第16話
居達さんの怒り狂った態度に皆は彼と朝岡を交互に見たが、当の朝岡も不思議そうに居達さんを見つめる。 「朝岡、お前アンジェリンに何やったんだ?!」 朝岡は一瞬固くなったが直ぐに元に戻って 黙っていた。 「朝岡、お前、土曜日に何をした?アンジェリンに何をしたんだよ?!」 「何もしていません。」 「嘘付くんじゃねーよ?!」 居達さんは朝岡とドリーがアンジェリンに した事を言うと、周りがざわめき始めた。皆は朝岡を睨み付けたり、呆れ帰って見つめた。 朝岡は一瞬だけ慌てた表情をしたが、直ぐに平静を取り戻すと、当たり前の様に否定した。居達さんは声を上げて何度も同じ様な事を言った。 「嘘をつくんじゃねーぞ?!お前、やったんだろう!!アンジェリンに後ろから飛びかかって倒して、両腕を押さえつけてから起こすと,無理矢理にドリーの前に引きずって行って謝らせようとしたんだろうが?!」 だが朝岡はきっぱりと何度も同じ様に否定した。 「そんな事はしていません。」、「僕はそんな事を絶対にしてませんから。」 「じゃあ何でアンジェリンがそんな事を言うんだよ?!」 「何でそんな事を言うのか僕には分かりませんが、僕はアンジェリンにそんな事は一切していません。唯一緒にディズニーランドヘ行こうと誘っただけですから。」 「お前、いい加減にしろよー?お前、アン ジェリンに付き合ってくれって言って断られたそうだな?その時もお前、理由を言うまで放さないと言って腕を掴んだんだろう?」 皆は又驚いた。 「そして幾ら頼んでも絶対に駄目だと言って離さないから、その理由を仕方ないから言うと、怒って掴んでる腕に物凄い力を入れて、あんまり痛くてアンジェリンが目から涙が 出たら、それでやっと何とか放したそうだな?!」 朝岡は黙っていた。嫌な顔をしながら。 すると聖子が聞いた。 「何なの、理由って?」 「自分は売春はできない、だからそうした店に行ってくれって言ったんだよ!そして、皆には黙っているから大丈夫だって言ったんだよ!」 居達さんは聖子に答えながら、皆にも知らせる様に見回しながら言った。 又周りは凄く驚く。 そして聖子が又口を開いた。 「何それ?!アンジェリン、馬鹿じゃないの?」 「馬鹿じゃねーよ!!」 聖子は何故そんな理由を言うのか知りたがり、食い下がった。又、そうした店に行ってくれとか、皆に黙っているとはどういう意味かともしつこく聞いた。 居達さんは呆れて、頭が鈍いと言う風に聖子を見ると説明した。朝岡が自分を売春相手にしようとしたのかと思ったのだと。 「だから、朝岡が金を払って自分と寝ようとしたのかと思ったんだよ!そうした付き合いがしたいのかと思ったんだよ!だから、自分は売春はできないから、だからそうした事をする女がいる所で、それを商売として働いてる女の所に行ってそこの女を相手にしてくれってそう言ったんだよ。だけど誰にも、お前達には話さないから、黙ってるから心配しないでくれって言ったんだよ!!」 居達さんは吐き捨てる様に言って、聖子を 見た。 周りは又驚いたし、聖子もやっと分かると 驚いて口を開いてこう言った。 「何でそんな事を思うの?!何でそれで皆には黙ってるなんて言うの?」 「そんなの、決まってるだろう?!今まで日本で、誰からも付き合いたいなんて言われた事がないからだよ!だからそう思ったんだよ。それと、もしお前等にそんな事が分かれば馬鹿にするだろう?面白がってからかうだろう?だからだよ!」 皆は居達さんが言った内容に又凄く驚いている。 「嘘?!じゃあ、付き合った事ないの?」 聖子が又質問をした。 「無いよ。あいつは男と付き合った事なんて一度も無いんだよ。」 「ウッソー?!信じられない!!本当に無いの?!」
