第9話 ロジックより速くへの応援コメント
少年よ。
その問いかけは、大人の問いかけなのだよ。
作者からの返信
尻鳥雅晶さん
ありがとうございます。
それが大人の問いであると理解して下さって嬉しいです。
なぜ滑るのかという問いは、なぜ生きるのかという問いに繋がっています。
編集済
第6話 Me,I'm not.への応援コメント
作品の内容についてのコメントではなくてすみません。
軽井沢の風越リンクが出てきたのでびっくりしてしまいました!
よくご存知ですね!?
ネットでお調べになった…のですかね。
ちなみに同じ公園内のカーリングホールが私のホームグラウンドだったりする(^_^;)
作者からの返信
上ノ下皐月さん
いえいえ、こういうコメント大歓迎です!
軽井沢の風越リンクと同じ敷地に上ノ下さんのホームカーリングホールがあるのですね!
嬉しい偶然です。
そうなんです、ネットで調べました!
群馬の伊勢崎か桐生にあるフィギュアスケートクラブが、春夏は風越リンクや埼玉アイスアリーナで練習していると聞いて、借用しました。
峠を越えて通うのは大変そうだなあと思います…。
第28話 リンクに一礼への応援コメント
リベルタンゴはいいですよね~。
この章は好きでした。刀麻は天才すぎて理解が難しいけれど、洸一には感情移入ができて、色々と考えさせてくれました。
好きな曲がいっぱい出てくるので、わくわくしてしまいます。うれしいな。(小学生の感想かいっ)
作者からの返信
風梨りんさん
第二章、お読みいただきありがとうございました!
また星評価までいただき、重ねて御礼を申し上げます。
リベルタンゴいいですよね!
ピアソラを使用したプログラムは血が騒ぎます。
第二章は実は一番書くのが難しかった章なので、好きというお言葉をいただき、自信に繋がりました。
わくわくするというのは、書き手にとっての最上級の言葉なので、大変嬉しいです!!
第18話 旧世界への応援コメント
変な話ですが、元阪神の新庄選手を思い出しました。
攻守好打の外野手だったけれど、当時、サッカーもやりたいんだって言ってました。できるなら、二刀流で行きたいと。
天才ならではのなせる業。
頭の固い周りの人間は、がやがやいろいろ言うけど、やりたいようにやってもらえばいいんじゃないかと、自分は当時思っていました。
芝浦の二刀流、かっこいいです。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
コメントありがとうございます!
新庄選手、サッカーも得意だったんですね…!
彼の運動神経なら納得です。
プロ野球界の革命児というか、常に新しい風を吹き込んでいるよう感じていました。
刀麻の二刀流というキャラクターには、RAU DEFというラッパーの「二兎追う者一兎も得ずなんて 誰がどう見たってみっともねえ」という歌詞にインスパイアされています。
ごちゃごちゃ言う周りを、自分の持ち味でなぎ倒していくようなイメージです。
編集済
第23話 Skater in the Darkへの応援コメント
題名を見て、ビョークのダンサーインザダークのことかなと、
思っていたら、その通りで、ああ…と思ってしまいました。
あの映画で、息子のために目の手術を諦めて、絞首刑台に送られる主人公の絶望と、洸一のやるせない想いが、重なって哀しいです。
情景や心理描写もロケハン(笑)されただけあって、とても良かったです。
作者からの返信
風梨りんさん
コメントありがとうございます!
ビョークは大好きな歌手で、彼女を追いかけてアイスランドに行ってしまったほどです。
ダンサーインザダークはあまりに救いようがない暗さで、正直この映画をフィギュアスケートに持ち込むのはどうなのか?と悩みましたが、音楽の美しさと、セルマの「現実逃避」という性質が洸一に通じると思い、採用しました。
この場面は第二章で一番力を入れて書いているので、お褒めいただき嬉しいです。
ロケハンした甲斐がありました笑
完結しましたね! おめでとうございます!
最終話は、全編が詩のようでした。
目に浮かぶようなスケートのシーンが表されながら、ひとつも説明的な文章でないのが、いいなあ、と思いました。
刀麻については、いろいろな読み方が残されていそうで……
霧崎くんが氷の上で覚醒して、少年たちを導く役割を終えた刀麻はどこか手の届かないところへ行く、という結末と私は読みましたが、いかがでしょうか…?
作者からの返信
久里琳さん
お読みいただき、ありがとうございました。
ここまでお付き合い下さったこと、感謝しかありません。
「一つも説明的な文章でない」とのお言葉、非常に嬉しいです。
小説である以上、情報がエモーションを上回らないよう配慮して書きました。
刀麻に関しては、それで合っています。むしろこの支離滅裂な文章から、そこまで読み取っていただき、頭が下がります。
あるいは、刀麻は別に消えてなどおらず、またしれっとリンクにいて、不思議なことは何も起こらない…全ては洵の妄想であり、四回転という現実だけが彼の手元に残った、という解釈も可能です。
これは一章から五章を通しても言えることで、実は全てが「信頼できない語り手」による物語なのです。
どこをどう汲み取るかは全て読者次第で、読者の心の中に結ぶ刀麻像だけが本物で、答え合わせができないところが、作者としてももどかしいです。
第15話 Immigrant Songへの応援コメント
フィギュアスケートの採点って技術点と芸術点みたいに分かれてるんでしたっけ。
分かれてるとすれば、洸一は芸術点に全振りしてそうな印象を受けますが、まあ彼らぐらいのレベルならある程度どの方面にも平均以上の力を持っていそうな感じですね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
そうです。フィギュアスケートの採点はTESという技術点と、PCSという芸術点を合計して行われます。
ご推察の通り、洸一はPCSの方が高い選手です。
特にスケーティングスキルとトランジション(技の繋ぎ)という項目の点数は高く出せるという設定です。
TESはステップとルッツジャンプに関しては得意な一方、スピンはレベル3止まり、ジャンプは跳べる三回転がルッツとループとトウループのみという裏設定があり、全日本ジュニアの上位にはあと一歩及ばず、という感じです。
(逆に洵はTESの方が強いです。スケーティングが苦手でも、三回転ジャンプを全種類跳べて、スピンはレベル4を取れるので…)
第24話 この世全ての氷ごとへの応援コメント
ひょっとしてヴァル……
作者からの返信
尻鳥雅晶さん
この欄にどこまで書いていいのか悩むのですが…
ヴァルハラへの反逆ですね。
第二章がLAWなら、第三章はCHAOSです。
第19話 二年への応援コメント
この回で霧崎君のイメージ変わりました。
昼休みが短かったので書きたいことが書く時間がありませんが…。
また一つ本作品を読んでいて気付いたので。
アートスポーツであるフィギュアスケートにおいて、きっと自分以外のスケーターは「敵」ではないのですね。
「ライバル」?
その言葉も何か違うような。
対戦相手がいない世界では、自分を高める事でしか頂点に立てない。
芸術に相手がいないように。
「こういう関係」を表す日本語が私にはなくて、もどかしい(^_^;)
作者からの返信
上ノ下皐月さん
ありがとうございます!
まさに、洵への印象をガラリと変えたくて書いた章です。
>アートスポーツであるフィギュアスケートにおいて、きっと自分以外のスケーターは「敵」ではないのですね。
「ライバル」?
その言葉も何か違うような。
対戦相手がいない世界では、自分を高める事でしか頂点に立てない。
芸術に相手がいないように。
鋭すぎて目ん玉飛び出てしまいました…何という本質コメント。
上ノ下さんのような深い洞察力をお持ちの方に読んでいただけるのは幸せです。
仰る通り、アートスポーツであり採点競技であるフィギュアスケートには本質的に「相手」が存在しません。
でも彼らは確実に闘っています。
では、誰と闘っているのか…?というのが、霧崎洵が主人公の章、第五章でのテーマとなります。
第12話 榛名学院スケート部への応援コメント
フィギュアで『移民の歌』がすごく気になります。過去に公式戦で使ったスケーターがいるのでしょうか。エキシビジョンでは、見たことがあるのですが、誰だか思い出せません。
杏さんが、この小説を執筆するのに『移民の歌』を選択したというのも、面白く、とてもインパクトがある選曲をされたと思います。
作者からの返信
風梨りんさん
コメントありがとうございます!
「移民の歌」は、ツェッペリンメドレーという形で、ケヴィン・レイノルズが使用していました。
まだ歌入り禁止だった頃なので、歌抜きで、冒頭少しだけでした。
実は、「移民の歌」を選択した理由は、この後刀麻は「移民の歌」の原曲ではなくあるアーティストのカバーに変更するのですが、そのカバーが私の中でバチっとハマり、これは絶対に使いたいと思ったのです。
そこから、じゃあ、母親は過去に原曲の方を使用していたということにしよう…とプロットを作っていきました。
編集済
翌日読んでもらいたい、ちっともささやかじゃない後書きへの応援コメント
完結おめでとうございます。
第10章ぐらいまではあるものだと思っていたので、予想外の早い完結には驚きましたが、各章ごとに毛色の異なる色彩豊かな物語でした。
文章面でも、これまで自分が読んできたweb作品の中で一、二を争うほどの質の高さだと思いましたので(たぶん一かな)、スケートという馴染みのないジャンルでも苦もなく読み進められました。
あとがきに書かれているように、完結したといってもまだまだ書き足りない点や満足できていない点などがおありでしょうから、ぜひ続きも覗いてみたいですね。
とりあえず、2周目の途中だったのでまた続きから読みます。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんです…規程の原稿用紙500枚に何とか間に合わせるため、このような呆気ない終わり方になりました。
今作で一番心残りなのはフィギュアスケートの試合描写が殆どできなかったことです。
続編の際には、絶対に試合を書きたいと思っています。
サンダルウッドさんのような極めて高い筆力をお持ちの方に、文章を褒めていただき、少しは自信を持ってもいいのかなという気持ちになっています。
引き続き精進していきたいです。
周回までして下さったのは、サンダルウッドさんが初めてだと思います。
この場を借りて改めて御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
執筆お疲れ様でした、終盤は一気読みでしたね……
洵が「出会い」と「別れ」を経て再生していく過程、惹きこまれっぱなしでした。銀盤に懸ける実存とそれゆえの業から、フィギュアスケートの魔力を存分に感じた章でした。
刀麻の秘密、描かれてきた非現実的な描写の正体について考えを巡らせつつ、また裏話など拝見できればと思っています。
作者からの返信
市亀さん
ありがとうございます!
第五章、一気にお読み下さったとのこと、本当にありがとうございます。
洵を氷上という世界に「もう一度生まれさせる」にはどうすればいいのか、毎晩頭を悩ませながら心血を注いで書きました。
実存と業…まさに洵というスケーターを象徴するようなお言葉をいただき、嬉しい限りです。
刀麻の秘密については、概念的というかほとんど妄言的ではありますが、後書きで触れました。
また、それ以外の断片的な情報については、創作秘話の方で語らせていただきますので、よろしければそちらもご覧下さい!
お読みいただき、本当にありがとうございました。
完結おめでとうございます!
毎話とても楽しみにしておりました。
最後の章で大きく雰囲気が変わったのが印象的でした。
完結を機に、もう一度最初から読んでみようと思います。
この素敵な作品に出会えてよかったと思っています。
本当にありがとうございました。
作者からの返信
岩﨑藍さん
ありがとうございます!
岩﨑さんがリアルタイムで追って下さっていたこと、本当に励みになりました。
もう一度最初から読んでみたいというお言葉、何よりも嬉しいです。
是非また刀麻たちに会いに来てください!
お読みいただき、本当にありがとうございました。
第6話 2001全日本選手権への応援コメント
移民の歌!あああ~から始まる、あの歌でフィギュア!良いわ♪
歌詞の入った曲で減点というと、ミーシャ・ジーを思い出します。今では、どのスケーターも普通に使っていますが、今でもレゲエ曲は駄目らしいですね。歌詞に問題があるのかしら。
色々と思い起こしながら、読めて、楽しいです("⌒∇⌒")
作者からの返信
風梨りんさん
ありがとうございます!
ツェッペリンは男子は時々使うのですが、女子は珍しいですよね。
ミーシャのワールド・ダンス・コレクション!!
今思うと彼は時代を先取りしていましたね。
時代を自ら創り出したといっても過言ではないかもしれません。
レゲエだめなんですか?
りんさん、私よりフィギュア詳しいです!
なんだか読んでいただくの緊張してきました…笑
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
なるほど、と納得の9話でした。
強烈ななにか、もしくはぶっ飛んだなにかがあるとは思っていましたが、それでも驚きました。
夢の世界に誘う美少年スケーター、全世界のフィギュアスケートファンの夢と希望が詰まったシーンなのだと思いました。
作中における「夢」に誘われ里紗が拒絶するところや、刀麻がなにかを達観し怪しく誘おうとする姿勢など、とても魅力的です。
初めて読んでから時間が経っているのもありますし、お笑い好きな男の読者として、
「(こいつらはなにを言ってるんだ?)」
と突っ込みたい気持ちにもなりますが(ご勘弁をw)とても女性らしさが込められたシーンだと思います。
作者からの返信
文字塚さん
コメントありがとうございます!
問題の9話でした。少しハードル上げすぎましたね…笑
ここは元々刀麻が氷の上では何でもできる、という事実を示したくて、お姫様抱っこでリフトをする、くらいの予定だったのですが、本当に「何でもできる」のなら、一番難しいことをさせてみようと思い、こうなりました。
里紗が「夢」を拒絶しているのは、それが端的に「死」のアナロジーであるのと同時に、「それは『君の夢』だ」と、本来指摘しえないことを指摘する刀麻への本能的危機感があるからです。
「こいつらは何を言っているんだ?」という感想は極めて正常です笑
私もそう思うので…(思うな)
第4話 再会への応援コメント
少女らしい心理描写が印象に残りました。
刀麻の印象を誤魔化すあたり、学生らしいですよね。
「とーま」と呼び続ける部分からは特別な感情や一途さ、一種の独占欲が垣間見え、心理・人間を丁寧に描いてると感じました。
作者からの返信
文字塚さん
コメントありがとうございます!
そうなんです、この章はとにかく少女小説っぽさを前面に打ち出して書きました。
なので自分でもむず痒い表現が多々あります…笑
里紗の「とーま」呼びは、幼馴染み関係を先取りしています。
本来里紗は幼馴染みと言えるほど刀麻と仲良くはないのですが、本当に仲が良かった女の子が使っていた「とーま」呼びを借りることで、関係を塗り替えようとしているのです。
しかしあくまでも「借り物」なので、瓦解の末、最後に本当の呼び方を獲得します。
第10話 星が生まれる時への応援コメント
主人公が初めて先生から前向きな発言をもらい、人生訓のようないい言葉も頂いたのに「全然違います」と切って捨てるので、声を出して笑ってしまいました(笑)
私はどんな作品でもユーモア視点を持ち見てしまうので、先生が気の毒で面白い箇所でした。
ここまで読んで、一章主人公の委員長が前向きな姿勢を持てたことにホッとしました。
傷つきやすい少女が幼年期をどう終えるのか、続きが気になります。
霧崎君は敵意隠しませんね。素直若者は読んでいてとても魅力です。
作者からの返信
文字塚さん
コメントありがとうございます!
また星評価までいただき、重ねてお礼を申し上げます。
「全然違います」は、まさに幼年期の傲慢さが表れている台詞です。
自身の芸術に纏わる体験を、客体化された「夢」として語る「大人」と、「夢」の唯一無二性・特別さを愚直なまでに疑わない「子供」の対比なんです。
第一章の時点で洵が魅力的に見えているのは嬉しいです。
この時点では「ヤな奴」として読者に処理されても仕方のないように書いているので…笑
第3話 野辺山合宿(1)への応援コメント
うん……?霧崎妹…………? また興味深い。
前の章には言及すらされてないですよね、確か。間違ってたらすみませんが。
前章の委員長ちゃんしかり、刀麻って色んな人に憧れられてたんですね。矯正されるのを見て同じ思いをした人は、多分他にもいたんだろうなあ……
作者からの返信
NkYさん
コメントありがとうございます!
そうなんです、洵の妹は第一章では全く出てきません。
そこの台詞はさりげないけれどものすごく重要な情報を提示しているんです。
気付いていただけて嬉しいです!
