第53話 本篇 完結を叶えてくださった皆さまに♡
終わりました。
ええ、完結いたしましたです、はい。
2020年から2023年まで かけまして。
長かったようで、あっという間でした。月並みだな。でも、苦しさも思い出せば楽しかった気がしてきます。
カクヨムに出会う前の執筆は孤独で。
まあ今も そうかもしれないのですけど、決定的に違うのは、書きながら「あ、この台詞は、あの御方がクスッと笑ってくださるかもしれないな」とか、「お、この展開は、あの御方の お好みにそぐうんじゃないかな」とかいう思いが過るようになったことですね。
昔は、読み手は書き手である自分自身だけでしたから。
ただ、自分が気に入るか そうでないかだけしか、感じられなかった。
昔から、「こういうのにすればウケる」と狙い定めて登場人物や物語を造形する能力は持ち得ていなくて。
ただ、目の前を進んでいく
なんでしょう。
そこに、読んでくださる方々の反応を、考えるようになりましたね……。
あーこの展開は予想されてるかなー。
とか。
こいつの行動は驚かれるかなー。
なんて。
孤独感が、ちょっと違うものになってました。
特に、カルミレッリ。
ありがたいことに、畏れ多いほどの ご支持を頂戴しているのではないかと。
彼に限らず、我が子であっても全然こちらの意のままにはならない我が子たちでありまして。不思議なんですけど、生命体ではない、登場人物たちが、私の望むままに作品世界で動いているというよりは、私は ただ読み取って書いているだけといいますか。
なんだか、異世界に彼らが存在していて、それを感じ取って小説として書いている、みたいな気持ちでいるんです。トンでもワールドですけどね。もし、本当に、そんな異世界があったら。
妄想力が逞しい。
汐凪界に、彼らは、実在しているのです。
そういう書き手の方々、多いんじゃないかな。
大多数だったりして。
物語の進む先が見えないということが、あまり、ないんです。
あるとすると、普段の生活で動いている姿は大丈夫なんだけど、ある隧道に入られちゃってる間が見えにくくて、どうなってるのか解らないから推測で書く、みたいな。
地点地点は書けるけど、間がボンヤリしちゃう、といった感じで。
他の作品も、殆どのものが結末や大きな出来事は ほぼ分かっていて。書くだけなんですけど、途中で見えにくいところが書けなくなる。なんか調べたり、時間が経って何かしらの影響を受けたり知識を得ると、「あ、見えたかも」ってなって書けるようになる。
そういう部分が、本作にも、あちこちに ありました。なんか、大体、新キャラが出て来て解決するんですけど。だから登場人物が増えまくるのか……。既存の人々で、なんとかならんのか。あぁ……でも……私は見て書き取ってるだけなので。仕方ないのです多分きっと恐らくはどうしても。
あーでも、ずっと昔から存在しているのに本篇に出ていない人々も居ますね。名前だけ出てるとか。公開済みの過去篇や番外篇には出てるとか。続篇で出てくるとか。
やっぱり続篇、出来れば公開したいなぁ。
もし、神々さえも記憶に薄れたころに書き上がるとしても。
と、すると?
この舞台袖も、残しておいたほうが良いのでしょうか。
次は、『慕情の墓標』の舞台袖になるわけですが。
……考えてる間に、単に忘れて公開中未完結な扱いになりそうな気もします(笑)
そんなことは、ともかく。
ここまで長い時間を少しずつ進んできた物語に、神々の貴重な お時間を頂戴いたしまして、誠に、ありがとうございます!!
心よりの感謝と愛と、皆さまの より一層のご多幸を お祈りいたします真心の すべてで、深く御礼申し上げます。
また、ご縁と お手すきの機会がありましたら。
ご来訪、心より お待ちいたしております。
ありがとうございました!!
2023年10月
汐凪 霖
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます