまくって大流血、私の顔が血みどろになったことがあります。
    母は強い。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!――といいますか、想像するだに痛そうなエピソードが……!

    幸いにして私は今に至るまで子連れの獣に遭遇したことはなく、また聞きの話やら動画やらで間接的にその状況を知るにとどまっているのですが…
    たぶん、森に近しいところで暮らすトスカのひとたちにとっては、そういうの他人事ではないんだろうし、子供にも重々言い聞かせているだろうなぁと。そんなことを思いながら状況を組んだ話が今回のやつでした。

    間章もそろそろおわりというところですが、ここまでおつきあいをいただき、ありがとうございます!

  • メルリィさんが特殊な存在になる過程でエクタバイナさんが丹精込めて「育てた」んだな~、と思いつつ拝読しました。

    全体の印象が今は失われた幸せな過去の風景、を感じさせました。
    今に至るまで何があったのか気になります。

    読み間違ってたらスイマセン!
    m(_ _)m

    作者からの返信

    読み間違ってません! 大丈夫です! といいますか、話が分かりづらい場合と言うのはあらかた当方の問題なので、ほんと、申し訳ないです…!
    いつもコメントありがとうございます!

    お察しの通り、現在の「メルリィ・キータイト」を育てたのは、紛れもなく《人形工匠》エクタバイナです。
    その彼が育てたメルリィという人格が、何を想い、何を理由に現在の在り方へ至っているのか――というのは、この先のお話における導線のひとつになるはずです。

    今の時点では、「そうなるように頑張ります!」という感じですが…目論見通りにいけば、そうなります。がんばります。

    編集済
  • 語られる伝説のお話、興味深かったです。
    世界観に関する認識がより深まりました。
    それとともにお兄ちゃんサイドの不穏さが際立ちますね……。
    どうなってしまうのだろう。
    ちょっと早いのですが、ここで☆をつけさせていただきますね。引き続き物語はじっくり追わせていただきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! そして★も、ありがとうございます!

    世界観は――完全に趣味です。
    今のところ一見してあんまり本筋と関係なさそうなやつではありますが、一応ながら今後のおはなしにうっすらと絡む感じの設定でもあります。ある筈です。少なくとも、《真人》やらその遺跡やらとは何なのか? くらいの関わり方はしている、はずです。

    シオンの側はお察しの通りですが…この先のお話は「冒険」のおはなしとなり、シオンもそこに関わることとなります。
    またお時間よろしく気の向いた時に、続きへおつきあいをいただけたら幸いなことです。

    編集済
  • ユイリィちゃん、どこかほわほわした雰囲気が漂っているのがかわいいですね。
    そしてランディのことランディちゃん呼びなのもかわいい!
    文章がとても読みやすくて、オリジナル用語も頭に入りやすいです!
    引き続きじっくり読み進めさせていただきますね!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ユイリィは本作のヒロインなので、「かわいい」と思っていただけるのは嬉しいことです。
    次々飛び出す謎用語に引かずにいただけていることも。正味、謎用語の多さは自覚があるので…ご理解をいただけるのは大変ありがたいです。

    願わくば、長くお付き合いをいただけますように。
    自分も、また夕雪さんの作品を拝読しに伺います!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     トリンデン氏の内情を知って、随分とイメージが変わりました。
     彼はいったい何を求めているのやら。
     興味深く、また面白かったです!

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿は――要約して言うなら、腹に一物抱えた貴族たちが蠢く上流の社会を渡っているひとなので、一筋縄ではいかないことがいろいろとあったひとなのですが。

    彼が現状において求めるものがあるとすれば、二つに大別できるかと思います。
    ひとつはランディ達の、そして自分自身の「安全」。
    もうひとつについても、二章のうちに内幕を明かす予定です。そうは見えないかもしれませんがそろそろ後半戦に入っているので、願わくば今しばらくのお付き合いをばお願いいたします!