刀麻は色んな人に憧れられたり、憎まれたり…様々な感情の投影先になっています。
この先少しずつ明らかになっていくので、お付き合いいただけたら幸いです。
第4話 野辺山合宿(2)への応援コメント
フィギュアスケートの技と美を改めて考えさせられて、奥が深い書き方をされているので、面白いです。
氷上の哲学者、町田樹のベートーベンナンバーを思い出してしまう。あれ、好きでした。
作者からの返信
風梨りんさん
ありがとうございます!
この章は一番「氷上の美」を追求して書いた章なので、そう言っていただけて嬉しいです。
町田選手の第九、良いですよね!
私も大好きです。
オーケストラの音が全て彼一人の動きに集約されている、素晴らしいプログラムだと思います。
第9話 眼鏡、真っ二つのへの応援コメント
理沙ちゃん、登場。うれしい。
理沙ちゃんの一人称だとわからないけれど、他の人が見るとこんな風に見えるんですね。
とりあえず、二人が仲良くやっているようでよかったです。
そだねー、がかわいい。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
ありがとうございます!
そうなんです、この二人のやり取り、客観的に見るとこんな感じです。
「そだねー」はカーリング女子の口癖で有名になりましたが、北海道に縁のある人間もかなりナチュラルに使う言葉ですね。
第11話 宇宙を全部への応援コメント
とーま、怖いですね。魔性の香りがします。
『銀河鉄道の夜』のジョバンニがカンパネルラに連れられて白鳥座の近くに行った時の美しいけど不安な…そんな感じです。
先を読まねば。読むのは遅いですけど。
作者からの返信
風梨りんさん
コメントありがとうございます!
刀麻の魔性に気付いていただき、嬉しいです。
そうなんです、宇宙を見せることで、彼は里紗を死に誘い込んでいます。
里紗がそれをどう超克するのか、見守っていただけたら幸いです。
そして、銀河鉄道の夜…!
秘密を言い当てられてしまい、ドキリとしています。
実はこの小説を書く際、宮沢賢治作品をかなり読み込んだのです…
第23話 ラストダンスへの応援コメント
>「お幸せにね、このクソ野郎! よ」
って良い台詞ですね。
個人的にジャージとスウェットで踊るシーンは着飾っていない分、自然体で彼女は、そういう場所から始める必要があったのだろうなぁと思えて、好きでした。
作者からの返信
郷倉四季さん
コメントありがとうございます!
その台詞、美優の反骨心と思いやりを両立するものはないかと、書いては消しを繰り返してたどり着いたものなので嬉しいです!
仰る通り、ここは彼らが「誰も見ていない」状況で、「素」に戻り、生まれ変わらなければいけない場面なのです。
意図を汲み取っていただけて、本当によかったです。
第25話 僕はスケートをやめないへの応援コメント
無垢でひたむきな情熱に心洗われる、そんな章でした。憧れに食らいつく姿は熱いですし、ラストの没入感は特に沁みました。
里紗を巡る感情といい、先頭走者の景色といい、それぞれの「視界」を意識する章でもありましたね。
作者からの返信
市亀さん
第四章、お読みいただきありがとうございました。
長い物語にも関わらず、ここまでお付き合いいただき、本当に感謝しかありません。
それぞれの「視界」…!!
あまり意識せずに書いていましたが、市亀さんから指摘され、読み返してみると、確かにこの章は一番「何が見えているのか」ということにフォーカスが当たっている気がします。
このような深い洞察に至るほど丁寧に読んでいただけて、作者冥利に尽きます。
編集済
第4話 野辺山合宿(2)への応援コメント
こんばんは、です。
野辺山、グランツーリスモ等々凄い色々コメントしたいことがあるのですが、返信も大変かと思いますので以下のみ、コメント致します。
全く違う事でピン、と来ました。
美大を受ける友人が同じ事呟いてました。
試験に受かるための線。
試験に受かるための絵。
それを勉強していると。
聞いていた私は彼女に訪ねました。
「それって面白いの?」
「面白くないけど。仕方ないよ」
フィギュアもそういうことあるんですね…。
で、ここまで書いていて気付いたのですが。
私、今まで凄い勘違いしてたかもしれません。
脳筋な私の脳ミソは動く=スポーツだと思ってました。
フィギュアスケートってひょっとして「スポーツ」ではなく「芸術」でしたっけ(^_^;)
作者からの返信
上ノ下皐月さん
コメントありがとうございます!
野辺山、長野ですもんね…!
そうなんです、フィギュアスケートはスポーツと芸術が混ざり合った「アートスポーツ」なんです。
美しさを求めながら、技の完成度を競う…どちらが欠けてもフィギュアスケートは成り立たないのだと思います。
美大のご友人が仰る通り、「人に評価されるもの」と「自分が楽しいものは重ならないことも多いですよね。
自分の領域を広げながら、両者を傘に収めていく…
小説もまたそうかのかもしれません。
第8話 高崎駅改札前への応援コメント
おはようございます。
蒸し暑い朝に、氷の話は良いわぁ(笑)
音楽とスケートと、思春期の揺れる心が、とても上手く表現されていますね。
フィギュアは私も大好物なので、この先が楽しみです。
ちなみに、好きな選手は、ジェイソン・ブラウンとか、ネイサン・チェンかな。
作者からの返信
風梨りんさん
お読みいただき、ありがとうございます!
最近毎日蒸し暑いですよね…どうぞ涼んでいってください笑
そうなんです、第一章は音楽×スケート×恋の三重奏です!
乙女の揺れる心を味わっていただけたら嬉しいです。
ジェイソン、ネイサン…!!
私も大好きな選手です!
フィギュアがお好きな方に読んでいただけるなんて、本当に光栄です。
編集済
第2話 氷の声が聞こえないへの応援コメント
いま、この文章を読んでいて、本当に久しぶりにスケートリンクを思い出しました。
カーリングをやっていても思い出した事などなかったのに。
私にとってリンクは冷たくて寒くて爪先と靴ずれがいつも痛くて。
転倒した時の氷の固さ、氷をガリッと削る嫌な音。
跳ねる氷の塊。目の前に散る星。
学校が始まる前にリンクに通った、暗いバスの車内。そこで食べた朝ごはんのおにぎりの味。
帰宅後に親父がスケートの刃をストーブの前で研いでくれて。
その後ろ姿。
私はスピードスケートでしたが、コーナーっていつも怖くて、私は下手でした。そんな事まで本当に久々、全て思い出しました。
自分の進行方向に太陽が反射していて。
いつか太陽を抜いてやろうと思って同じ場所ぐるぐるずっと滑ってました。
もちろん無理なんですけどね。
言われてみれば氷の持つ残酷さ、気まぐれさ。
なんであんな危うい事してたんでしょうね。
私も人の親になり、他の子供達でもフィギュアスケートやアイスホッケー、スピードスケートしている姿は危なっかしくて直視出来ません。
それでも人が氷上に立つ姿は美しい。
杏さんの文章、心動かされる事が多いです。
作者からの返信
上ノ下皐月さん
ありがとうございます。
上ノ下さんのコメント自体が、もはや一つの小説のようです。
私はスケートの経験がほとんど無いので、めいっぱいの想像と幾ばくかの知識と度胸という名のハッタリで、この小説を書きました。
なので、こうして公開している今でも、リアリティでは勝負できないと切り捨てた自分を、どこか後ろめたく思っています。
それでもどうしても氷上を舞台に小説を書きたかったのは、見るだけしかできない側の人間なりに、スケートが好きだからです。
だから、今回このように上ノ下さんが私の文章によってスケートの記憶を思い出し、こんなにもプライベートな言葉で語って下さったことは、本当に涙が出るほど嬉しかったです。
自分の紡ぐ物語の背中を、押してもらえたような思いです。
すみません、あまりに感極まって、少々重い返信をしてしまいました。
素敵なコメントを、本当にありがとうございます。
第1話 Languageへの応援コメント
第二章、入らせて頂きます!
氷の香りについての表現があったので凄く共感しました。
私の作品にもこの氷の香りについて少し触れていたので。
これは「やっている人」かもしくは余程室内リンクに足を運んでいる人でないと知らない香りだと思います。
そしてリンクに対しての一礼。
凄くよく分かります!
Twitter等で公開されていたら愚問ですみませんが杏さんはスケーターでしょうか?
恐らく私のイメージした香りとは少し違うと思いますが、私の胸の中が氷の香りで満たされました!
