青い髪のポジャカ

黄昏 暦

青い髪のポジャカ

プロローグ

目の前には巨大な蛇の頭が口を開けている。


私の身体には、目に見えない圧力がし掛かっている。

恐怖で神経が勝手に命令を伝える


        


それでも私の身体は固まったまま、何も出来なかった。


巨大な蛇は、何故かこちらを見据えたまま動かない。


その時、ふと圧力が軽くなった気がした。


無意識に身体が半歩後ろに下がって、引いた足が何かに当たる。


・・・・そうだった。

私の後ろには、あいつがいるんだ。


私は逃げようとする身体を無理矢理押さえつけて、蛇の目を睨みつけた。

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