    編集済

  • 編集済

    機甲人形について。
    近況ノートからこのエピソードを読むと二度おいしい感じですね。
    逆でも良いですが。

    P.S.
    ボクっ娘アーリィですね。
    近況ノートではメルリィ他の機甲人形のことも興味深かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    アーリィですか。アーリィですね!?
    あんな感じの近況ノートですが、本作と関連付けて楽しんでいただけるとたしかに私的にはとても嬉しいやつ…! あれ、一応ながら十種十二機ほぼ開発の系図として繋がってるのもちょっとしたこだわりです。唯一、ユイリィが系統から外れそうというくらいで。

  • 悪役サイドもカッコいいですね。
    なかなかに厄介そうな相手でワクワクしてきます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! やっぱり、悪役ないし敵役でも相応の相手には「格」があってなんぼでしょ! という気持ちで気合い入れて書いてます。…といいますか、そういう敵役を書くのが好きなだけなんですが。

    単純に「敵」という立ち位置でもないので、今後もいい感じに状況をひっかきまわしてもらいたいなぁと思っております。

  • カッコ良いシーンです!
    ようやく刺客を影で操る者の存在が明らかになってきました。
    どんな結末を迎えるか楽しみです。

    レドはお家の面倒から逃れて身を隠していたのかな??
    あと鼻紙は役立つから!!w

    続きを楽しみにお待ちしております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ようやくお出ましいただく運びとなりましたワドナー卿ことダモット・マクベイン。彼はご覧の通りの、こう、なんかダメな感じの悪徳貴族なのですが――そんな彼が《機甲人形》を刺客にできた理由、今回の話でお察しいただける部分もあったのではないかと思います。
    機甲人形の数も揃ってきて、私的にもいろいろ楽しいところです。

    > レドはお家の面倒から逃れて身を隠していたのかな??
    この辺りの事情は次回、69話でちらっと触れる感じになります。
    乞うご期待です!

  • 前回の返信にありました67話にてが気になりすぎて、最新話追いついちゃいました!

    そうですよねぇ。なんと言いますか子どもは素直だから優しいおじさんにすぐ懐いちゃいますが、子どもの保護者からしたら優しいおじさんでも他人で……。その他人から家族を守れるのは自分の役目、なんだかあの時のシオンさんとユイリィさんが似ているなあと思ったのです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    正直なところ、一章におけるシオンと現状のユイリィが似ている(意訳)という感想を頂いた際は、「ウワー! 公開前の部分まで展開を見切られている!」という驚愕と「ですよねー! ですよねー! そういう立ち位置になっちゃってるんですよこの子!」という気持ちで驚くやら楽しいやらでわやくちゃでした。

    ユイリィが「シオンと同じ側」に立ったということでもあり、またそれを認識したうえでどうするのか、というところです。何のかんのきっかけを齎したのがランディだというのも共通ですね。

    編集済
  • 微笑ましくなるお話です。

    8歳とは思えない思考でお風呂回数減らす説得計画を思いついたのに、いざ口に出すのがやっぱり子供の言葉で。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    「子供の言葉」という感想に、やったぁ、と快哉を上げている私です。ランディは――両親や兄があまり普通でないだけで――ふつうの子供のはずなので、子供らしく書けている、それらしく見えているのだとしたら嬉しいことです。

    歳の割に聞き分けよくて大人びたところもあるんじゃないかと書き手の側は思っているランディですが、子供らしく悪だくみなどもするのです。彼も。

  • ユイリィちゃんも、すべきことを忘れることがあるんですね。高機能過ぎる。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    すべきことを忘れてしまう、なんてやらかしてる時点で機会としてどうなのかなぁというのは在ると思うのですが、今回の一件に、それだけユイリィの思考――演算の容量を食ってしまう何かしらの理由があったのだ、という風に受け止めていただけるとありがたいかなぁ、などと思う次第です。

    作中の一件とは直接関わりないことかもしれませんが。
    それでも、ユイリィにそれだけのものを想起させる何かがあり、一度想起してしまえば他をないがしろにしてでも演算せずにいられないものがあったのだ――と。

    ふと、もしかしたらそれが、ユイリィの「心」が実在する、ということだったりするのかな?――などと、今になってなんとなく思うなどしました。

    編集済
  • 私もたまに機械の「心」ってなんだろうと思います。
    いつか完全に人の心と同じ反応を完全に再現出来れば、それはもう心なのか。いや、ちょっと違う。分からない。
    ぐるぐるめぐって、そもそも人間の「心」ってなんだろう。ここに回帰し、分からないから考えるのをやめます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    実のところ、ユイリィ視点で物語を書く場合に、ユイリィが「どう思ったか」みたいな、心の動きに関してはどういう扱いにしたものか……というのは、この話を書く上で引っかかったところではありました。私も。
    結局、本編中のような形で強行突破したのですが。