読書時間終了!
さて、しゃーないやしに仕事に戻りますか(´∇`)
作者からの返信
上ノ下皐月さん
お仕事お疲れ様です!
そして、第二章に入っていただき、ありがとうございます。
氷の香り、ありますよね!
実は私スケーターではないのですが、幼少期を北海道で過ごしたのと、今現在もスケート観戦が趣味なので、リンクの匂いを嗅ぐとすごく胸がきゅんとします…!
リンクに一礼も分かっていただけて嬉しいです!(学生の大会に行くと、よく礼をしている選手を見かけます)
取材という名の趣味が生かせて、よかったです。
編集済
第17話 Childhood's End への応援コメント
第一章拝読させて頂きました。
私の作品に評価頂きありがとうございました!
…宇宙の破れ目を相手の名前で綴じる…深いですね。
「幻想→現実」かな、と私は自分の言葉で置き換えてみました。
私には全く無かった発想なので新鮮でした。
お互いに想いあって本来ならハッピーエンド、のはずなのに。
このもやもや感は素晴らしいです!
けどもやもやします!
活字に自分の心が動かされる、これぞ「小説」の醍醐味。
…けどもやもやします!
作者からの返信
上ノ下皐月さん
第一章、お読みいただきありがとうございました!
モヤモヤを感じていただいたようで何よりです。
このラストは、刀麻にとってのある重要なものが永遠に失われたラストです。
里紗はそれを「光のゲート」と呼び、刀麻は「世界の中心」(けどその名前が思い出せない)と言っています。
それが何なのか、というのがこの小説を通しての謎でありテーマでもあるので、それが「閉じられた」終わり方が不穏でモヤモヤするのは、さもありなん…
小説の「醍醐味」を感じて下さったとのお言葉、何より嬉しかったです。ありがとうございます。
第4話 野辺山合宿(2)への応援コメント
羽生結弦選手を知らないフィギュアスケーターってイメージですよね。
「俺フィギュア見ないんです」
って、かっこいい。
主人公の人物像が、ぐぐっと近づきました。
実際にこんなスケーターがいたら、多分ファンになる。
作者からの返信
第二章突入、ありがとうございます!
ふふふ…素晴らしい着眼点をお持ちでいらっしゃいます。
実は、この小説、微妙にSFでして、ある明確かつ重要な理由ゆえにリアルのフィギュアスケート選手は出てきません。
物語と根幹に関わるため詳細は控えますが、この世界には羽生結弦や浅田真央は存在しないのです。
真相は第五章で明らかになります。
第17話 Childhood's End への応援コメント
憧れと恋愛って決定的に違うんだな、と。
なんと言うか、残酷な終わり方だと思いました。モヤモヤした感じで上手く言葉に出来ないです。板挟みとかジレンマだとか、そんな感じ。
何が幸せで何が不幸せか。少なくとも2人にとっては、この逃げきれなかった結末の先が幸せである事を願うばかりです。
作者からの返信
NkYさん
第一章、お読みいただきありがとうございました!
憧れと恋愛は、似て非なるものだと思います。
「愛している」という言葉は、宇宙の破れ目を相手の名前で綴じるということだと思うのです。
刀麻が委員長→里紗に、里紗がとーま→刀麻に、呼び方を変えるのはその象徴です。
二人はこれから先どうなるのでしょうかね。
私にも全く見当がつかず、彼らの物語は彼らだけのものにして、宇宙に放流した次第です。
第14話 ネイティブスケーターへの応援コメント
ごく基本的なことが完璧にできる人ほど、いざというときの応用も利きそうですね。
>「聞こえないというスケーターは(中略)……耳の傾け方を忘れているだけだ」このあたりの表現いいですね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんです、フィギュアスケートは、スケーティングという基礎こそが演技の土台なんです。
その台詞、練りに練って、二転三転して、やっとその形に落ち着いたものなので、褒めていただけてすごく嬉しいです!
第3話 氷上の貴公子は、隣の席への応援コメント
初めてコメントさせて頂きます。
私の作品に応援頂きありがとうございます!
「カクヨム」さんの中でウィンタースポーツものって少ないので物凄く共感しました!
高崎はお隣のイメージで親近感あります!
氷上のスポーツって陸上のスポーツにはない、独特の華麗さや優雅さがありますよね!
私もかつて全身タイツ(^_^;)でスピードスケートしてたのでこの先も楽しみにしています!
隙間時間で少しずつ、じっくり読ませて頂きます!
執筆頑張って下さい!
作者からの返信
上ノ下皐月さん
はじめまして!
コメントありがとうございます!
こちらこそ、お読みいただき、大変嬉しいです。
カクヨム内の数少ない氷上スポーツものとして、ものすごくシンパシーを感じていたので…!
なんと、上ノ下さんはスピードスケート経験者でいらっしゃるのですね!
実は第四章は丸々スピードスケートの物語なのです。
経験者のお眼鏡にかなうかは分かりませんが、そしてまだまだ先が長いのですが、お時間がある時にまたお読みいただけたら幸いです。
第27話 WAKE UPへの応援コメント
こんにちは。
敵意剥き出しの霧崎くん、いいですね!
「つまりは、世界そのものだ。」すっごい低音で言葉が置かれるのが聞こえるような気がします。しびれますね。
作者からの返信
久里琳さん
コメントありがとうございます!
このモノローグは、ズバリ第五章を象徴する言葉なので、注目していただけて嬉しいです。
この章は、刀麻が、そして洵が、氷上=世界に本当の意味で生まれ出ていくための物語なんです。
第26話 俺の世界への応援コメント
楽しくないのに続ける。その言葉だけで、物凄い信念やこだわりを感じさせられます。
「ちはやふる」という漫画の登場人物が、そんな感じでかるたやっていたなと思い出しました。まあ、あれは好きな女の為だったので事情が違いますが。
それでも、次第に彼も心からかるたを楽しめるようになった。霧崎くんも、徐々にそういうふうに変わっていけばいいと感じましたね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
洵の並々ならぬ信念とこだわりを読み取っていただき、嬉しいです。
「ちはやふる」にそのようなキャラクターが出てくるのですね!
ずっと気になっている作品ですが、いまだに見たことがありません…皆さん絶賛しているので、これを機に見てみたいと思います。
実はここで洵は自分自身に対して嘘をついています。
嘘というか、正確に言えば、見失っているものがあるのです。
自分はなぜスケートをやっているのか、ちゃんと焦点が合っているのか、と毎日鏡に問いかけながらも、彼はその答えを見出せていません。
最後にその答えに辿り着くかどうか…引き続き見守っていただけたら幸いです。
第26話 俺の世界への応援コメント
5章のここまで読むと、物凄く洵君が好きになります。彼は天才ではなくて、努力で今の実力を身につけたけど、スケーティングが苦手という時点で彼もまだ「スケーター」ではないんですよね。
だから刀麻にも刀麻の周りの人にも苛立つ余裕のない部分にちょっと萌えも感じつつ、「お前、頑張れよ……」と言葉を掛けたくなります。
洵君頑張れ!スケーターは、滑ってなんぼよ!!
作者からの返信
黒崎伊音さん
ありがとうございます!
洵を好きになって下さり、洵に代わって御礼を申し上げます。
萌えますか!
よかったです、私だけじゃなくて…(オリキャラに萌える作者)
里紗に対する壁ドンとか、完全に趣味です。作者がキモくてごめんね、洵。
仰る通り、刀麻と同様、まさに洵は「スケーター」未満なのです。
第五章は彼らが真に「スケーター」になるための物語だと言えるかもしれません。
第25話 Penetration/Metamorphosisへの応援コメント
こんにちは。
霧崎くん、軛から解放されてまた一段高く羽搏けそうですね。
霧崎くんがどんどん覚醒していくのにつれて、文章もスピードが上がってきて、読む側も引きずられてハイになっていく心地がします。
作者からの返信
久里琳さん
ありがとうございます!
