第32話 モブが調子に乗ると地獄見るぞ。
蒼のじゅんなま より
熱中症でダウンしまして…病院で点滴受けてきました。
頭フラフラで、今話分は文章少な目で、申し訳ありません。
皆様も身体にはお気を付けください。
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鷲尾「取得出来るスキルが…あっ! 侍が有るわね、これで良いわ。
え〜と、武芸十八般にボーナス有っと…。」
あっさりと[ 侍 ]のスキルを取る鷲尾代表。
それ普通(ノーマル)クラスですよね、でも貴方に似合っているといえばメッチャ似合っている気がする。
そーいえば、鷲尾代表の家には本物の戦国時代の甲冑が飾ってありましたね。
流れ的にいずれそれを着て、ダンジョンを無双する画が視えるような気がします。
しかし、何故か鷲尾代表には最適なパートナーが現れない? スクロールだってサインしたら消えたし、選んだスキルがノーマルだからか?
つくづくダンジョンのルールが分からないなぁ…。
そういえば、バロンが優樹のステータスが鷲尾代表を見て上がったと言ってたな、ちょっと見てみるか。
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天河 優樹
cv 金澤 華
HP………41/41
防御力……27
腕力………34(+2up!)
敏捷性……45
…アクティブ スキル…
フェニックス シュート…MP8(new!)
…パッシブ スキル…
剣技Lv3(+1up!)
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腕力と剣技が上がっている。
フェニックス シュートも(仮)が取れてどうやら技をマスターしたようだ。
やっぱり優樹にとって、本物の武術を見るのはとても勉強になるようだな。
鷲尾代表には重ね重ね感謝しよう。
優樹には後で時代劇のチャンバラ シーンでも見せてみるか?
鷲尾「それじゃ柴崎君、書類の準備とスーツを一式。
それとそのカワイイ君の剣士さんも一緒に連れて来て、口で説明するより見せた方が早いでしょ。
急いで、30分後には出るわよ。」
鷲尾代表の開始の号令でバタバタと準備を始める社畜な俺、こーなりゃ後は野となれ山となれだ。
それに、考えてみると鷲尾代表のご両親には何度か会っていたしな。
新人の頃何度か酔っ払った鷲尾代表を家まで送ったが、初めて挨拶した時は年の離れた美男美女の姉夫婦にしか見えなくて、えらいビックリした記憶がある。
俺「実際、16歳で結婚、出産したのを後で聞いて更に驚いたな。
若く見えるでは無く本当に若いんだ。」
鷲尾「今でも父さんと万年新婚夫婦気分で、二人でイチャイチャしてるわよ。
見てるこっちが恥ずかしくなる位にね。」
呆れた仕草で言ってくる鷲尾代表。
考えれば考えるほど、俺のやる事は仕事の挨拶だけだよなぁ、別に頭っから食われる訳では無いし。
仕事内容は鷲尾代表が進めるから、俺は優樹を見せるだけだし、何年も社畜やっているのだから営業スマイルだってバッチリ出来る。
何だ…余裕じゃん、ヨユー。
そういえば鷲尾代表の妹さん[ 冬花(とうか) ]ちゃんとも会って無いな、今中学3年生のハズたよな? もう受験生か…テレビゲーム好きな子で、俺とはスマブラXで激闘したのは何年前だっけ?
母親と姉は美人なのだから、きっと見た目は綺麗になっているに違いない。
よ〜し、なんてったって今の俺はダンジョンを敷地内に持つオーナーなんだから、恐れる必要は無い! 気楽に行こう!
三時間後 鷲尾家 鳳凰の間
俺は今、人生最大の危機を迎えていた。
鷲尾 美幸「太蔵お祖父様、彼が以前話していた柴崎 将吾さんです。」
鷲尾代表、俺にさん付けなんて必要ありませんです。
俺は土下座したまま怖くて、怖くて、もう1つ怖くて頭が上げられない。
すぐ目の前には優樹が俺を守ろうと[ 聖剣 トライフィード ]を両手で構えている。
2メートル先には、闇落ちした西郷隆盛のような…デカくて、角張って、とにかくおっかない鷲尾代表のお祖父様[ 鷲尾 太蔵 ]が腕を組んで俺を目で押し潰そうといていた。
スミマセン自分、調子こいてました、いきがっておりました、どうか誰か助けて下さーい。
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