    心の有無をどう定義するのか。
    仮に定義可能であるとして、それをどうやって「存在するもの」と観測するのか。

    悩ましい問題ですね。

  • 食事の場面がいつも美味しそうでお腹が空いちゃいますね。テリーヌとか言われても子どもたちはそれってなあに?ですし、率先して豪快に食べてみせるトリンデン卿、もといレドおじさん良い人でした!(胡散臭いとか言ってごめんなさい)

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿を見直していただけて書き手としては嬉しいところです。いいひと――かは置いておくとしても、悪い人ではないのです。少なくとも。
    でも、やっぱりこのひとうさんくさいよなぁとは思います。私も。はい。なのでそこはどうかお気遣いなく…

    食事のシーン、おいしく楽しくついでにちょっぴりハイソな感じにしたいなぁなどと思いつつ書いていましたが、美味しそうと思っていただけて、甲斐がありました。
    テリーヌって言われても、ちょっとわかりませんよね。なんか、野菜? ってくらいで。

    編集済
  • 静かなエピソードですが、飽きさせないように緩急があり5000文字があっという間です。そして、最後の一文の余韻が美しいです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    しっとりした展開は余韻の残るラストあってこそ、という部分があると信じているので、いただいた感想たいへんありがたく噛み締めています。ありがとうございます!

    トリンデン邸に来てからこっちここまで動きのにぶかったユイリィですが、そろそろ本領発揮、機甲人形の性能を活かして立ち回ってもらいたいところ。折り返しもとうに過ぎたあたりなので、この先も何とかやってゆきたいところです。

    編集済

  • 編集済

    ふふふ。
    レドも無粋なことを言いますね。
    ちゃんと数えなきゃ怒られますよ。

    ただ、責任ある地位につく方が夢のある生き方に憧れるのも分かる気がします。
    いつまでも少年でいたいのでしようね。
    (˶◜ᵕ◝˶)

    追伸)
    ふははは。追伸です。
    おじーちゃんが本当に「良い人」か疑問です。
    実はトンデモか!?実は悪いコトして逃げてない??
    擦れた私は勘ぐってしまふのです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    ここはトリンデン卿にしては気の利かなかったところですね! そのせいで、ランディから訂正を入れられてる訳ですが…ともあれ、トリンデン卿も本格的に仲間に加わりそうなところで、そろそろ物語も折り返しは過ぎました。
    正味、最後まで書き上がってないというのが怖いのですが、終盤に向けて頑張ってゆきます!

    > ただ、責任ある地位につく方が夢のある生き方に憧れるのも分かる気がします。
    トリンデン卿が冒険――というか、「冒険者レド」という自分をたいせつにしているっぽい理由も、そろそろ明らかにしてゆく段階です。
    うさんくさいけどいい人っぽい? 以外のトリンデン卿をお見せできるようにしたいと思うところなので、乞うご期待です!

  • トリンデン卿はとても良い人なのだけどなんとなくうさんくさいと言いますか、ユイリィおねえちゃんがちょっと警戒しているのも分かるなぁと。
    シオンさんがユイリィさんになかなか心を開かなかった時に似ているようで、いやいやトリンデンさんはなんというかクセが強すぎて……(^^ゞ

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    まあ、その…うさんくさいですよねトリンデン卿。
    いえ、悪いひとではないのです少なくとも、悪いひとでは…悪いひとではないんですが、ユイリィ的にはどうあっても警戒の対象なのですよね、今のところ。

    >シオンさんがユイリィさんになかなか心を開かなかった時に似ているようで
    おお、御慧眼! 私的にはこの感慨を踏まえて先を読んでくださったときが楽しみです。具体的には明日に追加予定の67話…!

  •  こんにちは、御作を読みました。
     ユイリィがトリンデン卿を警戒するのは、彼の芝居がかかった態度から仕方ないにしても、ランディ君との相性は気になりますね。
     案外うまくやれそうな気もします。面白かったです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    トリンデン卿、ランディ達との相性はけっこういいのではないかと思います。シオンの友人という時点でハードルは低いですし、子供相手に真面目に遊んでくれるお兄ちゃんくらいの塩梅で懐かれそうです。
    気が弱いエイミーあたりは押しの強さで怯えそうですが、それはそれとして女の子をレディとして遇する心得もありますからね、トリンデン卿。貴族なので。

  • ユイリィさんのトリンデン卿への態度は「塩対応」と表現して正解でしょうか??
    やっぱり油断できない雰囲気があるんですよね~。
    ランディくんに何かあったら躊躇無く派手なのをぶっぱなしそうな予感。

    「男のメンツ」を気にしてるランディくん、可愛いな~。
    ( *´艸`)
    今だけだよ~www

    作者からの返信

    こめんとありがとうございます!
    ユイリィのトリンデン卿への態度はおおむねそれで正解かと思います。一応ながらこの時点でも「協力」はしているのですが(描写的に分かりづらいとは思いますが…)、なお距離は置いている感じですね。

    > 「男のメンツ」を気にしてるランディくん
    男の子はいつの時代もそういうの気にするものだと思います。
    そういうのがかわいいとこだと思う私です!

