応援コメント

98.《あなたが決して果たしえない、たったひとつの祈りのために》・③」への応援コメント

  • ユイリィちゃんならランディちゃんの願いを確実に叶えてくれるだろうけど、一体どうやって……ドキドキしながら読み進めていって、思った以上にオートマタ的解決方法で、うおお……と声が出てしまいました。
    読み手側だとどうしても『心』として受け取ってしまいますが、彼女達の間ではデータですもんね。

    ユイリィちゃんの可愛らしいお姉ちゃんなところも好きなんですが、この人外的思考や行動や決断力も、とても好きです……。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ユイリィは「人っぽいし善良なんだろうけれど、それでもやっぱり、どこか人じゃない」というバランスで書けたらいいなぁと思っています――ユイリィに限らず、機甲人形のキャラクター全般でそういうところはありますが。

    そして、彼女達を形成しているのが「データ」である以上、データに依拠する部分は書き換え可能なのだ――という理路ですが。
    その「書き換え」が何に対して行われ、どのようにして現状の問題が解決されるのか――は、次回の話となります。

    このあたり、結構怖がっていただけているようでいいのか悪いのか何ともですが、私的には愉快でありありがたいところです。

  • おぉ……こういう終着点となりましたか。
    エスメラルダさんがメルリィちゃんを憎んでいる事は、何となくそうかなー?と頭の片隅にはありましたが、実際に言葉として認識するとキツイですね。しかもメルリィちゃんは自覚していたとか。(;_;)
    ユイリィちゃんの最後の所業は残酷ともとれますが、一旦リセットされることによって第二の人生(人では無いですが)を歩めると考えたら、慈悲あるものに感じますが、ここは人によって感想は変わりそうですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    ユイリィVSメルリィ、真の決着はもう一話だけ先となります。ユイリィの「書き換え」という所業が、一体『何』に対する書き換えであったのか。そうした話です。

    こう…ここのところは書いてるうちにユイリィがやたらめったら怖い感じになったため、次の一話と併せてどういった感想を抱いていただくに至るのだろう――というのが作者的に楽しみなところであったりします。

    ちょっとばかりズルい幕引きかもしれませんが。
    ともあれそうした訳で、あと少しのおつきあいをいただけますと嬉しいです!

  • 何度読んでも、泣ける〜
    やっぱり好き

    作者からの返信

    ありがとうございます…!

    98話から99話にかけては二章のクライマックスで、私的にも――書き進めるにつれ少しずつその形を変えつつも、ではありましたが――ずっと形にしたかったところだったので、たどり着けたときの感慨はひとしおでした。
    何を置いても思い入れだけはたっぷりなので、「好き」と思っていただけるの、とても嬉しいことです。ありがとうございます。

    編集済
  • 人間に作られたんだから命令遂行するための道具でしょう、人間みたいな感情持ってどうするの、というメルリィちゃんと、
    人間に作られたんならその価値観持ってなにがいけないの、というユイリィちゃんの対比が面白いですね。
    そんな価値観のやりとりをしながらも、なんだかんだ機械だから性能差は絶対で、そこに人間のド根性みたいな奇跡の入る余地はなく。

    結局、メルリィちゃんも、機械として命令をこなそうとしていたのではなく、人間のような気持ちがあってただ必死、ただ意地になっていたけれど、ユイリィちゃんに「じゃ、書き換えちゃえ」、自分の存在の根本を消されてしまうのと同じだから、それは発狂しますよね。

    ユイリィちゃん、そうする前にもっと「納得」させてあげて欲しかった。


    ……すみません、まとまりない文章になりました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます!
    作中の立ち位置の対比、読み込んで頂けてありがたいです。なお、フォローとして先に言ってしまうと、ユイリィの「書き換え」は実のところそこまでひどいものではなかったりするので、ご安心を――というのは違うかもしれませんが、とにかく誓って主人公としてやっちゃいけない一戦は越えてません。いかなるものかは99話参照ということで何卒。
    メルリィに「納得」させるのは、まだこの後なのです。ふふふ。

    メルリィとユイリィの対比ですが、「人間の言葉」を「《人形工匠》エクタバイナの言葉」と置き換えるとよりメルリィの心境――といっていいのかどうなのか――が推し量りやすいかと思われます。
    たとえばですが、「人の語ることば」はメルリィにとってかけがえなく大切なもので、それは「自分みたいなもの」が振りかざしてよいものではないのだ――というのが、彼女の反発の根底なのかな、と想定しています。とはいえ書いたやつがそう思っているというだけで、実のところもっと理に適う解釈が、別にあるのかもしれませんが。

    ともあれ、今しばしのお付き合いを戴けますと幸いです。何卒!