聖子も、横にいたロイスこと和美も驚いていたが、全員が驚きまくっていた。朝岡だけは、既にドリーから聞いていたから驚かず、相変わらず嫌な顔をしていた。 「だけどあのアンジェリンが?!確かに純情だとは思っていたけど…。」 相変わらず聖子だけが口をきいていた。 「本当だよ。」 「でも何で〜?」
「だから、あいつがハーフだからだよ。だから誰もそんな事を言わなかった。皆、そんな事を言えばあいつに馬鹿にされると思ったんだよ。でなきゃ、あいつを見たり何か言ったりする連中が、一緒にいたら自分にもそうした事をすると思って嫌だからだよ。だけどあいつだって馬鹿じゃない。あの顔だ。だから、自分と付き合いたいだなんて言うなら、なら身体目的かと思ったんだよ。それだけだよ。」 「だって、ハーフってモテるんじゃないのー?」 「それはもっと日本人ぽいとか、殆ど日本人みたいな顔の奴だよ。だからそれは自分じゃないって、ハッキリと本人がそう言ってたよ。」 「いつそんな事を言ったの?」 「前に一緒に食堂で飯を食った時に、俺や俺の上司の前で、ドリーに言ったんだよ。ドリーが、中学や高校の時に彼氏がいただろう、モテただろうって聞いて。そうしたら一度もいないと返事したから、ドリーが驚いて何でだってしつこく聞いたんだよ。そうしたら、そう返事をしたんだよ!」 聖子はまだ信じられないと食い下がったが、居達さんは親からも同じ様な事を聞いていると言った。説明会の時に呼び止められて、少し聞いてほしい事があると言われたと。そして親からも、娘は外見が違うから目立つので、嫌な思いも沢山してきている。だから危険だから、年頃になってからは余計に注意をしてきた。だから他の同い年位な子達よりも色々と遊んだ事がない。ああした子だからそんな事は違うと思われるかもしれないがそうだから、世間知らずで子供みたいだからと。だから高校も家から歩いて行ける場所の私立の女子校に行かせたし、キリスト教の学校で厳しい所に通わせた。だけどそれも、本人が強く希望したと。でないと危険だからだと。だからそれを伝えた方が良いと思っだからと。 「何、危険って?!」 聖子が又素っ頓狂な声を出した。 「だから、危険だからだよ。本人が一番よく分かってるからな!バスや電車なんかで通ってみろよ?!しかも日本の高校の制服なんか着て?!皆がジロジロ見たりするし、変な奴に目を付けられたらどうするんだよ?!」 「そんな、何もしないでしょう?」 「何でそんな事が分かるんだよ?何かされたらどうするんだよ?!階段や、ホームからつき落とされたらどうするんだよ?大怪我するか死んじまうぞ?!そんな事になったらどうするんだよ?なってからじゃ遅いんだぞ?!」 「まさか、そこまでする?」 「じゃあ聞くが、何でハク達はアンジェリンを虐めるんだよ?いつも嫌がらせするんだよ?ハクは何であいつを毛嫌いするんだよ?お前等だって、何であいつと親しくしないんだよ?あいつが半分違うから、外人の顔で自分達と違うからだろう?」 「それは…。」 「だからハクみたいな奴がもしいたらどう するんだよ?もし帰りに待ち伏せしてたらどうするんだよ?車に入れられて連れて行かれたら、それで乱暴されたらどうするんだよ?もうそんな風になったら取り返しがつかないんだぞ?!」 皆が真剣な顔で聞いている。
