第22話 思い入れの強い登場人物います? いますよね、いるだろ!

 そりゃあ、主人公クラスは、普通に愛してます。

 昔は、まあ、相思相愛の二人が当然のように作者の想いをその身に受けて、すくすくと育っていたものですが。

 所謂、悪役。宿敵。つまりはヴィランズですね。

 初稿時は嫌いだったけど、いまでは好感度バリ高い人物が、いずれ登場します(予告)。そのうち登場後に、また熱く語るだろうことは、ご覚悟をいただきたく存じます!

 あとはこう、補助キャラというか、お助け人物とか、つまりは脇役。実は細かく設定を決めている人物も、結構います。なんにもない人も大勢いるけど(許して!)。



 そういえば、集一の欠点とか人間くささを上げるための設定とかエピソードを作ろうと苦心していた時期がありますね、かれこれ15年くらい前かな? そうして捻り出したのが。

 ええ。彼、ケチです。基本的に。

 第四幕、第一場 食卓の音楽家たち(4)で、自炊してます告白をして、そこでいかにも気分転換で料理してるんだみたいな発言してますけど。ケチだからです。どこかに一人で食事に行くと、「これ作れそう」とか思ってます。味覚がそんなに高級じゃないからと考えているからこそではありますし、仲間とワイワイ外食は好きですけども、実は節約レシピ的なものを持ってます、彼(笑)。でなきゃリード作る時間のほうが大事です、切実です。

 ケチである理由はありますが、これ、バレてんのかな。言っていいですか、やめときますか、どうしよう。まあ、別にそんな興味ある方いないだろうから、このへんでやめときます。



 結架の欠点ですか?

 にぶいところですね。この子、壊滅的に鈍いです。なのに、変なところだけ、凄い聡いです。うわ、面倒……。

 あと、食欲旺盛な(控えめな言い方だなぁ)ところ?

 それから見境なく執着されるところも欠点っぽい。

 実は思いこみ激しいし。頑固なところあるし(しかし集一ほどではなかろう)。

 でも、集一のように気に入った相手にしか思いやりとか優しさを持たないわけじゃなく、広く誰にでも心を砕くことをなんのストレスもなく出来ちゃう良さはあるかな。これ、場面を間違うと欠点になりますけど。



 ええと、それで、他の登場人物ですよね。

 思い入れのある、人物。

 すっごいバレバレだと思うんですけど、一人目。

 マルグリット・ド・フランソワーズ(マルガリータ)。

 番外篇を書きたいとか言った時点で、もう、この人じゃなければ誰だって話ですよね、ええ。そうです。

 実は憧れなんですよ、彼女。

「もう、仕方ないな、マルガリータだもんな」って、苦笑いで受け入れられる存在。勿論、日頃の行いもあるでしょうけど、これ、キャラクターですよね……。もう、周囲に何度、煮湯を飲ませたか分からないけど、なんだか皆、許しちゃう。結局、また仲良くしちゃう。魅力っていうか、魔法っていうか。いません? こういう人。

 こういう人間に自分が絶対になれないと理解しているからこそ、憧れちゃうんですよ。

 ──って、そういうふうに彼女を描けているか疑問は浮かびますが、そこ考えちゃうと書けなくなるので気にしないで進みます。


 すごく愛情深い、彼女。あんまり他人を嫌うことはなく、気に入った相手はイジりまくるけれども、ほぼほぼフラットに周囲と付き合います。

 フェゼリーゴの言ったとおり、自分を軽んじられることが嫌い(汐凪との共通点ですね、嬉しくないけど)。どんな人間も尊重するのが当然という意識でいるので、軽口とか冗談は分かるから受け入れられるけど、お互いに分かっていることが前提。分かってなければ、その場ですぐにフォローする。半分本気だったために結架を困惑させまくったことはありますが。

 主人公級に愛されてます、汐凪に。いつの間にか年齢が逆転して、一番、ショックな相手です(笑涙)亜杜沙も歳上だったのに……。そういえば亜杜沙も結構、思い入れが強めですね、マルガリータと似てるもんで。まあ、経験でマルガリータの安定感が圧勝です。


 それなのに、瞳の色を失念したんだよな。ごく最近。初期は金髪碧眼イメージだった筈なんだけど、数年経って蜂蜜色と青系になって、昨年末に青じゃなくて緑の瞳に決定。だって、インクルージョンとか出しちゃったら、エメラルドなんだもんイメージに合っちゃったんだもん!



 はい、二人目!

 フィリッポ・カルミレッリ・マジーナ(カルミレッリ)。

 初登場時に比べたら強くなってきたのに、最近(第四幕、第四場)は影の薄い子。

 イタリア男性なのにシャイって、萌えませんか?

 こう、グイグイくる感じのオシャレさがない(悲)、しかもシチリア出身なのに(笑)。ナーポリだったら完全に異端ですね。ボローニャ出身にしとけば良かったかな。でも、今後の展開で北イタリアには遠い地域が良かったんだよな、別に絶対にそうでなきゃいけないってことはないけど実はまだ学生だという年齢がそれを固定したんだ仕方ない。

 超絶美少年なのに胸を張れないのは、なんでなんでしょうね。

 美女の姉がいっぱいいるのか、幼馴染みに圧されているのか。

 マンマ大好きイタリア人であることは確かです。

 シチリアは家族愛が殊の外、強いんですよ。マフィアのイメージもありますけどね。この子からは感じないけど、不自然なくらい。

 この子の扱いは、楽器とかクラシックに詳しい方には、なんとなく未来予想できていそうで怖い。いや、でも、音楽は知識ではないぞ感じるのだ! という方にも、正確に予想されている可能性も高いな。

 ちなみに昔、この子の番外篇を書こうと設定を作っている途中で別作品を思いついて投げ出したことがあります(ごめんって‼︎)。



 ええ、三人目!

 ル……まだ出てない人物なので泣く泣く割愛!



 おお、これ以降、未登場の人物だけですな。

 と、いうことで、今回はこれにて失礼いたします。

 違う、決して、思い入れの強いキャラクターが少ないわけでは……そんなことは……ない、ないんだあぁあああ‼︎

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