  • シオンとご両親は確執がありそうですね。ユイリィに飛び火してしまいそうで不安です。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    お察しの通り確執があり、既に若干ユイリィへ飛び火していますね…ランディの恩人であることを踏まえて穏当に接しているのは、シオンなりの自制と理性の賜物であったりします。

    ユイリィからすれば、自身と関わりないところにある問題の余波を喰らっている格好ですが…その辺りに関することは、確執の理由も合わせて、おいおい明らかになってゆきます。

  • 急展開……!ユイリィさんのバトルシーンかっこいい!だなんてのんきなこと思っていたら、刺客はユイリィさんの姉妹機だったのですね。これは一波乱ありそうです。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます! ここにきてようやっと、型式番号やらなんやらとロボっぽい要素をねじ込んでいたのを活かす機会がめぐってきました!――という塩梅の、姉妹機登場です。正直、「やっと出せた!」と快哉を上げました。

    今回は言ってしまえば前哨戦ですが、いずれふたりには本格的にぶつかってもらいます。
    本日(2023/1/21)現在の最新話でも未だその気配はありませんが、きっちり決着つくまで戦ってもらうつもりですので、乞うご期待です。

    編集済
  • 魔獣の輸送の裏になにがあるのか。
    再び冒険の決意を固められたのも、ユイリィがランディのお姉ちゃんとしてシオンの信頼を勝ち得たからでもありますね。

    作者からの返信

    本作の第一章、作劇として問題が解消されたのはシオン(と、ランディ)の側ではあるのですが、同時にユイリィがランディの「お姉ちゃん」として認められるまでのおはなしでもありました。
    お察しの通り、ユイリィを信じられると認めればこそ、シオンは自分が冒険に出る決意を固めることができたので。

    あとはエピローグを残すのみ、というところまでおつきあいをいただき、ありがとうございます。
    コメントありがとうございました!

  • トリンデン卿の懐の深さと食事の描写いいですね。

    異世界ファンタジーは既存の料理と現地素材の命名、説明等のバランス感が難しいと思います。上手く描かれていて、いつか食事エピソードを入れたいと思ってしまいました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    食事のシーンはなるたけ「おいしそう」に書きたいなぁという願望みたいなものがありまして、なので何かしらお気に召すメニューがあったならありがたいことです。
    こういうシーンって、「異世界」の風情を出し得るところでもあると思うので、異世界の「香り」のようなものを出せるよう、うまくやってゆきたいです!

  • なぜ3年前にユイリィが調律と修復が必要な状態だったのか気になる――と思ったら、コメント返しに、そのうち明かされると書いてありました。
    楽しみに待ちたいと思います☆

    専門用語が多いのにスルスルと頭に入り、筆力の高さを感じます。
    これからの展開も楽しみです✨

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    だいぶん先というか…来週公開予定の66話で概略に触れる、くらいのペースなので、お待ちされるとほんとうにお待たせすることになりそうですすみません…!

    専門用語、というかルビの使用が多いのは私的にこっそり気にしていたところではあったので、スルスル頭に入ると仰っていただけてほっとしたやら嬉しいやらです。ありがとうございます!
    願わくば、この先の展開もお楽しみいただけますように!

  • 不思議です。
    ちょっと前の話までイヤな雰囲気を感じさせてたトリンデン卿が急に良い人に昇格しました!
    ٩(ˊᗜˋ*)و

    機微を読んだり気を使ったりできる大人なんでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    フィンガーボウルの水を、その用途を知らずに飲んでしまう客人が目の前にいた時、自らもフィンガーボウルの水をぐい飲み干して「ううむ、今日の水は美味い!」と大声でのたまうタイプのホストなトリンデン卿です。ともあれ、彼のイメージがいい方向に改善されたようでほっとしています。

    といっても、ランディ達への優しさや心配りが本物だとしても、その一方でいろいろたくらみも持ってそうなのがトリンデン卿ではあるのですが。