なるほど、と納得の9話でした。
強烈ななにか、もしくはぶっ飛んだなにかがあるとは思っていましたが、それでも驚きました。
夢の世界に誘う美少年スケーター、全世界のフィギュアスケートファンの夢と希望が詰まったシーンなのだと思いました。
作中における「夢」に誘われ里紗が拒絶するところや、刀麻がなにかを達観し怪しく誘おうとする姿勢など、とても魅力的です。
初めて読んでから時間が経っているのもありますし、お笑い好きな男の読者として、
「(こいつらはなにを言ってるんだ?)」
と突っ込みたい気持ちにもなりますが(ご勘弁をw)とても女性らしさが込められたシーンだと思います。
作者からの返信
文字塚さん
コメントありがとうございます!
問題の9話でした。少しハードル上げすぎましたね…笑
ここは元々刀麻が氷の上では何でもできる、という事実を示したくて、お姫様抱っこでリフトをする、くらいの予定だったのですが、本当に「何でもできる」のなら、一番難しいことをさせてみようと思い、こうなりました。
里紗が「夢」を拒絶しているのは、それが端的に「死」のアナロジーであるのと同時に、「それは『君の夢』だ」と、本来指摘しえないことを指摘する刀麻への本能的危機感があるからです。
「こいつらは何を言っているんだ?」という感想は極めて正常です笑
私もそう思うので…(思うな)
大きな動きがありましたね、ここの伏線がいずれ回収されていくんですね。楽しみです!
作者からの返信
木沢さん
ありがとうございます。
大きすぎてドン引きしかねない動きです(笑)
作者ながら読み返していまだに「え~っ……」となる回です。
広げに広げた大風呂敷を果たして畳めたのか否か…確かめていただけたら幸いです。