洵の羽ばたきの予感を感じていただき、嬉しいです。
この辺りの文章表現は、他の章と比べてなるべく短く、五感と感情が細かく切り替わるように意識して書いたので、そう言っていただけて、努力が報われる思いです。
それから、今更気付いたのですが、私ずっと久里琳さんの漢字を間違えて表記していました…なんという失礼なことを…大変申し訳ございませんでした。
第26話 俺の世界への応援コメント
やっぱり霧崎編、本当に面白いですね。彼の視点から見て、第一章の出来事を振り返ると、こんなにも印象が変わるんですね。しかも第三章の朝霞が、ギリギリの状態から再起したことを読者は知っているからこそ、シーンが引き締まりますね。
作者からの返信
秋山機竜さん
ありがとうございます!
五章、面白いと言っていただけて、重ね重ね本当に救われる思いです。
(色んなものを賭けて、ひっくり返している章なので、すごく不安だったのです)
一章を振り返ると、刀麻と洵の印象があたかも入れ替わったように感じられるかもしれません。
三章についても、美優が抱えている悪夢を、洵は知らないんですよね。(同じように、洵が抱えている空白の深刻さを、美優は知らないわけで…。見通せるのは、読者だけなのです。)
重層的に読んでいただき、書き手冥利に尽きます。
第3話 ラッキーゴールの確率への応援コメント
一気にムード変わりましたね。子供らしい柔らかい語り方もですし、北海道訛りも素朴ですし。
作者からの返信
市亀さん
コメントありがとうございます!
第四章に突入していただき、感無量です。
第四章は一番話し言葉を意識して書いた章なので、そう言っていただけて本当に嬉しいです。
他の章とは異なる北海道の雰囲気とスピードスケートの世界を楽しんでいただけたら幸いです!
編集済
第17話 Childhood's End への応援コメント
ああ。終わってしまった。
明日から、この二人の今後、追えないのがちと寂しいです。
頑張れ、ふたり。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
第一章、お読みいただきありがとうございました!
そうなんです、この二人の物語はここで終わります。
里紗も刀麻もそれぞれ第二章以降にも出てきますが、二人が「これから」どうなるかというのは一切出てきませんので、読者の胸の中…ということにしたいです。
第13話 音楽と遊ぶへの応援コメント
流れるような、まるで詩のような文章ですね。
美しくて心が潤う感覚があります。
気持ちの描写も繊細でまっすっぐで、とても素敵です!
作者からの返信
白藍京さん
コメントありがとうございます!
詩のような文章とお褒めいただき、恐縮です。
気持ちの描写はなるべく素直に、真っ直ぐに、と念頭に置きながら書いたので、そう言っていただけて本当に嬉しいです!
第15話 Sivaへの応援コメント
2小節ののテーマ。
その、リズムを変え、転調させて、展開するミニマルミュージック。
相当早いスピードの、低音重視の。
ダンスミュージック?
実際の音が聴きたくなりました。
それにしても、この作曲に関する主人公のエピソード、好きです。
あ。気づけばあと2話。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
コメントありがとうございます!
そうです、まさにダンスミュージックです!
具体的には、90年代後半から00年代にかけて流行ったSashaやBT、chicaneの楽曲をモンタージュ的にイメージしながら描写しました。
若い頃DTMをやっていた時期があり、その頃の記憶を全力で引っ張り出して書いたので、そう言っていただけて嬉しいです。
第24話 この世全ての氷ごとへの応援コメント
本来フィギュアは個人競技ですが、この章では「共に滑る」ことがテーマの一つになっているように思えました。美優さんと刀麻くんのアイスダンスもそうですし、精神的には洵くんと汐音ちゃんも。
喪失に向き合うキャラクターには心を掴まれがちなので、洵くんにはさらに興味を惹かれました。刀麻くんとの間合いも一味違うらしい彼、何を見せてくれるのか楽しみです。
作者からの返信
市亀さん
第三章、お読みいただきありがとうございました!
長い作品のため途中で見切りを付けてしまう方が多い中、こうしてお付き合い下さり、感謝しかありません。
そうなんです、この章は「共に滑り、共に闘う」ことで得られる力を描きたかったので、そう言っていただき、本当に嬉しいです。
洵を気に入ってくださり、ありがとうございます!
作者的にダントツ思い入れのあるキャラクターです。
第五章(最終章)で、洵が自らの喪失とどう向き合うのかを、これでもかと抉りながら描いていますので、引き続き見守っていただけたら嬉しいです。
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
なんか、こう、騙された感じがします。普通の現代学園青春モノかと思ってたら、突然こんなのぶっ込まれて、あれ、何かそうじゃないぞっていう……?
いやー、こういうの好きです。のめりました。
作者からの返信
NkYさん
コメントありがとうございます!!
驚きますよね…笑
ここは作者として作為的に仕掛けた罠であり、賭けでもありました。
できるだけ物語そのものの自律性を信じたくて、このように舵を切りました。
これから先どのように物語が展開していくのか…見守っていただけたら幸いです。
第11話 宇宙を全部への応援コメント
おおお!
遂に。
こうやって深淵でつながる言葉を二人は持ってるってことなんですね。
ハッピーエンドにこのまま流れ込む展開をつい期待しちゃいますが、そうはいかないんだろうなあ。
少なくとも、これから3か月は、こちらの物語に毎日浸りそうです。
あ。★つけさせていただくの、すっかり忘れてました。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
コメントを、そして⭐︎評価をいただき、ありがとうございます!!
非常に励みになります!!
そうなんです、ここの二人は(特に刀麻は)極めてプライベートな言葉で話しています。
おそらく周りの人が聞いても意味を掴めないし、こうして読んでいる私達(作者だってone of them…)にもどこまで真意を把握できるのか怪しいほど、深層で会話していると思います。
ハッピーエンドに行けるか分からないという不穏さを感じ取っていただき、書き手としては嬉しい限りです。
彼らがどんな結末を迎えるのか、確かめていただけたら幸いです。
編集済
第13話 空白への応援コメント
刀麻の本質的な空白は何か。この先の章で語られていたかどうか忘れましたが、本作の中でわりと重要な部分ではないかなと思ったり。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!!
刀麻の空白とは何か…とても重要な視点です。
それは、一章で里紗が言っていた「意味も目的も理由も要らない」ことでもあり、三章で美優が言及していた凍れる湖の「悪夢」でもあり、四章で雷が訴えていた「こだわりの無さ」でもあり、五章で洵が抱えている「闇」でもあります。
では、洸一から見た「それ」は何なのか?
ヒントは「投影」です。
(などと勿体付けつつ、明確な正しい答えは無いかもしれませんが…)
第19話 霧雨は霞より淡くへの応援コメント
ファンタジー要素が表に強く出ることで、物語が佳境に入ってきたのがよくわかりました。
あと、このシーンの描写と改行、情緒があふれていてすごい良いですね。
作者からの返信
秋山機竜さん
コメントありがとうございます!
現実を揺るがすべく、ファンタジー要素を押し出しております。
描写と改行の演出をお褒めいただき、ありがとうございます。
浮いていないかな?と少し不安でしたが、よかったです。
(改行のタイミング、五章まで来てようやく慣れてきた感があります…笑)
第10話 Contactへの応援コメント
コンタクト付けるのって慣れるまでは結構大変ですよね。
この辺りの描写が、洸一の繊細さを表しているような気もします。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
そうそう、コンタクトレンズは、慣れるまでは大変です…!
(ここは私の実体験も反映されています笑)
洸一は、氷の音ばかりに気を取られていて、「見る」ことから逃げています。それは、過去のトラウマから来る臆病さからですが、彼自身はまだ表層意識ではそれに気付いていないのです。
でも、深層意識ではちゃんとそのパルスをキャッチしている、ということを表現したくて、こんな感じになりました。
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
連日投稿あいすみません。
ああ、びっくりした。
めくるめく恍惚と、夥しい謎。
今日も二度読みです。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
ありがとうございます!!
丁寧に読んでいただけて、作者冥利に尽きます。
突然の宇宙…びっくりしますよね笑
「世界の中心」とは何なのか…これは全章通しての謎であり、テーマでもあります。
第7話 Thoroughbred/Hybridへの応援コメント
改めて読むと、高校生2人で歌舞伎観に行くって渋いですね(笑)
フィギュアスケートとはかけ離れているような気がしますが、どちらも中途半端に趣味としてやるというよりかは、やるならばそれで生計立てていくぐらいの気概がなければいけないという点が似ているかもしれませんね。適当に言ってますが、歌舞伎もそんなイメージです。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ああっ、すみません、そこ、実は三年生が伝統芸能鑑賞会という行事に参加していて、学校にいなかったのです。
分かりにくくて本当にすみません…!
