第46話 予定外の同衾回数増加は誰のせい

 えー、これまた初稿の話になるんですけど。

 イタリアで結架が集一と枕を並べるのは、2回だけでございました。

 が。

 なんとなんと。

 結架さんてば毎晩一緒に寝たいの攻撃を繰り出した(笑)

 これ、完全に、真新しい部分です。

 でもって、そんなこと言われたら欲情しちゃうぜ集一だって。ねぇ。

 心の中では「マジすか」と叫んでます、作者なのに。

 まぁ滞在期間が伸びましたからね……大幅に……。

 カメオを渡されたときと帰国直前の2回しかタイミングがなかった初稿と、同じ邸に二週間って何もないわけないやろ本稿では、そりゃ違いますわ。


 が。

 焦らされる集一。

 結架さんですから!(ドヤっ)


 まぁ、それでも。

 もともと他所さまの邸宅で欲望の虜になるわけにもいくまいと言いますか。しかも恩人のご自宅です。そりゃ自重します。過去はともかく、いまの集一は品行方正です。

 ただ。

 性愛の人生における意義と割合に関して、おおらかな文化の地域ではありましょう。

 ので。

 仮に滞在している客が提供された寝室で快楽の高みに舞い上がっちゃったとして。

 カヴァルリ邸のベッドメイキング係も洗濯係も、沈黙を守るでしょう。連日連夜でなければ(笑)。


 それにしても。

 一つの設定と今後の展開への布石を打つのに、とんでもない数のその他設定とか前後の話の流れとかとの整合性を保つべく、これまたとんでもない無茶をしなければならない。そして、伏線を忘れたり間違えたり変わっちゃったり色々諸々ごちゃごちゃになりますだ。

 創作って、本当に難しい……。

 まあ、それが楽しいのですけどね。

「あぁーっしまったぁあああ‼︎」

 と、叫びながら書いてます。日々。

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