青い髪のポジャカ

その世界では、人は誰でも１つだけ魔法属性を持っていた。

全ての人が、５歳になると教会で自分の持つ属性を知り
火、風、土、水それぞれ
自分の属性の魔法を学び、そして使っていた。

田舎の農村に生まれた男の子、
ポジャカは前世の役に立たない断片的な記憶を持っている以外は
ごく普通の少年。

ポジャカは４歳の時に湖で巨大な青い蛇に出会い、
友人をかばった事で、目と髪が青く染まってしまう。

この国では不人気の水属性と判定され
水魔法の利用法を考えて試行錯誤するポジャカ

村で採れる材料と水魔法を使って何か作ろうと試みるが
出来た物は数が少なく、とても流通できる量ではなかった。

「まあ、いいか。溜めて置けばいずれ何かに使えるだろう」

ポジャカは知らなかった、自分が作っている茶色い塊が
ある病の…続きを読む