読み返してみたら五章までその情報が出てこない…おそらくサンダルウッドさん以外も皆「?」となって読んでいたことでしょう。
気付かせていただき、ありがとうございます。
第8話 高崎駅改札前への応援コメント
何かホッキョクグマのような絶滅危惧種に心を許されたような
自分は、ここが好きです。
すごい比喩。
作者からの返信
味噌醤一郎さん
ありがとうございます!
そこは、実は単なる文学的比喩には留まらない、刀麻についてのある重要な「本質」を里紗が直観した上での表現です。
細心の注意を払って言葉を選んだ箇所なので、掬い上げていただけて大変嬉しいです。
第4話 2018世界ジュニア選手権(録画)への応援コメント
プログラムの組み方のような戦略面から見るのも面白いですね、勉強になります。
そしてあのスペース、Kiss and Cryって呼ばれてるんですね、ロマンチック……!
作者からの返信
市亀さん
ありがとうございます!
実際のところは定かではないのですが、その日の調子などを鑑みてプログラム構成を変えるというのはあるようです。
そうなんですよ!
悲喜交交が見られる場所ということで、キスアンドクライ…本当に素敵な名前ですよね。最初に言い出した人天才。
第12話 はるなリンクへの応援コメント
ああ、なるほど~
前回の話があってやっと納得できたけど、この章の語り手が見る「とーま」の光景は、「幻視」とか「心象風景」ではなくて、ある一部の人間だけが見ることのできる「現実の一面」なんですね。
作者からの返信
尻鳥雅晶さん
ひゃー…
これはこれは、鋭い視点をお持ちでいらっしゃる!(突然のメフィストフェレス風味)
その通りです、と言いたいところなんですが、そうではないかも?というところもあり…
作者としては、言い切るのはもう少し先延ばしにさせて下さいという感じです。
今までいただいたコメントの中で一、二を争う嬉しいコメントでした。
ありがとうございます。
第13話 フィギュアスケーターの条件への応援コメント
霧崎編マジで面白いですね。更新が本当に楽しみです。
作者からの返信
秋山機竜さん
ありがとうございます…!
面白いと言っていただけて本当に嬉しいです。
作者としては、イチかバチかの大博打に出ている章です。
期待に沿えるといいのですが…引き続きお楽しみ下さい!!
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
こういう話だったのか……!
脱帽。
作者からの返信
尻鳥雅晶さん
ありがとうございます!
そうなんです、びっくりしますよね…笑
普通の話を読んでいたら、いきなり「えっ、宇宙!?」という感じで…
ここに何か昂るものを感じていただけたら幸いです。
第2話 レッスン室と汚れた楽譜への応援コメント
自身にも作曲のレッスンを受けた経験があるので、文章から浮かんでくる光景の解像度が高かったです。優しい先生だったのでそんな事はされませんでしたが。
自身の楽譜を無言で眺められ、ピアノでゆっくり出力され、沈黙が流れ……ああ、思い返して吐きそうになってきました()
作者からの返信
NkYさん
お読みいただき、ありがとうございます!
NkYさんも作曲のレッスンを受けたことがあるんですね!
親近感が湧いてきます。
私も優しい先生に教えてもらいたかったです…笑
でも、優しい先生でも、視線や内容は厳しかったりしますよね。
無言の時間が長〜く感じられるんですよね笑
第28話 リンクに一礼への応援コメント
スケーター同士の、スケーターとリンクとのコミュニケーションでしたね。刀麻と関わる中での変化や再生が、異なる視点から描かれていくことのドラマ性も良いですし、スケートの持つ多面性も浮かんでくるようです。
作者からの返信
市亀さん
第二章、お読みいただきありがとうございました!
多くの方が一章で切ってしまう中、続けて読んで下さり、感謝しかありません。
そうなんです、第二章はまさに「コミュニケーション」を通して、洸一が、そして刀麻が「変化(再生)する」ことがテーマでした。
的確に読み取って下さり、ありがとうございます。
第三章以降もスケートの多面性を描いているので、またお読みいただければ嬉しいです。
第14話 神殺しのプロトコルへの応援コメント
こんにちは。
少年たちの熱い気持ちがストレートに伝わる、いいお話ですね!
「だって、僕らはスピードスケーターだから。
たとえ相手が神様であっても、誰よりも速くあろうとする生き物だ」
→こういうセリフって、一歩間違うとクサくなってしまうリスクを孕んでいますが、ここでは荻島くんが息を吹き返す熱くて爽やかなシーンを演出できていて、この表現でなければならない気がします。
作者からの返信
九里琳さん
ありがとうございます!!
実はこのエピソードは作者的に第四章で最も気に入っているものの一つです。
まさにエイジのストレートさが、雷の屈折した心を溶かしていくのです。
そのセリフを取り上げていただき、非常に嬉しいです。
フィギュアとスピードの競技性の違いが最も出ている、第四章の象徴的なモノローグです。
第6話 Who is it?への応援コメント
自身のスケート靴と貸し靴ってそんなに違うものなんですね。
素人からすると、その点が意外に思えます。弘法筆を選ばずではないですが、上手い人は道具に関わらず上手いのかなと。
作者からの返信
サンダルウッドさん
コメントありがとうございます!
実は、貸靴はエッジ自体があまり無いみたいです。
(私も取材で確認したのですが、貸靴と本来の靴ではエッジの凹凸がまるで別物でした)
それから、貸靴はブーツの皮が硬いことが多く、足首の動きにも支障が出るみたいです。
貸靴を履きこなす刀麻は、本当に異様なんです。
第14話 ネイティブスケーターへの応援コメント
洸一と刀麻のスケーターとしての対比、面白いですね……滑り方にしても意識にしても。
母がフィギュアスケートを熱心に観る人だったので、競技としてのイメージは少しながらあるのですが。基礎的な事項は知らないことも多いので、今回のコンパルソリーみたいに、滑る側の内情が分かってくるのも楽しいです。
作者からの返信
市亀さん
ありがとうございます!!
ここでは洸一の意識的な滑りと刀麻の無意識的な滑りを対比したので、読み取っていただけて嬉しいです。
フィギュアスケートって華やかな競技なんですけど、基礎練習などはあまり表立って取り扱われないんですよね…。
私自身、この小説を書くにあたり、調べて驚いたことがたくさんあります。
第10話 弱虫とパウダースノーへの応援コメント
こんにちは。
刀麻くんが何者なのか、未だに掴みきれていませんが、会う人ごとに、何か傷痕を残さずにおかない不思議な少年ですね。
憧れだったり、光だったり、希望、あるいは怒りや絶望も。
つぎ彼と触れ合うひとがどんな傷を負うのか、彼は何処へ向かうのか、楽しみに読み進めます。
作者からの返信
九里琳さん
ありがとうございます!!
刀麻が何者なのか…まさにこの小説のテーマです。
掴みきれなくて正解です。
(むしろ掴まれてしまっては作者として困ってしまいます…笑)
翻弄されるように身を委ねて読んでいただけたらと思います。
第4話 野辺山合宿(2)への応援コメント
>「あぁ。入江さんが見せてくれないんでしょ。あの人、野生児だもんね」
改めて読むと、この辺りなかなか興味深いところですね。刀麻のお母さん、結構気になってたりします。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!!
流石、周回ならではの鋭い視点です。
この溝口達也という人物と入江瑞紀(刀麻の母親)は第五章のキーパーソンなのです。
第4話 Ich gehör nur mir.への応援コメント
やっぱり霧崎くんの視点で物語を語ってもらえると、ピリっと引き締まりますね。私には彼が第二の主人公に見えてきます。
作者からの返信
秋山機竜さん
ありがとうございます!!
流石、鋭い目をしていらっしゃる…!!
まさに、洵は私も第二の主人公だと思っています。
第五章を読んでいくうちに洵のイメージ、そして刀麻のイメージがどう変わっていくか、体感していただければと思います。
第22話 無かったみたいにへの応援コメント
>あー、時間、戻らねぇかなって
この部分、私の心に刺さりました。ずっとこの物語を読んでいますが、一番重いセリフだと思いました。
作者からの返信
秋山機竜さん
お読みいただきありがとうございます!!
