第24話 見直し作業中・第三幕 楽団内の役割と人間関係の立ち位置的裏話
お久しぶりの更新でございます。
と、いうかですね。
実は本作は数話ほど書きためております。途中までのものが多いですけれど。公開を見送っているのは本篇が進んでいないからで申し訳もございません‼︎
そんななかではありますが……。
現在の見直し作業中で、そういえば、もう打ち明けても良いだろうネタを見っけちまったものでして。
KAC 2021に上げました幾つかの作品内でも、ちらりと触れているのですが。
ええ、もう皆さまにはご承知いただいております。
結架と集一は相思相愛です。
哀れカルミレッリは、当て馬です。いえ、正確には、現状、当て馬にすら、なっておりません、彼。
『当て馬』→馬の種付けの際、オスを発情させるためだけに充てがわれたメスのこと。実際の交尾の相手にはさせない。
ええ。当て馬候補ですね。なんせ、結架さんは気づきもしないので、恋愛ドラマでの当て馬役ですらないという。
この関係。
実は、受け持っている楽器でも、表現してます。
まずアルビノーニのオーボエ協奏曲コンサートのために集められた演奏家たちですが。
当然、主役はオーボエです。
曲集のなかには〝ふたつのオーボエのための〟協奏曲もあり、この場合はオーボエ奏者は二人ですが、今作では独奏者は集一しか置きませんので、そこはスルーしていただいて。
前提として、独奏という立場は曲の主旋律を歌う主役と思ってください。それが、主役はオーボエ、という意味であります。
では、以下に楽団メンバーの内訳を。
独奏オーボエ一人。
ヴァイオリン四人。
ヴィオラ四人。
チェロ二人。
コントラバス一人。
チェンバロ一人。
お気づきでしょうか。
──っていうか、「気づいてたぜ!」って方も、いらっしゃる気もしますが。
はい。
一人しかいない楽器の奏者が、
集一=オーボエ
結架=チェンバロ
カルミレッリ=コントラバス
なのですね、はい。
三角関係となりうる、各一人しかいない、という立ち位置です。
そして。
この編成。
曲からすると。
コントラバスは絶対的に必要な存在ではありません(!)
たいていの演奏では基本的には居ますが、チェロが二人いれば、まあ、コントラバスは居なくても別にダメじゃない(笑)。
とりあえず第四幕の第六場までを書きつつ、現在、見直しておりますが。
この時点で、カルミレッリくんの役割は、未だ〝当て馬候補〟のままです。
さあ、彼は、このまま〝いなくても大丈夫な対立候補〟として、恋敵にもなれないのでしょうか……。
過去に完結させたときは……ふふふふふ……質問されることがあれば、お答えしましょう。
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