第38話
その内容は、大体こんな感じだ。 まず、首謀者は三人いた。彼等が実行犯だ。他にも何人かいたし、知っている者達も多少いたのではないだろうか。 そしてそれはある夜に起きた。真夜中の二時頃だったらしい。 居達さんは部屋で熟睡していた。ルームメイトも部屋で寝ていた。 だが、彼はいきなり起こされた。すると部屋の電気はついていて、中にはその三人の男子学生がいた。 居達さんが驚いて不思議がっていると、彼等は彼に襲いかかり、彼を後ろ向きに押し倒した。それからパジャマのズボンを脱がせた。驚いて喚いている彼を無視して、次には下着を脱がした。 そうして三人の内の一人が背中に跨がり、 もう一人が後ろから性器を注入しようとした。もう一人はカメラを手に持ち、写真を 撮ろうとした。 居場達さんは泣きながら、顔がぐじゃぐじゃになりながら助けを求めた。 ルームメイトはその頃には当然起きていた。居達さんは彼の名前を何度も呼びながら助けを求めた。だがルームメイトは黙って何もしないで、只様子を見ていた…。 なので居達さんは必死になりながら、三人とそのルームメイトにお金を払うと言ったそうだ。そこに財布があるから、金を払う。金なら幾らでも出す、払う。だから見逃してくれと懇願した。 だが彼等は笑いながら、その後ろにいた男は居達さんの肛門に性器を注入した。そして、痛さと悔しさや恥ずかしさに泣き喚いている彼を笑った。押さえ付けている者と、写真を撮り始めた者もゲラゲラ笑いながらその様子に喜んだ。 こうして居達さんは同性から辱めを受けた。そして全てが終わると三人は何食わぬ顔で、ルームメイトに礼を言いながら出て行った。 そう、ルームメイトはグルだったのだ。 恐らくは彼もたまにはピザをご馳走になっていただろう。だが、内心は快く思っていなかったのかもしれない? 居達さんは何とかふらふら立ち上がると、 セキュリティだとか誰か人を呼びに部屋を 出ようとした。だが何故かいきなり停電に なり、建物内の電子が全て切れたそうだ。 だから廊下の電気も消えて真っ暗になり、 歩くどころではなかったらしい。 恐らくはその三人、もしくはその仲間がわざとブレーカーを下げたのではないだろうか?何故なら、急にそんなに都合よく停電になどなるだろうか?! 居達さんはその夜、悲しさに打ちひしがれながらそのまま床に付いた。 だが、悲劇はもう少し続いた…。
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