黙っている聖子を見ると、居達さんは朝岡を見た。 「朝岡、お前はアンジェリンに振られて、そんな理由を言われて凄く腹が立ったのは分かってるよ。だけど安心しろ!それを言われたのはお前だけじゃないぞ。後何人かも、同じ事を言われてるからな。あいつに付き合いたいと言った奴等は全員、お前と同じ様に思われて同じ事を言われた。その中の一人は馬鹿にされたと思って、怒ってあいつの髪を掴んで顔をビンタしてるのをドリーが偶然見て止めに入った。そして何とか止めさせてそいつに謝らせた。だけどその騒ぎに、食堂で働く男が出て来てそいつに殴りかかろうとしたんだ。それもドリーが必死で止めたそうだ。」周りも聖子も又驚いている。 「それ、誰?!それに殴りかかろとしたのって、ジョージじゃないの?あれはアンジェリンを凄く気に入ってるから。」 「そんなもん、誰だって良いだろう?聖子、お前に関係ないからな。」 居達さんは又朝岡を見ると言った。 「朝岡、だからお前もアンジェリに断られて、そんな理由を言われた。その次はディズニーランドに連れて行って、そこで遊びながら仲良くなって、自分と付き合わす様に仕向けようとした。その取っ掛かりをつけようとした。なのに又嫌がられた。そして帰ろうとした。それを無理矢理にドリーがしがみついて止めて、お前の車に引きずりこもうとした。お前に車を近くに回す様に言った。お前はそうしようとした。アンジェリンは恐くて無理矢理にドリーを振り払って、その勢いでドリーは転んで倒れた。そしてかすり傷を負った。だから、お前はアンジェリンに飛びかかって押し倒したんだよ!無理矢理にドリーの側に引きずって行って謝る様に言ったんだよ!謝らないと、何度も腕をねじ上げながら謝る様に命令したんだよ!そうしながら、謝るまで絶対に離さない、許さないと言って脅かしたんだよ!違うか?!」 「違います、僕はそんな事をしていません!ドリーもそうです。僕等は唯一緒にディズ ニーランドに行こうとしただけです。」 「なら断ったのに、何故無理強いして連れて行こうとした?ドリーにはもう確認したからな!あいつは自分がした事を認めたぞ。だからお前が嘘をついてるんだよ。お前等がやった事は犯罪だぞ。誘拐や拉致監禁しようと したんだぞ!!そして暴力を振るったんだそ?!」 「僕は、アンジェリンとは知り合いです。だから知り合いを車に乗せようとしただけです。暴力も奮っていません。だから、犯罪ではありません。」 「何が違うんだよ?」 「僕等はお互いに知っています。知り合いです。だから、知り合いが一緒に遊びに行こうとしただけです。知らない人間が車に入れようとした訳ではありませんから。」 朝岡が勝ち誇った様に言った。 「知り合い?なら良いのか?」 「はい、勿論です。」 「じゃあ、暴力は良いのかよ?」 「だから、暴力を振るってなどいません!」「じゃあアンジェリンが嘘を言っているのかよ?!」 「何故彼女がそんな事を言うのか分かりませんが、僕は彼女に一切手を触れてなどいません。これは本当ですから。」 「分かったよ、朝岡。お前が俺には言えないなら、警察でそれを言えば良い。」 「ハッ?!何をおっしゃってるんですか?!」 朝岡の顔が焦りを見せた。 「だから警察でそう言えよ?」 「何をですか?僕は知り合いをディズニー ランドへ誘っただけですが?」 「おい朝岡?お前はさっきからアンジェリンを知り合いだと言っているが、あいつとお前は知り合いでも何でもないぞ?知り合いってのはな、友達まではいかなくても互いに相手の事を知っているっていう間柄だ。多少は相手の事を知っている関係なんだよ!だから道とかであったら挨拶を交わす、少し話をする。そうした間柄だ。じゃあ聞くが、お前はあいつとキャンパスや食堂で会った時に挨拶をするか?話すか?あっちはお前に声をかけるか?話しかけてくるか?どうだ、違うだろう?」 浅岡は黙っている。 「お前はあいつの事を知っているか?