第39話 悪戦苦闘の巻(過去の設定と名称やらかしの件)
えーっと……ただいま結架に風邪を引かせた疑惑により皆から詰められる集一の図というのを書いているのですけども……こんなんだっけ? という戸惑いとともに書いては止め、読み直して思案し、今は無き初稿(フロッピーディスクをリーダーが読んでくれない)に想いを馳せております。大体は覚えているんですけど。カルミレッリのご乱心とか、マルガリータのキャッキャぶりとか、集一の困惑っぷりとか。
実際に書いていると、
「こんな発言だった気がするけど、どうも初期稿の集一と現在の彼に乖離を感じる……ってか、人物像の造形が細かくなったからか……」
なんてことを思ってしまって、長い時間をかけてきたことを実感します。
言うことも態度も、初期稿でのものと大違いで。まあ、書いている人間が中学生と中年じゃ変わっても仕方ないっていうか変わってないとおかしいですね。知識経験が増えた筈ですからね(自分を追い込む)。
ちょうど昨夜、なんとか第五幕 第五場を書き上げて、最低限のチェックのみで、『若い正義は虎の尾を踏む(1)』を公開したのですけれども。
来週公開の(2)。
集一の反撃ターンとなります(笑)。
そして。
本当はね、〝逆鱗に触れる〟、〝虎の尾を踏む〟の、欧州的表現を探したんですけど、時間がなくて。仕方ないよね困ったときの神話ネタで乗り切ろうぜパターンとなりました。
と、言うことで、9月3日の公開は予定通りとなります。
その後は……すみません一寸わかりません闇です……と伏してしまうほど最近、これまでより更に悪戦苦闘状態であります。決まってるエピソードを書くだけでも、言葉の意味を確認したり言い回しを調べたり内容の裏付けを取ったり自作の設定集を読み直したり過去の文章での表現と一致させるべく確認したりといった作業を挟まないと気が済まない細かいことが気になるこの性格が、が────っと一気に書くのを阻んでます。年に数回だけ、奇跡のように何時間も書き続けるということが起きますが、大抵はネットで調べたり辞書を引いたり関連書籍を読んだりし始めて筆が止まるんですよ……。関連書籍を探してその日が終わるとか(疲労困憊)。
そういえば、フェゼリーゴを〝コンサート・マスター〟としているんですけど。規模的に〝バンド・マスター〟にすべきか迷ったんですよ、数年前。結局、一般的に馴染みの強いほうでいいやと開き直ったんですが。
コンマスか、バンマスか。
そもそも結架が弾き振りすべきなんでしょうけどね。
うん、無理!
最近、見た動画では、管楽器ソリストが吹き振りしてて驚愕しました。
吹いてないときに指揮を振ってて、「まぢか」と思ったんですけど、確かに、いるんですよ。演奏者から指揮者になった人。いっぱい。独奏者が多い気がしますけど。
オケの指揮をするなら色んな楽器を演奏できたほうが有利なんで、結架の父である
指揮者の著作とか読むと、元々はヴァイオリンをやってたとかフルートを吹いていたとか、ピアニストだったとかオーボエの首席だったとか、経歴が皆さん、バラバラ。大学の指揮科で若い頃から学んでいましたって方は、本を出さないのか?(笑)
もう、この作品のために、どれだけの本を読んだんだろう……。
悪戦苦闘もここまでくると、自慢できてしまう気がします。
もともと記憶力は緻密ではないので、割と使用頻度の高い言葉でも、ちゃんと状況に合った使い方をしているのか辞書を確認しながら文章を書いていて。遅筆の理由の一つですね、これ。誤用が怖い。
そんなんですから、「この設定は常識としていいのだろうか」っていうこと、いっぱいあります。非常識を自信満々に書いていそうですが、今のところ指摘が来ないので、うっちゃってます。最低限は調べている、はず?
登場するかすら分からないキャラクターも名前はあるんですよフフフ(泣)。
インスペクター、セッション・コーディネーター、ステージ・マネージャーやスタイリストですね。ミレイチェをコンサート・プロデューサーとしてますが、彼の仕事っぷりは、逸脱してますね、恐らくは。楽団マネージャーみたいになってます。
きっと数人いて、下っ端なんです。投げやりか。
あと、ここで懺悔しちゃいます。
人物表を5月25日に修正版として再公開したときに気づいて、でも放ったらかしてあることなんです。
何って、個人名の重複使用です。
カヴァルリ弟と、ヴィオラ奏者。
二人とも、ジャーコモなんですよ……やっちまった……。
ジャーコモ・デ・カヴァルリは最近になって生まれまして。
ジャーコモ・パヴェーゼは、当初からいます。ただ、2004年の人物設定一覧では違う名前になっている。2003年に遡ると、また違う名前。混迷を極めてますね。
しれっと直しちゃおうかとも思うんですけど。
もう、面倒で(オイ)。
多分、もとはヤコブから派生してんだろなって思うので、聖書に出てくるメジャーな名前だからいいやもうって気になってます。
ストーリー上、ヴィオラ奏者のジャーコモは、あまり絡んでこないから、パヴェーゼさんとしか呼ばないだろう。そのうち何か理由が出来ればルチャーノに戻すかもしれません。いや、ルチャーノも既に居る。ええい、ヤコポでいいや(笑)。
こだわり細かい癖に面倒くさがりで、どうしようもない……。そんな自分が嫌いじゃないので尚更どうしようもないです。
ある程度は妥協や開き直りも必要よねっと言い訳してます。
これでいいのだ!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます