第50話 その中心に居るのはシバやんですからね。
末次「それでは私はこれで失礼させて戴きます。
本日私が入手したスキルについてですが、今すぐには決めず情報を集めてから精査して決定したいと思います。
本日はとても有意義な時間を有難う御座いました、時間が取れしだい又此方に越させていただきます。
それではお休みなさい。」
末次さんは出来る男の営業スマイルを決めてさくさく帰っていった。
時間が出来たら又ここに来る? 俺達は再び貴方の魔法少女コスで暴れ回る姿と男のスカート姿の絶対領域を見せつけられるのですか?
何か…自分がイメージする剣と魔法で戦闘するダンジョン像とリアル現実がどんどん離れて行く気がするんですが…、それとも背向け地蔵のダンジョンにはおかしな人間を呼び寄せる魔力とか呪いとか笑いの魔王とかが存在するのだろうか…?
カトやん「そのおかしな人達ってのの中心に居るのは間違いなくシバやんですからね。
現実から目を逸らしたい気持ちは解りますが何時までも現実逃避は出来ませんよ、僕だって今日の映像をどう編集処理するか頭が痛いんですから…。」
カトやん? まさかあのスージーの大活躍で男の絶対領域な映像を使おうとか、電波に乗っけようなどと本気でお考えなのですか? やだよ俺、コスプレ会場ではOKでもダンジョンでもう絶対あんな物見たくねーぞ。
カトやん「あんな物電波に乗っけたら一瞬で大炎上して村八分の追放処分にされますよ、いくら僕でも良心は持ち合わせていますから。
使うのは末次さんの持って来たステージですよ、ステージ…あれの上で色々フォンフォン達を撮影したら……くうっ! 夢が広がります! あんな事やそんな事やこんな事を…。」
カトやんが感慨にふけっている。
気持ちは解るかローアングルからの撮影で18禁の映像とかにすんなよ。
それから忘れ無い様に言うが優樹達は俺の相棒だからな俺の。
カトやん「シバやん、そんなに心配なら僕のチューバーズUP チャンネル 幻想伝の小部屋 を見に来て下さいよ、まだ一回も見た事ないっしょ!」
う〜ん? カトやんのUPしているチューバーズUP[ 幻想伝の小部屋 ]か、一度見てみるか? 優樹達にも自分達の戦闘の記録を見せれば何かの反省と勉強になるかもしれん。
優樹達を連れてオタク部屋のパソコンを起動させカトやんのチャンネルに合わせる。
もう4話更新されているのか、再生回数とグッド サインがかなり多いな、見事にバズっている。
やっばりアニメ[ 異世界幻想伝 フレイリアーナ ]の人気は凄いなぁ…もっと早くチェックするべきだったか?
優樹達3人はディスプレイの中のアニメでは無い自分達を見て少し困惑気味のようだ。
優樹「うん? え〜と…これはアニメで戦っているボク達じゃ無くて…戦っている時のボク達を写した物なの? あっ! ゴブリンが出て来たよ! これボク達が戦っているんだよね! わぁ! フェニックス シュートってこんな感じに成るんだ!」
クラリッサ「うむ、私の戦いが記録に残されているのか…我ながら、全くまだまだだな。
まず闇雲にメイスを振るっているし、何よりも盾の使い方が雑だ! もっと的確に扱わねば隙を作ってしまう。
これからの激しい戦いに向けて、更に鍛錬せねばならぬな!」
フォン「ワッフ…あんまり…良く戦って無い……ワッフル。」
ディスプレイの中で3人が華麗かつ華々しく戦っている、特にスキル持ちレア ゴブリンとの戦いは圧巻であった。
戦闘記録を見た優樹達は、それぞれ三者三様に思う所があるみたいなので、これを機に各々レベル アップに繋がってほしいと思った。
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蒼のじゅんなま です。
体調の問題で今回少目でスミマセン。
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