もし知っているなら、それは誰から聞いた事だよ?本人がお前に話した事か?違うだろう?恐らく全部ドリーから聞いた事だろう?そして あいつはお前の事など何も知らない筈だよ。恐らくお前の下の名前も知らないし、そんな事を知りたいとも思わない。もしお前が明日いなくなっても、日本に帰ったとしても、そんな事は丸で分からないし分かっても何とも思わない。全然悲しくも寂しくも無い筈だよ。分かったか?だからお前達は知り合いではないし、唯の顔見知りなだけだよ。そう言うのは顔見知りと言うんだよ!同じ学校にいるから、顔だけは一応知っている。唯それだけなんだよ!」 朝岡は悔しそうに黙っている。 「それに知り合いだろうが顔見知りだろうが、車に無理に押し入れて何処かへ連れて行こうなんて、例えそれがディズニーランドだって、そんな事は関係ないんだよ!そして嫌がれば体にしがみついて離さない、だからそれを振払えばそんなのは正当防衛なんだよ!誘拐されて拉致されようとしたんだからな。だったら逃げようとして振り払うのは当たり前だろう?!何が悪いんだよ?それを、身体を押し倒したり引きずったり腕をねじ上げたり、それはもう暴力なんだよ!何もしてない女にお前は暴力を奮ったんだよ!お前、そんな事も分からないのか?警察にいた癖にそんな簡単な事も分からないのかよ?!もしお前がそのまま警官で、その現場を見たら、お前どうしたよ?どっちが悪いと思ったよ?どっちを助けたよ?おい、どうなんだよ?!」 朝岡はすると強気でこう言った。 「だから僕はそんな事はやっていません。 ドリーだってそうやって、無理矢理に押し切られたから仕方無くそんな事を認めたんじゃないんですか?!」 「情ねーな、お前?そこまで認められない、恥ずかしい真似をしてんじゃねーよ?」 「なら居達さんこそ、そこまで言われるのだから何か証拠があるんですか?」 「ああ、あるよ。証拠はあるぞ?」 「それは何ですか?!」 「見た奴がいるんだよ〜。ちゃんとに、証人がいるんだよ!!」 「誰ですか?!」 「お前、見られたんだよなぁ?此処の食堂の人間に。」 「エッ?!」 「俺が飯を食ってたら、側に来て俺に言ってきたんだよ。アンジェリンが大変な事になってたんじゃないかって心配して。だから、見られたんだろう?お前がアンジェリンを押さえ付けて、あいつが嫌がって騒いでる所を。裏口から出て来た奴に。」 「食堂?!ならジョージ?だったらアンジェリンの味方だから。そんな事を勝手に思って言って来たんじゃないの?」 又もや聖子だった。 「違うよ!!メキシコ人じゃねーよ、アメリカ人だ!!」 「アメリカ人?」 居達さんは聖子を無視して朝岡に又話しかけた。 「その人間が証人だよ!だけどドリーが必死に何でもないって言って追い払ったんだよなぁ?だから俺が頼めば必ず警察で証言してくれる筈だ。アンジェリンにも俺は証言させる。良いな、朝岡?そうしたらお前とドリーは犯罪者として警察に連れて行かれる。そうなれば、お前の方が色々とどうなるか、分かるよな?」 朝岡が困って黙り込んだ。さっきの強気な発言はもうしなかった。 「俺は今これから警察に電話して来る。」 皆が又驚いた。 「警察って?!」 聖子が大声を出した。 「朝岡、良いな?此処にいろよ?逃げるな。」 そして周りを見回した。 「おい、ここにいる男共?!絶対に朝岡を逃がすな?良いな?!こいつはとんでもない事をやった。そしてそれを絶対に認めない。だから俺が今電話をかけて警察を呼ぶから、だから戻って来るまでこいつが逃げない様にしっかり見張っていろ。周りを囲めろ。分かったな?大丈夫だ、お前等は複数だ。だから お前等の方が有利だ。幾ら元が警察官でも、相手はたった一人だ。だから戦っても、必ずお前らの方が勝つ。」 それでも男子生徒達は不安そうな顔をした。互いに顔を見合わす者もいた。 「全員、男はもっと前に出ろ。そいつの周りに立て。」 男達は動かない。 「どうした?何を恐がっがってるんだよ?! ヒデ、前に出ろ!隆、どうした?!仁平、早くしろ?!」 18歳のヒデが恐恐前に出て、朝岡に少し近付いた。Eクラスの人間で、たまたまCクラスの誰かと話していたので皆と一緒にいた仁平さんも、不安そうにしながら前に出た。20代前半の隆もEクラスだったがやはりそこにいたが、中々前に出ない。 「隆、どうした?お前、いつもの勢いは?何を怖がってるんだよ、お前らしくないぞ?早く前に出ろ!」 隆は仕方なさそうにやっと前に出た。 居達さんは青森県出身で仇名がアオモリーノと言う、東京のW大学出身者でやはり20代前半の、背が高い青年に声をかけた。 「おい、アオモリーノ!お前は身体がでかい、そして頭が良い。だから俺が戻るまでお前がリーダーだ。皆もアオモリーノに従え!良いな、お前が皆を指揮しろ。そして絶対に朝岡を逃がすなよ、良いな?」 「…ああ、分かった。」 アオモリーノが少しの間の後に気弱そうに、だがハッキリと答えた。 「よし、頼んだぞ。それから女は皆、少し離れていろ。何かあればとばっちりを食うぞ!朝岡は女でも平気で暴力を振るう奴だ。だから離れているんだ。だが絶対に何処かへ行くな、良いな?!リョウ、お前もだ。特にお前にハッキリと言うぞ?!お前はすぐに余計な事をする。さっきも黙って離れて食堂へ行こうとしたからな。その事は後からで良いが、絶対に今、勝手な行動をとるな?分かったな!!じゃあアオモリーノ、種むぞ?」 Eクラスのリョウさん、30代半ばの女が黙って居達さんを嫌そうに見た。居達さんはそんな事を何も気にせずに、くるりと背中を見せて、公衆電話がある所へと歩き出した。 するとその場を数歩離れた途端に、朝岡が弱々しい声を出して居達さんに呼びかけた。「居達さん!待って下さい?!」 居達さんはそれでも歩を進めた。 「居達さん?!お願いです!!待って下さい?!」 居達さんが振り返った。 「何を待つんだよ?」 「お願いです!!行かないで下さい?!」 「何でだよ?お前が認めないんだから、警察を呼ぶしかないだろう?」 居達さんは朝岡の顔をジッと見つめながらゆっくりと言った。 「…認めます。」 「認める?何を認めるんだよ?」 「さっき、居達さんが言われた事です。」 小さな声だった。 「じゃあ何をどう認めるんだよ?自分で言ってみろ。」 「…。」 「早く言えよ?お前、認めるんだろう?」 「アンジェリンにした事です。」 「じゃあお前、やったんだな?ドリーに手伝わせて、アンジェリンを無理矢理にディズ ニーランドヘ連れて行こうとしたんだな? あいつが嫌がったら、ドリーがしがみついて離さないで、車に引っ張って行こうとしたのを突き飛ばして逃げようとしたから、あいつに飛びかかって押し倒してから引きづって行って謝らせようとしたんだな?あいつの腕をねじ上げて、謝るまで放さないと何度も脅したんだな?どうなんだよ?」 「はい、そうです。」 恥ずかしそうに朝岡は下を見ながら答えた。顔は真っ赤だった。皆、その場にいた全員が朝岡を睨み付けたり、完全に呆れ返って見つめた。 「居達さん、お願いです。どうか警察には連絡しないで下さい。」 朝岡は又恥ずかしそうに頼んだ。居達さんは黙って朝岡を見た。 「お願いします!!」 続く.
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