コメントまでいただけて、本当に嬉しいです。
晴彦のその台詞を引き出すには随分苦労しました。
どうしたら洸一を動かせるかな、と連日書いては消し、を繰り返していた記憶があります。
とてつもなく重い言葉だとわたしも思います。
第24話 この世全ての氷ごとへの応援コメント
最初、美優さんの手を怪我する描写を読み進めたとき、思わず目を背けたくなるような恐怖を感じました。作者の描写力がそうさせたのだと思います。あの傷は、美雪さんの心の傷でもあるのですね。読み進めると彼女の傷ついた心と腕の怪我がつながってきました。
刀麻くん、今回はかなり男前でしたね。
作者からの返信
下山田大地さん
第三章、お読みいただきありがとうございました!
ここまで読んで下さる方はなかなかいないので本当に嬉しいです。
美優の手首の傷は、一種の刻印(Fateシリーズでいえば令呪のようなもの)なんです。
痛みを通じて心と体が繋がり、その線上に刀麻が現れるというイメージで書きました。
三章の刀麻が一番悪くてセクシーだと作者も思っております笑
第2話 氷の声が聞こえないへの応援コメント
>しかし同時に、スケートは過剰だ、とも思う。
スケートは惜しみなく奪う。金も、時間も、体力も、精神も。
対価に得られるものは、笑えるほど一瞬の煌めき。
手軽に気軽にできるものではないですからね。懸けるとなれば、相当な覚悟がなければダメなんだろうなと感じます。
それでも煌めきが一瞬である分、ロマンもありますね。洸一くんにとっては派手なジャンプ以上に、一見地味に見えそうな(?)コンパルソリーで理想どおりの図形を描いているときのほうが輝きの度合いは大きそうです。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
仰る通り、ここで描きたかったのは、フィギュアスケートという競技をやる上でスケーターが支払っている対価というものでした。
素人の私が言うのも何ですが、フィギュアスケートは、見ている分には綺麗だけど、やる方はあまりに多くのものを犠牲にしすぎじゃないかと思うのです。
洸一はおそらく、一人でコンパルソリーをやっていても満たされるし、自分だけの輝きも得られるはずですが、競技である以上、氷上という土俵の上で「競う」ということからは逃げられません。
あまりのハイリスクローリターンと分かっていて闘うことを選ぶのは、彼には人一倍プライドがあるからです。
(第二章は洸一が、人より肥大したプライドに「気付く」物語とも言えるかもしれません)
第13話 音楽と遊ぶへの応援コメント
音楽も囲碁も、型にとらわれるのではなく、楽しむ気持ちや快感がないといけないよなと感じますね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんですよね、気持ちが先で、型や技術は後だな、と思います。
逆だと続けられない気がします。
第6話 氷神への応援コメント
女の子の方言って可愛いですよね!
分かるぞ、とーまってなりました。笑
まだまだ序盤ですので、これからが楽しみなのですが、少女漫画として優れていると思いました。
2人のヒーローのキャラクターがしっかりしているので、この先の展開に期待です。
今のとこ、とーまかなぁ。笑
作者からの返信
郷倉四季さん
お読みいただき、ありがとうございます!
女の子の不意に出てしまう方言、可愛いですよね笑
第一章は仰る通り、少女漫画や少女小説のように読みやすさを意識して書いた章なので、そう言っていただけて光栄です。
刀麻と洵という二人のヒーローは、ある意味でコインの裏表で、この先もずっとこの二人の対比が為されます。
翻弄されながら読んでいただけたら、と思います!
第9話 Escape to space、あるいは世界の中心への応援コメント
第一話からずっとですが、幻想的な文章表現が素晴らしいですね。
曖昧なものをしっかりと読者に伝える力が強いのだと思います。
そして今回の九話は、文面を通じて私の目にも情景が見えた……気がします。素敵でした。続きも楽しみます。
作者からの返信
黒川くろしさん
お読みいただき、ありがとうございます!!
「曖昧なものをしっかりと読者に伝える力」…喉から手が出るほどほしいものです。
そう言っていただけて、少しは表現というものができているのかな、と思いました。
本当に嬉しいです。書いてよかったと思えました。
第12話 はるなリンクへの応援コメント
ビールマンスピン。YouTubeで観ましたが、フィギュアの花形と言えるような動きですね。
眼鏡のくだり、この時点でちらっと出てましたね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
ビールマンスピン、非常に美しい技ですよね。
高い柔軟性が要求されるので男子選手は殆どやりませんが、最近は取り入れる選手も少しずつ増えてきているようです。
気付いて下さり、嬉しいです笑
実は第一章は最後に書いたんです。
(四→三→二→五→一の順で書きました)
第11話 宇宙を全部への応援コメント
>今跳べないのは、新しい世界の見方に戸惑ってるからかも
この部分、なんか奥行きを感じますね。
とーまが目標にしているのはお母さんの演技だと思うのですが、おそらくただ4回転を決めれば良い、というものではないのでしょうね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
わー、ありがとうございます!
作者的に非常に思い入れの強いセリフです。
そこの里紗のセリフは単なる思い込みや推論ではなく、正しいです。
刀麻は本当に「新しい世界の見方に戸惑って」います。
ただ、誰のせいで、ということは読み手の想像力に任せたいです。
第5話 二人きりの帰り道への応援コメント
この辺りも、2回目だからこそよくわかりますね。オギちゃんとエイジは、結局同じ高校に進んでいましたか。
作者からの返信
サンダルウッドさん
そうなんですよ、そこは一回目は100人中100人(そんなに読者いませんが…)がスルーする箇所です!
周回ならではのコメントをありがとうございます。
第16話 闇に羽ばたくへの応援コメント
こんにちは。
「背中に第三の目があるとでも言うのか。
でなければ全身がセンサーだ。」
この2文を「でなければ」でつなぐのは、いいなあと思いました。
作者からの返信
九里琳さん
ありがとうございます!
ほんとですか!
自分では特に意識したことなかったです笑
接続詞の使い方は奥が深いですよね。(敢えて使わない、とかもアリですし)
第3話 氷上の貴公子は、隣の席への応援コメント
霧崎くんの凄いところは、人に厳しいこと言うだけじゃなくてちゃんと言うだけの努力をしている点でしょうね。スケートだけでなく、勉強もしっかりこなしてるところが刀麻とは違うようで(笑)
そういえば荻島くんについては、1話でもちらっと名前出てきていたんですね。まったく覚えていませんでしたが。
作者からの返信
二周目ありがとうございます!
感謝しかないです…
そうなんです、洵はスケート以外もちゃんとやるんです。
それが彼の人間性を作っています。
荻島くんの名前、気付いて下さって嬉しいです!
周回ならではの醍醐味ですね笑
第28話 リンクに一礼への応援コメント
洸一が選手として復帰できてよかったです。一章は詩的な感じで素敵でしたが、二章は複雑な人間関係が交差していて、引き込まれました。視点がそうなので当然なのかもしれませんが、一章は女性的、二章は男性的だと思いました。書き分けた作者の筆力がすごいです。
スケートの幻想的な世界から、二章ではスポ根ものの要素も入って、ますます続きが楽しみです!
作者からの返信
下山田大地さん
第二章、お読み下さり本当にありがとうございました!!
大抵の人は第一章で切ってしまうので(涙)、第二章まで読んでいただけるのは感無量です。
仰る通り、二章で意識したのは、一章からのギャップでした。
性別も立場も別な人間を語り手にすることで、作品の奥行きを出したかったのです。
書き分けにはあまり自信が無かったのですが、下山田さんにそう言っていただき、少しは雰囲気を変えられたのかなと思います。
長い作品ですが、またお読みいただけたら幸いです。
本当にありがとうございました!
編集済
第25話 僕はスケートをやめないへの応援コメント
一着でゴールする手前の光景を"孤独な景色"と表しているのがなんか好きですね。
フィギュアの華やかさとは異なる白熱した速さの闘いは、思わ身を乗り出してしまいそうになるほど臨場感がありました。
刀麻はスピードスケートにおける自分の限界に勘づいていて(併せて、荻島くんのスプリンターの才能にも)、この試合に敗れることでそれを確かめ吹っ切れたような感じだったのでは、と思いましたね。それで、高校から晴れてフィギュアに戻ったと。違うかもしれませんが。
>また、スケートで命を繋いだよ
良い台詞ですね。それに懸けてきた者だからこそ言える言葉ですかね。
まだ完結はしていませんが、各章ごとにメッセージ性があり、非常に興味深く愉しく読めました。また、2周目読みたいと思います。
作者からの返信
サンダルウッドさん
第四章をお読みいただき、ありがとうございました!
