応援コメント

第4話 野辺山合宿(2)」への応援コメント

  • 氷上の世界なだけに、その冷たく刹那な感じがひしひしと伝わってきます。最後の預言のような言葉、気になりますね。

    作者からの返信

    美央さん

    コメントありがとうございます。
    氷上の世界の冷たい空気が伝わったようで嬉しいです。
    最後の言葉はかなり観念的なものです。
    この「死」とは何を意味するのかというのは全体を通しての通奏低音でもあります。

  • 個人的にはこういったストイックな世界が大好きですね。研ぎ澄まされていく感じがします。

    作者からの返信

    鷹仁さん

    第二章までお読みいただき、本当にありがとうございます!
    ストイックというお言葉、大変嬉しいです。
    まさにエッジのように、洸一は自らの感性を研ぎ澄ましていきます。

  • 母がフィギュアスケートが好きだった人で私が生まれる前は1人で北米まで大会やプロのショーを観戦しに行っていたそうなんですが、ある時からぱったりと興味を失ってしまったらしいです。
    ルールが変わってフィギュアスケートは自分の魂を掻き立てられるものでは無くなってしまったんだそうで。
    滑る側の人もそう言う気持ちになることがあるのかな? なんてことを思いながら読みました。

    この作品、コミカライズで読んでみたいなあ。

    作者からの返信

    朔さん

    お母様、フィギュアスケート観戦のために海外まで足を運ばれていたとは、正真正銘のフィギュアファンですね…!!
    ルールが変わってというのは、やはり旧採点→新採点のことかなあ。
    新採点以降もころころと細かく変わっています…正直なところ私は正確には把握しきれていません。
    洸一みたいなタイプのスケーターはコンパルソリーを残しておいてほしかったと思っているかもしれませんね。

    コミカライズ、私もめちゃめちゃ読んでみたいです…!!(作者なのに前のめり)


  • 編集済

    先般は応援コメントありがとうございます。
    洗練された文章と、氷の冷気が伝わってきそうな雰囲気をじっくり味わいながら拝見しております。
    みずみずしい表現に、十代を再体験させてもらっているような気持ちになります。
    続きも楽しみに拝見させていただきます。

    作者からの返信

    丹寧さん

    コメントありがとうございます。
    丹寧さんのような卓越した筆力をお持ちの方に読んでいただくのは、身が引き締まる思いです。

    十代を再体験しているような気持ちとのお言葉、本当に嬉しいです。
    私自身、この小説を書きながら、揺れる思春期の心を思い出し、随分と翻弄されました。
    引き続きお付き合いいただければ幸いです。

  • フィギュアスケートの技と美を改めて考えさせられて、奥が深い書き方をされているので、面白いです。

    氷上の哲学者、町田樹のベートーベンナンバーを思い出してしまう。あれ、好きでした。

    作者からの返信

    風梨りんさん

    ありがとうございます!
    この章は一番「氷上の美」を追求して書いた章なので、そう言っていただけて嬉しいです。

    町田選手の第九、良いですよね!
    私も大好きです。
    オーケストラの音が全て彼一人の動きに集約されている、素晴らしいプログラムだと思います。


  • 編集済

    こんばんは、です。
    野辺山、グランツーリスモ等々凄い色々コメントしたいことがあるのですが、返信も大変かと思いますので以下のみ、コメント致します。

    全く違う事でピン、と来ました。

    美大を受ける友人が同じ事呟いてました。

    試験に受かるための線。
    試験に受かるための絵。
    それを勉強していると。
    聞いていた私は彼女に訪ねました。
    「それって面白いの?」
    「面白くないけど。仕方ないよ」

    フィギュアもそういうことあるんですね…。
    で、ここまで書いていて気付いたのですが。
    私、今まで凄い勘違いしてたかもしれません。
    脳筋な私の脳ミソは動く=スポーツだと思ってました。
    フィギュアスケートってひょっとして「スポーツ」ではなく「芸術」でしたっけ(^_^;)


    作者からの返信

    上ノ下皐月さん

    コメントありがとうございます!
    野辺山、長野ですもんね…!

    そうなんです、フィギュアスケートはスポーツと芸術が混ざり合った「アートスポーツ」なんです。
    美しさを求めながら、技の完成度を競う…どちらが欠けてもフィギュアスケートは成り立たないのだと思います。

    美大のご友人が仰る通り、「人に評価されるもの」と「自分が楽しいものは重ならないことも多いですよね。
    自分の領域を広げながら、両者を傘に収めていく…
    小説もまたそうかのかもしれません。

  • 羽生結弦選手を知らないフィギュアスケーターってイメージですよね。

    「俺フィギュア見ないんです」

    って、かっこいい。
    主人公の人物像が、ぐぐっと近づきました。

    実際にこんなスケーターがいたら、多分ファンになる。

    作者からの返信

    第二章突入、ありがとうございます!

    ふふふ…素晴らしい着眼点をお持ちでいらっしゃいます。
    実は、この小説、微妙にSFでして、ある明確かつ重要な理由ゆえにリアルのフィギュアスケート選手は出てきません。
    物語と根幹に関わるため詳細は控えますが、この世界には羽生結弦や浅田真央は存在しないのです。
    真相は第五章で明らかになります。

  • >「あぁ。入江さんが見せてくれないんでしょ。あの人、野生児だもんね」
    改めて読むと、この辺りなかなか興味深いところですね。刀麻のお母さん、結構気になってたりします。

    作者からの返信

    サンダルウッドさん

    ありがとうございます!!
    流石、周回ならではの鋭い視点です。
    この溝口達也という人物と入江瑞紀(刀麻の母親)は第五章のキーパーソンなのです。