ここまで読んで下さる方は少ないので、本当に有難いです。
スピードスケートの描写は、フィギュアスケート以上に自信が無く、苦労して書いたので、そう言っていただき、救われる思いです。
刀麻がフィギュアに戻る理由は概ねそれで正しいです。
より詳しい理由は彼自身の口から第五章で明かされますので、またお読みいただけたら嬉しいです。
「またスケートで命を繋いだよ」というセリフは、私自身、音楽や文学で魂を救われた経験から来ているかもしれません。
実感をどれだけ文章に乗せられるか…書き手としての力が試されますよね。
精進していきたいです。
第13話 ダイヤモンドダスト、あるいは幻影への応援コメント
>スピードスケーターなら、誰よりも速くなることにこだわれよ
いいですね。若者らしい、夢のある台詞。
絶対勝てないと感じる相手と同じ土俵に立つのは、そりゃ怖いよなと読んでいて思いました。怖いだけでなく、一番になれないとわかっていて同じ土俵で闘う意味があるのかと考えてしまうかもしれませんね。
>だってあいつ、人間だべ。俺やお前と同じ
この部分読んで、漫画『タッチ』に出てくる柏葉英二郎監督の台詞を思い出しました(ご存じなかったらすいません)。
1点取れないと負けという場面で、「この回とらなきゃいけないのは1点だ。2点も3点もいらねー、たったの1点だ。しかも相手は大リーグでもプロでもねー、お前らと同じ高校生から1点だ。簡単な仕事だ、気楽にやれ」と言って選手を鼓舞するシーンがあって、凄く好きなんですよね。
荻島くんは、気持ちの持ちよう次第でもっと上に行けるような印象を受けました。
作者からの返信
サンダルウッドさん
いつも丁寧なコメントをありがとうございます!
エイジは個人的にとりわけ大好きなキャラクターなので、エイジの人間性が前面に出たセリフを褒めていただき嬉しいです。
タッチ、そんなシーンありましたね!!うろ覚えですが…(一応通読したことがあるのです)
雷はもっと上に行けると私も思いますね。
この小説を貫く哲学の一つに「自覚を持つヤツは、持たないヤツより強い」というのがあります。
刀麻がスピードスケートで打ち拉がれるのも、これ故なのです。
第11話 STEP IN THE DAY(前)への応援コメント
この作品は、やはり良い人しか出てきませんね(笑)
この先どうかわかりませんが、少なくとも主要人物は皆、多少クセがあっても根は良い奴だと感じます。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうですね、根っからの悪人はいないと思います。
人間には誰しも多くの面がありますから、そういう奥行きを書いていきたいです。
第9話 ロジックより速くへの応援コメント
一方的に意識してしまうというのは、なかなかツラいものがありますね。
でも、案外刀麻も荻島くんのこと気にしてたりして。表情や態度には出さなくても、9年間も同じ環境でスケートを続けてきた友達を歯牙にもかけないことはないんじゃないかなと。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
刀麻から雷がどう見えているか、どう気にしているのか、というのは非常に重要な視点です。そんな風に読んでいただき、書き手冥利に尽きます。
全く気にしていない、ということは無いですね。ただその気にし方がどのようなものか、気にしていたとして、それが雷に伝わっているのか、というのは藪の中というか、読んでのお楽しみでしょうか…笑
第8話 刹那のDTFへの応援コメント
傍から見て、一番感情や心情を読み取りにくいのは刀麻かもしれないですね。話してみてもますます分からなくなりそうですが(笑)刀麻のことを理解できるとすれば音楽好きな委員長だけですかね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
非常に鋭い考察をありがとうございます。
詳細は控えますが、この小説は「刀麻って一体何なの?」ということをめぐる物語なんです。
だから、人によっては妖精にも神にも悪魔にも見えるし、恋慕や憎悪や憧れの対象になる。どれも、てんでばらばらなんです。
第四章は、最も刀麻が虚無に見える章かもしれません。本当にこいつ何考えてんだ?中身あるのか?という。
第6話 スプリントでは敵わないへの応援コメント
スピードスケートだと、見ばえが良かろうが悪かろうが速さが全てなんでしょうね。まあ、速い人は見ばえも相応によさそうな気がしますが。
それでも、監督が太鼓判を押してくれる要素があるということは、それを活かした闘い方ができる可能性があるということですよね。そう感じました。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
雷のフォームの良さ、どこもいじるところがない、という設定は後半で生きてきます。
自分の長所を手放さず、愚直に磨き続ける大切さも、この章では描きたかったので…
第5話 宙吊りのスカウトへの応援コメント
>それに濱田先生、スケート部の顧問なのに、シバちゃんやエイちゃんばかり気にして、僕のことはどうでもいいのかよ。
僕はスケート部の無い西陽高校に行こうとしてるんだぞ。
ここは私も読んでいて凄く感じました。ちょっと気の毒というか、教師としてどうなのかと(笑)まあ、荻島くん自身は冷静な自己分析ができているようなのでその点は安心しますが。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そこ、まさに教師の無頓着さを書きたかったのです。
雷はマルチな優等生で、刀麻とエイジはスケート馬鹿、という設定があり、先生はつい一芸に秀でた生徒ばかり気にしてしまう、という。
雷は、作中屈指の優等生です。
この世界の優等生ランクだと、
洵>雷>洸一>>>晴彦>真人>>(超えられない壁)>>エイジ>刀麻
って感じですかね、、笑
第4話 氷上のディスタンスへの応援コメント
いつも近くにいるのに実は相手のことをよく知らないというのは、案外あることなのかもしれませんね。彼らのように、話題が限定されている間柄だと特に。
いつも近くにいるからこそ、あらたまって訊きづらいと感じてしまうのかもしれませんね。彼らの距離は、氷上でのみ近かったのかな。
ディスタンスといえばアルフィーの代表曲をまず思い浮かべましたが、よく考えると古内東子にも『Distance』って曲あったなと。それどころか、アルバム名にもなってるし(笑)ベストアルバムに入ってる曲なのでご存じかもしれませんが、良い曲ですよ。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そうなんですよね。
近いと思っていた友達に、実は自分の知らない闇の部分があって、自分は本当にこの人のことを分かっていたのか?という疑問が湧き始め、距離に気付く…
彼らの距離が具体的にどのようなもので、近付くかどうかは、第四章の最後で明らかになります。
古内東子のDistance大好きな曲です!
高校生の時、古内東子のベストをすごく聴き込んでいて、ヘビロテしてました。
第3話 ラッキーゴールの確率への応援コメント
>取れないって分かってても、いつもイイ位置にいる
刀麻らしくて笑えました。
本章はスピードスケートがメインのようなので、これまでとは違った雰囲気が味わえそうで楽しみです。
作者からの返信
サンダルウッドさん
ありがとうございます!
そこ、刀麻の不気味さというか特性を出したくて書いた箇所です。
スピードスケートは氷上競技でも、フィギュアスケートとは別物なので、全く違った雰囲気を楽しんでいただけたら幸いです。
第2話 アイスホッケーは嫌いへの応援コメント
氷の上でも万能ではないと(笑)
きっと、足で氷の上を自在に移動する感覚を楽しみたいんでしょうから、道具持ってあれこれやるような競技は性に合ってないのでしょうね。
作者からの返信
サンダルウッドさん
第四章突入ありがとうございます!
そうなんです。
滑ることそのものは得意なんですが、道具を持って仲間とチームプレーみたいなことは刀麻は苦手なんです。
第25話 僕はスケートをやめないへの応援コメント
「やめるな」
これは言葉の「ハンドスリング」なんですね。
俺の屍を超えてゆけ。
作者からの返信
尻鳥雅晶さん
第四章、お読みいただきありがとうございました。
ハンドスリングというのは自転車レースの技なのですね。
調べたら、確かにその通りだと思いました。
憧れを超克して友情を取り戻した時、「やめるな」という言葉が自分自身へ帰り、背負っていくのです。